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2019年5月9日木曜日

初夏の竹富島 白砂の道は花街道




サァ 竹富よいとこ一度はおいで
(サァユイユイ)
春夏秋冬 ヤレホンニ 花が咲く
(マタ ハーリヌチンダラ カヌシャマヨ)


 竹富島発祥の民謡「安里屋ゆんた」の替え歌です。本歌を1番から一通り歌い終わった後に、これを付け加えるのがお約束。


 本当に、春夏秋冬と1年中花の咲く竹富島。冬は雪に閉ざされ、春にようやく芽吹いて花が咲き始めるといった、内地のような四季の移ろいはありません。

 そんな竹富島にあって、一般に初夏といわれる4月~5月には、それでもよ~く観察すると、この時期ならではの花が咲いているのが分かります。


 グラジオラス

 赤いテッポウ百合(多分)

 月桃

 テンニンギク



 ハイビスカスなど、1年中咲いている花も、台風がまだ来ないこの時期は、沢山の花を付けています。

 上から、ハイビスカス、ブーゲンビリア、ランタナ、コダチヤハズカズラです。


 竹富小中学校の門前。いつも花に彩られていますが、入学式の後しばらくの間は、特に沢山の花で美しく飾られます。




 「山笑う」は春の季語。「山滴る」は夏の季語ですが、沖縄の草木は、いつも笑っていつも滴っているかのようです。
 初夏といっても、真夏ほどは暑くない夏、みたいな感じです。


 それでも、花を愛でながら、沖縄なりの微かな季節の移ろいを感じるなんて、素敵じゃないですか。




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