2024年9月25日水曜日

下地島空港のタッチ&ゴーを伊良部島から




 絶景空港の下地島空港。

 以前は、訓練飛行場であり、少なくとも2013年頃までは、訓練飛行としてタッチ&ゴーが、ガンガン行われていました。

 その後、紆余曲折を経て、定期便が発着する普通の空港になったのですが、それと同時に訓練飛行も復活しています。





 伊良部島の佐和田の浜です。ビーチのすぐ向こう側には下地島空港があります。飛び立つ飛行機もハッキリ見える距離です。




 佐和田の浜から少し離れた佐和田漁港です。空港からは遠くなりますが、こちらの方が海がきれいです。




 そして、目の前で飛行機が着陸しようとしています。
 ANA系のソラシド・エアのようです。定期便は飛んでいないので、訓練飛行です。

 オールジャパンでもトップクラスの美しい海です。こんなシチュエーションで飛行機が見られる場所は、日本中探しても、そうはないでしょう。




 下地島空港の北端の管理用通路からは、この美しい海を背景に、今まさに着陸する飛行機が、轟音を響かせながら、頭上を通過していきます。

 スマホカメラを手にして待ち構えていた人達が、一斉にシャッターを押します。中には、バズーカ砲のような望遠レンズを装着した一眼レフを抱えるマニアも。





 ところで、何故訓練飛行に拘るのかと思われるかも知れませんが、飛行場を使った訓練では、パイロットにとって一番難しい、離陸と着陸の訓練が行われます。

 この訓練を効率良く行うために、着陸した後、停止しないで再び速度を上げ、そのまま離陸するのです。

 この訓練をタッチ&ゴー(touch & go)と言うのですが、タッチ&ゴーは繰り返して行われるため、見学者にとっては、短時間に何度も航空機の離発着を見ることができるのです。



 下の写真は、まだ訓練飛行場だった2012年に撮ったものです。

 着陸の直前、海に飛行機の影ができます。ただ、本当に高速で通過してしまうので、影の現れる場所やタイミングを計るのとても難しいのです。

 この時は訓練飛行だったので、およそ5分待てば再びここにやって来てくれました。何度かタイミングを計って、最後に撮ることができた1枚です。





 こちらが佐和田漁港です。干潮になると干上がってあまり美しくない佐和田の浜よりも写真が撮りやすいのですが、空港との距離は遠くなるため、望遠レンズが必須です。





 空港の先端で飛行機を待ち受けるのもいいのですが、佐和田の浜、佐和田漁港といった少し離れた所から、美しい海を前景にして、遠くの方に離発着する飛行機を捉えるのも、また絵になります。

 そのどちらもできるなんて何とも贅沢な環境です。下地島・伊良部島は、沖縄好きのみならず、航空機マニアにとっても垂涎の地であるはず。


 もっとも、考えることは皆同じのようで、ここでもバズーカ望遠レンズを抱えたマニアが待ち構えていました。






 新着記事は、X(Twitter) と Facebookでお知らせしています。

 スマホでご覧の方へ
    最下欄の「ウェブ バージョンを表示」をタップしてウェブ バージョンに切り替えると、過去記事の検索などの機能が使えます。



0 件のコメント:

コメントを投稿