2025年9月3日水曜日

オリオンビールが株式上場でありっ!乾杯!

 


 来る9月25日、オリオンビール株式会社は、東京証券取引所プライム市場に上場されます。

 それがどうした?と言われると身も蓋もないのですが、証券取引所に株式を公開すれば、自社株の売買が容易になることで、資金調達が容易になります。
 また、知名度や信用度が向上することにも繋がります。


 ということよりも、沖縄の企業が遂にここまで成し遂げたという、立身出世ではないけれど、そういった象徴的意味合いが大きいのです。

 沖縄県の製造業では初めての株式上場だそうですが、そんなわけで、あのオリオンビールが上場するというのは、沖縄的大ニュースなのです。




 オリオンビールの創業は、アメリカ占領時代の1957年、生産開始は1959年でした。
 発売当初は、ドイツ風の濃厚なビールを造っていたそうですが、あまり売れず、アメリカ風の軽いビールを製造したところ、沖縄の高温多湿の風土に合ったのか、急激に売り上げを伸ばし、復帰前後には、県内シェアの9割を占めたそうです。


 今でも、沖縄県内では5割のシェアを誇ります。コンビニはともかく飲食店では、オリオンビール以外のビールを置いてある店は、未だ少数です。


 オリオンビールは、沖縄県内のほとんどのイベントに協賛又は後援するといわれる、JTA(日本トランスオーシャン航空)と並ぶ沖縄県を代表する企業なのです。

 

 
 もっとも、オリオンビールは、創業以来右肩上がりに業績を伸ばし遂に上場まで漕ぎ着けた、というわけではありません。

 むしろ反対で、本土復帰により、それまで輸入品扱いだった内地のビールが一気に浸透して苦戦を強いられます。

 オリオンビールのシェアは右肩下がり。2002年にはアサヒビールと提携するなどしましたが、切り札にはなりませんでした。



 オリオンビールは、沖縄にとって戦後復帰の象徴のような会社でした。

 沖縄の復興には製造業が必要だとの信念の下、実業家が中心となり設立され、その後も創業家が経営に関わる非上場企業でした。

 1990年頃までには創業家は経営から退いたのですが、その後も株式の約2割を創業家一族が保有しており、企業の大胆な改革のためには、創業家の株を買い取る必要があったのだとか。

 2019年に、野村ホールディングスとアメリカの投資ファンドのカーライルが、創業家などから株式を取得し、オリオンビールは両社の完全子会社となりました。

 野村とカーライルは、買収当初から、オリオンビールの企業価値を高めた上で上場を目指すとしていました。

 会社も新製品を次々と投入するなど期待に応え、遂にその日を迎えることになったのです。

 これにより、知名度の向上と、県外・海外への販売強化に期待がかかります。




 東証(東京証券取引所)プライム市場とは、「グローバルな投資家との建設的な対話を中心に据えた企業向けの市場」なんだそうです(ワタクシにはよく分かりません。汗)。

 ちなみに、トヨタもソニーもプライム市場上場企業です。


 上場に伴い、オリオンビールの株式は一般の人でも購入できます。上場時の株の売り出し価格は1株770円だそうです。

 株主として飲むオリオンビールは、一段と美味いのでは?(まあ知らんけど)。
 
 株主優待として、オリオンTシャツがもらえるそうですが、条件としては千株以上の保有が必要です。



 それでは皆様、株式上場を祝って、いや、そんなの関係なくても「ありっ!乾杯!」




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2025年8月29日金曜日

竹富島のなごみの塔は結局どうなった?




 竹富島のなごみの塔から見た島の伝統集落の眺めです。ただし、これは10年くらい前の写真です。この景色は今は見ることができません。

 修復はとっくの昔に終わっているのに、何故?



 なごみの塔は、地表からの高さが約10メートル、塔自体の高さは4.5メートルのミニ展望台ですが、平坦な竹富島を見下ろすことができる絶景スポットでした。

 階段の傾斜が60度もあり、展望スペースも大人2人がやっとという、今時あり得ない建造物なのですが、そのスリリングな面白さもあり、常に観光客が並ぶ人気の場所でした。




 なごみの塔は、昭和28年に建造されました。観光用に造られたわけではなく、元々は、島人に対しての伝達事項をここからメガホンを使って叫んだそうなのです。

 本来の役目は終えたものの、誰でも自由に昇り降りできたので、いつしか絶景スポットとして観光客に名の知られる存在になりました。

 国の登録有形文化財にも指定されています。

 

 なごみの塔は長年、特別な規制もなく誰でも自由に昇れ、利用者も節度を守り譲り合って利用し、特段の問題も生じませんでした。


 ところがあるときから、無理矢理大勢昇ったり、手すりに思いっきりもたれて自撮棒で写真を撮るなど、傍から見ていて危なっかしいことをしている奴らがいると問題になり始めます。

 なごみの塔自体も、コンクリートの剥離などの劣化が進み、もうこのまま放置できないと、2016年9月、老朽化を理由に封鎖されてしまいました。




 その後、2019年から補修工事に入り、高圧洗浄、躯体や鉄筋のさび・剥落補修、表面モルタル剥離の修理、亀裂補修などを行い、安全性強化のため階段や塔上部に手すりを付け、階段下には門扉を設置する工事が行われました。

 事業費として、設計監理に498万円(国の補助金)、工事に1628万円(国からの一括交付金)、合わせて2126万円もの国費が投入されました。

 2020年3月には工事も完了し、町長が視察のため登っています。




 その直後にコロナ時代に突入したため、閉鎖されていましたが、そのまま2025年に至るまで、鉄製の門扉が開かれることはありません。一体何故。

 


 知り合いの島人に聞いてみたところ、「管理者が決まらないから」とボソッと教えてくれました。

 なるほど。そういうことか。


 なごみの塔は、誰が造ったのか、誰が所有者なのかもハッキリしません。
 観光客など来ることもない時代に周辺住民が造り、本来の役割であるメガホンでのお知らせがなくなってからそのまま放置されていました。

 それから20年、30年と経ち、島に観光客がやって来るようになると、誰のものかも分からないけど、誰も文句を言わないから勝手に昇っていた、という状態だったのです。


 それが、なまじ2千万円超の国費を使って補修したものだから、国から「危険だから従来のような利用は難しい」と釘を刺され、利用ルールを定め、きちんと管理するよう求められたところ、皆腰が引けてしまった、とこういうことでしょうか(憶測ですが)。





 そして、「2千万円も費やしておいて、使われないのはおかしい。」なんて、マスコミや議会で叩かれると、竹富町教育委員会が重い腰を上げて、予算を付けて島の公民館に管理を委託する事になるでしょう。メデタシメデタシ(超憶測です)。



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2025年8月24日日曜日

晴れたら最高! 宮古の海は日本一と言いたくなる

 


 晴れた日の宮古島やその周辺の島の海は本当に美しい。

 久々のすかっ晴れ。先日の宮古島です。
 
 年に何度か沖縄に行っているわけですが、4~5回連続で天候に恵まれず、だったのですが、今回は滞在中の正味2日半の間、ずっと晴れてくれました。

 


 相変わらずのこの光景。下地島空港RW17です。ただ、飛んでくるのは、国内線はスカイマークだけになっちゃいました。  



 伊良部島の渡口の浜です。この椰子の木ももう何回、何十回も撮りました。笑



 伊良部島と下地島を結ぶ乗瀬橋から亀岩を撮りました。本当にカメですね。



 池間大橋を少し歩いてみました。見えているのは西平安名崎です。



 宮古島の最北端、世渡崎(せとざき)から大神島を臨みます。



 宮古島にもある「西の浜」です。有名な「西の浜」は黒島に、「ニシ浜」は波照間島にあります。



 お馴染み東平安名崎です。伊良部大橋ができる前は、宮古島と言えばここ、という観光名所だったのですが・・・



 これだけでは何処だか分からないかもしれませんが、砂山ビーチです。
 干潮に近い時間帯には、こんな風に白砂の砂浜に小波が連続で押し寄せる、「思わず飛び込みたくなる」海です。




 本当に綺麗な海です。こういうのを見ていると、「宮古の海は日本一」なんて言いたくなるのもよく分かります。



 1泊ン万円、十ン万円の高級リゾートホテルが遠慮なく次々に開業する、何ともバブリィな宮古島。

 しかし、宮古島の痛快なところは、何処に泊まろうと無関係に、誰でもこの海を見ることができるということです。

 金があるかないかではなく、晴れるか晴れないかで勝負が決まるのです。


 最近できたウルトラリゾートホテルでは、「目の前の海は息を呑む美しさ」と謳ってますが、そこで息を呑んじゃったら、ほかの海を見たら窒息しますよ。)






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2025年8月20日水曜日

お盆の最中に宮古島に行って来た

 


 できればお盆休みは避けて、もっと安い時を狙って行きたいところですが、今年に限って、確実に休めそうなのは、8月の15日から20日の間。

 お盆休みの真っ只中。しかも、それが分かったのが7月の24日。

 でも、この機会を逃したくない。何とかならんものなのか。


 ネットに張り付いていると、宮古島のいつもの宿が、8月17日から空きがある。ラッキー! 後で聞いたところ、キャンセルが出たらしい。

 8月16日土曜日の、JAL10:35発羽田・宮古直行便のクラスJが27,510円。時間帯もよろしいじゃないですか。
 それも、何故か普通席は4万円超え。意味不明だけれど、JALの気が変わらないうちに速攻予約。

 購入期限は3日後。3日以内に、帰りの航空券が買えたら宮古に行けるぞ!


 しかし、帰りの航空券はすんなり買えません。ANAの宮古・羽田直行便は、空席はあるけれど約5万7千円。これはちょっと高いよなぁ。

 JALだと、関西経由で羽田行きが3万5千円。ANAより安いけれど、羽田到着が23時じゃ遅すぎる。


 マイルを使って、ANAの那覇・羽田便が取れれば、宮古から那覇までは1万円くらい。

 その時点で特典航空券に空きはないけれど、ずっと監視していると、まるでモグラ叩きのように1席空きが出ては、すぐに消える。

 希望の便に空きが出るまで、30分置きにサイトチェック。

 もうホントに執念でゲットした航空券。

 JAL・ANA両社を使い分け、合計38,010円プラス11,500マイルで何とか行けることになりました。





  後は、8月16日の宿。お盆休みの土曜日だけれど何処か空いているだろうと、まずは、じ○らんで検索してみました。

 宮古島周辺・8月16日・1名で検索したら、「113軒ありました」だって。じ○らんに登録している1名OKの宿が113あるってことですよね。


 おいおい、選び放題じゃん。マジで宮古島はホテル余りみたい。お盆期間で多少値段を上げている宿もありましたが。





 さて、そんなこんなで16日の昼過ぎに宮古島到着。天気も良かったので、いきなり東平安名崎まで。

 宮古島は、時期が時期だけに子供連れのファミリー客が多かったのですが、それ以外はお盆と言えども特別変わった事はありませんでした。



 翌8月17日は日曜日。午後はイオンタウン周辺が島人で大混雑。お盆だから?でも沖縄は旧盆だから関係ないはず。




 実はこの日、沖縄尚学高校が、甲子園で延長戦を制して勝利しました。

 試合のあった午前中は皆テレビにかじりついていたらしく、それが終わってからドッと繰り出したようです。

 今時、ここまで高校野球に入れ込むかと思うのですが、甲子園に関しては、島の人達も皆「オール沖縄」になります。




 幸い天気に恵まれて、というか、久っさびさに終日晴れの宮古を満喫していたら、帰る時になって「台風に気を付けて」と。

 ま~ったくノーチェックだったのですが、怪しげな熱帯低気圧が、経由地である那覇に向かっていました。

 もっとも、那覇空港の天気は穏やかでしたけど。



 結論:お盆でも何とかなるもんだ。笑



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2025年8月15日金曜日

石垣島離島桟橋界隈の最近の出来事

 


 石垣島の離島桟橋です。

 八重山観光フェリーの窓口に、遅ればせながら自動券売機が設置されました。

 その自動券売機で、竹富島行きのチケットを買おうと思って希望する便のアイコンをタッチしたら、「窓口にお問い合わせください」という表示が。

 エラーか?と思って窓口に行くと「その便は満席です」だと。

 
 そりゃ船だから定員はあるけど、夏のオンシーズンの竹富島行きだし、今までだったら乗船希望者が多ければ続行便が出たはず。

 コロナ前と比べれば、便数もかなり減っているし、人手不足は深刻だなと思わざるを得ません。
 



 余談ですが、八重山観光フェリーよりも前から設置されていた安栄観光の券売機は、故障中でした。 




 色々あって、定期船の運航から撤退していたドリカンこと石垣島ドリーム観光。
 なんかもう忘れそうになっていましたが(失礼)、竹富航路では、準定期航路のような運航をしています。

 ツアー客専用ですが、あらかじめ時刻表が示され、複数便が運航されていたのです。


 安栄観光も八重山観光フェリーも、人手不足で四苦八苦しているようだし、余力がありそうなドリカンも上手く使えばいいのに。

 船会社同士はまあ色々あるだろうけれど、ここは行政の出番だと思いませんか。




 さて、次の話題はすご~く嫌味にお伝えします。




 7月から、離島ターミナル内に「竹富町総合案内所」が開設されました。これは、観光客に各島々の情報を発信する案内所(八重山毎日新聞)だそうです。


 と、見せかけて・・・



 お分かりでしょうか。このカウンターの後ろには狭い入り口があり、その奥には、椅子やテーブルが並べられています。

 ここは、竹富町民だけが無料で利用できるラウンジなのです。

 このカウンターは、実はラウンジのフロントであり、旅行客には観光案内をしつつも、竹富町民以外の者がラウンジに入り込まないようにチェックしているのです。



 また、今月からは、離島ターミナルを出発し、八重山病院、ドンキ・かねひで・サンエーなどを結ぶ、竹富町民だけが無料で利用できる送迎バスの運行も開始されています。



 竹富町の訪問税は、オーバーツーリズム対策を謳いながらも、使い道は自由な普通税です。
 町民無料バスや町民無料ラウンジの費用に充てることも可能ですが、何故か竹富町民だけは非課税なのです。


 以上、すご~く嫌味にお伝えしました。でも、事実です。



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2025年8月9日土曜日

竹富島花街道2025

 


 今年の夏は、台風がちょこちょこやって来るものの、これまで大きな台風に直撃されることもなく、竹富島の集落では、いつもどおり花々が咲き誇っています。


 そんな竹富島の変わらぬ光景をお届けします。




 アラマンダにランタナ、ブーゲンビリアと赤・黄の花が咲き乱れます。



 白砂の道を囲うようになハイビスカスの生け垣です。



 アサヒカズラ。綺麗な花ですが、蜂の大好物らしく、うっかり近寄ると大変な事になります。



 白いアサヒカズラ。あまり見かけないような気がしますが、白い品種もあるんですね。



 ハイビスカス、ブーゲンビリア、アラマンダ、サンダンカ・・・そんな南国定番の花に加えて、最近は色々な花を見かけます。

 特に絞りの入った八重のハイビスカスは、自然交配したものと品種改良によるものがあるのだそうです。




 我田引水の竹富町の訪問税は言うに及ばずですが、竹富島の入島料も、平成19年の導入以来積極的に応援してきましたが、どうも最近は、任意の協力金であるにも拘わらず、「お願い」ではなく「払え」という空気感を感じて、自分的には嫌気が差しています。


 ただ、「坊主憎けりゃ袈裟まで憎い」というわけではありません。

 竹富島の集落では、島人が積極的に花を育てています。それは、以前と変わらず美しく、訪れる者の心を和ませるものです。





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2025年8月3日日曜日

ついにブログ13周年 2012年の宮古・八重山




 お馴染みの下地島空港(RW17)。でもこの時は定期便の運航はなく、訓練機の離発着、タッチ&ゴーが行われていただけでした。伊良部大橋すらなかった時代です。

 13年前、2012年7月の写真です。



 ありがとうございます。

 当ブログは本日で何と13周年を迎えました。いつもご覧いただき本当に感謝申し上げます。



 そんなわけで今回は、ブログを始めた年である2012年の写真を並べました。

 歳のせいか最近、「以前はこうだった」的な記事が多くなっていますが、そこはお許しいただくことにして、あまり変わっていないようで、でも少しずつ変わって行った宮古・八重山を振り返りたいと思います。

 

 
 その伊良部大橋ですが、当時はまだこんな状況でした。

 デコボコしているのは、陸上で組み立てた橋を、日本に1隻しかないという巨大クレーン船で運んで、現場で繋ぐ工法が採られたからです。

 2012年、来間島長間浜からの眺めです。




 竹富島の定番の風景です。

 ですが、厳密にはこの眺めはもう見られません。これはなごみの塔から撮ったものです。

 なごみの塔は、補強工事が行われたものの、立入禁止の状態が続いています。




 小浜島にあったゲストハウスパナパナのテラスです。

 日没にはちょっと早めの時間帯、シャワーを浴びた後、西日が当たるこの場所で飲むオリオンビールは格別でした。
 夏の沖縄で、エアコンがなくても快適な場所があったのです。

 この頃は、ここで夕食が提供されました。もちろん、そのままゆんたくに突入します。文字どおり「風に吹かれて」。

 その後夕食は出なくなり、宿も代替わりしました。




 悲しい変わり方をした場所もあります。

 波照間島のニシ浜です。

 八重山の中でも一、二を争う美しいビーチですが、2012年は、海の中もこんなに素晴らしい世界でした。

 しかし、珊瑚礁は白化でほぼ全滅してしまいました。でも、外観の美しさは今でも変わりません。




 改めて、13年を振り返ると、月日の流れるのは本当に早いなぁと思わざるを得ません。

 10年目を迎えた辺りから、ブログの終わり方を考えなきゃいかんと思うようになったのですが、あれから3年が経っても方向性が決まらぬまま、ゆるゆると時が過ぎてしまいました。

 まあ、もとからゆるいブログなので、それでいいのかも知れません。笑


 やってみたいことがあります。

 一つは、ブログを読んでいただいている人に集まってもらい、座談会というかオフ会のような形で、皆さんの生の声を聞いてみたいこと。

 もう一つは、沖縄離島好きの、特に若い人は、沖縄の何に魅力を感じているのか、ゴージャスなリゾートホテルは本当に魅力なのか、民宿なんてダサくて嫌なのか、あの店に何故長蛇の列をつくるのか、そういった部分で本音のところを聞いてみたいのです。

 これもできれば、座談会的な感じで。

 

 ブログのマンネリ化・ワンパターン化は自分でも自覚していますが、たまに、竹富町の訪問税のような刺激的なトピックも出現するので、まだ幕引きまではもう少し頑張ろうかなと思っています。

 今までどおり、当ブログとゆるくお付き合いいただけると幸いです。  





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2025年7月31日木曜日

雨ニモマケ・・・たけど 雨の那覇末吉公園と花

 


 那覇市の北の方にある、中心街からは少し離れた末吉公園。人も少なく、鬱蒼とした森の中で季節の花を愛でることのできる静かな場所です。

 のはずだったのですが、季節の雨を愛でる羽目になり四苦八苦。

 傘を挿したり、たたんだりを繰り返しながらも、花と森の公園をカメラをぶら下げて歩いてみました。




 広い公園なので、至る処に花が咲いているというわけにはいきませんが、それでも、各所に色々な花が咲いていました。

 沖縄でお馴染みの、ハイビスカスとかブーゲンビリアとかではない地味な花も多く、雨に映えます(負け惜しみですが)。



 雨に濡れた琉球朝顔もいい感じです(負け惜しみ2 )。



 沖縄県の蝶。オオゴマダラ。

 先島諸島ではよく見かけますが、ここいら辺りが生息の北限だそうです。さなぎが金色に見えることからも、人気があります。



 それに比べるとメチャメチャ地味な蝶。名前は分かりません。でも、花が多いのからなのか蝶も多いのです。



 公園内にある末吉宮跡。

 末吉宮は琉球八社の一つ。1972年にこの近くに再建され、この場所は、地元の人の拝所(うがん)になっています。



 花パインを派手にしたような花も。こちらも名前は分かりませんが。



 去年から、沖縄で花の写真を撮ることがとても多くなっています。理由は、ズバリ雨だから。
 それはやむを得ないとして、雨に濡れても大丈夫な望遠マクロレンズ付き一眼レフカメラがあったらいいのになぁと切に思います。

 それも一般庶民に手が出る値段で。
 



 典型的な日本らしさがないこのような場所は、外国人観光客が見向きもしないので、その分静かです。

 とは言え、ぶっちゃけ山坂ある広い公園に森があってまあまあ花が咲いている、というだけなので、人にお勧めできるかというと、なかなか微妙なところです。

 ただ、以前にご紹介した浦添大公園も含めて、国際通りや松山辺りの喧噪はちょっとうんざり、という人にはいいかも知れません。

 那覇も結構広く、こういった場所もまだあります。



 雨でしたが、ちょっとだけ晴れた瞬間。




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