2012年10月7日日曜日

宮古島のfantasticなカフェ

 宮古島空港から国道を南下し
 来間島方面に行く人は左折する上地交差点をなおも直進し
 東急に行く人が皆左折する信号機のない交差点をさらに直進すると
 旧下地村の与那覇地区。ここまで来ると観光客率がどっと少なくなるのですが、



 サトウキビ畑の中に突如として現れる有名な民宿「T荘」、そしてその手前にあるのが今回ご紹介するカフェ「S」です。



 これまでも様々なブログ・旅行記などで紹介されているこちらも有名店です。市販の旅行ガイドでも取り上げているものが少なくありません。

 どういうお店かというと、熱狂的なファンが2割くらい なかなかじゃんと思う人が4割くらい こんなものかなという人が2割くらい もう行くことはないという人が2割くらい 以上超主観的評価ですが、そんな感じの店です。

それじゃ分からん?
ごもっともで。

中はこんな感じ。

 
 建物は何とオーナーのお父さんの手作りとか。若い頃は大工だか土建屋だかをやっていたそうな。
 
 
 コンクリート打ちっ放しというよりコンクリート壊しっ放しみたい。



 メインメニューのカレーライス。


 揚げニンニクが付いてくるのが特徴です。
 ニンニク好きにはたまらん旨さですが、ニンニク嫌いな人はどうするんだろう。
 頼めば多分ニンニクなしにしてもらえると思うけれど、メニューにニンニクなしカレーは載っていません。


 スムージー



 アルコールはありません。



 実は、この店の最大のウリは、女性オーナーのA子さんの強烈なキャラです。

 小柄で細身なのですが、メチャメチャ元気で明るくて声がでかくて愛嬌たっぷり。気が向けば機関銃のようにしゃべるし、お客さんの前で歌ったり太鼓を叩くことも。

 そんなオーナーにはファンも多く、全国各地から山のように手紙が舞い込みます。特に返事は出さないとのことですが、近況を綴ったもの、悩みを打ち明けるものなどもあるそうで、こうなるともうカフェのオーナーを超えてカリスマの域です。

 沖縄の人ですが、以前は横浜に勤めていたことがあり、こうしたキャリアと島の雰囲気が融合したのか、ここは、都会的なセンスと島独特の時間の流れやベタベタな人間関係が見事に調和した、他の何処にもないfantastic(感動的、風変わり、変わっていて素敵)な店となっているのです。



 個性が強い分だけ、好き嫌いも分かれます。口コミの中には、賞賛するものだけではなく批判するものも少なからずあります。言わんとしていることは分からなくはないのですが、この個性を潰して普通の店にすることは、花咲く野原を潰して公園にするようなもの。

 いつまでも元気で、アノ旨いカレーと豪快な笑い声で迎えていただきたいと心から思います。

2012年10月5日金曜日

マングローブに沈む夕日

 石垣島名蔵湾



 海中に生えたマングローブと夕焼けです。

 このときは、日没の前後に空がきれいに焼けてそれを海が映していました。カメラを持つ手が震えそうになるくらい感動しました。




 名蔵湾は市街地から遠く、周辺に宿もほとんどないので、夕刻にやってくる観光客はあまり居ません。こんな素晴らしい景色を眺めていたのは、私を含め2人だけ。
 ああ何ともったいないこと。

 沖縄離島は小さな島ですから、海に面している場所が多く、朝日・夕日を撮るポイントは多いのですが、沖縄らしさを表現するには、南国らしい何かがシルエットとして前景にあることが欠かせません。

 西側に開けた海で、前景となってくれる南国らしい何かを探すのは意外と難しいもの。その点、この名蔵湾は恵まれた場所です。

 もちろん、天候によって、雲の状況によっても見え方が違います。
 この場所は、4度目のトライではじめて満足のいく写真が撮れました。





 こちらは、宮古島の川満。以前紹介したラムサール条約登録湿地の与那覇湾沿岸に当たります。

 ここも本当に絵になります。






 が・・・

 ここは周辺整備の公共事業の際、植樹されたもの。
 


 


 干潮時にはボロが出ますが、まあ、海に隠れればちゃんと「演技」してくれます。









 こちらは、西表島の後良川河口付近。
 夕日ではなく、日の出です。





 早朝に宿から車を飛ばして20分。川に架かる県道の橋から撮ったものですが、他には誰もおらず、この景色独り占めでした。

2012年10月2日火曜日

台風恐るべし

竹富島の某民宿



 泊まったことあるよという方もいらっしゃると思いますが、ここは花に囲まれたきれいな庭で有名でしたが、この夏の台風でやられました。

 以前は、こんなにブーゲンビリアが咲き乱れていたのに。




 強い勢力の台風17号が、28日頃から30日頃にかけて八重山諸島から北海道まで日本を縦断していきました。
 被害に遭われた方、お見舞い申し上げます。

 これは、その17号が来る前の話なんです。

 しかし、ブーゲンビリアの花(というか葉っぱなんですが)は、いずれ戻るでしょう。来年の夏に行けばきっと元通りにきれいな花が咲いていると思います。




 しかし、こちらはちょっとそう簡単にはいかないかも。
 以前、このブログで、個人的にはイチ押しと紹介した来間島長間浜です。




 先の14号台風で砂浜の砂が根こそぎ持って行かれました。見るも無惨です。


 まったく同じ場所ではないですが、今年7月時点ではこんな感じだったのですが。



 まさに自然の驚異。台風恐るべしとしかいいようがないです。


 こちらは、来間島を挟んでお隣の宮古島前浜。



 この段差の分だけ砂がえぐられたようですが、砂の層の厚さの違いがものをいったようです。



 もっとも、何十年も何百年も台風の度にこのようなことが繰り返されて今の海岸ができあがったわけでしょうから、いずれ長間浜も元の美しいビーチに戻ってくれると思います。


 今回の17号台風で、一気に元に戻っていた!なんてことであればうれしいのですが。