2014年1月29日水曜日

異変か吉兆か 冬の沖縄で何故か晴れ続き

 冬の沖縄の天候は、基本曇りか雨。
 このブログでも、「冬の沖縄は天気が悪いのであまりお勧めは出来ません。」なんて書いたのに・・・

 http://miyakoyaeyama.blogspot.jp/2013/01/blog-post_20.html

 何故か、今年は何故か晴天の日が多い。


 しかも、週間予報(1月29日発表分)では今後1週間、沖縄本島地方・宮古島地方・八重山地方共晴れマークが途切れない。

 例年だったら、晴れマークが全部傘マークになっているはずなのに。

 一体どうなっちゃってるんでしょうか。
 
 今行っている方、直後に行かれる方はもの凄くラッキーです。年初から幸先がいいですね。
 特に以前から計画されていた方は、よほど行いがいいのでしょう。自慢しても良いと思います。




 この程度かなと思って行ったら、
 

 行ってみたらこんなだった、

 
 というくらいの違いでしょうか。
 ん?分かりにくい?



 実は、昨年も2月頃に沖縄地方は思いがけず晴天が続いた時期がありました。
 
 その結果、通常は4月頃に収穫期を迎える天然モズクが、太陽をたっぷり浴びたため2月に収穫でき、2月頃に花芽を付けるマンゴーは好天続きのため夏には豊作だったということがありました。
 一方、3月~4月のうりずんと呼ばれる初夏の時期に梅雨を思い出させる雨続き。その梅雨は、例年なら6月下旬に明けるところ、5月末頃から晴れが続いて事実上の梅雨明け状態に。


 今年はどうなちゃうんでしょうかね。

 大自然の営みの中でホンのちょっと例年と違うからといって、異常気象だと騒ぎ立てるのもどうかとは思うますが、何となく「例年通り」というのが一番安心ではないでしょうか。




 

2014年1月23日木曜日

懐かしの波照間空路と多良間のアイランダー

 ジャンボジェットことボーイング747型機が、この3月で引退します。



 引退の理由は老朽化というより、燃費の悪さ。
 経営再建に見舞われたJALは既に全機手放しており、残るANAも今年度限りとなってしまいました。
 ジャンボ機が徐々に数を減らす中、国内線では航続距離の長い沖縄路線が最後の活躍の場となっていて、羽田・沖縄線ではジャンボ遭遇率が高かったのですが、とうとう終わりです。

 あのこぢんまりした2階席は好きだったのに残念です。


 
 ところで、500人乗りのジャンボと比べれば、「ミニ」どころか「マイクロ」といいたくなる飛行機が割と最近まで沖縄の空を飛んでいました。

 イギリスのブリテン・ノーマン社の「BN-2B アイランダー」という飛行機です。
  アイランダーという名前からも分かるように、航続距離が短い離島航路に適した機材で、パイロットの信頼性も高いんだそうです。
 これは、宮古島と石垣島の間にある多良間島の多良間空港(旧空港)で、2002年(平成14年)8月に撮ったものです。



 機内に通路なんてないんです。指定された席順に並んで、順序よく乗って行きます。サイズ的にも飛行機というより空飛ぶワゴン車という感じでした。
 


 2席×5列の9人乗り。何で10人じゃないのかって?10人目はパイロットだからです。マジですよ。だから、運がいいと(悪いと)、「助手席」に乗ることが出来たんです。
 
 搭乗券からしてこれだし。

 このアイランダーは、ちょっと前までは、この宮古・多良間線のほか、石垣・多良間線、石垣・波照間線、那覇・慶良間線、那覇・粟国線などで活躍していたのですが、より大型の機材に切り替わったり、路線そのものが廃止されたりで、今では、那覇・粟国間のみで運航されています。

 宮古・多良間線は、新多良間空港が開港してからは大型機が・・・といっても、39人乗りのプロペラ機ですが。



 こちらは、波照間空港。
 緊急輸送用の空港として細々と生きていますが、通常は門が開かれることはありません。

 かつては、石垣からの定期路線があって、空港も賑わって・・・というほどではないですが、まあ人が居ました。


 

 JALの子会社のRAC(琉球エアコミュータ-)が運航していましたが、2007年2月から乗客減のため一時運休に。その年の12月には正式に路線を廃止。
 その後町の強い働きかけによって、エアドルフィンという会社がこの飛行機を引き取り、不定期運航を開始しました。
 町の支援を受けて、一時は不定期といいながら定期路線に近い形で運航されていましたが、会社自体が倒産してしましい、2008年10月にラストフライトを終えてしまいました。




 波照間島は、人口500人余り。石垣島から高速船で1時間程度の距離なので、航空路線を維持する経済的理由はないのでしょう。
 超小型機は、ジェット機のように数千メートルの上空まで上がらず、比較的低い所を飛びます。だから窓から眺める沖縄の海はとても美しく見えました。アイランダーなんか全席「窓側席」だし。
 本当に残念です。



2014年1月17日金曜日

♪ざわわ~ な沖縄のサトウキビ畑

 「おおきなススキだね~。」「沖縄は暖かいからススキもよく育つんだねえ~。」
 なんて思わず言ってしまったら爆笑されてしまうかも。


 これは、ススキではなくてサトウキビの花です。
 向こうでは、サトウキビの花が咲くことを出穂(しゅっすい)というらしいのですが、確かに見た目は「花」というより「穂」ですよね。


 サトウキビは、冬の今頃花が咲きます。花が咲くと成長を止めて糖分を蓄え始めるので、収穫期となります。
 収穫時期を向かえたサトウキビ畑。北海道の美瑛の麦畑のようですが、これは南大東島です。
 


 しかし、一般にサトウキビ畑といえば、「♪ざわわ ざわわ ざわわ~」の唄のように夏の沖縄の太陽をイメージさせるのではないでしょうか。




 山羊がウロチョロしていたり、


 彼方に海が見えたり、


 一緒にハイビスカスが咲いていたり、

 
 既に閉店となっていますが、宮古島のカフェ「スムージー」のカウンタ席ではこんな光景を見ながら名物の揚げニンニク入りカレーライスを食べていました。

 どれもまさに沖縄のイメージ。海だけではなく、沖縄にサトウキビ畑はよく似合います。
 

 サトウキビは台風に強く、その点でも沖縄向き。
 外国産の物が安く輸入されるようになって、沖縄のサトウキビ産業は苦戦が続きましたが、バイオエネルギーの登場によって再び注目を集めるようになりました。


 寒い日が続きますが、サトウキビ畑の画像で、しばし夏の沖縄気分に浸ってください。