2015年2月25日水曜日

沖縄でよく見かける花 「絵になる」グンバイ昼顔


 沖縄でよく見かける花シリーズ第二弾。軍配昼顔(グンバイヒルガオ)。



 沖縄でよく見かける花といえば、真っ先に思い浮かぶのは、ハイビスカスとブーゲンビリアなのでしょうが、それらは、当ブログで登場済みなので、それ以外によく見かける花のご紹介です。

 ということで、今回も、何処の海岸でもよく見る花、グンバイヒルガオです。

 しかし、沖縄のビーチに行けば、あまりにも何処にでも咲いているので、風景写真として絵になるグンバイヒルガオ限定でお目にかけます。

 波照間島のニシ浜。


 鹿児島県と沖縄県の水はけの良い砂浜に自生します。
 葉っぱの形が、相撲の軍配に似ているから、グンバイヒルガオと名付けられたそうですが、似ているかなぁ。
 「軍配昼顔」は、正式な和名です。

 話が逸れますが、グンバイヒルガオの葉っぱは食べられます。
 某宿で、天ぷらとして夕食に出てきたことがあります。味は・・・記憶にありませんけどね。



 「昼顔」ですが、咲き方は「朝顔」的。午前中の早い時間は花に勢いがありますが、昼頃になると、徐々にしぼんできます。

 写真を撮るには、朝早くがベスト。
 池間島。奥に見えるのは池間大橋。下の写真は、渡嘉敷島の阿波連ビーチ。いずれも早朝です。


 砂地に生えるため、台風の時は大変。飛んできた砂に埋まってしまうことも。


 水はけさえ良ければ、砂地である必要は無いようです。堤防の内側の隙間から生えてきたのでしょうか。堤防に守られるため合理的かも。
 石垣島の野底湾。


 椰子の実とグンバイヒルガオ。遠く南の島から流れ着いたと思われる椰子の実ですが、まさかここで芽を出すことはないでしょうね。
 小浜島の南側の海岸は、漂流物が多いのですが、そんなことお構いなしに咲く逞しい奴らです。


 小さな花ですが、まとまって数多く咲いている場所も結構あって、写真映えします。沖縄の綺麗な海をバックに従えて咲き誇る花を、ゆっくりとご鑑賞ください。
 冒頭の写真と共に、宮古島前浜です。


2015年2月20日金曜日

沖縄でよく見かける花 ハマユウ/ハマオモト



 沖縄の海岸でよく見かける花、ハマユウ。ハマオモトとも言います。
 
 浜辺で咲きます。花自体も綺麗ですが、白い花はコーラルブルーの海に栄えるので、海を背景に撮ってみたくなります。



 しかも形も独特なので、夕日や朝日の前景にしても、なかなかいい仕事をしてくれます。



 こんな風に蝶々が飛んで来てくれるともう最高。


 ハマユウは、日当たりがいい温暖な海浜で自生します。
 温暖といっても、熱帯・亜熱帯という程ではなく、房総半島・伊豆半島などでも見られますが、沖縄では、何処の海岸でもごく普通に見られます。

 夏の花、ということになっているようですが、開花時期は長いようで、沖縄では、4月頃から7月頃によく見かけます。




 早朝。日の出前です。白く浮かんでいるのは満月。まだ暗いのですが、白い花だけに何とか写ってくれました。これでも手持ち撮影です。


 そして、東側に日が昇り始めました。白い花は、朝の赤みがかった光を受けて独特の色に輝きます。よく見ると、蜂が飛んでいます。こんな早朝から職務精勤ご苦労様。


 何処にでも生えているとはいえ、たいていは草むらの中。花と一緒に海を撮ろうとすると、結構大変です。

 草むらを分け入るといっても、気をつけないとこちらもケガをするかも知れないし、ハブの居る島では万一ということもあります。あまり、自然の状態を荒らすのも気が引けるし。

 でも時々、写真が撮りやすいように、砂浜に飛び出して咲いてくれる、気のいいハマオモトもいるんですよ。


2015年2月16日月曜日

沖縄で虹を撮った いやたまたま撮れた


 西表島の船浦大橋。
 橋に虹が架かって、まるで、車が虹の真下を通過してきたような錯覚に陥ります。

 もちろん、虹に向かって行っても、決して追いつくことはできませんが。
 
 8月のある日のこと。真夏なのに、この日は一日中曇りや雨で冴えない天気でしたが、夕方頃にうっぷんを晴らすような、スーパーシーン登場。

 この瞬間、血糖値200・脈拍数160? まさか、そんなことにはなっていなかったでしょうが、間違いなくテンションMAX。



 続いてこちらは、石垣島を代表する景観地、川平湾。

  この日は、天気予報では晴れのはずだったのに、実際は、ほとんど曇り。午後4時頃、川平公園の駐車場の着いた時には、ついに小雨がパラパラ。車から降りて、カメラも持たずにチンタラ歩いていたら、空に虹が・・・

 うわぉ~ ってんで、急いで車に戻ってカメラを持って、走って走って走って、間に合った。
 
 当然ですが、みんなわーわー言いながら写真を撮っています。

 虹が出ている時間はせいぜい5分とか10分。とても短いので、はやる気持ちを押さえ、いかに落ち着いて写真を撮れるかです。

 下の写真は、上の写真のわずか、2~3分後。少し虹が薄くなってきました。これで限界。



 宮古島の与那覇湾。

  日の出を撮ろうと思って早起きしたのに、直前にスコールがあり、日の出は拝めず。向こうで「片降り(かたぶい)」と呼ばれる局地的なスコールだったので、何とかならんものかと粘っていたら、反対方向の西側に見事な虹が。
 こんなこともあるんですね。

 ちょっと見にくいのですが、中央下に小さく映っているの赤い屋根の建物は、宮古島市の下地総合庁舎、旧下地町役場です。
 なので、「下地大橋」とタイトルを付けてフォトコンに応募したのですが、審査員は私の芸術を理解できなかったようですな。(なんちて)


 この虹は、よく見ると二重になっているのです。
 虹の出所?まで車で追いかけてみたら、こんな感じでした。



 これは、虹かなぁ。よく分からないけど、何となく綺麗なので、一応ご紹介します。石垣・那覇間を飛ぶ航空機の車窓から。いや、飛行機だから機窓というのかな。



 黒島の仲本海岸の近くで、夕日を撮っていたのですが、反対方向の東側にも夕焼け雲。よく見ると、小さな虹が。いい天気でしたが、あの雲の真下は雨が降っていたのでしょうか。


 虹そのものは、雨上がりにちょくちょく現れ、決して珍しいものではありません。ただ、風景写真として「絵」になるような都合のいい場所にはなかなか架かってくれません。

 しかも、たいていは雨上がりのため、周りはまだ雲だらけで日も当たっていない場合がほとんど。なので、虹そのものは別として、その場の風景は美しくありません。しかも、長くても10分程度で消えてしまいます。

 今回お目にかけたのは、7~8年かかって貯めた、沖縄の虹の風景写真です。たま~に訪れる幸運の結果を集めたものです。

 なので、「虹の写真を撮った」というのは、ちょっとおこがましい気がします。たまたま撮れた、いや、撮らせてもらった、と言うべきでしょうか。