2015年10月2日金曜日

100回目の沖縄旅行 「100沖縄」達成です


 苦節20年。
 いや、苦労はしていないから、楽節20年なのですが、先日宮古島に行ったのが、平成7年(1995年)に初めて沖縄に行ってから、数えて100回目の沖縄旅行となりました。

 「100」なので、節目というか、記念というか、いや、単なる通過点で・・・なんちて。


 お祝いのボトルまでいただいてしまいました。ありがとうございます。


 100回の内訳は、約5割が八重山、約3割が宮古で、残りは本島と周辺離島です。

 宮古より、八重山の方が回数が多いのは、単純に行き先が多いからです。
 奄美諸島にも2回行きましたが、これはカウントしていません。このほかに、航空券も宿も予約したのに、台風で行けなかった、幻の沖縄旅行が2回あります。


 筆者近影ですぞ。笑

 
 本島周辺離島にもそれなりに行ったので、あと足を踏み入れていない島は、水納島(宮古郡)・オーハ島・粟国島・伊是名島だけとなりました。オーハ島は、先月、あと2~30㍍というところまでは接近出来たのですが。
 これらも、いずれは、制覇したいと思っています。


 100回行く間に、沖縄離島も変わりました。
 この間に、新たに出来た大きな施設は、新石垣空港・石垣島離島ターミナル・上原港(西表島)・竹富島環状道路・伊良部大橋などなど。それに那覇空港新ターミナル(平成8年)も。

 逆に、無くなってしまったものもあります。波照間空路・与那国行きのジェット機・石垣・多良間間の空路・西表島温泉(日本最南端の温泉)などなど。
 本島周辺離島も含めて、航空路は縮小されています。

 しかし、自然系は激変してしまった所は少ないように思います。


 平成13年(2001年)に撮った、波照間島のニシ浜。この海の美しさは、今も変わりません。


 100回を記念して、当ブログでも、今まで撮った写真の集大成というと大袈裟ですが、何か総まとめ的な企画記事を書きたいと思っています。
 すこし、時間をかけてじっくり構想を練ろうと思っています。

 
 これも、今となっては、無くなってしまったに等しい、下地島空港のタッチ&ゴーの光景。しかし、この写真は、本にも掲載された、自分としての看板写真の1枚です。

 100回行きましたが、沖縄熱が冷めたわけではなく、むしろ悪化している状態なので、101回以降も続く見込みです。
 どうぞお見限りなく。当ブログ共々、これからもよろしくお願いいたします。

2015年9月28日月曜日

那覇乗り継ぎで宮古まで 激走!那覇空港


 「メロス様」
 「何者だ」
 「フィロストラトスでございます。もう走るのはおやめください。間に合いませぬ。」
 「何を申すか。飛行機はまだ出発していない。全日空のために走るのだ。」

 なんて会話ではなかったような気がしますが

 那覇空港を走って

 JALの地上係員のお兄さんの後をひた走って

 ゼィゼィ ハァハァ

 走って

 写真なんか撮ってる場合じゃないけれど、走って

 ゲホゲホ

那覇空港のターミナルは広すぎるぅ~



 羽田空港から宮古島まで、那覇空港乗り継ぎで。
 それも那覇まではJAL、那覇からはANAだったのです。これは、単純に、購入時点で一番安い組み合わせだったから。
 それでも、羽田空港のカウンターでは、宮古まで手荷物を預かってくれました。

 「お荷物は、宮古空港までお預かりしますが、那覇空港でお客様の搭乗手続を行ってください。」とのこと。
 つまり、那覇空港で一旦降りて、手荷物を受け取り、再びANAに預ける必要は無く、ただ、JALではANA便の搭乗手続までは出来ないから、那覇空港で、ロビー内を移動してANA側に行き、カウンターで搭乗手続を済ませれば、そのままANA便に乗れ、荷物も宮古空港で受け取れますよということです。

 時刻表どおりなら、那覇空港での待ち時間は70分。他社乗り継ぎなので、30分程度では不安。しかしこれだけ時間があれば余裕。空港で時間を持てあますかな、なんて思っていたのですが。


 羽田からのJAL913便は11:35発の予定。
 ところが、出発間際になっても席に座らず、機内で航空券を見せながら、CAとゴチャゴチャやっている奴が居る。

 しばらくしてアナウンスがあり、待合室に忘れ物をしたので取りに戻りたいという客の申し出を認め、降機の手続をしているとのこと。
 しら~とした空気が流れる中、やっと渦中の客が降り、ドアが閉まって出発。この間約15分。

 滑走路に向かう途中で、また停止。羽田空港名物、出発の順番待ちかと思ったら、「先ほど降機したお客様の携帯電話が、機内で見つかりました。お急ぎの所ご迷惑をおかけしますが、当機は再度駐機場に戻ります。」だと。

 これは、親切に返してあげるためではなく、テロ対策。持ち主が乗っていない荷物は機内にあってはならないのです。遠隔操作のケータイ型爆弾かも知れないし。

 ざわざわした空気が流れる中、再び駐機場へ。そして、他にも何か残っていないか、CAが、二人ががりで、座席周辺を調べ始めます。床に這いつくばって、座席の下まで手を突っ込んで確認。もちろん制服のままです。CAの仕事も大変です。

 そんなこんなで、実際に羽田を離陸できたのは、12:38。
 「那覇空港到着は、15時の予定です。」

 ちょっと待ってよ。乗り継ぎ便の出発は、15:20でっせ。

 「那覇空港からお乗り継ぎのお客様にお知らせいたします。当便の遅れについては、既に連絡がいっておりますので、どうぞご安心ください。」。
 そっか、じゃ、安心しよう。アレ、でも待てよ。それってJALグループ間の乗り継ぎの話では?ANAは大丈夫かな。
 
 こういう場合は、直接聞いてみるに限る。通りがかりのCAを捕まえて、斯く斯く然々。

 「当便の遅れについては、ANAさんにも連絡が行っていますので、もし、間に合わないようなら、次の便に乗せることになると思います。」

そうじゃなくて~

 手荷物は、宮古まで預かって貰っている。那覇空港で搭乗手続をするように言われているが、15時到着では、所定の時間までに手続が出来ない。その点連絡して貰っているのか、聞きたいんです。


 羽田空港の手荷物カウンターで発券してくれた「乗り継ぎ便航空券」を見せ、確認して貰う。
 しばらくして、「機長が航空無線で確認しています。」とのご返事。

 回答には時間がかかったのですが、CAがそばを通る度に「今確認中です。」と声をかけてくれる。こういうところはさすがですな。

 そして、結果、「ANA便は待っているので、到着したら、地上係員が案内しますので、着いていって速やかに手続をしてください。別のCAが地上係員まで案内します。」とのこと。

 着陸して、シートベルト着用サインは消えたのは、14:58。案内役のCAに着いていけば、救急車のごとく「道を空けてください」ということになるのかと、ワクワクドキドキしていたら、ただ普通に案内するだけ。(ちょっとガッカリ)
 
 
 ボーディングブリッジで待ってくれていた地上係員は、若いお兄さん。

 無線で何処かに連絡した後、「では、ご案内しますので、一緒にお願いします。」と早足で歩き出しました。こちらも早足で着いていったのですが、時々小走りになる様子を見て、走った方がいいか尋ねると「すみません。全日空さんも急いでいるので、お願い出来ますか。」とのこと。

 そこで、冒頭の走れメロス状態になってしまったのです。


 ところが、2分も経たないうちに気持ち悪くなってきたぞ。よく考えたら、遅れも含めて3時間以上座りっぱなし。ストレッチもしないで、いきなり走り出してしまったわけだ。
 決して、決して寄る年波のせいではないぞ!若い奴に負けるもんか。
 ウゲッ ゲホゲホ。

 それにしても、那覇空港ターミナルってこんなに広かった?


 搭乗手続を締め切らないと、出発の準備が出来ないし、空席待ちが居た場合には対応出来ない。あちらさんとしては、いつまでも待つわけには行かないのですが、手荷物が積まれているので、それを下ろすのもまた、大変な作業。
 サッサと来い!という熱い視線を感じたわけではないが、JAL・ANA、そしてワタクシの一丸となった連係プレーで、他のお客さんに迷惑をかけることなく、ANA1727便は、ほぼ定刻15:20に那覇空港を出発。
 やれやれ。


 しかし、 そもそもは、一旦搭乗しながら忘れ物をしたとかいう奴を下ろしたことが発端。結果として、約300人が1時間以上のロスをしたわけです。
 ケータイが見つかって以降の対応は、保安上やむを得ないとしても、急病ならともかく、忘れ物したくらいで、何故そんな便宜を図るのか。
 日頃、空港では、早く早くと急かされ、出発時前でも名前を呼ばれたり、走らされたりするのに、そうしたこととは全く矛盾した対応です。もっとも、発表されていない、特別な事情があったのかも知れませんが。
 


 とまあ、ドタバタはありましたが、宮古島には予定どおり到着しました。
 向こうでは、そんなことも忘れて、まだ夏の宮古島を満喫していたら・・・いつの間にか、台風が急接近。何とか予定どおり帰れましたが、あと一日遅ければ、宮古空港は全便欠航。

 ハァ~ なんちゅーかそのぉ、普通に行って、普通に帰るという、普通の旅が何故出来ないのか?神様が、ブログネタを与えてくれているのでしょうか。


 なお、これは当ブログを読んでいただいている皆さんにも起こり得ることなので、以下、多少なりとも参考にしていただければ、走った甲斐があるというものです。


その1 他社乗り継ぎでも手荷物は預ける
 LCCは無理そうですが、大手では他社乗り継ぎでも荷物を預かってくれます。今回も荷物を預けていたからこそ、スムーズに対応してくれました。

その2 何かあればCAに申し出ておく
 そうすれば、着陸前に手順を整えておくことも可能になります。これは、自分のためだけではなく、航空会社の業務がスムーズになる面もあります。結果論ですが、今回、自分が何もしなければ、荷物は運ばれたが、本人の搭乗手続がないということで、那覇空港で、JAL・ANA両方が、自分のお呼び出しをしていたのではないかと思います。

その3 走らなくても
 今回は、成り行きで走ってしまいましたが、無理する必要は無く、出来る範囲で協力すれば十分だと思います。




2015年9月21日月曜日

伊良部島の高台からの絶景3選


 絶景という言葉を、どうも安易に使い過ぎているような気がしますが、この眺めは、素晴らしい眺望 ・  美景 ・ 佳景 ・ 美観・・・まあ、絶景でいいですよね。


 伊良部島の北側にある白鳥崎からの”絶景” です。ここいら一帯は、展望台、四阿、遊歩道などがあって、高台から、沖縄らしい美しい海を堪能できます。


 「フナウサギバナタ」の展望台。船を見送る岬という意味だそうです。


 高台から、西側に向かって徐々に低くなっていきます。遊歩道とその先の海。白く波立っている所は、珊瑚礁のリーフ際です。つまり、あの辺りまで珊瑚礁があるか、昔はあったということです。

 伊良部島は、渡口の浜や佐和田の浜などのビーチが有名ですが、このように、高い所からの眺望が楽しめる場所があり、これらも外せません。


 自分が初めて宮古島に行ったのは、平成12年。ガイドブックには、宮古島は隆起珊瑚の島で山も川もないと書かれていました。
 お隣の伊良部島共々、前年初めて行った竹富島のような所だろうと勝手に思い込み、自転車を借りて船に積み込み伊良部島に渡ったのです。

 どのような結果になったかは、ご想像のとおり。山がないから高低差がない、というわけではありませんでした。初めての土地を旅するには、最低限の下調べはしましょう、という情けない教訓を得ました。



 こちら、島の東南側にある牧山展望台から。



 伊良部大橋は、展望台の右方向(南側)に見えますが、正面(東側)の海も美しい。



 こちらは、サバ沖井戸(サバウツガー)と言う場所です。佐良浜港の少し北側になります。
 素晴らしい眺めですが、昔は、井戸から水を汲むため、ここから崖下まで降りなければならなかったそうです。 


 ここから、下に降りる石段があったのですが、先日行ったら台風による崖崩れで通行止めになっていました。
 ここいら辺りは、シュノーケリングのポイントでもあるみたいです。


 伊良部大橋の開通で、宮古島から気軽に行けるようになった伊良部島。そして、幸か不幸か、下地島空港のタッチ&ゴーがほとんど見られなくなったため、それに気を取られれず、逆に落ち着いてみて廻ることが出来るようになりました。

 まだまだ、歩いてみると、人知れず素敵なポイントがあるかも知れませんね。




※ 次回更新は、9月28日頃の予定です。