2016年7月7日木曜日

何もないという至福 小浜島のゲストハウスパナパナ



 小さな島に突き出だした、長さ数百メートルの細い岬のそのまた一番端っこ。
 道路はここで終わり。目の前にある海は、別名マンタ街道と呼ばれるヨナラ水道、その向こうは、もう西表島です。



 ここに、客室5室だけの小さな宿があります。
 小浜島の「ゲストハウスパナパナ」です。


 
 西向きのテラスがあります。ここは、共用スペースで食事処でもあります。
 屋根だけで、壁はありません。だから、沖縄なのにエアコンがありません。夏でも海風が抜けて、気持ちよく過ごせます。

 食事は、朝食のみ。夕食は、予約時に相談すれば、近所にある、唯一の食堂を押さえてもらえます。
 以前は、2食付きで、このテラスで夕日を見ながら食事ができました。人手が足りなくなったからだそうですが、夕食復活を願っています。


 しかし、部屋の冷蔵庫には、オリオンビールが冷えているので・・・


 ここには、遊ぶところが何もありません。あるのは、この宿だけ。
 ノープランでできることは、周辺の散歩くらい。目の前の海では、たま~に人が泳いでいます。

 アクセスも、港から宿の送迎が1日2回。それ以外には、島で数少ないレンタカーを借りるしかありません。

 のんびり。
 そう、のんびりするしかすることがありません。
 

 夜になりました。夜は何をしますか。満点の星空を眺めますか。それとも、テラスで静かに泡盛を嗜みますか。「部屋でテレビ」では、ちょっともったいない。

   
 リゾネコ。パナパナの飼い猫「みーくん」。デッキチェアをちゃっかり独占。


 宿とは関係ないヤギ。夕方になると車もほとんど通りません。


 リゾートホテルが2つもある小浜島。ホテルのチェックイン、チェックアウト前後の時間帯は、石垣島からの航路には、大型船が就航します。
 リゾートホテルで優雅なひとときを過ごしている人達は、ホンの数㎞先に、こんな素敵な隠れ家があるとは思わないでしょうね。


 ところが、大変だぁ!JTAの機内誌「Coralway」に、パナパナのことが紹介されてるじゃないですか。この雑誌、結構みんな見ているから、ますます予約が取りづらくなってしまう。




 この宿、そして、宿のある細崎(くばさき)集落は、以前にも、当ブログで記事にしましたが、今回は、オーナーの了解を得て宿名も載せました。


小浜島のリゾートハウス
http://miyakoyaeyama.blogspot.jp/2013/03/blog-post.html

何もない小浜島の何もない集落 細崎
http://miyakoyaeyama.blogspot.jp/2014/07/blog-post_19.html


 「ゲストハウスパナパナ」でweb検索してみてください。
 実は、宿のホームページに一点、当ブログの写真が載っています。


2016年7月3日日曜日

絵になる気になる 石垣島のシーサイドにあるホテル




 夕照を受け、黄金色に輝くリゾートホテル。

 海から見ても陸から見ても絵になるロケーション。泊まったわけではなく、まして頼まれたわけでもないけれど、思わず写真に撮りたくなります。


 こちらは日中。やはり、白い建物が遠浅の海に映えます。


 近くで見ると、割と普通の建物。でも、庭には、ハイビスカスを始め、様々な花が植えられていました。 


 ホテルの裏側にひまわり畑がありました。ホテルとは無関係に植えられているようですが、客室から見下ろしても、綺麗だと思います。


 ホテル横のビーチ。


 石垣島の北西部。川平湾のさらに先の底地浜。
 実は、自分は、底地浜に面した別のホテルに泊まっていました。浜からは、あちらのホテルがとても目立ちます。
 浜伝いにあちらに行こうとすると、途中に小さな川があります。歩いも渡れるような小さな川ですが、この川が双方のエリアを分けているような気が、何となくしました。
 

 夜景です。星空と共に。


 再び、夕照を受けるホテル。冒頭の写真と見比べてください。建物全体ではなく、窓だけが金色に光っています。
 夕日の強弱によって見え方が違うなんて、素敵過ぎる!

 
 建物自体は、オーソドックスな物ですが、ロケーションの良さ、そして、白い建物であることがいいのでしょう。
 広く遠浅で、波も立ちにくい底地浜にあって、とても目立ち、気になる存在です。
 

 石垣島シーサイドにあるホテルです。

 泊まってないので、施設やサービスは分かりません。笑
 

2016年7月1日金曜日

石垣空港連絡バス情報2016年版


 新石垣空港開港以来、毎年書いている、空港連絡バス情報。
 今年も大きな動きがありました。


 昨年から新規参入した、空港・港直行便を運行するカリー観光。


 昨年の記事でこう書いたのですが、

 「運行本数を増やして欲しい。1時間2本の定時運行になれば便利です。
 座席の一部を撤去して荷物置き場にして欲しい。そうすれば、実質の乗車人数も増えるし、安全走行にも繋がると思います。
 小銭の要らない千円で、往復券を発行して欲しい。囲い込みなるので、会社としてもメリットがあると思います。」


 やってくれましたカリー観光!

 運行本数増と千円券達成。
 荷物置き場はまだでしたけれど。


 航空機が飛ぶ時間帯に、30分間隔で運行。これでかなり便利になりました。往復千円券も、安くなっただけではなく、小銭の用意や両替が不要になるメリットがあります。


 対する老舗の東運輸は、これまで、離島ターミナルバス停には立ち寄らなかった4系統(市街地経由)も、離島ターミナルに停車するようになりました。
 したがって、離島ターミナルバス停を基準に考えると、15分間隔の運行となりました。
 もっとも、終点(始発)のバスターミナルと離島ターミナル間は徒歩2分程度ですが。



 東運輸は、空港~バスターミナル間の所要時間が、便によって37分~43分(離島ターミナルバス停までは、マイナス1分)。

 一方のカリー観光は、所要30分。しかも、ノンストップなので、道路状況によっては、これより早く着くこともあり得ます。

 途中でバス停に停車する場合は、そこの予定時刻より早く通過するわけには行かないので、道路が空いていても時間調整をしますし、途中のバス停で乗降に時間がかかったりすると遅れが生じます。
 その点、ノンストップだと早く着いて文句を言う人はいないでしょうから、道が空いていれば快調に飛ばします。渋滞のあまりない石垣島の道では、効果大。
 カリー観光には、これまで4回乗りましたが、実走28~29分で到着しています。

 バス停には、強気の「特急バス」の表示。
 


 ところが、業界の力関係なのか、カリー観光のバス停は、一番端っこ。
 離島ターミナルの、東運輸のバス停は、横断歩道を渡ってすぐの所にあるのに、カリー観光のバス停は、そこから、さらにバスバース(バスの停車スペース)3台分先。
 なんか迫害されているっぽい。

 でも、こんな仕打ちを受けてもけなげに?頑張っている姿を見ると、判官贔屓で応援したくなります。



 ところで、ライバル東運輸も、「往復千円の割引券発売」のお知らせを見た(はず)なのですが、記載日現在、同社のホームページに何も書いてありません。
 
 多分、間違いないと思うのですが、念のため、現地で確認ください。
 また、同社の1日フリーパス・5日フリーパスはお得です。
 「まちなかじゅんかんバス」というのも走っているので、レンタカーを借りずに市街地チョイ乗りを繰り返す場合などは、東運輸利用がリーズナブルです。

 
 新空港が開港し、3年が経ちました。
 当ブログでは、当初から、アクセスが不便になったとほざいていましたが、何だかんだと言っても、便利になりました。

 是非、これからも乗客目線で、改良・改善を積み重ねていっていただきたいと思います。
 宮古空港でのバス利用は、非常に不便です。
 バス移動は、石垣空港ならではのサービスです。

 何億円だか何十億円かるのだか知りませんが、バイパス道路ができれば便利になる、などと言っていないで、ちょっとした工夫で、使い勝手を良くしていただければ十分です。