2024年3月28日木曜日

ここは何処でしょう?(宮古島のお隣の島でした)

 


 抜けるような青空。水面に映る岩と草木。透き通った水面にはまったく波が立たず、鏡となっています。

 まるで高原のような雰囲気ですが、ここは宮古島市内です。

 一体何処にこんな場所があるのでしょうか。




 宮古島から伊良部大橋を渡り、突き当たりを右折して北方向に向かいます。道なりに進むと集落の十字路に出るのでそこを右折し、坂を下って突き当たりでもう1回右折します。

 その先を道なりに最後まで進みます。




 行ける所まで行くと、そこにはこんな海が広がっています。

 


 そこから、ちょっと振り返って西側、進行方向の右側をみると、何故か突如としてこんな絶景が現れるのです。
 



 正解は、伊良部島の佐良浜港です。




 佐良浜港の一番外れ、南端に当たる所にこんな感じで池のような場所があります。これが、とても宮古島とは思えない絶景の正体でした。




 佐良浜港は、かつて宮古島からやって来るフェリーの発着場で、伊良部島の最重要拠点でした。

 港は、次々に拡張され、海が埋め立てられましたが、その際、工法上の理由かなにかで埋め立てられずに残された部分がありました。

 そこは、僅かに外海とつながっているものの、波が押し寄せることはなく、崖や構造物に挟まれて風の影響も受けにくいため、このような穏やかな池状の海が誕生したと考えられます。





 自然の海に人工物を建造すると、自然は破壊されます。

 しかし、自然の力は脅威的で、ときに人工物を取り込んでしまうかのようです。


 下地島の北西、通称17ENDの海は、オールジャパンの中でもトップクラスの美しい海ですが、始めからあのような光景が広がっていた訳ではないようです。

 空港建設のため島の北端を埋め立てたところ、流れが変わり西側に大量の砂が貯まって、結果、あのような美しい海が誕生したと考えられています。

 17ENDの南側の埋立が行われなかった部分は、岩がゴロゴロした、宮古では普通の海です。

 

 今回ご紹介したここも、埋立工事後、残ってしまった僅かな場所が、よく見たら絶景ポイントになっていたということでしょう。






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2024年3月23日土曜日

ここは何処でしょう?(宮古島市内ですよ)

  


 抜けるような青空。水面に映る岩と草木。透き通った水面にはまったく波が立たず、鏡となっています。




 爽やかなイメージで、何処ぞの高原のような佇まいですが、ここは宮古島市です。この水溜まりは、池ではなくて海なのでしょうか。

 よく見れば、生えている木が、南国っぽいですね。




 荒涼とした中にも静寂を感じさせる、秘境のような雰囲気ですが、アクセスは意外と簡単です。

 すぐそばまで車で乗り付けることができます。

 この場所自体を目指してくる人はまず居ないと思われますが、すぐ近くを車が通ります。このエリアで働く人もいます。

 ここいら一帯には、観光客が来ることもありますが、ここまでは来ません。


(It's somewhere in here)


 宮古空港から車で30分くらいでしょうか。もちろん、下地島空港からでも車があればOKです。

 場所も分かりやすく、「○○のずーっとあっちの方」と言えば、島を知っている人は分かってもらえるでしょう。

 宮古島は初めての人でも、「○○の突き当たりを××して道なりに進むと△△に出るのでそこを××し突き当たりでもう1回××してあとは行ける所まで道なりに進んで」と説明すれば、通じると思います。


 

 昨年、たまたま見つけました。

 ここいら一帯を表す地名でGoogleの画像検索をしてみましたが、今回ご紹介したような写真は見つかりませんでした。

 何度も行っていますが、まだまだ知らない場所がありました。

 でも、本当に分かりやすく行きやすいのです。

 もしかしたら、灯台下暗し的な穴場かも知れません。


 岩に映る影は、葉っぱの尖ったタコノキ。やはり南国の風景です。青空に映えて本当に綺麗でした。




 で、結局ここは何処でしょう?


 次回を待て!



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2024年3月19日火曜日

ちょっと堅い話もあり 最近の八重山の話題

  


石垣港でストライキ

 3月11日、アメリカのイージス艦「ラファエル・ペラルタ」が、補給や乗組員の休息を目的に石垣市に入港しましたが、これに抗議して全港湾労働組合沖縄地方本部は、港湾労働者の安全確保を理由にストライキに入りました。


 港湾労働者がストライキに入ると、島では物流がストップするので、地元では大騒ぎになりましたが、イージス艦の出港と共にストは解除されました。


 こういった政治ストには賛否ありますが、自分が真っ先に思ったのは「歴史は繰り返されるんだなぁ」ということです。

 労働組合のストライキなんて、ほぼ死語になりかけていましが、自分が子供の頃は、当たり前のように行われていました。

 女の子のファッションはハマトラ、男の子は長髪にベルボトムのジーンズ、という時代です。




波照間空港延長問題

 次は、重い話題です。

 防衛力強化のため、自衛隊などが使いやすいように、全国の空港・港湾を国費で延伸や拡張する候補地に石垣空港・波照間空港が含まれていることは、以前にもお伝えしたとおりです。

 当時の報道によれば、政府は、平時も訓練などで使うことを目指しているが、地元住民の理解が欠かせないため、水面下で自治体との協議を始めている。」とのことでした。


 その水面下の協議の過程で、波照間空港の延伸整備に対して、竹富町長は受け入れの立場を示していますが、地元波照間島では、住民アンケートの結果、照間空港の軍民共用と滑走路延長への反対が3分の2を占めたとして、地元選出の町議が町長に再考を申し入れたとのことです。

 国の予算で整備してくれるのだから、波照間空港にとっては、間違いなくいい話だと思ったのですが、地元では受け止めが違ったようです。



 さて、問題はここからです。

 3月15日付け八重山日報が報じたところによれば、市議会で野党議員からこの点を問われた石垣市長は、

 「新聞報道を見ると、空港の軍事利用、軍民共用を認めるかどうかというアンケートだと理解している。それは、もともとの前提が違う。竹富町が島民に正確な情報を伝え、再度住民の意見を確認すればいい」。

 「現在の空港、港湾でも、自衛隊はいつでも使える。滑走路を延長したら自衛隊が使えるようになるという言い方は誤解だ。延長に反対するために、現行の空港で年間100回以上自衛隊、米軍が離着陸していることを無視し、あたかも自衛隊が来るように表現している」と非難した。

 というのです。


 石垣市長は、石垣空港のみならず波照間空港の延伸整備にも賛成の立場のようですが、よその町の施策、特に地域で起こった反対運動に口を挟むというのは異例です。
 
 「自衛隊は使おうと思えば今でも使えるのだから、滑走路を延長したら自衛隊が使えるようになるというのは誤解だ」という言い方も、かなり感情的に感じます。

 理屈はそうでも、現在の800㍍の滑走路が1500㍍になれば、飛んでくる飛行機が違います。
 だからこそ、延長するわけですから。


 しかも、沖縄県知事は、この件に関しては反対の立場であり、何だか、ややこしい話になってきました。


 これは完全に政治問題であって、それを評論するのは当ブログの守備範囲を超えると考えますが、「単に海が綺麗だから行くだけで難しいことは分からない」などと言ってはいられないという意味で、敢えて紹介しました。




石垣島のバスと船舶でタッチ決済OK

 何と今日から、東運輸、カリー観光のバスと、安栄観光、八重山観光フェリーでクレジットカードによるタッチ決済が可能になりました。

 バスは、車内に設置されたカードリーダーに、乗るときと降りるときにタッチ、船は、桟橋に設置されたカードリーダーに、乗船時にタッチするらしいです。

 詳しい状況は、いずれまたご報告します。


 それにしても、近年は、日本の果ての離島でもキャッシュレス化が進んでいます。宮古島で、現金で支払ったのは、宮古神社のお賽銭だけ、なんてときもありました。



早くも海開き

 最後に軽い話題ですが、去る3月16日に石垣島の南ぬ浜ビーチで2024年の海開きが行われました。

 一般に海開きと言われるのは、各ビーチが夏の海水浴場として営業を始める初日のイベントですが、沖縄では、通年開業のビーチや海水浴場ではないビーチが、「いくら沖縄でもまだ泳ぐには寒いだろう」という時期に、競って海開きをします。


 八重山では近年、石垣市、竹富町、与那国町が持ち回りで海開きやっていますが、持ち回りでやるほどの一大イベントなのでしょうかねぇ。

 まぁいいんですけど。





超雑談

 花王が、メリットに「ジンクピリチオン配合」と書いたところ、なんだかよく分からないけど売れた、ということから、よく分からない専門用語があるだけで評価や説得力が上がる現象を、ジンクピリチオン効果というそうです。

 なので、当ブログでも早速採用することにしましたので、高評価をお願いします。


 当ブログは、宮古・八重山に関するインクルーシブなテーマのサマリーからファミリアルなトピックまで、ユーザーのニーズに応えるべく、リテラシーを高めていくことがミッションと考えております。

 当記述は、宮古諸島及び八重山諸島に関する包括的な諸現象及び事象についての解析、並びに同地域における個別具体の事案の紹介まで、読者の諸要求に対応すべく、画像及び文章力の向上に努めることが使命であると思料いたしております。

 (訳:ブログ頑張るからよろしくね。)



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