2015年9月4日金曜日

竹富島 水牛車のある風景


 竹富島観光の目玉商品。ご存知水牛車。

 外周8㎞ほどの小さな島、竹富島。人口は350人を行ったり来たり。その小さな島の中心部にまとまる集落。この島では、島人の手により、伝統の街並みが保存・維持され、季節を問わず花が溢れています。
 そんな集落の中を、堂々と通過する水牛車。水牛車自体、この島の風景の中に完全に溶け込んでいます。


 生活道路を、普通に牛が歩いているって、凄いすよね。日本中探したって、こんな所ほかにはありません。
 始発は、朝8時台。夕方まで、毎日定期運行します。 


 集落内の道は、狭い。小型車でもすれ違いは困難です。しかも、水牛車はとてもゆっくり。自転車も歩行者も、島人の生活車両も一旦停止です。


 「ゴォルァァ~ さっさと行かんかぁ~」
 多客期は、観光客を乗せて、次々とステーションを出発します。前の車がのんびりしていると、せっかちな水牛が煽ります。


 水牛は、実は自分の体に比して、こんな大型のトレーラーを牽引しています。パワーだけではなくコース取りも完璧。


 絶世の美女だったと伝えられる、クヤマの生家前を通過中。




 「あ~疲れたぜ。仕事ばっかりやってられん。昼寝だ。」


 「う~気持ちいい。なんつっても、水牛だからな。」


 「オレをこんな所に残して、運転手とトレーラーはどこ行っちまったんあだよぉ。」


 竹富島の、花咲乱れる白砂の道を、今日も超遅速で運転中です。

2015年8月31日月曜日

沖縄旅行が台風で中止になる確率



※ 新しく書き換えました。こちらからどうぞ。


 先日、石垣島地方気象台観測史上最強といわれた、台風15号が、八重山地方などを襲い、石垣島では、車が吹き飛ばされて横転したり、信号や電柱がなぎ倒されるなど、凄まじい被害が報道されました。

 実はこのとき、ちょうど、小浜島~石垣島の旅行を計画していたので、泣く泣くキャンセルした訳ですが、結果的には、行かなくて正解。もし、予定どおり小浜島に行けても、嵐の中、何日も缶詰になっていたところでした。



 プロフィールにも書いたとおり、これまで自分は、100回近く沖縄に行っていますが、台風のため、沖縄行きを丸ごとキャンセルしたのは、今回を含めてこれで2回目。
 感覚的には、夏の沖縄旅行は、出発日が近づくと台風が来ないか、いつもハラハラドキドキしているので、2回というのは、意外に少ないような気がします。

 もっとも、今回のような大型台風が直撃の場合は別ですが、いつもは、台風が近づいていても、飛行機が飛ぶ限りは行っていたし、1日程度なら便を変更してでも行っていたので、普通の人は、そんなに無理してまで、沖縄に行かないのかも知れません。
 でも、台風時の那覇空港の混乱を見るにつけ、自分と同じように、「行けるなら行こう」と思っちゃう人も、実は多いはず。


 それならばと、沖縄旅行計画が、実際、台風の影響をどのくらい受けたのか、数字的に分析してみることにしました。
 すべて自分の個人的な経験ではありますが、回数がそこそこあるので、データとしては、ある程度使えるかなと思います。

 対象は、台風の影響を受ける恐れのある6月~10月の沖縄旅行(奄美大島・与論島各1回を含む。)とし、GWなどその他の時期に行ったものはカウント外としました。
 

パターン1
台風とは関係なく、予定どおり行って予定どおり帰った 62回

パターン2
台風接近の予報の中、航空券は手数料なしでキャンセルできる扱いになったが、予定どおり行って帰って、現地の天候もまあまあ良かった。 3回

 台風接近により、ある空港が「台風の影響を受ける恐れのある空港」に指定されると、その空港を離発着する便は、手数料なしで変更・払い戻しが可能になります(LCCは未確認)。

パターン3
台風接近の予報の中、航空券は手数料なしでキャンセルできる扱いになっていて、予定どおり行って帰れたものの、台風の影響で現地滞在中の天候は良くなかった 4回

パターン4
台風のため、出発日を1日遅らせるか、那覇までしか行けず那覇で1日待機し、翌日目的の島に行ったら、現地到着後天候は回復した。 3回

パターン5
台風のため、出発日を1日遅らせるか、那覇までしか行けず那覇で1日待機し、翌日目的の島に行ったが、現地到着後も天候は回復しなかった。 4回

パターン6
台風のため、帰る日を1日早めたが、現地滞在中の天候はまあまあ良かった。 1回

パターン7
台風のため、帰る日を1日早めた上、現地滞在中の天候もあまり良くなかった。 1回

パターン8
台風のため、旅行自体を中止した 2回

合計80回


 タイトルの「沖縄旅行が台風で中止になる確率」は、6月~10月で、2回/80回なので、2.5%でした。

 これに、行くには行ったけれど、結局現地では台風の影響受けてしまったケース(パターン3+パターン5+パターン7)を加え、「行けなかった+行ったけどやはりダメだった」は、11回で約14%となりました。

 一方、予定どおりに行き、台風は大丈夫だったケース(パターン1+パターン2)は、65回で約81%

 これに、予定変更はあったものの、現地滞在中台風の影響があまりなっかたケース(パターン4+パターン6)を加えると、約86%となりました。

 ちなみに、台風が近づいている中で敢えて行った場合(パターン2~パターン7)、行ったけれどやはり天気が悪かったのは、9回/16回で約56%。逆に言えば、頑張って行ってみると、天気が何とかなる可能性も4割強はあるということで、結局、ここいら辺が悩みどころなんですな。



 つまり、夏の沖縄は台風が心配といっても、8割強の確率で台風をかわせるわけで、予約した航空券が、台風の影響で手数料なしでキャンセル出来るなら、もう潔く止めちゃうという人でも、その確率は2割に満たないものでした。

 この結果は、自分としてもちょっと意外です。
 何しろ、毎回毎回、台風を心配しながら沖縄に行っている感じでしたが、要するに、杞憂なんですね。
 思い込みで騒いでいないで、客観的に分析してみることが肝要です。この記事を書いたことで、自分自身にも役に立ちました。

 なお、行ったけれど天気は悪かったケース(パターン3・パターン5・パターン7)でも、ホンの1~2時間だけど晴れて、印象に残る写真が撮れたとか、夜の部は楽しかったとかで、「こんなことなら、家で寝てりゃよかった」と思ったことは、あまり記憶にありません。
 ずっと楽しかったか、ちょっとは楽しかったかの差ということになります。自分の場合は、ですが。


 少しでも参考になりましたでしょうか。今年も8月は終わりですが、台風シーズンはまだまだ続きます。
 


 

2015年8月28日金曜日

与那国島の写真を追加しました【終了しました】





 website「宮古・八重山ってこんな所」を更新しました。

 与那国島の写真を追加をしました。

 
※ このサイトは、2016年12月をもって公開を停止しました。
 長期間にわたりご覧いただきありがとうございました。