2024年10月1日火曜日

またまた台風! もう勘弁してくれぇ~

 

 
 ひどい!あんまりだ!

 9月16日に出発予定だった奄美旅行が台風のせいで流れてから僅か2週間、今度は10月1日出発の宮古旅行がまたまた台風でピンチなのです。


 それも恐ろしいことに、2週間後に次の台風が来たから・・・ではないのです。2週間後に次の次の次の次の台風が来たからなのです。

 一体どうなっているんだ、日本の気象は。


(気象庁HP)

9月27日
 
 前回のこともあって、気象情報は最大限チェックしていました。この日、朝起きて天気図を見ると、熱帯低気圧が大量繁殖しとる。

 そのうちのひとつが、台風に発達して宮古島に接近の予想。


 9月16日の奄美旅行が中止になったときは、台風14号。それから2週間の間に、台風15号・16号・17号・18号が発生って、普通ありえんだろうぉぉぉ~



 10月1日に出発して4日に帰る予定なのですが、なんと無慈悲な週間予報。

(Yahoo!天気)



9月28日

 昨日の予報と比べると、進路が西寄りに変わって来ました。JTWC(米軍)の予報も気象庁とほぼ同じです。

(JTWC)


 しかも、どさくさに紛れて台風17号が、出発日に羽田に接近しそうだし。泣



 17号・18号台風で航空会社がどう動くのかもの凄く気になりますが、さすがにこの段階ではまだ何も発表はありません。



9月29日

 台風18号は、2日前より発達し、速度は遅く、さらに西寄りに進む予報に変わりました。

 宿に連絡してみると、他の予約のお客さんからの台風キャンセルはなく、むしろ、皆行く気満々らしい。
 自分だけが心配していたのか。



 ところで、この段階になっても、気象庁の週間予報は、台風接近時の2日・3日でも「曇時々雨」。暴風マークは付いていない。
 これじゃ、普通に天気が悪いのと区別が付かない。
 

 いつも思うのですが、気象庁(気象台)って、天気予報部門は台風予報をあまり信頼していないのではないかと。笑




 1日に行って4日に戻ること自体は問題なさそう。滞在中、最悪の場合は2日間宿に閉じ込められるけれど、運がいいと、台風直前の謎の晴れ間に遭遇したり、滅多にない真っ赤な夕焼けが見られるかも。

 この時点では、そう思ったのですが・・・



9月30日

 台風18号は、3日前の予報と比べて、とてつもなく発達し、かつ、遅くなっています。もはや、当初予報とは別物です。

 30日9時現在で既に935hPa、中心付近の最大風速は50m。
 更に発達して3日頃台湾に上陸、そして申し訳ないことに台湾に上陸するおかげで、勢力が落ち、4日に暴風圏が消える、という予報に変わりました。


 速度も、2日までは時速10㎞程度。台湾は大変なことになるのではないでしょうか。


 それにしても予報円がやたらデカイ。つまりどっちに進むかよく分からないということです。
 これでは、4日の帰りは危ないかも。向こうに着いてからも気が抜けないイヤな展開に。

 オーマイガー!

 


 この時点で航空会社は、宮古空港などを発着する便について、ANAが2日の分。JALが2日と3日の分を要注意便としています。
 4日は安心なのではなく、4日のことはまだ分からんということでしょう。


 後はもう、人事を尽くして(ないけど)天命を待つしかなさそうです。

 もっとも、向こうに行ってから「欠航になりました」メールを受け取ったことは過去何度もあって、いつも何とかなっていたから、まあ今回も何とかなるでしょう。



10月1日

 遂に出発当時の朝を迎えました。

 やはり早朝に目が覚めてしまい、気象庁発表の午前3時の予報を見ましたが、予報の中心線はこれまでとあまり変わりないものの、予報円はさらに大きくなり、4日3時以降は予報円が重なっています。 

 どっちに向かうのか、気象庁でももうよく分からないという状態なのでしょう。





 それでは、羽田発11:45発のANA87便に乗るため、間もなく家を出ます。どういう結果になるかは、後日のお楽しみ(お悲しみかも)ということで。





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2024年9月25日水曜日

下地島空港のタッチ&ゴーを伊良部島から




 絶景空港の下地島空港。

 以前は、訓練飛行場であり、少なくとも2013年頃までは、訓練飛行としてタッチ&ゴーが、ガンガン行われていました。

 その後、紆余曲折を経て、定期便が発着する普通の空港になったのですが、それと同時に訓練飛行も復活しています。





 伊良部島の佐和田の浜です。ビーチのすぐ向こう側には下地島空港があります。飛び立つ飛行機もハッキリ見える距離です。




 佐和田の浜から少し離れた佐和田漁港です。空港からは遠くなりますが、こちらの方が海がきれいです。




 そして、目の前で飛行機が着陸しようとしています。
 ANA系のソラシド・エアのようです。定期便は飛んでいないので、訓練飛行です。

 オールジャパンでもトップクラスの美しい海です。こんなシチュエーションで飛行機が見られる場所は、日本中探しても、そうはないでしょう。




 下地島空港の北端の管理用通路からは、この美しい海を背景に、今まさに着陸する飛行機が、轟音を響かせながら、頭上を通過していきます。

 スマホカメラを手にして待ち構えていた人達が、一斉にシャッターを押します。中には、バズーカ砲のような望遠レンズを装着した一眼レフを抱えるマニアも。





 ところで、何故訓練飛行に拘るのかと思われるかも知れませんが、飛行場を使った訓練では、パイロットにとって一番難しい、離陸と着陸の訓練が行われます。

 この訓練を効率良く行うために、着陸した後、停止しないで再び速度を上げ、そのまま離陸するのです。

 この訓練をタッチ&ゴー(touch & go)と言うのですが、タッチ&ゴーは繰り返して行われるため、見学者にとっては、短時間に何度も航空機の離発着を見ることができるのです。



 下の写真は、まだ訓練飛行場だった2012年に撮ったものです。

 着陸の直前、海に飛行機の影ができます。ただ、本当に高速で通過してしまうので、影の現れる場所やタイミングを計るのとても難しいのです。

 この時は訓練飛行だったので、およそ5分待てば再びここにやって来てくれました。何度かタイミングを計って、最後に撮ることができた1枚です。





 こちらが佐和田漁港です。干潮になると干上がってあまり美しくない佐和田の浜よりも写真が撮りやすいのですが、空港との距離は遠くなるため、望遠レンズが必須です。





 空港の先端で飛行機を待ち受けるのもいいのですが、佐和田の浜、佐和田漁港といった少し離れた所から、美しい海を前景にして、遠くの方に離発着する飛行機を捉えるのも、また絵になります。

 そのどちらもできるなんて何とも贅沢な環境です。下地島・伊良部島は、沖縄好きのみならず、航空機マニアにとっても垂涎の地であるはず。


 もっとも、考えることは皆同じのようで、ここでもバズーカ望遠レンズを抱えたマニアが待ち構えていました。






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2024年9月20日金曜日

検証 「台風で旅行中止」は正解だったか

 


 台風14号接近のため、9月16日から3泊4日で予定していた、奄美大島などに行く旅行を出発日早朝に中止し、全ての予約をキャンセルしました。

 今回は、その決断は正しかったのか検証をするという、我ながらシビアな記事となります。

 この旅行計画の3日目である18日と最終日の19日に台風の影響を受けそうだったので取り止めにしたもので、16日に行くこと自体は問題ありませんでした。



 9月17日。台風はまだ遙か彼方にありましたが、既に風が強くなっていたようです。天気予報は曇時々雨でしたが、こういうときの島の天気は、恐らく、雨・曇・晴れを目まぐるしく繰り返していたのだろうと思います。



 9月18日。午後3時には、沖縄・奄美地方は強風域に入ります。

(気象庁HP)


 JALは、18日は奄美大島空港を発着する全ての便を、航空券の特別取扱いにしました。つまり、変更・キャンセルをしても手数料を取らないという扱いです。

 結局、羽田便はジェット機なので無事飛びましたが、小型プロペラ機で運航される便は全て欠航となりました。


(JAL HP)


 天気はといえば、朝から降ったり止んだりのようです。



 夕方には、台風本体の雲が架かり始めました。徳之島では最大瞬間風速21.6mを観測しました。
 沖縄周辺の台風としては、勢力は弱いですが、そうは言っても外に遊びに行けるような風ではありません。

 もっとも、沖縄だったら、この程度の風雨ならば、島の人達は皆、普通に居酒屋に行って飲んでいるはず。奄美大島もきっとそうだったと思います。




 18日21時現在の台風14号。16日3時時点での予想進路とまったく同じコースを辿ります。これは驚異的です。
 ただ、速度が少し遅くなり、16日予想より数時間到達が遅れているようです。



 9月19日。未明に台風は通過しましたが、まだしばらくは強風が残ります。

 自分の乗る予定だった、10:45発の鹿児島行きの便は、台風のため欠航となりました。
 しかし、その前の8:50発の便は飛んでいるので、台風の直接の影響というよりは、機材繰りの関係でしょう。

 もし、行っていても、他の便に振り替えてもらって帰ることは、十分可能だったと思います。
 




 総括すると、
 
 台風は、当初の予想どおりの進路を進み、予想どおりあまり発達しなかった。
 19日に帰れなくなるかも知れないという心配は、恐らく杞憂だった。
 18日は、悪天候で、ほぼ何もできなかった。台風がまだ離れていた17日も、一時雨が降るなど、あまりいい天気でもなかった。

 といったところでしょうか。


 結論としては、行くには行けて帰れることもできたけれど、現地ではあまり楽しめなかっただろうから、中止は間違いではなかったということになりそうです。


 もっとも、この程度の台風ならば、行き慣れた宮古島とか黒島とかで、いつもの宿に泊まっていたならば、現地で台風をお迎えするのも一興だったかも知れませんが、滅多に行かない言わばアウェーである奄美大島では、ちょっと厳しかったと思います。

 ホテルやレンタカーはドタキャンになってしまい、迷惑をかけましたが、台風が故お許し願うしかありません。

 

 今年は、6月の宮古、7月の八重山、8月の宮古旅行はいずれも全日晴れの天気で、「遂にオレも晴れ男デビューか!」と思ったのですが、ここで一気に借りを返されてしまいました。


 あと1回、来月に宮古に行きます。今回我慢した分、次は晴れにしてくださいね。気象庁殿。





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