2020年1月2日木曜日
瑞相?吉兆? 沖縄で撮った虹やら何やら
あけましておめでとうございます。
令和最初の年明け。皆さまいかがお過ごしでしょうか。
当ブログの新春第一弾は、正月らしいかどうかはともかく、何となくおめでたい感じのする、虹の写真、虹のような写真をお届けします。
太陽の周りに輝く丸い虹のような輪。日暈(ひがさ)、ハロ(halo)と呼ばれる現象です。
波照間島の波照間港にて。
気象現象としては、日暈が見えるときは天気は下り坂なんだとか。でも、この日はこの後もずっと晴れでした。
こんなところでも、天気予報当たらない男の本領発揮です。
続いては、本当の虹。よく見たらダブルで。こちらも波照間島です。
前景に椰子の木の葉っぱを入れることで、何となく沖縄の虹っぽく見えるでしょうか。
これは、なんと言うのでしょうか。彩雲でいいのかな。
飛行機の窓から見えた光景です。宮古空港に着陸する5分ほど前に現れました。
到着前にこんなのが見えたら、テンション上がりますよね。
さて、こちらは、人工の虹です。宮古島の与那覇のサトウキビ畑です。
もちろん、わざわざ虹を創るために放水しているわけではなく、畑が乾燥しないように、スプリンクラーで散水しているだけです。
ですが、晴れた日には、場所とタイミングによって、見事な虹が現れます。
スプリンクラーは、畑全体に水が行き渡るように回転しているのですが、太陽の反対側に散水しているタイミングで、虹が出来ます。
太陽が高い位置にあると見えにくくなるので、朝夕の一定時間帯がいいようです。
スプリンクラーが自分の方に向かって水を撒く前に、カメラを抱えて逃げます。遠ざかったらまた近づいてカメラを構えるのですが、もし、誰かに見られていたら、危ない人に見えたかも。笑
虹は、龍神の化身という人もいます。
また、雨あがりに現れる虹は、見るものに「願いが叶う」「明るい未来の到来」というメッセージを送ってくれるのだとか。
まあ、その辺の話はともかく、単純に美しいものだし、滅多に現れないものだから、やはり虹を見るとハッピーな気分になれると思います。
そんなわけで、新春第一弾として、沖縄で撮った虹をご覧いただくことにしました。今年1年がいい年でありますように。
当ブログを始めてから、なんと足掛け8年目に突入しました。本年もどうぞよろしくお願いいたします。
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2019年12月29日日曜日
SUNSET2019 今年沖縄で撮った夕日・夕照
南の海に沈みゆく太陽。石垣島のバンナ公園から。
今年も残すところあと僅か。例年どおり、沖縄で撮った、夕日、夕焼け、夕照、夕景の写真で、今年のブログを締めたいと思います。
観光客がほとんど行かない孤島、多良間島のふるさと海浜公園。
椰子の木の向こうに静かに夕日が沈んでいきました。
この日の翌日から荒天、翌々日は台風接近のため航空機が欠航したほどですが、この時はまだ、翌日の天気予報は晴れで、明日もこんな夕日が見られるかな、と期待していたのですが。
夕日を眺めに来ていたのは、観光客ではなく島人です。
地元の高校生から、ここからの夕日は絶対に綺麗だと言われて行った、伊良部島の佐和田の浜です。
この日はほとんど曇りで、どうせ夕日も無理だろうと思いつつ、でも未練がましく行ってみたら、ホンの少しだけ太陽が顔を出しました。
今年の沖縄旅行は、天気の子を呼びたくなるほど天候に恵まれず、燃えるような夕焼けは、とうとう一度も見ることができませんでした。
それでも諦めず、夕方に西の空が見える場所まで行ってみると、ギンギンギラギラな夕日ではなくとも。何かしら、夕景が広がっていることがあります。
石垣島の浦底湾。
モンパノキの向こうに、夕日が滲んでいます。
何やら怪しげな赤い物体。黒島の宮里海岸です。
海に沈む直前、雲の隙間をかき分けて光を放つ、赤い太陽です。雲ごときに負けない、という太陽の執念みたいな瞬間。
今年の沖縄旅行を、象徴するような1枚になりました。
夕日、夕焼けは見られませんでしたが、粘っていたら、空が絶妙な色合いになりました。宮古島のトゥリバー地区です。
今年最後の沖縄旅行となった宮古島。西浜崎です。
上の写真を撮った後、宿の夕食まで少し時間があったので、近くのコンビニまで車を走らせたところ、空が微かな紫に染まっていました。
静かな、本当に静かな一瞬だったように記憶しています。与那覇湾です。
年内のブログ更新は、これで終了です。
1年間お付き合いいただき、本当にありがとうございました。
皆さまどうぞよいお年をお迎えください。
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2019年12月25日水曜日
沖縄で初詣はいかがⅢ 宮古神社ほか離島の神社
沖縄で初詣はいかが。
最終回は、離島の神社です。沖縄の聖地は御獄(うたき)。内地式の神社は、沖縄本島には点在するも、離島にはあまりありません。
そんな中で、宮古島に堂々と鎮座するのは宮古神社です。
16世紀、首里大屋子(しゅいうふやく)という官職の役人が、海難に遭って漂流、8年後に無事帰島できたのは神のおかげだとして、波上宮より熊野三神を勧請し、宮古権現堂を建立したのが由緒とされています。
御祭神は、熊野三神の伊弉冊尊 (いざなみのみこと)ほか。そして、豊見親三神といわれる仲宗根豊見親ほかです。
こちらは、神社ではなく御獄なのですが、宮古神社と併せてお参りしたい漲水御獄(はりみずうたき)です。
御獄は、一般的には地元民の聖地であり、基本的によそ者立入禁止なのですが、ここ逆で、宮古島に行ったときは、漲水様にご挨拶した方がいいと言われています。
御祭神は、古意角(こいつぬ)と姑依玉(こいたま)。
宮古島神話によれば、古意角が、地上の守護神になると天帝に願い出ると、天帝はこれを祝福し、天の岩戸の先端を折って大海に投入れて宮古島を作りました。その後、古意角は、姑依玉という女神を伴いこの地に降臨し、多くの神々を産み育ててました。
ところで、御獄ではお参りするときに、神社のように柏手を打ってはいけないそうです。柏手を打つのは、自分が来たことを知らせるためですが、宮古の御嶽では、神様の目を覚まさせると解されているので、お寺さんのように、手を合わせて静かに拝みます。
実は、自分も神様を起こしていました。次回から気を付けます。
宮古神社と漲水御獄は、ほぼ隣接しています。その間の道は、漲水石畳道といわれる史跡です。
宮古島には、ほかにも、神社っぽい御獄があります。赤名宮
御獄としての歴史は古いようですが、昭和の時代に台風で倒壊し、再建されたものの老朽化していたところ、10年ほど前に沖縄製糖会長の尽力で再び立て直されたものです。
沖縄製糖は、赤名宮の通りを挟んだ目の前です。
御祭神は、御栄加主(うえかぬす)という、「成就隆盛隆昌の途を拓き給う」霊感あらたかな神様です。
最近分かったのですが、御獄でも、地元民だけではなく、一般の人もお参りしていい場所には、賽銭箱が置いてあります。
これを一つの目安にして、御獄巡りをするといいかも知れません。
赤名宮にも、漲水御獄にも賽銭箱がありました。
南大東島に飛んで南大東神社です。
御祭神は天照大神ほかです。
南北大東島は、今は沖縄県ですが、東京の八丈島からの移住者が開拓した歴史から、沖縄にいない神様がいます。
ほかにも、南大東島には、秋葉神社や金比羅神社もあるのです。
石垣島で「神社」と称するのは、多分ここだけ。尖閣神社
尖閣諸島の魚釣島に創建された神社を、1年ほど前に石垣島に移設したものです。尖閣諸島は、石垣市に属します。
御祭神は、伊勢神宮から勧請した天照大御神ほか。
こちらは、完全に御獄ですが、竹富島の西塘御獄(にしとうおん)。
竹富島では御獄を、「うたき」と読まず「おん」と読みます。西塘御獄は、竹富島の他の御獄とはちょっと違う由緒があります。
御祭神は、西塘。竹富島出身の偉人です。
16世紀に首里で学び、著名な土木建築家となった実在の人物で、ここは、西塘の生家でありお墓でもあります。
御獄として、島人に大切にされてきましたが、ここに関しては、竹富島にやって来た観光客は、西塘様にご挨拶をした方がいいと言う人もいるほどです。ここにも、目印の賽銭箱がありました。
正月には、初詣で島人が列をなすそうです。
初詣は、一般的には、正月三が日に行くものだとか、松が取れる前に行くものだと言われますが、特に決まり事はなく、年明け最初の参拝が初詣ということでいいようです。いつ行っても、その年の最初の参拝であれば初詣なのだとか。
また、初詣の対象は神社・寺院のいずれでも構わないとされています。明治時代より前、神道と仏教と祖霊信仰が一体化していて、社寺への参詣に、神道・仏教の区別があまり無かった時代の名残だそうです。
結構ゆるい初詣。御獄でも、神様がいいと言う場所ならば、是非お参りしてください。初詣ではなくても、何度目か詣ででもいいじゃないですか。
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