2019年12月21日土曜日
沖縄で初詣はいかがⅡ 沖宮や有難い名前の神社など
沖縄で初詣はいかが。
続いて、沖宮など、沖縄本島の神社をいくつかご照会します。
というわけで沖宮(おきのぐう)。
琉球八社の一つです。
琉球八社とは、歴史的由来を共にする8つの神社のことで、必ずしも沖縄の神社TOP8というわけではありませんが、いずれも沖縄を代表する神社であることは間違いありません。
奥武山公園内にあり、近くに沖縄県護国神社もあります。神道では、神社をはしごしてお参りしてはならないという教義はないそうなので、併せて両社にお参りしてはいかがでしょうか。
御祭神は、熊野三神とされる、伊弉冊尊 (いざなみのみこと)ほか。
沖宮には、住吉神社、八坂神社、弁財天宮などの末社があります。末社とは、本社に付属する小さい神社のことです。
こちらは、やや訳ありの世持神社社殿。
同じく奥武山公園内にあります。
沖縄神社と同様アメリカ軍の砲撃で破壊されましたが、ご神体は戦火を免れ、波上宮に預けられました。
後に、社殿は現在地に再建されましたが、神様は出張から戻ってこないので、こちらは社殿のみ。
世持とは、「豊かなる御世、平和なる御世を支え持つ」という意味の沖縄古語だそうです。
ご祭神は、琉球国に繁栄をもたらしたとされる17世紀の政治家、蔡温(さいおん)ほか。
なんか惹かれるお名前の神様を発見。
金満宮
商売繁盛の神様・・・なんて書いてあるwebページもありますが、「きんまん」ではなく「かにまん」です。
金は現金ではなく、金属のことで、鍛冶の神様です。
とはいえ、名前にあやかって、「金満家になれますように」とお祈りしてみても、神様は怒らないと思います。(願いが叶うかどうかは別ですが。)
この神社はちょっと珍しい由来で、元々は金満御獄だったものを、道路拡幅のため移設し、その際、神社仕様に改めたのだとか。
そんなわけで、御祭神は分かりません。
ゆいレール牧志駅、安里駅から徒歩10分弱。でも、ちょっと見つけ難いかも。
安里八幡宮
高層マンションの真っ只中にあり、あのマンションがご神体なのかと誤解するような、すげー立地。
とはいっても、神様の方が先に居て、あとから高層マンションができたのだから、見下ろす方が失礼なのか。
御祭神は、応神天皇ほか。琉球八社の中で唯一の八幡様です。
ゆいレールおもろまち駅・安里駅・牧志駅のどの駅からも歩いて行けますが、どの駅からも近いとは言いがたい微妙な位置にあります。
金満宮もこの近くです。
識名宮
こちらも琉球八社の一つです。
病気平癒に霊験があるとか。首里城に近いこの神社も、戦火で焼かれ、後に再建されたものです。
ゆいレール首里駅から、直線距離でも2㎞近くあります。周辺の道は狭く、駐車場も分かり難いのですが、辺りには、名所旧跡が多いので、そういった場所も散策しながら歩いてみるのがいいかもしれません。
首里城公園から、金武の石畳を降り、さらに10分程度歩きます。庭園で有名な識名園も、10分位の距離でしょうか。
御祭神は、沖宮と同様、熊野三神とされる伊弉冊尊 (いざなみのみこと)ほか。
普天間宮
同じく琉球八社の一つです。毎年、旧暦9月に、中山王らが普天間参詣をしたという、由緒あるお宮さんです。
この神社には、洞窟(ガマ)があって、中に奥の宮があります。申し込めば、洞内の参詣も可能です。
御祭神は、こちらも、熊野三神とされる伊弉冊尊 (いざなみのみこと)ほか。
宜野湾市にあって、有名な普天間飛行場の敷地の端から、1㎞も離れていません。ここは、さすがに車かバスで行くしかありません。
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