2015年7月31日金曜日

こんな綺麗な海で泳いでみたいと思いませんか



 伊良部大橋の開通で、宮古島から伊良部島を経由し、あっという間に行けるようになった、下地島。

 下地島空港の北端から西側を臨む海は、海が美しいといわれる宮古島周辺の中でも、極上のビーチです。


 7月のとある日曜日、そのビーチで、当ブログの読者モデルによる撮影会が行われました。


 すみません。ウソでした。
 こちらは、宮古島のショップ「ひでちゃんTours宮古島」のお客さん。
 オーナー兼ガイド兼カメラマンのひでちゃんが、ガイド中にお客さんを撮影しているところへおじゃまし、一緒に撮らせてもらったものです。


 モデルは、この二人。
 大阪在住のMさんと、

 もう一人、大阪在住のMさん。


 ん? だって二人共大阪で、二人共Mさんなんだもの。




 実は、ひでちゃんには、別のツアーをお願いしていたのですが、「強風のため実施できない。」との連絡をもらっていました。

 代わりに、「明日は、伊良部島を巡るツアーを実施の予定ですので、こちらに興味があるなら、どうぞご連絡下さい。」とのメールが来たのです。

 これは、しかし、気を遣っての社交辞令だろうな、辞退するのが大人の対応だろうな、と思ってお断りしたのですが、思いもかけない第二弾メールが。
 「明日のお客様は、むっちゃ可愛い女性2名様ですよψ(`∇´)ψ」

 な、ナニ!?そんな、お客さんが可愛いからってノコノコ付いて行くわけないじゃないか。何を言っているんだ。そういう訳でキッパリとお断りしたのですが、翌日、一人で下地島に行ってみたら、偶然、ひでちゃんご一行に会ったのです。

 だから、これは、たまたま、偶然の出来事なのであります。
 coincidentally(英) coïncidence(仏) zufällig(独)



 撮影後、一緒にお昼を食べてから、ご一行の出発を見送り、その後、伊良部島の渡口の浜に行ったところ、またまた遭遇。今度こそ偶然。いや、最初も偶然ですが。

 この日は、天気が良くて海は綺麗だったのですが、風が強く背後では凄い波が。



 この後、ご一行は、シュノーケリングのため、遙々宮古島の新城海岸へ向かいました。本来のツアーコースは、下地島の中の島というポイントなのですが、この日は台風由来の西風が強かったため、わざわざ東側のビーチまで案内したようです。


 ひでちゃんTours宮古島に関しては、こちらをご覧ください。

 Facebookページ

 https://www.facebook.com/hidechantoursmiyakojima

 当ブログの記事はこちら。

 http://miyakoyaeyama.blogspot.jp/2014/07/by.html



 
 毎日暑いし、あぁ~もう海に飛び込みたい!なんて思っている方、沖縄の島に行くと、誰でも漏れなく美しい海が付いて来ますぞ。

 撮っているときは夢中で、意識したわけでもなかったのですが、改めて並べてみると、これは「沖縄に行こうよ!」というメッセージを発信するのには、ドンピシャの写真だと思います。
 
 
 当ブログとしては、初のモデルさん登場でしたが、撮影、ブログアップを快諾してくれたお二人に、深く感謝すると共に、協力していただいたひでちゃんに、併せてお礼申し上げます。


 なお、今後も読者モデルを募集しますので… 。
 (ギャラはでませんけど。笑)


 最後に、宮古島観光協会に成り代わって、もう一度叫びます。
 「こんな綺麗な海で泳いでみたいと思いませんか。」






 当ブログの写真は、原則として、出典明記を条件に転載可としていますが、今回の記事に使用した写真に関しては、コピー、転載はご遠慮ください。
  

2015年7月27日月曜日

ありえへん!与那国島は馬の惑星か


ぶひひ~ん



 何だこのタイトルは、と思われました?
 元ネタは、「猿の惑星」なんすけどね。そんな古い映画知らん?ごもっともでございます。
 でも、思いついちゃったんだからご勘弁を。


 しかしですなぁ、こんな光景を見たら、思わず「馬の惑星」なんて叫びたくなりませんか。

 ここは、与那国島の南西部。与那国町道を跨いで南牧場という牧場があります。
 だからと言ってですねえ、ここは公道。もちろん、車両通行可なのですが・・・


 普通に運転しているとこんなことになるし。


 バックミラーを見ると、バックもできないし。


 どないせーちゅうねん!!


 あららら~
 車の方が、何とかよけて通ろうとしていますが。


 大型車でもお構いなく。


 これは、どう見ても馬優先。そんな道路標識なかったぞ!


 ここの馬は、大人しく人懐こい。
 だから、冒頭のような写真も撮れちゃうのです。
 しかも、この写真は、こちらから近づいて行って撮ったのではなく、向こうから寄ってきたのです。




 その後、もっと凄いものを見てしまいました。
 南牧場にほど近い、日本最西端の集落、久部良にて。



 馬の散歩ぉ?


 車で馬の散歩?自転車で犬を散歩させている人は、たまに見かけるけど。
  
 馬が、アスファルトの道路を歩くとき、本当に「ポックリポックリ」という音がするんです。結構、心地よい音。

 そして、県道を馬共々右折していきました。
 この運転手は、もの凄く難易度の高いテクを駆使しているはずです。


 やっぱりここは、日本じゃない!?(オリオンビールは飲めるけど。笑)

2015年7月24日金曜日

絶景伊良部大橋Ⅰ 伊良部島側からの眺め


 とにかく凄い橋です。総延長約3.5㎞。
 カーブがあって、アップダウンも2回あって、海は綺麗だし、通行料金はかからないし。

 絵になります。伊良部大橋の写真は、既に観光案内・パンフレットにかなり使われており、今や、宮古島観光の顔。

 宮古島を代表する景観地のはずだった、東平安名崎がいじけちゃって。


 伊良部大橋については、以前も記事にしていますので、今回は、風景としての伊良部大橋をご覧ください。まずは、伊良部島側から撮ったものです。



 伊良部島の橋の付け根辺り。ここは、海がもの凄く綺麗です。

 道路の両側から海岸に降りる階段が造られています。駐車場と思しきスペースも工事中でした。既に泳いでいる人を何人か見かけました。


 今度は遠景。手前にタコノキを配し、遠くに橋を臨みます。
 海だけではなく、橋がいいアクセントになってくれます。こんな写真が色々撮れるようになりました。


 島の東側にある牧山展望台からの眺め。そのスケールが分かります。


 もう、沖縄の離島とはとても思えない、なんか場違いな巨大施設ですな。
 こんな凄いものができちゃった背景には、様々な事情や思惑があるのでしょうが、それはさておき、我々観光客にとっては、日本中探しても滅多にたどり着けない、絶好のドライブコースですから、是非共これを堪能してみてください。

2015年7月20日月曜日

ありえへん!与那国島は天然サファリパーク


 与那国島の名勝、東崎(あがりざき)。

 与那国島の東の外れですが、島自体が小さいので、役場のある祖納(そない)の集落から車で10分とかからず、こんな牧歌的な風景が臨める場所に到着します。
 


 その東崎に到着し、駐車場に向かって車を運転していたら…
 ゲゲっ、牧歌的を通り越して、牛が堂々と公道を歩いてる。


 「ブブー。そこの牛、左側に寄りなさい。」 


 「なんだテメー、文句あんなら言ってみろ。」

 「あっ、すいません。ども。」


 モー、ビックリした。そんなに脅かさないでください。
 駐車場に車を駐めて、岬の先端まで遊歩道を歩きます。途中に展望台があるのですが…


 「あのー、そこ観光客用の展望台なんすけど。」

 「うるせーな。お前ら、1階には用はないだろう。」

 「あっ、はい。そうですね。すんません。」


 眼下には、青い海。ここは、「アリシ」という所。その下は「ウブドゥイ浜」という砂浜。
 なのに、何かいるし~。


 「あのー、そこは四阿といって人間が休む所なんですけどぉ。」

 「いちいち文句言うんじゃね~よ。牛肉喰いたければ黙ってろ。」

 「は、はい。上カルビお願いします。」


 「こういうゆったりした場所で、年中草を食べてるから旨い肉になるんだ。暑いんだから日陰で休まないと肉質が落ちるんだぞ。分かってんのか。ゴォラァ!」

 「そ、そうすね。ハイ。」


 はあ~。動物と身近に触れ合える場所と言えばそうなんでしょうが、さすがに牛はちょっと怖い。もちろん大人しくて、攻撃的ではありませんが、図体がでかいし。

 それに、島の観光案内パンフレットには、「牛馬がのんびり草を食む様は一枚の絵のよう」としか書いていない。こんな、リアルサファリパークみたいな所だとは、誰も思って行かないよ~。

 なお、子連れの母牛がいたら、そこには近づかない方がいいそうです。念のため。


 もちろん野良牛ではなく、放し飼いにされているだけですが、逃げ出さない秘密はこれ。「テキサスゲート」。
 コンクリートの隙間に足を取られると、ズズッと落ちるので、牛馬は嫌がって、これ以上先には行かないそうです。

 車で通過することは可能ですが、ETC の感覚で突っ込んだら、車ごと踊ってしまいました。時速5~6㎞の最徐行で通過してください。

 さすがに、日本の果ての島。驚くことが沢山あります。
 いや、もしかして、ここは日本じゃない?飛行機に乗っているうちに日本を飛び出してしまって、オリオンビールのある外国に着いちゃったのではないか、なんて。

 しかも、牛だけではなく・・・(いつか続く)


2015年7月17日金曜日

コーラルブルー 青だけじゃない沖縄の海の色


 沖縄の海では、波が砕ける直前、一瞬みどり色に見えることがありますよね。

 そのみどり色を撮りたくて、波の部分に露出とピントを合わせ、何度もシャッターを切りました。
 波は、意外に動きが速く、なかなか決定的瞬間が捉えられません。逆に言うと、人間の目ってなんて良くできているんだろうと思います。

 それはさておき、コーラルブルー(Coral Blue)と一般には言われる、沖縄の海の色。
 青ではなく、微妙にみどりがかっているのが特徴です。宮古島前浜港から。 


 それも、単純に一色ではない、多彩で繊細な色のバリエーションがあります。

 色の秘密は、砂です。
 一般的な海岸の砂は、山の土砂が河川によって運ばれ、砕けて堆積したもの。一方、沖縄の海岸の砂は、死滅した珊瑚が波で破砕されてできた白い砂。

 海の底が、珊瑚由来の白い砂の場合に、海の色が青ではなく緑色がかって来ます。これぞまさに「コーラルブルー」。波照間島のニシ浜です。


 いつ見ても感動するしかないこの場所。色の境目は一体どうなっているのか、一度泳いで行って確かめてみなければ。来間漁港付近から。 

 沖合の海が濃紺に写っていますが、暗くなってから撮ったわけではなく、手前の部分に露出を合わせたため、沖の方は露出不足気味となり、こんな色になりました。
 つまり、同じ海面であっても、光の反射率がかなり違っているわけです。肉眼では、どちらも綺麗に見えますが、やっぱり人間の目って凄い。



 西表島のバラス島。ここは、砂のように細かくない、もっと大きな親指大の珊瑚のかけらに囲まれていますが、そのせいで、色味もまた微妙に違います。


 西表島の月ヶ浜。ここの砂浜は、浦内川から運ばれた、沖縄では珍しい河川砂利の浜です。
 砂だけ見れば、他の浜とそんなに変わりはありませんが、海の色が、なんとなく内地のビーチのような感じです。砂の産地によってこんなに違う。


 波照間港沖です。もちろん、波照間の海の水と西表の海の水の水質に変わりがあるわけではありません。やはり違いは水の底なんですね。

 日本では、沖縄と鹿児島の奄美諸島の一部でしか見られない、コーラルブルーの海。それも元をたどれば、珊瑚のおかげ。
 珊瑚が造った青=「コーラルブルー」ということなのですね。


 コーラルブルーの海といえば、この場所。下地島空港沖合です。航空機の離発着はほとんど行われなくなりましたが、この海は健在です。再びこういう写真を撮りに行きたいものです。


 こんな海を見たくて沖縄に何度も通いました。
 宮古・八重山の島で、普通に観光客が行ける場所にはほとんど行ったつもりなのですが、同じ場所同じ海でも、午前午後、潮の干満、風の強弱などによって海の色の見え方が違ってくることが分かってきました。
 そのことが、また、次に沖縄に行くモチベーションになります。
 

 「海の色がみどり色~!」と、思わず叫びたくなるのはここ。石垣島と小浜島の間にある浜島周辺の海。浜島は、島ではなく干潮時にのみ現れる砂浜と若干の岩です。

 「バスクリンをぶちまけたみたい」なんて言いたくなりますが、みなさん反応してくれます。笑