2018年7月29日日曜日

石垣島ならではの立ち寄りスポット 吹通川河口




 石垣島の観光ガイドにはあまり載っていない、載っていても扱いは小さい。だけれども、初めての人を連れて行くと、大抵喜んでくれる。

 そんな場所が、石垣島の吹通川(ふきとおがわ)河口です。
 

 
 駐車場に車を止めて、階段を降りていきます。そこは、砂地になっていて、目の前にマングローブが迫ります。蘇鉄とか南国らしい木々も。



 川といっても、ホンの少し遡るだけで沼地のように広がって行きます。なので、流れが穏やかで、カヌー向き。



 カヌーを数分漕いで行くだけで、マングローブのトンネルです。「ドンドン入って行っちゃって大丈夫ですよ~。」なんて言われたけど・・・




 潮が引くと、辺りには小動物がいっぱい。吹通川のもう一つのお楽しみです。



 ミナミトビハゼ。向こうでは、トントンミーと呼ばれています。
 トントンミーはムツゴロウの仲間。ムツゴロウよりも小型で、マングローブが生えるような場所に生息しています。



 ジャンプした瞬間です。水面に影も映っています。


 こちらは、シオマネキ。


 いい大人が、ここに来ると、干潟にしゃがみ込んで夢中になって写真を撮っています。逆に川でカヌーをしている人から、「何撮っているんですか?」何て声をかけられることも。


 鷺もよく見かけます。


 砂地には、こんなものもありました。これは鷺とは違う鳥の足跡かな?



 もう十年くらい前になりますが、ここでこんな写真も撮りました。落ちている貝殻をあつめたものです。
 ちなみに、リアル彼氏の名前ではなく、「スキマ」のボーカルのことだとか。



 宮古・八重山のほとんどの島は平坦で、川らしい川がありません。一方、川が沢山ある西表島は、逆に大自然真っ只中みたいな感じなので、ドライブ中に気軽に車を駐めて河口周辺を散策できる場所は、石垣島以外にはあまりありません。

 米原から県道を北東方向に車で10分くらい。川平公園からなら30分くらいでしょうか。周辺には、これといった観光スポットもないので、単調なドライブのアクセントにもなります。

 構造物は、駐車場とそこから降りる階段だけですが、辺り一帯は公園のようでもあります。チョットだけでも立ち寄ってみてはいかがですか。もちろん、長時間滞在しちゃっても十分楽しめると思います。
 


 待ってるから遊びに来て~



2018年7月26日木曜日

ドキュメント 台風で宮古島行きは中止か決行か Ⅲ




 いよいよ最終決断を下さなければならない、7月11日になりました。
 帰る日は延ばせないので、これ以上出発を遅らせるわけにはいきません。

 朝5時30分起床。

 こんなに早く起きる必要はまったくないのですが、歳のせいで、いや、そうではなく、台風が気になって目が覚めてしまったのです。


 11日午前3時現在の台風8号は、まだ宮古島を風速15㍍以上の強風域内に巻き込んでいるものの、もう通過は時間の問題。


 沖縄電力のホームページを開くと、宮古島市の停電は、約6千世帯まで減っている。
 沖電凄げ~! 真夜中なのに、まだ結構な強風が吹いていたはずなのに、あっという間に数千世帯を通電させた。

 これから明るくなって、風も収まれば、停電の影響もあまり大きくならないかも。
 それにしても、沖縄電力の皆さま、本当にご苦労様です。

 
 飛行機はどうかというと、JTAの那覇・宮古便は、「運航に影響が見込まれる便(=手数料無しでもキャンセルを受け付ける)」に指定されているはいるけれど、「天候調査中」などの注記がまったくない。

 これは、遅延や多少の混乱はあるかも知れないけれど飛ぶ、ということだな。




 よし!行こう!(取り敢えず羽田まで)




 予約便の変更をしているため、羽田空港では、有人カウンターで手続をするように言われていました。

 カウンターで対応してくれたのは、「実習生」の名札を付けた若いおねーさん。
 斯く斯く然々で、と会員カード、変更前の航空引換書、変更のメールのコピーを手渡します。

 「はい分かりました」と、手際よく端末のキーボードを叩き始めます。

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 いつまで経ってもキーボードを叩き続けてる。先輩が呼ばれ、何やらゴチャゴチャやり始めました。

 「まず変更前の航空券が使われていないか確認しなきゃダメでしょ。」「変更前の便は欠航になっていますから。」「変更した後、元の航空券を払い戻しているかも知れないでしょ。」「ハイ・・・」

 あの~全部聞こえてるんですけどぉ~

 パコパコパコパコ パコパコパコパコ パコパコパコパコ パコパコパコパコ
 

 「お待たせして申し訳ありません。」(← 目が怒っているんですけど。)

 パコパコパコパコ パコパコパコパコ パコパコパコパコ パコパコパコパコ




 やれやれ。発券手続に15分もかかっちゃたよ。急いで保安検査を済ませないと、弁当を買っている時間が無くなっちゃう。

 
 あれっ?羽田空港で最終決断をするはずだったのに、流れで搭乗手続まで済ませてしまった。笑





 那覇空港到着は、予定より15分遅れの14:15。乗り継ぎの宮古行きは、もっと遅れて35分の遅発。

 でも、これは、台風の影響ではなく、毎度の那覇空港混雑のためでしょう。

 まだ、今日の宿泊先が決まっていないので、乗り継ぎの時間を利用して、ホテルに電話をしました。

 「部屋は空いておりますが、台風の影響で清掃が遅れています。18時以降のチェックインでよろしければ、お取りしておきますが。」

 


 宮古空港に到着後、レンタカーで出発したのは、午後4時近くになってからでした。
 天候は、曇り。風は思ったほど強くない。

 まずは、一廻りして様子を見ることに。大きな被害はないみたいだけれど、道路のあちらこちらに飛び散った木の葉や枝が散乱しています。
 
 この時間でもまだ1650世帯が停電中。


 午後5時頃。前浜では何と泳いでいる人がいました。気持ちは分かるけれど・・・修行ではないのだから・・・



 そして、翌7月12日朝。


 晴れた~

 




 今回は、たまたまラッキーだったのだと思います。

 これまでの経験では、台風で空港が閉鎖された日から3日目の午後にやっと晴れるか晴れないかといった程度。
 2日目は晴れたけれど、3日目以降は、台風から切り離されたような巨大な雲に再び覆われた、なんていうこともありました。

 今回は、強い台風でありながら、2目の朝から完璧に晴れました。これは、台風の速度が時速30㎞と速かったことに尽きると思います。

 一般には、沖縄に接近する台風の速度はもっと遅く、また沖縄付近で東方向に向きを変える場合は、そこで一時的に停滞します。

 今回勉強になったことは、台風の速度が速く、沖縄通過後も減速しなければ、沖縄にも内地のようなスッキリとした台風一過があるということ、そして、沖縄旅行の可否を判断するには、台風の進路、強さ・大きさに加えて、速度も重要な要素だということでした。



 迷いに迷った今回の宮古島行き。
 結果はオーライでしたが、この間かなりのエネルギーを消耗しました。一喜一憂どころか、十喜十憂。


 ま、こんなお祭り騒ぎも旅のうち、ということであれば、今回は大変充実した旅ということになりますが。笑


 なお、マンゴーに関しては、思ったとおり台風直撃前に収穫されたものが、島の駅に溢れていました。





2018年7月22日日曜日

ドキュメント 台風で宮古島行きは中止か決行か Ⅱ




 そして、いよいよ嵐の7月10日を迎えました。


 伊良部大橋など3橋は、午前3時から早くも交通規制です。


 さらに、宮古島市は、午前1時30分に、台風警戒のための避難準備情報を、午前6時30分には、全島民に対し避難勧告を発令。
 避難勧告とは、最近よく聞く言葉ですが、人的被害が高まった場合に、避難のため速やかにその場を立ち退くよう促すものです。

(宮古島市HPより)


 しかし、この避難勧告は謎。
 避難場所に指定されたのは、JTAドームと、後は役所の庁舎など。とてもじゃないけれど、5万5千人の島民が避難できるスペースはありません。

 聞いたところでは、島の人でも知らなかった人が多かったようで、豪雨被災地の避難勧告とは、どうもイメージが違う。

 しかし、今そこを突っ込でいる場合ではなかった。台風は、この間も刻々と宮古島に接近しています。



 航空機の運航状況はといえば、宮古空港・石垣空港は、この日は終日閉鎖。那覇空港では、ギリギリ台風の暴風域には入らないものの、台風の東側に当たるため、かなりの強風が吹き荒れたようです。

 そして、羽田発那覇行きの運航状況をみると、JALANAで対応が全然違うのです。

 JALは、朝の1便から欠航を決め、夕方16時過ぎの到着便から運航を再開し、その後臨時便も飛ばして対応したようです。 

JALのHPより)



 一方のANAは、昼過ぎ着の2便のみを欠航とし、他は運航とします。

 しかし、朝の第1便・第2便は予定どおり飛びましたが、第3便は、一旦飛んだ後、羽田空港に引き返し。

 第4便は、無事到着はしたものの、相当の遅延。恐らく那覇空港上空で旋回を繰り返しながら、着陸できるタイミングを計っていたのでしょう。無事着陸できるかヤキモキしながら、しかもその間、相当揺れたであろうこの便の乗客の皆さま、本当にお疲れ様です。

 その一方、第4便より後から出発した第5便は、途中第4便を追い抜き、予定時刻よりも20分も早く到着。一体どうなっているのやら。

ANAのHPより)


 それにしても、同じ空港を、同じような機材で運航する両社で、こうも対応が違うのにはビックリしてしまいます。

 もっとも、飛ぶには飛んだけど引き返したり、長時間上空で旋回したりするのもちょっとイヤなので、どっちの対応が良かったのかは難しいところです。



 午前9時を廻った辺りで、宮古島は、風速25㍍以上の暴風域に入ります。

 勢力は、当初の予報のような猛烈な台風からは少し後退したものの、それでも「非常に強い」935hPaで、北西に時速30㎞でばく進中。

 この時点では、台風の東側に当たる本島の方が風が強く、那覇市や南城市で風速30㍍を超える瞬間最大風速を記録しています。

 昼前、宮古島市内の一部で早くも停電が発生します。


 午後3時ジャスト、宮古島が台風の目に入りました。

(気象庁HPより)


 半径2~300㎞の巨大な雲を従え、広い太平洋を自由に進む台風の中心が、こんな小さな島を正時に通過するのは、まさに2階から目薬。

 しかも、米軍予想では、3日前にこれをドンピシャで当てていた。凄げ~! これは、まさにホールインワン賞!
JTWCのHPより)

※ グリニッジ標準時で表示されるため、日本時間は+9時間となります。


 台風の目に入ると青空が見えるとか、星空が見えるとか言われますが、本当に太陽が顔を出しました。
 宮古島は、今まさに台風のど真ん中です!
Hideki Matsuo さまFacebookより)


 台風の中心が、宮古島を通過したということは、残りあと半分。何とか無事通過してもらいたい。
 しかし、その考えは甘かった。

 反時計回りに渦を巻く台風(低気圧)は、中心の南東方向の方が風雨が強まる傾向にあります。
 台風8号は、北西に進んでいるところなので、中心が通過した後の南風の方がむしろ怖いのです。

 
 Facebookで友達になっている宮古島の人達が、次々に動画をアップします。

 電線が縄跳びの縄のよう。あれが切れたら停電か?

 見たことのある物置のトタン屋根が、今にも飛びそう。あれが生身の人間に当たったら即死でっせ。

 豪雨と強風のため、窓枠の隙間から雨が部屋に染みこんでくる。


 コメントを寄せる人も、皆、合い言葉のように「あと少し」「もう少し」を繰り返しています。

 まだ内地にいる自分も、思わず肩に力が入ります。「あと少し」「あと少し」「あと少し」・・・



 夜9時。宮古島は、あとわずかで暴風域を抜けるところ。

 でも市内では、ドンドン停電箇所が増えて行きます。
 夜11時頃、停電箇所は、市内約26,000世帯のうち、11,500世帯にまで達しました。



 島民が水や食料を買い求めたコンビニの商品棚は、豪雨災害で報道される、被災地のスーパーと同じような状況になってしまいました。



2018年7月18日水曜日

ドキュメント 台風で宮古島行きは中止か決行か Ⅰ



 平成30年7月10日、宮古島行きを予定していました。

 予約していた航空券は、羽田発那覇乗り継ぎで、那覇空港に13:25着、那覇空港出発は14:00の便です。

 ところが・・・
(気象庁HPより)


 まるで、自分の沖縄旅行を狙い撃ちにしたかのような台風8号の進路。
 強い台風なら、中心から半径200㎞位が暴風圏。コースもスピードも見事なほどにドンピシャ!

 マジかよ~ 絶体絶命じゃん。




 迷いに迷った今回の宮古島行き。
 台風の進路予報発表から、当日までのドタバタ記を、ドキュメントとしてまとめてみました。何か参考になることがあれば、幸いです。


 でも、この時点ではまだ楽観していました。
 日々の天気予報でさえ当たらないのに、難しいといわれる台風の進路予報が、ピタッと当たるわけはない。むしろ、今がこれなら、この先ドンドンずれて行くのではないか、特に根拠もなくそう思っていました。


 ところが、3日前になっても、予報の進路は少ししか変わらず、いや、むしろ悪い方向に。本島直撃コースから、宮古直撃コースに。


 追い打ちをかけるように、米軍の予想進路も宮古直撃コース!

JTWCHPより)


 しかも、予報では、沖縄接近時に915hPa、中心付近の最大風速55㍍と、平成15年の14号台風に匹敵する猛烈な台風に発達するとか。

 14号台風とは、自衛隊分屯地で、参考記録ながら最大瞬間風速86.6㍍が観測され、船が道路に転がり車が海を浮いているという壮絶な台風でした。

 ちなみに、この場合の風速とは秒速であって、86.6㍍/秒を、時速に換算すれば311.76㎞。


 こんな状況のためか、航空会社の動きも速く、7日時点で、出発の3日も前なのに、手数料なしでのキャンセルか便の変更を受け付けるとのメールが。
 こういうことは、普通は、前日にならなければ決められないはず。
 航空会社的にも、今回の台風8号は、”よっぽど”なのでしょう

 11日の便は飛ぶのか尋ねたところ、「今のところは」という返事だったので、11日の同じ時刻の便に振り替えてもらいました。
 10日宿泊予定の民宿をキャンセルし、取り敢えず問題を先送りすることに。



 ところが、翌8日の夜になって、今度は11日宿泊予定の民宿から、「当日の宿泊は無理」との連絡が。

 15年前の14号台風の時の状況からすれば、今回も、10日はもちろん、11日も停電は必至である、他の客も既にキャンセルしている、もしそれでも宮古島に来るならば、当日停電していない市街地のホテルを探した方がいい、とのこと。


 そぉすか~
 そりゃちょっとマズイ。飛行機のことだけしか考えていなかったけれど、これはかなりのピンチだ。

 それに、行けたとしても、天候はしばらく回復しないよな~
 今までの経験上、沖縄に台風が接近すると、空港が閉鎖になった日から3日目位までは風が強く、島は雲に覆われるのです。

 だんだん、「今回は無理かな」モードに。
 でも、いざとなるとスッパリと諦めきれない自分。

 今回の台風は、いつもより速度が速いから、もしかしたら、晴れるのも早いかな~
 それに、マンゴーは今が最盛期。台風前に急いで収穫したマンゴーが、安値で出回っているかも。

 むむむむ。悩む!
 翌日朝10時頃に発表される、9日9時現在の台風情報を確認してから、最終決断をしようと、さらに問題を先送りに。




 その9日9時現在の予報では、台風8号は、10日の直撃はもはや避けられないものの、翌11日朝には台湾の北まで進むことになっている。
 台風の速度も当初の予報より速く、また、接近時の最大風速も55㍍から50㍍にわずかながらダウン。


 こうなると、 やっぱり行きたいよな~
 過去、強い台風の直後に2度ほど八重山に行っちゃったことがあるけど、何事もなかったように観光できちゃったしなぁ~


 いつもお世話になっている、宮古島のあの人に相談のメールを送ると、

 「次に計画したとしても、また台風が来ることもあるし、計画通り実行で大丈夫なのでは?」とのお返事。

 うん。そうそう。

 確かに、豪雨被災地のような場所に物見遊山で行くのは非常識。でも、そうなるかどうかは、台風が通過してみないと分からないのだから、もう少し様子を見るか。

 そこで、翌10日の台風による被害状況などを見極めて最終の最終決断をしようと、またまた問題を先送りすることに。


2018年7月14日土曜日

奄美大島崎原ビーチはちょっとヤバイ!




 ヤバイ、なんて、いい歳して乱れた日本語を使うな!若い奴に媚びるな!と言われると、「ハイ、すんません。」なのですが、ここの海を最初に見たとき思い浮かんだ言葉は、凄い!ではなく、ヤバイ!でした。笑

 奄美大島の北部、空港からホンの数㎞といったところに位置する、崎原(さきばる)ビーチです。



 コーラルブルーの海、細かい白砂の広い砂浜、そしてタコノキ。
 この美しさは、宮古・八重山の名だたるビーチと比べても、まったく遜色ありません。
 ヤバイぞ。これは。



 もちろん、泳ぐこともできます。
 駐車場、シャワー、トイレがあり、少し歩いた所にカフェもあります。

 観光地としてはあまり有名ではないですが、夏休みには、島内から人が集まってきて、駐車場がいっぱいになることもあるそうです。

 といっても、駐車場に駐められるのは、10台そこそこですが。



 5月の連休頃、晴れていましたが、何となくぼや~っとした感じになっているのは、黄砂のせいだそうです。

 黄砂は、石垣島でも観測されることがありますが、それより北の奄美諸島の方が飛来する確率が多少高いようです。

 こんなところに沖縄との差?



 ここは、ホンのわずかの区間ではありますが、絶景シーサイドドライブができます。こういう場所は、沖縄離島でもほとんどありません。


 空港から近いとはいっても、途中の道は狭く、場所も分かりにくく、アクセスは思いのほか面倒です。

 ですが、そんな所にさりげなく、こんな綺麗なビーチがあるのですから、奄美大島も油断なりません。



2018年7月9日月曜日

夏本来の輝きを! 宮古島&周辺のベスト7+1ビーチ




1 宮古島の前浜です。
  宮古島を紹介するとき、ここを外すことはあり得ない、東洋一の砂浜です。



 西日本などに記録的豪雨を見舞った梅雨前線は、とっくに梅雨が明けたはずの宮古島にも魔の手を伸ばし、観測史上最大の激雨を喰らわせました。

 島東部の城辺町では、24時間当たりの降水量が350mmを超えるなど桁外れ。水が浸透しやすい隆起珊瑚の島でなければ、大惨事となっていたかも知れません。

 大雨から一息ついて、3日程晴れた宮古島に、今度は、もしかしたら15年振りかもしれないという、激強台風が接近しています。あぁ、宮古島どうなっちゃうの?


 そんなわけで、今回は、本来ならば夏本番、何処から見ても海が綺麗な宮古島と周辺離島にあって、その中でも特に美しいビーチ7箇所( + 1)の写真を厳選して、ド~ンと並べました。

 ご覧いただいて、あ~宮古島に早く平和が戻って来て~モードに浸ってください。

 今回は直球勝負です。



2 来間島の長間浜です。砕ける波の色と言ったら。



3 来間島の猫の舌ビーチ(来間漁港ヨコ)です。
  潮の満ち干によって海の色が変化します。前浜の向かい側です。 



4 宮古島の砂山ビーチです。
  どうでもいいことですが、この位置から写真撮るのが凄く大変だったのです。笑



 当ブログでは、色々な言葉をそのときの気分で使っていて、お恥ずかしい限りですが、今回は、ビーチ(beach)=砂浜・浜辺ということを徹底して、ビーチだけを対象にしました。

 高台から見下ろす、インギャーマリンガーデンや東平安名崎の海、漁港からの眺めは対象外です。

 ここで紹介したビーチでは、泳ぐことができます。泳がないまでも、ビーチサンダルで波打ち際を歩くと気持ちいいはずです。



5 池間島のフナクス(ブロックビーチ)です。
  シュノーケリングポイントとして有名ですが、素敵な砂浜も広がります。



6 伊良部島の渡口の浜です。
  広大な白砂の砂浜です。砂が細かいので、素足で歩くととても気持ちがいい。



6’ 下地島の渡口の浜?です。
  伊良部島と下地島の間の水路を挟んで下地島側に続く浜。ここも渡口の浜?



 「今さら海はもういいかな」、なんて思っている「大人」なあなた。これを見ても、「海はもういい」ですか?


7 トドメは、泣く子も黙る下地島17END西側で締めたいと思います。 


2018年7月4日水曜日

夏至の沖縄で影が消える?ラハイナ・ヌーン現象




 当ブログも、最近は影が薄くて・・・という話ではありません。本当の影が消える話です。




 地面から垂直に立つ物体に、真上から光を当てると影はできません。

 朝夕に長い影ができるのとは反対に、日中は日陰が少なく、アチィ~と思うことがあるでしょう。

 でも、北半球の中緯度辺りに位置する日本では、真上に太陽が昇ることはないので、真っ昼間でも多少影ができるのです。
 


 ところが、南国沖縄では、夏至前後の昼頃、影が消えるのです。

 正確には、ほとんど影がなくなると言うべきなのですが、毎年、沖縄の夏の風物詩として語られます。
 向こうのローカルニュースでも、必ずといっていいほど取り上げられるトピックです。




 地軸(地球が自転する軸)は、太陽(地球の公転軌道)に対して垂直ではなく、約23.4度傾いています。
 そのため、北半球では、北緯23.4度付近で、夏至のときに太陽が頭の真上を通過します。
 これを北回帰線というのですが、日本は、沖の鳥島などごくごく一部を除いて、北回帰線より北にあるので、太陽が真上を通過することがありません。

 しかし、北回帰線に近い沖縄では、完全ではないものの、ほぼ頭上に太陽が昇るので影が消える、というわけです。


 北回帰線より南にあるハワイでは、この現象を、ラハイナ・ヌーン(Lahaina Noon)と名付けました。

 ラハイナ・ヌーンという言葉は、他の地域でも使われているとのことなので、当ブログも便乗させてもらいました。



 改めて、ペットボトルで確認してみました。よく見ると、ホンのわずか影ができていす。んんん。惜しい!




 こんな風に葉っぱが生い茂る木の場合は、どうなるのでしょうか。



 葉っぱの形そのままの影ができていました。これも珍しいシーンだと思います。
 (よ~く見ると、この写真は、筆者(部分)近影です。笑)