2020年10月29日木曜日

プライベートビーチだった来間島猫の舌の近況

 

 来間島の通称猫の舌ビーチ。



 白くなっている部分(砂地部分)が猫の舌みたいだということで、広まった名前らしいのですが、来間港北側(海に向かって左側)に広がるビーチのことです。

 こぢんまりとしていますが、当ブログ推奨の宮古ベストセブンビーチの一つです。人が少なく、プチプライベートビーチとして、何回もご紹介してきた場所なのですが・・・

 


 今年の夏、まあ、人が急に増えたという程ではないですが、プライベートビーチとしては、先行きがちょっと心配なことが。


 昨年から、こんな施設ができています。 



 しかも、まだ工事継続中。重機が入っているので、仮設ではなく本格的な建築物のようです。このスペースでホテルはないでしょうから、レストランのようなものかも。 


 

 相変わらず綺麗な海、そして誰もいない海に、人の足跡だけが続きます。

 それでもそんなに人が居ないのは、コロナのせいでしょう。9月以降、前浜や17ENDなどメジャーなビーチでは人が戻りましたが、その波は、まだ、ここまでは押し寄せてこなかったようです。



 これは何事?

 これは、強風の吹いた後です。このときは、台風接近ではなかったものの、大波が続いたので、海藻が波でちぎられ、打ち上げられています。この周辺の海は、藻場でもあります。

 見た目、ちょっと無残ですが、こんなときもあります、これも自然の摂理です。



 しばらくすると、またこんな綺麗な海に戻ります。




 聞いた話では、この海の家っぽい建物は、島の地主が土地を提供して、業者にやらせているのだとか。 
  
 一見砂浜の続きのように見えますが、そこの部分は私有地なのでしょうか。

 私有地ならば、商売をするなとは言いませんが、静かで美しいビーチに相応しい施設であってほしいと思います。前浜のように落ち着かない場所にしてほしくはありません。
 第一、前浜と同じでは勝負になりません。あちらの方が断然広いし、きちんとした駐車場もあります。



 ここから、SUPが出発していきました。お隣の来間港の岸壁からは、体験ダイビングやライセンス取得のため、タンクを背負った人達が潜っていきます。

 もし、今後人が増えたり、あるいは、万が一、ジェットスキーが行き交うようになったりすれば、これらと上手く共存できるでしょうか。

 



 気軽に行けて、ほとんど人が居なくて、でもこんな綺麗な海がある、まるでパラダイスのような場所ですが、いつまでもそうあって欲しいと思うのは、一観光客の勝手な願望かも知れません。

 でも、ホテルや施設はいくらでも増やせますが、一番肝心な海は増えることがありません。守るべきところを守らないと先細りになるのは目に見えています。

 いつも同じ話になって恐縮ですが。

 



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2020年10月25日日曜日

波の写真を待受・壁紙にどうぞ 記事700本記念

 


 2012年にブログを始めてから、この記事で通算700本目となりました。 

 これまでご覧いただき、本当にありがとうございます。


 今回は、ごくシンプルなテーマとして、沖縄ならではの美しい波の写真を集めました。

 コピーして、待受画面・壁紙にどうぞ。  

 


 


 何周年とか、何百本目とかいう場合、気合いが入った大論文記事になっちゃったりすることが多かったので、今回は、御託を並べず、写真を並べました。


 スマホやパソコンの待受画面・壁紙などにどうぞ。写真に、著作権マーク代わりのURLを入れさせてもらったので、このままコピーしていただいて結構です。

 画像サイズもいつもより大きくなっています。

 



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2020年10月21日水曜日

宮古島漲水御嶽の神ネコ?

 

 宮古創世の神を祭る神聖な場所。宮古島の漲水御獄(はりみずうたき)。 

 そこには、神の使いなのか、白いネコが棲んでいます。



 ふにゃん


 か、神様、ちょっと緩みすぎでは? 笑 



 台風の最中に宮古島に着き、真っ先に漲水御嶽と宮古神社にお参りに行ったら、翌日から青空快晴。

 かつてそんなことがあったので、以来、宮古島に行く度に、漲水御嶽と宮古神社でお参りしています。



 そして、漲水御嶽でお出迎えしてくれるのが、この神ネコなのです。

 

 訂正。お迎えしてくれる訳ではないようです。
 


 「おっと、どっこらしょ」
 



 手水舎の桶の縁に鎮座し、「オイ、喉が渇いた。水を飲ませろ!」と仰っております。
 


 蛇口をひねると美味しそうにピチャピチャと水を飲み始めました。

 桶に貯まっている水を直接は飲むことはしないみたいです。不衛生だからでしょうか。それとも神としてのプライド?
 


 水を飲み終わったら、またお昼寝。

 「もう用はない。下がってよろしい。」 ハハァ~ 



 お食事の場面に遭遇しました。やはりここで餌をもらっていたのですね。氏子、と向こうで言うのかわかりませんが、そういう御獄を守る人達が、世話をしてここに棲みついているならば、本当に神ネコかも。 



  もう一匹、いや、もうお一方。時々見かける準神ネコさま。



 同じように境内でお休みになっております。


 内地の神社と異なり、沖縄の御獄のほとんどは、地元関係者以外の立ち入りを嫌がりますが、ここ漲水御嶽は、宮古島に来た人はご挨拶をした方がいいといわれる場所です。

 宮古島に行って、漲水様にご挨拶したら、神ネコさまがお出ましになるかも。



 今日も神様は、いい夢見てそ~な感じでお休み中。

 それとも、漲水御嶽に訪れた者の厄除け、健康成就、商売繁盛、家内安全を祈願してくれているのでしょうか。

 



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2020年10月17日土曜日

美味しゅうございました 沖縄そばの日2020


 10月17日は沖縄そばの日です。

 今年も、沖縄のあちらこちらで食べた美味いそばを集めまてみました ♪


アーサそば/みなと食堂 


 宮古島の荷川取(にかどり)漁港にあるみなと食堂。

 自家製麺がウリの店ですが、このアーサそばは、麺にアーサーが練り込んであるという凝った代物。

 あっさり鰹出汁とよく合います。

 錦糸卵の黄色、アーサーの青と彩りもよく、一方、市販の紅ショウガを使わず、生ショウガの細切りを添えるなど、細かいところにも気配りがあり、何というか、ニューウエーブ宮古そばみたいな感じで大変美味しゅうございました。

 ややこしいことに、割と近くにミナト食堂というのもあるのですが、今度は、そちらにも行ってみよう。



木灰えびそば/イラヨイ(Irayoi) 



 宮古島の西平安名崎近くにある 、そば屋というよりはカフェと紹介されている店です。ランチメニューは色々あり、そばも一応ある、みたいな扱いです。

 ところが、そのそばが、自家製麺の木灰(もっかい)そばなのです。


 木灰そばとは、ガジュマルなどの木を燃やした灰を水に溶かし、その上澄み液を鹹水の代わりに小麦粉に練り込んだ、昔ながらの製法で作った麺です。

 木灰そばは、腰のある独特の歯ごたえが特徴です。しかし、手間がかかるため、これを出す店は本島を含めあまりありません。

 この日のそばメニューには、写真のえびそばしかありませんでしたが、木灰麺に車エビ3尾がのって950円は、おトク感満載です。

 

 みなと食堂といい、イラヨイといい、自家製麺の店が増えつつあることは、大変嬉しいことです。沖縄そばの進化を期待させます。

 


 アーサー豆腐そば/守礼そば



 去年に続き、今年も行って今年も食べた、那覇の赤嶺駅から徒歩5分くらいの所にある店です。
 ここも麺に凝っていて、メニューにより麺を使いわけているようです。
 また、スープも、①濃厚豚味、②あっさり豚味、③鰹味が選べるのですが、スープの味を選べる沖縄そば屋って、ほかには知りません。

 店内も広く、沖縄そばファミリーレストラン的な雰囲気です。



 去年までは、新しい店を開拓しようという気持ちが強かったのですが、今年はコロナのせいで、沖縄に行けるかどうか直前までハラハラしていたこともあって、むしろ前と同じ店で前と同じものを食べたくなったりしました。



軟骨ソーキそば/八重山嘉とそば



 ここも去年行った、石垣島北部山原(やまばれ)の嘉とそば。

 つるつる食感の麺は、おそらくラーメンの麺だと思ったのですが、案の定、ラーメン屋と紹介しているサイトもありました。

 でもよく考えたら、どちらも小麦粉に鹹水を加えて練った麺。ラーメンと呼ぼうが、沖縄そばと呼ぼうが、どっちでもいい話で、要は、旨けりゃいいんです。

 ところで、最近は、ソーキといっても軟骨ソーキが主流になっているようです。


 まぐろ出汁そば/源石垣空港店


 3年振りくらいに食べたのですが、メニュー名が「まぐろそば」から「まぐろ出汁そば」に変わったのは、どういう意味だろうか。

 と言う話はともかく、よくある鰹出汁ではなく、珍しいまぐろのアラで取ったスープと、具にマグロの身とかまぼこがのった、海鮮そばです。



 野菜ソーキそば/ガーデンあさひ



 竹富島の西桟橋近くにある食堂です。正確な記憶ではありませんが、確か以前は、単純なソーキそばだったような気がします。

 黒っぽいのは、戻した干し椎茸。見かけはあまり良くないですが、結構イケます。スープも美味。


もやしそば/食事処さしば


 下地島のさしばの里の中にある、ホテルのレストランを兼ねた食事処です。

 ドッチャリもやしが入っていますが、中華系のもやしそばとは違い、油も少なくあっさりしています。夜に食べたのですが、飲んだ後の締めの一杯としてはなかなかイケます。

 野菜を沢山食べたという免罪符もおまけに付いてきます。



 宮古そば/伊島観光サービス


 伊良部島の渡口の浜にある海の家のような店ですが、ここのそばは、なかなかどうして侮ることが出来ません。

 特徴は、このオリジナル辛子ニンニク味噌。去年までは、別皿に小さじ一杯ほど付いて来たのですが、今年から?タッパーに入って取り放題に。だからといって入れ過ぎると・・・



禄そば/禄(ROKU)


 ここは、初めて。宮古島の平良港のそばに出来た新しい店のようです。

 軟骨ソーキと三枚肉がドーンとのった肉々しいそばですが、スープは完全鰹出汁で、豚の味は全く感じません。

 豚肉を煮込んだスープは、おでんの出汁として、夜の部に登場するようです。



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2020年10月12日月曜日

黒島航路でひと味違う海の色をお楽しみください

 

 
 八重山の高速船。
 石垣港から各離島に向かって、時速数十㎞でかっ飛んで行きます。

 航路の大半は、石西礁湖と呼ばれる国内最大の珊瑚礁域の上です。船が航行出来るのは、水深の深い場所ですが、そこから眺める海は素敵です。


 特に黒島航路は、終盤の約5分間、とても綺麗な色の海の上を走ります。ひと味違う海の色を堪能してみてください。
 


 石垣港出港直後。
 高速船は、紺碧の海に白波を立ててフルスロットルで快走します。これだけ見ていても気持ちがいいのですが。
 


 黒島行きの高速船は、南南西の方向に進み、竹富島のすぐ南側を通過します。
 進行方向右手に見えるのが竹富島です。 
 



 全行程約30分ですが、残り5分くらいになると、船は黒島に向け、進路を南に変えます。
 その辺りから海の色が少し変わってきました。それまでの濃い青色から、少し緑がかった薄い青色になっています。
 


 さらに進むと海は、明るい青に変わります。
 


 この海の色。沖縄でよく見るコーラルブルーとか、エメラルドグリーンとも違います。
 何と表現していいのかよく分かりませんが、明るい青。黒島ブルーです。
 


 黒島港到着。港内の海の色は、いわゆるコーラルブルーです。5分くらいの間に、次々と海の色が変わるのが分かります。

 これでは、船内で寝ているのは惜しい。
 特にこれから黒島に向かうときは、これを眺めているとテンションが上がります。
 



 八重山航路の高速船にも、新型の船が徐々に投入されています。
 しかし、新しい船は客席が全て室内です。分厚い窓ガラスに囲まれた船内は、エアコンが効いて快適ですが、海を眺めるにはイマイチです。

 このように、昔ながらの後方がデッキになっているタイプの船の方が適しています。

 快適な船室には敢えて座らず、短時間ですから冷房なしの後方デッキの堅いベンチシートに陣取り、船窓をお楽しみください。
 



 黒島からの帰り。再び後方デッキ席に座り、カメラを構えます。

 出航後3~4分で、再び少しだけ緑がかったブルーに変わりました。高速船が海面をかき乱す凄まじい白波とのコントラストがまた最高です。 
  



 ところで、長らく共同運航を続けてきた安栄観光と八重山観光フェリーですが、この10月から昔のように、別々の運航体制となり、共通乗船券も廃止になりました。

 一体何が起こったの?




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