地元(の一部)では大変盛り上がっている新石垣空港です。
当初は、従来どおりのJAL系とANA系だけスタートでしたが、今月、LCC初のピーチ・アビエーションが、7月にはスカイマークが乗り入れを開始します。
オープン前の写真ですが、空港正面に向かって右側奥、JALサイドの一番端にピーチのカウンターが設置されます。
新石垣空港については、自分としても既に感想を書いたところですが、
http://miyakoyaeyama.blogspot.jp/2013/05/blog-post.html
オープン3ヶ月になり、それなりに課題も明らかになってきたようです。
何しろ、新空港は市街地から遠いですからね。アクセスが不便です。
と思ったら、そんなことは何も書いていない。
「国際線ターミナルが狭くて中型機に対応できない」
「エプロン(駐機スペース)が狭い」
「設備等が不足しておりANAが将来B-767をB-787に変更すると対応できない」
って、あのぉ~空港アクセスは・・・
新空港開港後、ANAが羽田直行便をB-767という機材で1日1便運行していますが、これが今のところ石垣空港にやってくる唯一の中型機です。
JTAの羽田直行便は、従来と同じB-737という小型機です。
今、心配すべきことは、ANAが最新鋭の(何かと話題の)B-787を石垣線に投入したらどうしようということではなく、唯一の中型機が何とかこのまま運航を続けてくれるかどうかではないでしょうか。
ちなみに、宮古空港では、石垣空港より遙か以前に中型機が離発着出来る2000㍍級の滑走路を備えていますが、時刻表によれば、今年の夏は中型機の運航はありません。
宮古島市の人口は、石垣市+竹富町の人口よりむしろ多いんですけどね。
エプロンは狭いですか~
そりゃ、台風の混乱時にはそういうこともあるでしょうが、今まであの小さな空港で捌いていたんですから。
一方、某島の飲み屋での地元ぃの話題としては、「新空港は狭い」とのこと。
これは、ちょっと意外だったのですが、良く聞くと、到着出口付近が狭いということのようです。
出口は空港の中央1階にあり、そのまま真っ直ぐ進めばすぐにターミナルの外に出られます。
ところが、実際には出口付近には、レンタカー屋やショップのおにいさん・おねえさん達が、看板を持って客待ちをしているわけで、そうなると旧空港と変わらんじゃないかということのようです。
それに、到着を待つまで椅子くらいあって欲しいと。
確かに、宮古空港出口付近には椅子がありましたなあ。
ところで、空港アクセスに関しては、バイパス道路が建設中で(後3~4年かかるらしい)、それができると便利になるそうです。
しかしね、現ルートでも市街地を出ればほとんど信号の無い田舎道なんです。時間がかかるのは、白保だの宮良だの大浜だの市街地だの色々停まるからです。
そして、前にも書きましたが、観光客の大きな荷物を預かってくれないから、車内は手狭です。地元の人の生活に必要な短距離移動と共存するには無理があるのではないでしょうか。
例えば、トランクに荷物を預かってくれるハイデッカータイプのバス(普通の空港リムジンバスみたいなタイプです)を使って、港・ターミナルと空港をノンストップで結べば、現ルートでも30分を切るはずです。
まずはターミナルに直行し、必要なら、それからホテルを廻ればいいじゃないですか。
そんな観光客用バスを少なくともオンシーズンには1時間に2本出す、こまめに停まる生活路線は新空港共用開始前と同じく1時間に2本にする。
これだけで、空港アクセスはずいぶん改善されるように思います。
何年も何十億円(もっとかも?)もかけて道路を造る前に、観光立市として観光客の目線で考えて出来ることはないですかね。
ハードを整備しても「仏造って魂入れず」では、やがて飽きられてしまいます。
これは愚痴?いえ、前向きな提案なんですけど。