2018年6月29日金曜日

黒島の絶景西の浜 その北側の海も美しかった



 
 黒島の西の浜。 

 西の浜の美しさについては、当ブログで何度も取り上げましたが、行き方が分かり難いことや、黒島自体がメジャーでないこともあって、訪れる人はあまりいません。

 こんな道を通って辿り着きます。これでも、昨年9月よりは、草が刈られ歩きやすくなっているのですが。



 この入口より南側、つまり海に向かって左側には、美しい白砂の砂浜が広がります。



 一方、北側、海に向かって右側は、天然の砂浜ではなく、コンクリートの護岸でガッチリ固められています。
 なので、ただでさえ訪れる人が少ない西の浜なのに、北側まで足を伸ばす人はほとんどいません。



 この場所には貯水タンクがあります。黒島には、川もなければ池もなく、生活用水は、全て西表島からの送水に頼っています。

 台風や高波から、この貯水タンクを守るため、コンクリートの護岸が造られました。



 これが送水管。西表島から、パナリ島を経由して水が送られてきます。
 この細い管が、200人余の島民と3000頭の牛の生活を支えます。もちろん、観光客も恩恵にあずかっています。
 


 波打ち際辺りには、カラフルな巻き貝がビッシリ。



 こちらは、ミジュン(鰯)の群れを見下ろしたところ。




 海に境界があるわけではありません。砂浜であろうとコンクリート護岸であろうと、目の先にある海は本当に綺麗です。




 昨年も当ブログで書きましたが、宮古島、石垣島では、恐ろしい勢いで観光客が増えて、街の様相も激変していますが、一方、この黒島は、あまり変わらず、むしろ数年前より不便になっていることもあり、入り込み観光客数も減っています。

 流れがあるため泳ぐことはできませんが、この美しい海を眺めている人が、ほとんど自分だけ、という贅沢は、他に代えがたいものがあります。





2018年6月25日月曜日

ほとんど役に立たない宮古島&周辺の旬ネタあれこれ




 ほんのちょっとしか役に立たない最新情報に続いては、情報というのもおこがましい、知っていてもほとんど役に立たない、宮古島周辺の近況、話題、ネタをお届けします。


 下地島17ENDについにバス乗り入れ

 17END周辺の道は、県道でも市道でもなく、空港の管理用通路です。なので、狭くて路面も悪い。
 そこを敢えて行かなければ、あの美しい海は見られないのですが・・・



 しかし、ここにもついに大型バスに乗った団体客が。ただでさえ狭いのに、勘弁してほしい。ここもいずれ、一般車両進入禁止ですかねぇ~。




宮古島の良心の木は健在

 今年の沖縄県は、マンゴーが不作。中でも宮古島は一番の不作で、農協の見込みでは昨年比35%減だとか。

 収穫も遅れ、6月中旬現在、島の駅ではほんのわずかの在庫が、「那覇空港の売店かぁ!」というくらいの高値で売られていました。

 しかし、国道沿いのこのマンゴーの木は、今年もたわわに実を付けていました。こんな場所なのに誰も盗らない。
 持ち主も安心しきって袋がけしてるし。

 い~スね~。このマンゴーの木が無事である限り、宮古島は大丈夫ですよ(当ブログ推定)。
 

 うわぁ~~~ もったいない。



落下物注意!

 落ちているのは、サボテンの枝。
 道路を通行中にこんな物に直撃されたらかなりヤバイです。しかも、サボテンが落ちてきて大怪我をしたと言っても、皆から笑いをこらえながら同情されるだけなので、くれぐれも注意してください。



伊良部島の建設ラッシュ続く

 伊良部大橋の開通と下地島空港の利活用の期待で、建設ラッシュが続く伊良部島。特に島の南岸沿いは、凄いことに。この状況は、まさにバブル。

 しかし、伊良部島は、今年のGWに断水するなど、ライフラインが追い着いているのか心配です。
 昨年オープンかと思われた来間島に建設中のホテルも、まだ建設途上のようです。

 歴史は繰り返される。バブルは必ず弾けます。でも、工事途中で中断は最悪です。着工した以上は必ず造り上げてほしいものです。 




 口直しの画像。歯を磨いてもらう民宿プキの家のアイドル犬、タプーちゃん。



乗瀬橋まだ工事中


 一方、伊良部島と下地島を結ぶ橋のうち、最も南にある乗瀬(ぬーし)橋は、未だ掛け替え工事中。昨年度の完成予定だったのに。
 
 下の写真は、旧乗瀬橋から撮ったもの。左伊良部島、右下地島、遠くに来間島を望む絶景なのですが、2009年以降、この景色は見ることが出来ません。




咲いたばかりのサガリ花は意外と爽やか

 夜に咲き朝に散るサガリ花。その怪しげな美しさは、強烈な匂いと相まって、まさに妖艶といった感じなのですが、日没直前のまだ明るさが残る中、蕾から花が開き始めたサガリ花は、意外と爽やかでした。

 サガリ花の最盛期はこれから。是非とも足を運んでください。
 宮古島のほか、石垣島にも群生地があります。


2018年6月20日水曜日

ほんのちょっとしか役に立たない宮古島の最新情報


宮古島に吉野家が出来ていた

 マックが出来たときから、いつかは吉野家も出来るのではと思っていたのですが、いつの間にか出来ていました。

 この日本最南端の吉野家は、地元の人には大大大盛況だそうです。

 一方、地元の人に長年親しまれていたはずの大和食堂には、午後1時を過ぎても観光客が店の外まで行列。一体どうなっているのだか。

 ほんのちょっとしか役に立たない度 ☆☆☆



西浜崎に駐車場が出来ていた 

 前浜を北西に進んだ一番端っこにある西浜崎。使われないまま放置されたキャンプ場に車を止めて、茂みの中を進むとやっと海に出られます。

 のはずだったのにいつの間にか立派な駐車場が出来ている。何のため?

 ほんのちょっとしか役に立たない度 ☆☆☆☆☆



パイナガマ海空すこやか公園になっていた

 パイナガマビーチの西側、埋立地のトゥリバー地区の一角で、市が公園整備を進めていましたが、「パイナガマ海空すこやか公園」としてデビューしていました。

 名前からして、観光客向けではなく地元民向けの施設だと思いますが、それにしても駐車場が広い。

 大型車用の駐車場まであるし。

 海には近いですが、海が見えるわけでもなく、観光スポットとしてお世話になることはないでしょう。
 休日には、地元客で賑わう・・・といいのですが。

 ほんのちょっとしか役に立たない度 ☆☆☆☆☆



前浜港に向かう道路の交差点に信号が出来ていた

 国道390号線から前浜港に向かう道路には途中信号機がなく、交差する道路の方が一旦停止となっているのですが、構わず突っ込んでくる車もいるから気を付けるように、と言われていました。

 その中の、最も通過車両の多い交差点に信号機が出来ました。メデタシメデタシ。

 ほんのちょっとしか役に立たない度 ☆☆☆☆☆☆



昨年のクルーズ船の寄港は130回!

 昨年、クルーズ船で訪島した外国人の数は、36万人だそうです。単純計算で、一隻当たり2769人。40人乗りバスで69台分。
 それが年130回繰り返されたと想像すると、凄まじさがお分かりいただけると思います。

 ほんのちょっとしか役に立たない度 ☆☆☆☆
 


川満のマングローブ遊歩道が閉鎖中


 国道沿いの駐車場から川満魚港まで、マングローブを眺めながら歩ける遊歩道が、破損事故のため閉鎖中です。
 
 ちなみに、この事故には12人が巻き込まれ、うち3人は肋骨を折るなど大怪我をしたそうです。

 ほんのちょっとしか役に立たない度 ☆☆☆



宮古空港の案内が改善されていた

 混んでる、乗り遅れる、早く、と大袈裟に煽りすぎで、これじゃ「狼が来た」と同じではと言いたくなった宮古空港。

 その状況については、昨年、こちらの記事に書いたとおりですが、今年は大夫良くなっています。保安ゲートも1基増設されていたし、この案内なら適正だと思います。

 当ブログの記事を読んで改善してくれた訳ではないでしょうが、大変結構なことです。ありがとうございます。

 ほんのちょっとしか役に立たない度 ☆



(☆の数が多いほど、ほんのちょっとしか役に立たない度合いが高い情報です。というか、この注記自体がほんのちょっとしか役に立ちません。)


2018年6月16日土曜日

徳之島の絶景「犬の門蓋」 ちょっと悲しい歴史も


 
 またまた徳之島からです。
 これは、犬の門蓋(いんのじょうぶた)という変わった地名の観光名所にある、通称めがね岩。

 隆起珊瑚の石灰岩が、波に浸食されてできたのだとか。



 うぉ!人が歩いている。 

 
 ならば自分も。昇り口と思われる場所からの眺め。結構危なっかしい。 


 近くで見るとまさに蓋です。


 蓋の上からの眺めです。あんな危なっかし所だと思うとちょっと怖い。風も結構強かったし。


 犬の門蓋というのは珍しい地名ですが、門を「じょう」と読む読み方は、沖縄から伝わったそうです。蓋のある門がある場所ということで、まさにそのとおり。

 そして、周辺は荒々しい海です。
 

 

 犬の門蓋と言われるのは、かつて、島が飢饉に見舞われたとき、人や家畜を襲った野良犬を捕まえて、ここから海に投棄したからだとされています。

 このことは、現地の解説版にも観光協会のHPにも書いてあるのですが、いつ頃のこと?というのがよく分からない。

 聞いた話では、そんな大昔のことだけということでもなく、一度だけでもないらしいということでした。

 長い間海が荒れたり、雨が降らなかったりすると、たちまち生活に影響する絶海の孤島。そんな時に人や、飼っている鶏を襲う野犬は、否応なしに駆除しなければ生きていけない、厳しい環境だったのだと思います。
 




2018年6月10日日曜日

ありゃ!? 地元で見慣れたバスが沖縄離島に




 神奈川中央交通、愛称、神奈中バス。
 神奈川県の大部分と、東京都の多摩地域に展開する、東日本最大のバス会社です。

 黄色と赤のボディーにオレンジのストライプ。
 神奈川県民にとっては、昔から見慣れた車体ですが。



 

 ありゃ! なんで神奈中バスが西表島に?





 もう一度。こちらが神奈中バス。



 こちらが、西表交通のバス。



 文字以外は、全く一緒。
 西表島交通では、ほかにも都営バスとか京浜急行バスの中古車を導入し、塗色を変えないで運行しているようです。

 いいですね~。
 余計な金を使わず、遙々やって来た観光客にネタを提供してくれる。笑



 こちらは、安栄観光の送迎バス。
 上原(船浦)~白浜間で運行され、石垣航路に接続し、船の利用者は、無料で乗せてもらえます。



 なんか、路線バスよりいい車両のような。新車で発注したのでしょうか。企業の実力差?




 
 元神奈中バスは、座間味村営バスとしても活躍していました。スゲー!



 港と古座間味・阿真などを結びます。
 那覇から船に乗って泳ぎに来た人には、便利です。1回300円。

 座間味村は、こんな最新のバスも持っているようなのですが、3日間滞在集ずっとお休みでした。何で?




 ナンバープレートに注目してください。白ナンバーです。
 白ナンバーは自家用自動車です。通常は緑ナンバーですが、道路運送法の許可を受けた特別なバスです。


 地元のバスが、大好きな沖縄で第二の人生を送っていました。これらのバスを見つけたときは、本当に感動モノだったのですが、これはかなりのローカルネタ。

 当ブログをご覧いただいている人のごく一部にしか伝わらない内輪ネタですが、まあ、お許しくだされ。



2018年6月5日火曜日

普通こんな所まで行きませんよね 石垣島伊野田漁港



 
 最近、外国人を中心とした観光客激増の石垣島にあって、ほぼ地元民しか来ない場所。
 石垣島の北東部にある伊野田漁港です。

 知らない?そりゃそうですよね。何もないですから。何もないけれど、沖縄離島らしい雰囲気はたっぷりです。


 
 まず、何と言っても海が綺麗です。
 いや、もちろん川平湾のようにべらぼう綺麗な訳ではないですが、石垣島の海に期待する程度には綺麗ということで。あ~ややこしい。

 宮古島の高野漁港に感じが似ています。どちらも、観光地ではない、ただの漁港という点で共通点があります。
 もっとも、高野漁港のように、カメが棲みついているかどうかは未確認です。




 「伊野田漁港」でググってみると、ヒットするのは釣りの記事ばかり。
 どうやらここは、釣りのポイントとして地元で有名らしいのです。自分は、そんなことも知らずに、ただ立ち寄ってみただけなのですが。




 アダンの実が、バラバラになって地面に敷き詰められていました。



 見上げると、ツルッツルになった実が。恐らく、犯人はヤシガニでしょう。これはこれで、結構カワイイというか、笑えるというか・・・




 漁港から少し歩いて見ると、周辺には、こんな光景が転がっていました。さすが、腐っても石垣島です。



 見た目の綺麗さ ☆☆☆☆
 ノンビリ度   ☆☆☆☆☆
 アクセス    ☆☆☆
 周辺の施設   ☆☆

 とまあ、こんな感じです。

 石垣島の東側は、玉取崎展望台を見た後は、南端の市街地に帰り着くまで、あまり見所がありません。
 むりやり穴場を探す必要もありませんが、「効率よく見て廻る旅」以外の人は、通りすがりにちょっと寄ってみてはいかがでしょうか。国道390号線沿いです。