2020年12月28日月曜日

SUNSET2020 今年の〆は宮古島の夕日




 今年も残すところあと僅か。
 これが年内最後のアップ記事となります。例年どおり、夕日の写真を並べて今年を締めくくりたいと思います。


 冒頭の写真は、宮古島の川満漁港からの眺めです。何故が海に一筋の線のようなものがあり、そこだけ、夕日が綺麗に映っていました。


 こちらも、川満漁港から。お馴染みのマングローブに沈む夕日が今年も撮れました。
 

 

 今年は、概ね天候に恵まれ、特に八重山で晴天率が高かったのですが、夕日に限っては、宮古島の方が豊作でした。


 こちらは、ぱいながまビーチの夕景。日没後に雲が光ります。
 



 そして、前浜です。
 人が多過ぎて、何となく先行き不安な前浜ですが、夕日を前にすればそんなことも関係ありません。

 ちょうど沈みゆく太陽が小さな雲に隠されるという珍しい瞬間。濡れた砂浜が黄金色に輝きます。
 


 日没後、砂の色がオレンジ色に変わりました。焼けた空を映します。
  


 別の日。僅かに残った青空に、絶妙なバランスで染まった雲が映えます。
 


 南東側を振り返ると、夕焼け雲。夕焼けは、必ずしも西の空だけとは限りません。
 



 一年間当ブログをご覧いただき、本当にありがとうございました。こんな年でも、無事続けることができました。
 新年は、1月1日更新予定です。


 皆様、どうぞ良いお年を。

 



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2020年12月24日木曜日

回顧沖縄ひとり旅2020 でもやっぱり楽しかった

 
 上を向いてもコロナ、左を見てもコロナ、コロナコロナの1年でした。

 経験したことのない緊張感が漂っていた時期もありましたが、それはそれとして、沖縄離島旅行が楽しかったことには変わりありません。

 沖縄ひとり旅。2020年も色々楽しいことがありました。


 

 実は、コロナのおかげで、個人的にはいいこともありました。

 オリンピックが中止になったので、本来なら高くて行けない、人が多くて行く気にならなかったはずの8月上旬にも宮古島に行けました。

 しかも、ツアー代金は例年の9月並に安い。しかもしかも、予約後にGo To適用となり、代金の一部が戻って来たのです。

 8月後半以降も、Go To割引価格で行くことができました。元々、Go Toがあろうがなかろうが沖縄には行ったので、単純に旅行代金が安くなっただけ。


 ラッキー♪ とかいって浮かれているのはあまりにも申し訳ないので、差額相当は、自分基準で考えて世のため人のために使わせていただきます。




 沖縄の各島では、いつも泊まる宿は大体決まっています。何回も泊まると、以前その宿で一緒だった人と偶然再会することも珍しくありません。

 しかし、今年は、特に多くのリピーターさん達と遭遇しました。


 黒島の民宿に泊まったのが7月の上旬。緊急事態宣言後初の沖縄旅行だったのですが、偶然にも、以前この宿で一緒になった常連さん達3人が泊まっていたのです。

 これだけでも、結構レアだと思うのですが、この宿に9月下旬にもう1回行ったら、またまた以前一緒だった人が3人いた。しかも、7月にも会ったIさんがまたいる。
 ここに住んでるんですか~ 笑

 
(民宿のお隣の住人 ハナちゃん)


 宮古島の民宿でも、合計9泊したうち5泊で、以前にこの宿で一緒になった人とまたまた一緒になりました。

 ここは3部屋しかないので、自分以外は2組しかお客さんはいないのに、凄い高確率。

 一人で旅をしていて、寂しいということは決してないのですが、それでも、知っている人と予期せず会えるというのは嬉しいものです。


 今年は、こんな状況だったので、新しいところを開拓したいという気持ちより、今まで行ったことがある場所にまた行ってみたいという気持ちが強かったのです。 

 行ったのは、宮古島周辺と、八重山は石垣島と黒島、日帰りで竹富島。後は、那覇に半日ほど滞在しただけ。宿も、ツアー設定の都合で泊まった1,2のホテルを除き、いつもの宿ばかりでした。

 もしかしたら、ほかの人も同じ気持ちだったのでしょうかね。





 自分史上初チャレンジ!
 石垣島の泡盛、八重泉と請福、それに玉の露の利き酒をやってみました。

 小さなグラスに注がれた3種類のストレートの泡盛を、神経を集中させて、口の中にチビリと注ぎます。

 う~~~むむむ。そぉっかぁ~


 八重泉も請福も、口に含んだ瞬間の刺激はどちらもほとんど同じなのですが、喉を通過する瞬間、八重泉はあまり変わらないのに対し、請福は、微かなコクと甘みを感じる。

 八重泉が軽いというのはそういう意味だったのか。

 ちなみに、玉の露は口に含んだ瞬間から微かなコクと甘みが感じられます。

 八重泉も請福もずいぶん飲んでいるはずですが、真剣に味わったことはなかったなぁ。ひとつ賢くなりました。でも、単品で出されてどちらか当てろと言われても、絶対に分からない自信があります。





 今年のエピソード。
 宮古島でドラゴンフルーツを買ったら、おまけに島バナナを一房(10数本)くれました。島バナナって結構高いはず。ドラゴンの値段より高いのでは?さすがゆるい宮古島。

 まだ、緑色のものが多かったのですが、その中から一番黄色っぽくなっていたものを1本食べてみたら、

 まっずぅぅぅー

 パサパサして渋味もあって、思わずはき出したくなりました。フルーティーの正反対。
 だからタダでくれたの?

 ググってみると、島バナナは熟してから食べないと美味くないとか。
 結局家まで持ち帰り、黄色を通り越して黒っぽくなったバナナを食べてみたら、あら、美味いじゃん。ねっとりとした甘みと微かな酸味。食感もいいし。

 大変失礼をいたしました。わたくしの食べ方が悪かっただけです。その次に行った時は、その店で島バナナを買って帰りました。

 今年は、台風の直撃がなかった分、各島ではバナナが豊作だったそうです。




 兎にも角にも、今年の旅の思いでは、コロナ無しでは語れません。

 無事行けるか、毎日ハラハラしながら感染者数のニュースを見ていたこと
 横浜駅通過時には以前のように人が溢れていたのに、羽田空港に着いたとたん人が少なくて驚いたこと
 減便に加え乗客もが少ないので、那覇発着便が定時より早く離発着したこと
 人が少ないかと思っていたら、場所によっては前と変わらず人がいてびっくりしたこと

 これは、今年ならではこその思い出です。また、そうでなければ困ります。


 ですが、こんな中でも、一時期の自粛のみで、沖縄に行けて楽しく過ごせたことは本当に有り難いことです。

 居酒屋宴会派にとっては、まだ辛い日々が続きますが、一人ご飯OKな一人旅派は、旅に出ても大丈夫です。
 できることから、工夫して楽しんでいきましょう。
 

 来年こそは、本当に来年こそは、今までどおりの平穏な1年であるよう、願わざるを得ません。




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2020年12月20日日曜日

回顧沖縄ひとり旅2020 当たらない沖縄の天気予報

 


 それにしても沖縄の天気予報は当たらない。
 いや、もしかしたら、天気予報が当たらないのではなく、自分が天気予報当たらない男なのかも知れない、と気づき始めたのが昨年。

 今年も面白いように予報が外れてくれました。

 

 7月の宮古島。出発前の週間天気予報はこのとおりでした。

(石垣島気象台HPより。その後も同じ。)

 滞在中に体感した天気は、

 7月17日 曇り一時晴れ
 7月18日 午前中晴れのち午後曇り一時雨
 7月19日 曇り一時雨

 今年は、本州で梅雨明けが遅かったのですが、とっくに梅雨明けしたはずの沖縄でも、この梅雨前線の影響を受けたようです。
 

 ちなみに、気象庁のいう「曇り時々晴れ」などというときの「時々」は、晴れが曇りの半分以下、「一時」は、1/4以下だそうです。また、曇りとは、全天の9割以上に雲があり、かつ、雨は降っていないという状態を指すそうです。



 8月の石垣島


 8月27日 曇り一時大雨
 8月28日 午前中曇りのち午後晴れ
 8月29日 晴れ

 8月27日は以前記事にもした、竹富島で豪雨にあった日。翌日から、どんどん天気は良くなりました。


 9月の黒島ほか

 9月23日 晴れ
 9月24日 晴れ
 9月25日 晴れ

 今シーズン最高の天気に恵まれました。




 10月の宮古島


 10月 8日 午前中晴れのち午後曇り
 10月 9日 雨時々曇り夕方から晴れ
 10月10日 晴れ

 10月10日は、今シーズンの沖縄旅行最終日。予報が外れてくれたおかげで、有終の美を飾ることができました。


 とまあ、こんな感じでしたが、これ以外の日程分も含めて、感覚的には週間天気予報は2~3割くらいしか当たっていません。

 今年の傾向としては、八重山に行った時は、天気予報に拘わらずおおむね晴れだったのですが、宮古島に行ったときは、天気が予報をおちょくるように小まめに変わりました。

 そんなこともあり、宮古島では色々な気象現象を体験。


 一天俄にかき曇り・・・運転中に突然の大雨。昼の12時頃なのですが、日没後のように暗くなってしまいちょっと怖いほど。
 昼食を食べに行く途中でしたが、駐車場についてもしばらくは車から出られず。




 これは漏斗雲(ろうとうん)。垂れ下がっているように見えるのは、竜巻です。これが地面まで到達すると大変なことになるのですが、幸い、消えていきました。

 この日は、午前中は晴天で、シュノーケリングを楽しむことができましたが、その帰り道でのこと。この時点ではいわゆる天気雨だったのですが、この後、雨・曇りの天気になっちゃいました。




 こんなこともありました。埋め立て地のトゥリバー地区からかすんで見える伊良部大橋。ただの曇りでここまで視界がなくなることはなく、原因は煙霧。

 小笠原諸島の西之島の噴煙と火山ガスが、この日はるばる沖縄までやって来たそうです。晴れの予報でしたが、これはまあ、仕方ないでしょう。




 以前当ブログでは、天気予報に一喜一憂してもしようがないなどと書きましたが、実際はネタにして楽しんでいます。

 それに見事応えてくれる沖縄の天気予報。笑。


 まあしかし、総じて言えば今年は天気に恵まれました。

 コロナには振り回されたけれど、おかげさまで台風には遭遇しなかった2020年。もっとも、去年あれだけ台風にもて遊ばれたのだから、しばらく勘弁してほしいですわ。

 台風さえ来なければ、夏の沖縄では、雨が降っていても午後から晴れるかも、明日は晴れるかも、と希望も持てます。

 天気予報当たらない男ですが、雨男ではなさそうなので、まあ来年もネタさせてもらいましょう。笑笑


 でも、本当にオレだけ!?

 皆さんの時は、天気予報当たるんですか?そんなことないですよね。笑笑笑





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2020年12月16日水曜日

回顧沖縄ひとり旅2020 嗚呼コロナされどコロナ


 緊急事態宣言が解除されおっかなびっくり行った7月
 観光客が増えるどころかむしろ減った気がする8月
 シーズン終了間際になってどっと観光客が増えた9月10月

 コロナに振り回された今年の沖縄旅行を振り返ります。




 何だかんだと言っても、今年の夏もほぼ例年通り7回沖縄に行きました。

 ただ、7月・8月は、本当に無事行けるのだろうか、もしかしたら、これで沖縄旅行は、最後かも知れないという緊張感を常に感じていました。

 幸い今年は台風には遭遇しなかったのですが、巨大な台風が付近を通過するかも知れないときに似た緊張感です。


 「ひとり旅」が自分の旅のスタイルであり、当ブログでも常々色々な角度から話題にしてきましたが、今年はコロナのせいで、特に意味あるものになりました。

 一人で飛行機に乗り、一人で泊まり、一人で食事をする。居酒屋で宴会したり、おねーさんの接待を伴う飲食店には行かない。これならば、コロナ禍においても堂々と旅に出ることができます。
 実際に8月に石垣島に行ったときには、このとおり実践しました。

 ついでに言えば、出発前も飲み会や会食をしない。これならば文句ないだろう!という体制です。

 
 もっとも、普段は民宿に泊まることも多いのですが、そこではオーナーや他のお客さんとの食事や飲みもあります。
 それでも、今年は、事前の発熱チェックのほか、テーブルにパーティションがあったり、窓開け換気があったりと、去年までとは様子が異なりました。


 面白いと感じたのは、飲んでいても皆お互い自然と距離をとっていることです。元々、その日に偶然集まった者同士なので、顔をくっつけて語り合うような飲み会ではないのですが、それにしても、皆さん新しい生活様式を身につけています。素晴らしい!
 
 (どうでもいいことですが、今まで「パーテーション」だとばっかり思っていたのですが、「パーティション」(partition=間仕切り)とATOKに指摘されました。ああ恥ずかし 汗 )

 


 この夏は人が減って、20年前の宮古・八重山に戻ったような感じでした。一方、航空業界マジヤバイんじゃない?と本気で思いましたよ。特に7月8月は、羽田空港に着いたとたん、既に異次元の空間でした。

 宮古空港、石垣空港到着後の手荷物受取カウンターもガラガラで、プレミアムクラスではないのに、あっという間に自分の荷物が廻ってきます。

 最も凄かったのは、8月上旬に乗った宮古発那覇行きの便の機内。前方席には多少乗っていたようですが、機体後方にはホンの数人。
 バス1台に全員詰め込んでも満席にならないのではないかと思うほど。

 JAL・ANAが4桁億円の赤字というのもよく分かります。
 
  
 その一方で、沖縄に限らずですが、9月からは観光地の人出が増えました。
 特に増えたのは、9月下旬の4連休から。それも、9月13日以降急に予約が増えたんだそうです。
 この日に何があったのかといえば、GoToが東京都でも開始されると報道されたのです。しかし、実際の東京のGoTo解禁は10月1日のはず。何故9月中に人が増えた?

 要は、旅行に行く人は、GoToがあろうがなかろうが旅行に行くわけで、何となく心配で出発をためらっていた人にとってGoTo解禁は、旅行に行っても大丈夫だというお墨付きだったのではないでしょうか。

 だとすると、巨額な税金をつぎ込まなくても、「○○を守れる人は旅行に出ても大丈夫です」というメッセージを発信するだけで、効果があったのではないかと思うのですが。





 明るい話題ではありませんが、今年よく耳にした、コロナによる差別や分断を、リアルに感じる場面もありました。

 8月の石垣島でのこと。レンタカー送迎車の運転手がこんなことを言っていました。

 「石垣島の人は真面目だから、誰も感染していなかったのに、みんなよその県から持ってきた。福井県知事はひどいよね。石垣島で感染したとか言って。自分達が持ってきたくせに。」

 このとき、福井県から石垣島に来た4人組が美崎町の接待を伴う店で遊んで、帰ってから全員発症したというもの。
 福井県知事が記者会見して、「状況からみて、石垣島で感染したと考えられる。」と言ったのです。

 こんなことを記者会見する知事も知事ですが、運転手の方は、感染者は遊び人・不真面目だという偏見がありあり。双方とも自分達の方が被害者だという意識も見苦しい。

 宮古島でも、感染者が出た始めた頃には、ネット上で実名を挙げた犯人捜しが行われたのだとか。

 東京で陽性者が増加している頃には、ネットで「こんなときに東京から沖縄に来るなんて犯罪行為だ」とヒステリックに叫ぶ人もいました。

 その後、ご存じの通り沖縄で陽性者数が増加し、一時、人口当たりの陽性者・患者数が全国一になってしまいましたが、沖縄から他県に行くことは犯罪行為だというのでしょうか。


 分断も強く感じました。

 観光業で食べている人達にとっては、観光客がいなくなることは死活問題。一方で観光業に直接関係ない人は、観光客はむしろ来ないでほしい存在です。

 以前なら、お互い心の中では思っていても、面と向かって言うことはなかったのですが、なまじSNSがあるものだから、過激な意見が拡散します。ハンドルネームや匿名で発言しても分かる人には分かってしまいます。

 それを知った人が、今度は相手のいないところで愚痴るみたいなことが実際に起こっています。
 

 誤解による誹謗も蔓延していました。

 8月に沖縄県で陽性者数が急増していたとき、知事が、島出身者に対し旧盆(今年は8月末)に帰省することを自粛してほしい旨発言し、一方で、観光客の来島自粛までは求めないとしたことから、一部で「金儲け優先」と知事を糾弾する声が上がりました。

 しかし、少なくともこの件に関しては、知事の立場は理解できます。

 沖縄の盆行事は、一族が総結集し、文字通り三日三晩飲み明かします。エイサーやアンガマも盆行事です。これらは、言うまでもなく密密密です。しかも、医療体制の乏しい離島や山間部の方が盛大に行われる傾向にあります。
 
 そんなところでクラスターが発生したらひとたまりもない、それだけは絶対に避けたい、だから、今年はいつものような盆行事はやめてくれ、観光客にかまっている余裕はないから、来てもいいから大人しくしていてくれ、ということだったのだろうと想像しています。

 
 コロナのおかげでみんながおかしくなってしまった。それは、実際にコロナに感染した人よりも遙かに多くの人が罹ってしまった副作用であるかのようです。





 コロナイヤーだった2020年が間もなく終わろうとしています。

 疫病退散、病気平癒を縁起とする寺社、全国各地に伝わる祭り・伝説など、これまであまり気に留めることはありませんでしたが、昔の人達は、見えない敵に対し、神仏にすがり、祈るしかなかったということを、初めて実感できた年でもありました。

 スマホ一つで飛行機にも新幹線にも乗れる時代に、世界中の叡智を結集しても、未だにコロナを克服できない訳ですから。 

 東日本大震災のときもそうでしたが、ある意味貴重な経験を積んだ1年だったのだと思います。

 
 来年こそは、普通に沖縄旅行が楽しめる年に戻っているよう、心から願っています。
 でも、だからといって、急に人が増えてほしくないというのも、正直な気持ちではありますが。



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2020年12月11日金曜日

玉取崎ほか 石垣島の東海岸ドライブ

 


 石垣島と宮古島では違う点のひとつが、石垣島には山があること。

 美しいビーチがここにもあそこにも、という点では宮古島に負けますが、高台から見下ろす美しい海がここにもあそこにも、という点では石垣島に軍配が上がります。

 島の東側、東海岸ドライブ中に垣間見ることができる、石垣島の美しい海の写真を集めてみました。



 県道79号線(石垣港伊原間線)の終点、伊原間の近く。時計回りで米原方面から走って来ると、道は大きく右にカーブし、下り坂にさしかかります。

 そのときの眺めがこれ。
 手前に見えているのは、伊原間湾。その向こうに平久保半島を挟んで太平洋です。海の色が違います。



 国道390号線との合流点を右折すると、すぐに玉取崎展望台があります。石垣島屈指のビュースポットです。

 ここは、是非駐車場に車を駐めて、ゆっくりしていってください。
 自分は、もう何度ここに来たか、数え切れないくらいほど通いました。笑



 多くの人が行く展望台から、少し外れた所にはこんな絶景も待っています。
  


 野底岳山麓を経由し、県道79号線と国道390号線を短絡する野底林道。
 山の中を通るのであまり視界は開けませんが、時折、うおぉぉ~な海が眼前に飛び込んできます。



 国道390号線を南下し、伊野田を過ぎた辺りで東側(海側)方面にハンドルを切り、野原崎(のばれざき)を目指します。



 ここいら辺りは、道路がくねくねと入り組んでいて、海岸に出られそうでなかなか出られません。でも、視界は良好でこんな眺めも。



 白保まで南下すると平坦な道になります。ここに空港を作ったのは、平坦な土地があったからなのですね。なるほど納得。
 
 そのため、白保地区は、防波堤でがっちり守られています。





 沖縄の道路は、本島も含めてシーサイドドライブを楽しめる場所はあまりありません。台風の影響を受けないように、防風林となる木々の内側を通っているためです。

 ですが、道路が高いところを通っていれば、必ずしも海沿でなくても、絶景ドライブが楽しめます。

 なお、東海岸では、午前中より午後の方が順光線で綺麗です。
 石垣島一周ドライブをするならば、午前中に市街地を出発し、時計回りで午後に東側に到着するスケジュールがいいと思います。





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2020年12月7日月曜日

続 宮古島前浜の2020年 人の居ない場所を求めて 

  


 前回の続きです。

 何となく先行き不安な”東洋一”の前浜。
 しかし、一口に前浜と言っても広い。人の少ない、自分のイメージ通りの前浜を求めて、さらに奥まで行くことにしました。


 前浜といえば、一般には前浜港から東Qホテルの前当たりまで続く、延長1㎞弱のビーチを指します。

 これが、前浜港から見る前浜の定番の風景です。



 
 そもそも何処までが前浜なのか、よく分かりません。
 南端は、最も広くみても来間大橋の付け根でしょう。
 北端は、岬の突端が西浜崎ですから、その手前まで、少なくとも西側に海が面しているところまでは、前浜ということで良さそうです。


 
 だとすれば、あるのですよ。前浜でも人の居ない場所が。前浜の北の方。奥前浜?



 東Qホテルの前から北側のビーチは、砂浜の部分が狭くまっています。干潮時には砂浜が見えていますが、満潮になると、それが消えて防波堤に直接波が打ち寄せます。
 この点、本家前浜と比べると、多少物足りないかも知れません。

 でも、海の色が綺麗な点では、まったく遜色がありません。



 あまり知られていませんが、前浜港から与那覇湾まで、ぐるっと海沿いに遊歩道があります。総延長は数㎞あろうかというものです。

 防波堤の管理用通路を兼ねているためか、一部は、車の通行もかろうじて可能ですが、場所によっては草木が生い茂り、歩くのすら困難な箇所もあります。

 人の少ない奥前浜に行くには、与那覇のサトウキビ畑の中の道から、遊歩道に上がれる場所を探します。



 ここいら辺りに来る人が少ない一番の理由は、駐車場がないからだと思います。

 島の人や、知っている人は、堤防の管理用通路の入り口から入って、狭いスペースに車を駐めていますが、それでなければ、周辺の道に路駐して歩いて行くしかありません。


 カメラを左側(南側)に振ると、来間大橋が見えます。お馴染みの前浜の眺めです。
 


 美しい海の向こうは来間島。見えているのは、今年オープンしたリゾートホテルのコテージ群です。
 

 
 西向きですから、夕方近くになると海が逆光線に光ります。



 そして夕刻。季節により場所により若干違いますが、海に沈む夕日が眺められます。




 さすが宮古の海。まだ、素敵な場所が残されていました。
 
 ここならジェットスキーも近づいて来ません。
 パラソルやビーチチェアも並んでいません。
 女性客に「写真撮りましょうか」などと声をかけつつ、営業活動をしているおにーさんもいません。
 今のところは、ですが。







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