2026年5月18日月曜日

金持ち優遇? 青組マイル修行者の悲嘆

 

 沖縄に行くときに、あなたはJAL派ですか、ANA派ですか。それとも、スカイマーク、ピーチですか。

 自分は、無派閥だったのですが、近年、羽田・宮古、羽田・石垣路線に関しては、ANAの方が安い航空券が買えることが多かったので、7:3位でANA派でした。


 旅好きや航空マニアの中には、ハッキリと、JAL派、ANA派と公言する人も少なくなく、そういう人達を、機体の色から、赤組、青組なんていう呼び方をすることもあります。


 ところが最近、青組の一部が怒りの声を上げる騒ぎが起きました。




 日本航空(JAL)と全日空(ANA)は、優良顧客を囲い込むために、上級会員制度を設けています。

 JALはJGC(JAL グローバルクラブ)、ANAはSFC(スーパーフライヤーズカード)といいます。

 これらの上級会員になると、ネームの入った革製の手荷物タグがもらえるほか、

 優先搭乗ができる、預けた手荷物が早く帰って来る、空席待ちの際優先される、搭乗マイルにボーナスが付く、そして主要空港ではアルコールも飲み放題のラウンジが利用できるなどといったご褒美があります。



 上級会員になるには、かつては両社共、年間(暦年)で一定のポイント数に達するまでその会社の便に乗り、それが達成できたら、最低でも年会費が1万1千円以上の両社のクレジットカードに申し込むことが条件でした。

 一度上級会員になると、カード会費を払い続ける限り会員であり続けます。

 そこで、1年間だけ頑張って、用もないのに飛行機に乗って会員資格をゲットするという、「修行」を行う人達が現れました。

 

 ANAの羽田・中標津(北海道)線は、羽田を発った飛行機が短時間の滞在で折り返してくるため、距離の割に効率の良い修行場とされ、特にオフシーズンは、中標津に着いてそのまま折り返してくる客が相当数居たそうです。

 コロナの頃海外に飛んで、到着国の入国が許可されなくても修行なので構わないという客もいました。


 修行は、バラエティ番組にも数多く取り上げられ、その大半は、修行者を変わり者扱いして面白おかしく取り上げるものでしたが、マニアにとってはそれも勲章でした。


 そうした、汗と涙の結晶(?)である上級会員資格に、ANAが更なるハードルを設けると発表し、修行を終えて上級会員になった青組の人達が怒り狂っているというのです。




 ANAは、2年後から上級会員を並と特上に分け、特上会員になるには、クレジットカードであるANAカードを年間300万円以上使うか、通算してべらぼうな回数ANA便に搭乗しなければならないとしました。

 しかも、特上会員になれば従来のサービスが維持されますが、並会員は一部サービスが受けられなくなります。

 その一番大きな違いは、ラウンジを利用できるかできないかなのです。
 


  2026年時点の国税庁の調査では、日本人の平均年収は約460万円だそうですが、平均的な日本人が、クレジットカード(それもANAカードのみ)で年300万円以上使うことはまずないでしょう。
 
 そうすると、特上会員になれるは、平均以上の金持ちか、個人事業主で経費をうまいことカードで支払える人などに限られることになり、金持ち優遇だと批判されているのです。

 特に、ANA便の利用ではなく、ANAカードの利用という点で、航空マニアの怒りに火を点けてしまいました。 
 

 ANAはこれまで、上級会員の魅力をアピールし、閑散期には、獲得ポイントが2倍になるキャンペーンも行ってきました。

 特に、一度獲得した会員資格は永続する旨PRしていたことに、怒りの矛先が向けられています。
 そこには小さく、「制度が変わることもあります」と書かれていましたが、それではどこかの危ない通販と一緒じゃないか、という話になるのです。


 このことは、よほど衝撃が大きかったようで、大手メディアから個人のブログまで、数多く取り上げられ、絶賛炎上中と相成った次第です。




 一方のJALも上級会員制度にメスを入れたのですが、JALの場合は、会員資格の獲得条件を年間のJAL便の利用実績から、通算によるJAL便の利用やJALカードの利用など、これまでのJALグループへの貢献度がポイント化されることになりました。

 それにより、1年間という期間の制約はなくなりましたが、ハードルはかなり上がりました。

 それでもJALは、既存会員の特典には手を付けなかったことから、ANAとの比較で高評価されているのです。

 
 ANAの公式発表ではないですが、報道記事を読むと、上級会員が増え過ぎてラウンジが混雑しているから、ラウンジ入場者を制限するための対策だとするものが多くありました。

 一方のJALは、現在、羽田空港のラウンジの改修工事を行っており、JALは多くの会員を受け入れる設備を整えているという見立てもあります。

 この話とは関係ないと思うのですけれどね~。


 ある記事では、会員番号の名称を、ANAはお客様番号、JALはお得意様番号としていることを取り上げ、「こんな所に両社の顧客に対する考え方の違いがある」とかいっていました。

 最近JALは、「時間までに搭乗口に来ないお客様は待ちません」というかなり強い口調のPR動画を作成しましたが、これすら「そのとおりだ」と賞賛するものが多くなっています。

 反対にANAは、今月から一番安い運賃はチェックインするまで座席指定ができないなどとしたことから、LCC並だと批判されることも増えています。


 今、ANAは何をやっても悪者で、JALは何をやっても誉められるみたいです。


 今年の冬には、JALが搭乗ポイント2倍キャンペーンを行った結果、宮古・多良間便に修行者が殺到して、島民の利用に影響が出ました。

 あの時は、JALを叩く論調が多かったのですが、喉元過ぎたら早くも忘れてくれたみたいです。

 ANAも、今は姿勢を低くして嵐が過ぎ去るのを待つしかないようです。



 JALも将来、JALカードの利用300万円以上を上級会員資格にする可能性もあるわけですが、今回の騒ぎを見たら、当分手を付け難いと思います。

 その意味では、赤組の人達は内心ホッとしているかも知れません。




 もっとも、ラウンジを利用したり、優先搭乗できるといったサービスは、上級会員にならなくとも、ファーストクラス・プレミアムクラスを利用すれば受けられます。

 修行には、最低でも50万円近くかかるそうですが、その金を本当に飛行機に乗りたいときに分散投資して、ファーストクラス・プレミアムクラスを使った方が、トータルでは得になるケースが多いと言われています。


 しかし、マニアの心理とはそういうものではありません。もし、入会金50万円で会員資格が得られるしたら、金額に見合ったサービスを受けられるかを考えるでしょう。

 そうではなくて、ANA便に乗りまくった者だけに与えられるSTATUSだからこそ、損得を考えずに修行するのはないでしょうか。
 ANAに忠誠を誓ったのに、裏切られた青組の怨嗟は如何ばかりか。



 趣味を経済的合理性で語ることは無意味です。自分は、既に160回以上沖縄に行っていますが、そのことの合理的理由など絶対説明できない自信があります。

 と言うか、160回沖縄に行ったなどと宣言してマウントを取ろうとすること自体、一般の人から見れば変ですよね。
 (その程度の自覚はあります。笑 )





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2026年5月11日月曜日

マンゴーの花って見たことあります?

 


 これが、マンゴーの花です。

 ゴチャゴチャした小さな花ですが、これこそが、沖縄フルーツの女王、マンゴーの根源なのです。


 普通マンゴーは、ハウスの中で大事に育てられているので、花を見ることはあまりないと思いますが、宮古島の某所では、4月だというのに花をつけたマンゴーの木が。

 それも道端に。ほかではちょっとあり得ない路地マンゴーなのでしょうか。


 同時に、実も付けています。結構大きくなっている物も。



 こちらは、3年前に撮った写真ですが袋がかけられていました。今年も、これから袋がけが行われるのでしょうか。



 それにしても、場所が凄い。

 何処なのか、書くのも憚られますが、こんなに人目に付きやすい場所なのに誰も盗らない。

 それも、毎年の事です。少なくともこの点に関しては、宮古島って本当にいいところだなぁと思わざるを得ません。




 マンゴーの花は、普通は2~3月頃に咲きます。

 この時期に、万が一花が落ちてしまうと、その年のマンゴーは収穫できません。マンゴー農家にとって、実は気を遣う時期でもあるのだそうです。


 受粉は、かつては蜂によって行われていましたが、全国的に蜜蜂が減少しており、今では沖縄でもハエを遣った受粉が主力だそうです。

 ハエは、蜜蜂と比べて花の臭いに鈍感なので、ハエをおびき寄せるために、魚の頭を畑の近くに置いたりするそうです。


 この路地マンゴーは、そんな農家の苦労を冷ややかに?見ながら、勝手にすくすくと成長しちゃているのでしょうか。






 おまけ

 ジャジャーン

 2026年5月9日、ブログの通算ビュー数が100万を突破しました。

 ありがとうございます。苦節14年、いや、苦労はしていないから、楽節14年目の快挙であります。





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2026年5月4日月曜日

ちょっとしか役に立たない宮古島の最新情報

 


 ♪ バブルは続くよ~ どこまでも~

 ヒルトンの高級版「キャノピー by ヒルトン沖縄宮古島リゾート」が開業していました。旧ヒルトンと合わせて650室くらいの巨大ホテル群となります。


 また、キャノピーに隣接して「Yard miyakojima」がオープンしました。レストランやら何やらが入っているホテル客向けの施設ですが、誰でも入れます。

 ただし、お値段はヒルトン価格です。中華レストランでは、餃子2コ600円とか、担担麺2200円とか。



 負けじと東急も敷地内に新棟を建設中。

 こちらは、会員制のコンドミニアムだそうで、売り出し価格は、最高で一部屋11億円だとか。

 ♪ バブルは続くよ~ どこまでも~




 自然に帰る?みたいな。前浜港の手前辺りです。



 僅か4年前
には、この場所に「BEACH PAVILION MAEHAMA」なんていう施設がありました。


 2年くらいで跡形もなく消え、重機を入れて造成した場所にどんどん草木が繁茂しています。
 結局、何がしたかったのでしょうか。



 同じく前浜の市営の駐車場。ただでさえ狭い駐車場の一角に、謎のプレハブが建っていました。
 ちょっと覗いてみると、3区画に仕切られていて、中はまだ空っぽです。水回りなどはありませんでした。

 もしかして、トライアスロンのための仮設の建物を、まだ解体していないだけなのでしょうか。




 代わってこちらは、下地島17ENDの駐車場界隈です。

 やたらとポールが立ち並んでいます。どうやら路駐をさせないための対策のようですが、道路幅が狭くなり却って危険だと感じました。

 それで路駐が減った訳でもなく、駐車している車が広範囲に広がっただけみたい。




 路地マンゴ-? まさか野生のマンゴーじゃないですよね。笑

 普通のお宅の庭に無造作に生えているマンゴーの木。4月にして小さいながらも実を付けています。

 こんなに人目に付く場所にあるのに、誰も盗らない。



 このバナナの木も、道路に面しているのに柵もありません。こういうところは、宮古島の良いところですよね。




 漲水御獄(はりみずうたき)の神ネコさまも、相変わらずのご様子。でも、ちょっと太ったんじゃないすか?




 今回一番のビックリ!がこちら。

 宮古空港にバスの出発案内のモニターができたのです。場所は、1階の観光案内所。




 これで宮古島も、運転免許を持たない人達にとってアクセスが分かりやすく便利になります。
 でも、この日午後の与那覇行きのバスには、客は一人も乗っていませんでした。汗




 おまけ

 那覇空港のカードラウンジが新しくなりました。4階のレストラン街の一番奥に新装オープンです。

 これまでは、1階の隅っこの窓もない場所だったのに、こんな眺めにいい、気持ちの良い場所に移転しました。

 西向きなので、西日が当たりそうですが、その分夕日も拝めます。




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2026年4月27日月曜日

那覇行きの便に乗るまでがストレスだった件

 


 4月21日のこと、沖縄に行こうとして、ブログネタをいただきました。


 以前にも愚痴りましたが、個人的事情で長期の旅行には出にくい状況でして、早めに旅行を予定するのも難しく、安い航空券も買いにくいのです。

 そんな中、意を決して今年初の沖縄行として、宮古島2泊3日の旅に。

 プラス那覇前泊ということで、羽田発16:55の那覇行きの便を予約しました。中途半端な時間のせいか、航空券は9630円とムフフなお値段。

 翌日の朝に宮古に直行するより、ホテル代を含めても那覇前泊の方が安いのです。


 しかし、当日朝のJALのメールから悪夢が始まりました。

421日(JAL923便
東京/羽田 → 沖縄/那覇
定刻 16:55発 - 19:40
搭乗口 8

管制システム不具合のため出発時刻の見通しが立っておりません。
ご不便・ご迷惑をおかけいたしますことを、心よりお詫び申し上げます。

 なんじゃこりゃ~!
 出発時刻の見通しが立たないなんて、ただ事じゃない。台風が来ている訳でもないし。

 慌ててHPを見ると、航空管制に障害が発生し、既に復旧したが、各空港を発着する便に遅れが出ているとのこと。

 ヤレヤレ。まあでも夕方までには平常に戻るだろうと、この時は気楽に考えていました。

 
 昼過ぎ、念のために確認したら、平常に戻るどころか欠航も出始めている。どうなっちゃてるの?



 そんな一大事になのかと、ANAのアプリを開くと、遅れはあるが、欠航はない。夕方の便はこの時点では定刻となっている。

 それ以上の情報はなく、とにかく羽田に行ってみるしかない。




 
 午後4時頃、羽田空港第一ターミナル2階出発ロビーに着くと、足の踏み場もないほどの大混乱。

 長蛇の列がウネウネと。それを取り囲むように立ち尽くす人、必死に地上係員を探す人、ケータイ電話で絶叫している人・・・

 列には何十人、いや何百人並んでいるのか。列の最後尾は何処にあるのか。しかも、列の先頭は、上級会員専用の手荷物カウンター。

 何これ? もう訳が分からん。




 係員に事情を聞きたくても、あちらもてんてこ舞いで相手にしてもらえない。

 乗客同士が色々情報交換している。それによれば、上級会員専用カウンターで、一般の人の予約のキャンセル、変更を受け付けているのだとか。

 欠航が決まっていない便の人は、現状とにかく待つしかないらしい。


 自動チェックイン機にICカードをかざしてみると「係員にお問い合わせください」の表示。
 係員が何処にいるのか教えてくれぇ~。

 webでも、便の変更・キャンセルができることにはなっているけれど、全く繋がらない。ログイン画面から1㎜も動かず。


 この時間帯で出航が決まっているのは、大阪伊丹行きの1便のみ。後は、欠航か、搭乗手続中断中。

 待つといっても、何がどうなるのを待つのかも分からない。もう、ハラハラ、ドキドキ、イライラ。


 一方、スカイマークは、順調に搭乗手続をこなしています。



 2階には座る場所すらない。疲れたから1階の到着ロビーに行ってみたら、座れたけれど、ここでは案内放送が聞こえない。再び、荷物を抱えて2階まで。

 もう、何も考えないで無の境地になって待つしかない。

 「無」「無」「無」「む」「む~」



 次々と雑念が涌いて、なかなか無の境地にはなれませんでしたが、肉声による案内放送らしきものが始まりました。でも、喧噪の中、何を言っているのだかよく聞こえない。


 「日本航空より(ボソボソ)お知らせします。○時発(ボソボソ)伊丹行き、○時発(ボソボソ)行き、山口宇部行き、出雲行き、沖縄行き(ボソボソ)搭乗手続を(ボソボソ)・・・」

 あれ、沖縄って聞こえた。もしかして、オレが乗る奴!?
  
 試しに、自動チェックイン機にICカードをかざしてみると、今度は受け付けた。

 ラッキー!!!

 これは、飛ぶということだよな。並んでいる人達には申し訳ないけれど、なるべく下を向いて目を合わさないように(笑)しながら、保安検査場へ。



 保安検査場を無事通過すると、まるで結界があるかのようにその先には別世界が広がっていました。

 ガラガラでほとんど人がいない。壁の向こうは阿鼻叫喚な世界だったのに。
 
 こんな事はコロナ以来か。あの頃と違うのは、店は開いていること。

 ホッとしたし疲れたし、出発まではまだ時間があるから、取り敢えずビールを飲もう♪





 搭乗予定のJAL923便は、1時間遅れの17:55発と案内されました。
 代替機材として国際線仕様機が廻され、自分の席は比較的前方だったので、本来ならプレミアムエコノミーの席。

 ビックリしてCAに聞いたら、本日は、普通席扱いですとのこと。隣に座っていたオッサンが「私も同じ事を聞いたんですよ~」と嬉しそうに話していました。

 わかる~  今まで我慢していたご褒美みたいな感じですな。

 クラスJを持っていた人は、ビジネスクラスだったから、笑いが止まらなかったかも。



 結局1時間ほど遅れて、無事に那覇に到着しました。

 でも乗るまでは、それはもの凄いストレスだったし、これでもまだ運が良い方だったと思うと、本当にとんでもない1日でした。



 夜9時直前の那覇空港。こんな時間なのに、まだ羽田行き4便と、中部行き1便が出発していません。

 ロビーにはあまり人がいなかったので、機内に乗り込んで、出発の時をずっと待っているのでしょう。

 皆さん、本当にお疲れ様。



 この日発生した管制システムの不具合を受け、ANAは、すべての便を出発遅延で対応しようとし、JALは、一部の便を欠航にした上、他の便を定時出航させる作戦で臨んだところ、オペレーションに失敗し、影響が大きくなったとのこと。

 もっとも、ANAも欠航は出たそうです。

 スカイマークは、機廻しが少なく、他社とのコードシェア便ないので、影響が少なかったようです。



 しかし、元はといえば、航空管制のエラーなので、責任は航空会社ではなく、管制業務を行う国にあります。

 航空会社は、本来被害者の立場なのに、それは多くの人に謝り続け、クレームを受け続けました。

 こういう場合に、国土交通大臣がマイクを取って一言詫びを入れ、「航空会社に八つ当たりしないでください」と呼びかけることはしないのでしょうか。



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2026年4月21日火曜日

宮古島のSUP事故は 「自己責任?」

 

 先日、残念なことにまたしても宮古島でSUPの事故がありました。

 幸いこの時は、全員無事救出されたのですが、それよりも前には、行方不明になって見つからないケースもありました。

 今年も沖縄各地で、海の事故が相次いでいます。

 今回は、事故の場合の責任についてのお話しです。


(写真と本文は関係ありません。)



 宮古島の事故を伝えたネット記事の一部に、ガイドが付いていても事故は自己責任であると読めるものがあったが、それは違うのではないのか、と質問がありました。

 海の事故の責任については、法律に詳しい人にとっては釈迦に説法でしょうが、六法なんて開いたこともないという人も、知っておいた方が絶対にいいと思う話です。


 まず、個人で海遊びをする場合です。

 海では、原則誰でも何時でも何処でも自由に泳いだり遊んだりすることができます(港湾の近くなどは人が立ちることが禁止されていますが、これは例外です。)が、自由である分、事故が起きても常に自己責任です。

 自己責任とは、自分の判断によって生じたリスクは、全て自分で負わなければならないということです。

 それだけではなく、万一の場合は、捜索・救助活動のため多くの人を巻き込んでしまうことも知っておいてください。


 海水浴場はちょっとややこしいのですが、海水浴場として届出があった場所は、管理者が遊泳区域や時間を指定することがあります。

 遊泳区域外や時間外で泳ぐことは禁止される一方、遊泳区域内でかつ時間内であれば、事故があった場合には、一定の範囲で管理者の責任が問われることもあります。


 次に、ショップに金を払って、ダイビング、シュノーケリング、SUP、カヌーなどの海遊びをガイドしてもらう場合はどうでしょうか。

 ガイドを請け負った側には安全配慮義務が課せられます。ガイドをするということには、安全に客を遊ばせるという内容が含まれているとみなされるからです。


 仮に、契約書に「事故が発生しても主宰者は一切の責任は負わない」と書かれていたとしても、この条項は公序良俗に反するため無効とされます。

 ただし、参加者がガイドの指示に従わなかった、告知すべき事項を告知しなかった、不可抗力などの場合は別です。
 
 告知すべき事項とは、心疾患、高血圧といった病歴のほか、前日飲み過ぎで体調が悪いといったコンディション不良もあります。


 タイタニック号の沈没現場を潜水艇で探査するツアーでは、主宰者は責任を負わないと契約に明示されていたそうです。
 3000メートルを超える深海を探査するような極めて特殊な事例においては、申込者が賠償請求を放棄してでも参加する意思が明らかであると認められるケースもありますが、誰でも申込みのできる一般のツアーでは、これはあり得ません。


 無料のガイドはどうでしょうか。知り合いを案内するようなケースです。

 この場合も、ガイドに一定の責任が生じます。ガイドを引き受けた以上、有償無償に関係なく、安全配慮義務が課されます。

 ただ、地元の海に詳しい人に着いて泳ぎに行くようなときは微妙です。ケースバイケースの判断がされるでしょう。

 


 さて、以上の点を踏また上で、この記事で本当に伝えたい事はここから先です。


 唐突ですが、こんな例を考えてみてください。

 横断歩道では、道路交通法上、歩行者は安全に横断する権利が認められており、これは絶対的な優先的地位です。

 それでも、多くの歩行者は左右の安全を確認してから渡ると思います。

 横断歩道で車や自転車に轢かれても、責任は100%相手方にあるわけですが、責任が相手方にあるからといって、事故に遭っていいわけではありませんよね。

 
 海の事故も同じです。責任が誰にあるかは賠償を求める際には重要ですが、それにもまして重要なのは事故に遭わないことです。

 冒頭で触れた、ガイドが付いていても事故は自己責任であるというのは、仮にその通り書かれていたとしたら法律上は正しくはありませんが、恐らく真意は違うと思います。



 沖縄には、「沖縄県水難事故の防止及び遊泳者等の安全の確保等に関する条例」というのがあり、ショップを営む者は警察への届出が義務付けられていますが、罰則はありません。

 悪意のショップが多いなどと言うつもりは決してありませんが、あちらも商売です。

 客を喜ばすために無理をしたり、少ないスタッフで多くの客を捌こうとすることもあり得なくはありません。

 ショップやガイドの個々の判断を監督する機関もありません。


 鉄道の世界には ”Fail-safe” の原則があります。「分からなかったり迷ったりしたら、安全の方向に動く」という考え方です。

 停電で信号が点灯しなかったら、赤信号かも知れないので取り敢えず停止するといったものです。海遊びにもこの考え方が必要なのではないでしょうか。

 


 自分が沖縄にはまった当初は、シュノーケリングをすることが主目的でした。

 しかし、今から考えると、安全面においてあまりよろしくないこともしていました。理由は、知識がなかったためです。

 シュノーケリングクリアの練習もしないでいきなりシュノーケリングをすることは、とても危険な事ですが、そんな事すら知りませんでした。


 自分の事を棚に上げて、今さら「安全に心掛けよ」というのも、何だか説教臭くてちょっと気が引けます。

 それでも、ショップのツアーで信じられない事故が起こるのを見るにつけ、自分の身を守るためには、最後は自己判断による”Fail-safe”も必要になることは、心の隅に留め置いておいた方が良いと思うのです。



 改めて言うまでもないことですが、信頼できるショップ・ガイドも沢山います。信頼できるガイドと出会うまでは、左右を確認してから横断歩道を渡る慎重さも必要です。
 責任問題とは別にです。

 まして、個人で海遊びをする場合は、より一層慎重になって、安全についての下調べもしてから、美しい海を楽しんでください。

 波が高かったら、少しでも波の立たないビーチを探して、波打ち際でチャポチャポするだけでも、それなりに楽しめるのが沖縄というところです。

 



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2026年4月14日火曜日

宮古島の癒し・八重山の刺激の「刺激」 八重山編

 


 ブログ「宮古島の癒し・八重山の刺激」の「刺激」 八重山編です。

 こんな写真を撮っているときは、もの凄くテンションが高いんです。だから見返すと、また行きたい、また撮りたいと思う、それが「刺激」写真です。ということでご了解ください。



 冒頭は、竹富島のコンドイ浜。下は、黒島港に向かう途中の海。「黒島ブルー」です。




 「癒し」編でも黒島の伊古桟橋の写真はご覧いただきましたが、こんな状況になっているとテンション爆上がりです。

 気付かれないよう一歩また一歩と進み、遠方の高速船が通過しないうちにと、望遠レンズで波が跳ねる瞬間を待ちます。




 イリオモテヤマネコ。

 もちろん本物ではありませんが、背景にヒナイサーラの滝が見え、メチャクチャ絵になるシーンです。

 天気が悪かったのが却って良かったかも。西表島船浦湾の海中道路の付け根辺りです。




 竹富島のイメージどおりの光景です。

 竹富港から歩いて集落に着くと、いきなり竹富らしさが全開です。




 リアルジュラシックパーク!?
 
 これでは、ちょっと癒やされません。笑 黒島の集落内の普通の道路です。




 テラスから見た天の川。

 小浜島のゲストハウスパナパナ(当時)のテラスからは、満天の星空を臨むことができます。

 テラス自体も真っ暗なのですが、長時間露光でこんなに明るく写っちゃいました。




 夜の石垣港。まるで街路樹のようにバナナが実を付けています。これで誰も盗らないのだから凄い。




 何やら真剣に見詰めてますね。これはネコにとって刺激的な瞬間でしょうか。笑

 竹富島のコンドイ浜の四阿です。




 八重山編も〆は、美しい海に囲まれた空港の写真で行きます。もちろん石垣空港です。




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2026年4月7日火曜日

宮古島の癒し・八重山の刺激の「刺激」 宮古編

 



 ブログ「宮古島の癒し・八重山刺激」の原点とでも言うべき、「癒し」と「刺激」の写真を並べる企画です。

 「癒し」に続いては「刺激」編です。刺激編は、宮古と八重山を別々にご覧いただきます。今回は宮古島とその周辺の刺激写真10点です。


 そもそも「刺激」の意味が分からん、と言われそうですが、その辺は追々と。

 冒頭の写真は、下地島北端17ENDの海です。下は、伊良部島渡口の浜で撮った、夏の太陽・夏の雲・椰子の木のコンビです。




 同じく渡口の浜。濡れた砂浜が雲を映してウユニ塩湖状態になっています。




 天気は晴れですが、激しく波が打ち寄せています。背景の海が綺麗なだけにとても絵になるシーンです。

 来間島のムスヌン浜です。




 こちらは大波。何と言ってもこの色が美しい。宮古島の南岸、インギャーの少し東側の海です。




 サトウキビ畑の向こうに低く虹が架かっていました。
 こんな光景は癒しでしょうか。でも、この瞬間自分の頭の中は「ウォ~~~!」な感じで、写真撮影に夢中です。

 自分にとっては刺激的な瞬間なのです。来間島にて。




 自分の撮った写真を見て「癒される」と言ってもらえると、喩え社交辞令であっても嬉しいものです。

 ただ、撮っている瞬間は、癒し=healing とは別世界です。


 雨に濡れたハイビスカスにカタツムリ。
 見た目穏やかな印象だと思いますが、こういうのを見つけると、途端にテンションが上がります。
 



 目に前に美しい海が広がっていたら、思わず見とれてしまいます。そんな状況は「癒し」という表現でいいと思います。

 ですが、ふと見ると思いがけないシャッターチャンスが広がっていたら、
 砂が雲を映していたら、波が砕ける一瞬がきらめいていたら、花に蝶やカタツムリがいたら、

 シャッターを押すその瞬間、モニターで撮れた画像を確認する瞬間は、心拍数150、血糖値200くらいの?ハイテンションなのです。

 その状態を表現すると、それはまさしく「刺激」だと思うのです。

 ブログ「宮古島の癒し・八重山の刺激」は、見てくれる人にとって「癒し」、自分にとって「刺激」なのかも知れません。



 さて、こちらは、別の意味での刺激です。笑

 マンゴー2㎏を注文し、量りに乗せたら1コ落ちてしまいました。別のもう一つを乗せたら2㎏をオーバーしましたが、それはおまけ。量りから落ちた1コもおまけにしてくれました。

 宮古島、下地地区のマンゴー農家のお宅でのことです。




 突然もの凄いスコールに見舞われました。明るい天気雨で、雨なのにとても美しい光景です。
 部屋の中に居たのですが、思わず飛び出し、アゴで傘を支えながら撮った写真です。

 宮古島の与那覇地区にて。




 この写真は、見てくれた人も撮った自分も「ここ行きたい」「もう一度見たい」だと思います。

 刺激写真の〆は、下地島空港北端で繰り広げられるお馴染みの光景です。




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