2024年1月30日火曜日

宮古島のトゥリバー・パイナガマを早朝散歩

  


 宮古島の埋立地トゥリバー地区。早朝、まだ人がいないビーチを歩くのは、爽やかの一言です。

 海面に直射日光が当たらない時間帯は、海が雲を映します。



 

 日中は賑やかなビーチですが、朝は人気がありません。ときおり、島人がわんこの散歩をしたりランニングをしています。

  おっと、釣りをしている人がいました。こんな砂浜からでも釣れるの?




 人工ビーチに、ヒルトンホテルが届け出た海水浴場。

 海水浴場を開設するためには公安委員会への届出が必要で、それまで、ここはただのビーチだったのですが、リゾートホテルの目の前で「自己責任で勝手に泳いでください」とは言えないからでしょう。

 ごく希には、早朝から気合いを入れて泳いでいる人もいます。

 
 チェアやパラソルの長い影が涼しげです。




 しかし、人が誰も泳いでいない早朝は、ネコデッキチェアと化していました。気持ち良さそう。



 埋立地トゥリバー。巨大ホテルヒルトンが出来て様変わりするかと思いましたが、初年度はまだそれほどではありませんでした。

 今後も、この程度であってもらえればいいのですが。





 次いで、トゥリバーから車で5分弱のパイナガマビーチにやって来ました。このときは もう7時を回っていて、早朝とは言えない時間帯ですが、まだ人気はありません。




 見上げるとなんと虹が。「朝虹は雨」と言われるけれど、実際に遭遇すると、今日一日何か良いことありそうな気がしますよね。




 早朝と言っても、西の果てにある沖縄離島は日の出が遅く、秋分過ぎの9月下旬ともなれば、日の出は6時半ころ。

 7時に起きてビーチを歩いても早朝散歩。もちろん季節はほぼ夏ですから、気持ちのいい時間帯でもあります。

 日中は、人が多くて騒がしいビーチでも、朝は静かです。宮古島に行かれたときに一度いかがですか。





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2024年1月25日木曜日

また新税!? 宮古・八重山の最近の動き

  


宮古島市で宿泊税

 竹富町の訪問税に続いて、宮古島市も宿泊税導入を検討だそうです。

 宮古毎日新聞によれば、宿泊代金に応じて1泊当たり500円~200円(1泊5000円未満の宿泊に対しては非課税)の目的税で、2026年度から実施予定とのこと。

 目的税とは、特定の目的のために課される、使途が限られる税金です。

 まあ、竹富町の訪問税と比べれば、やむを得ないかなという感じはします。


 ただ、その使途が、「受け入れ体制の充実強化、環境・景観の保全、文化芸術・スポーツの振興、持続可能な観光の推進」とのことで、ちょっと広すぎやしません?

 なんで、スポーツ振興まで観光客が面倒みなきゃ行けないの?


 また、宿泊施設が宿泊代金と一緒に税を徴収して市に納めます。それに対し3%の手数料が支払われるそうですが、宿側としてはこんな手数料じゃやってらんないすよね~。

 小さな宿で、税額が200円として、10人泊まったら2000円を徴収し、市に納入すると手数料が60円。
 オフシーズンか何かで、1人しか泊まらなければ6円です。

 税だけに、適当にやるわけには行かないし、領収書も発行しなければならないし。




竹富町の訪問税その後

 訪問税に関しては、先日お伝えしたとおりですが、ようやく概要が町のHPに載りました。ただ、記載日現在、パブリックコメント(意見公募手続)については何も触れていません。

 竹富町のHPはこちら



竹富島で温泉?でも地元は反対

 竹富島で温泉施設の建設が始まろうとしています。
 
 竹富島に温泉が出るの?というのが率直な驚きですが、試掘したら出たんでしょうね。

 しかし、地元は反対です。

 施設は、ホテルピースアイランドの隣接地に建設予定ですが、近くに真知御獄(まーちおん)という神聖な場所があります。

 下の地図で丸で囲った辺りに神様がお出ましになります。



 八重山毎日新聞によれば、竹富島を守る会は、臨時総会を開き8割を超える多数で反対決議を行ったそうです。

 こういうところが竹富島の素晴らしいところで、島経済が観光に依存していたとしても、伝統文化は守るという姿勢が鮮明です。

 ついでに、無理筋な訪問税に反対してくれればもっといいのですが。


 反対決議に法的な拘束力はありませんが、事業者は、島民を敵に回してでも温泉を掘るかどうか、決断をしなければなりません。


 以前、コンドイ浜隣接地で計画されたリゾートホテル建設に対して、やはり守る会は反対しました。
 
 島外の開発業者は、法的手続をすべて終え、逆に守る会を訴えたりしましたが、着工間近になってコロナという神風が吹き、現在に至るまで開発工事は凍結中です。
 
 島民の祈りが神に通じた?かどうかは分かりませんが。




やっと飛んだ波照間航空便

 延期、又延期の繰り返しで、飛ぶ飛ぶ詐欺じゃないかと心配していた、石垣・波照間航空便が、1月22日、ついに再開しました。

 最後に飛んだ日から実に16年振りだそうです。同時に石垣・多良間便も運航開始です。


 波照間島は、船で行っても80分程度なので、時間短縮効果はあまり期待できませんが、那覇から飛んできて、石垣空港で乗り継ぐとしたら便利です。
 
 石垣空港発9:30となっているので、那覇から朝一便で石垣まで飛んで来ると接続するタイムテーブルのようです。


 しかし、運賃が片道14,000円。しかも、手荷物は、10㎏までは無料ですが、それを超えると㎏当たり300円加算されるので、ダイビング器材なんか持って行ったらどえりゃーことになります。
 

 これだけ取っても、波照間便で年間6千万円、多良間路線に至っては、年間8千万円の赤字が見込まれるそうで、赤字分は、県と町(村)が折半して負担するそうです。


 毎日ではなく、週3回1往復が運航されるのみです。運航会社は、JTAやRACではなく、第一航空という会社です。
 

(第一航空HPより)


宮古島空港駐車場の出口混雑

 ちょっと軽い話題です。
 
 宮古島空港の駐車場は有料で、入口の自動発券機で駐車券を受け取り、出口の自動精算機で支払いをします。
 駐車料金は、1時間100円です。

 現在、2台ある出口精算機のうち1台が故障中とのことで、駐車場を出るのに時間がかかるというニュースが、地元紙で報じられました。


 そんなの直ぐに修理すればいいじゃん、と思うのですが、何だかよく分からない技術的理由で修理には時間がかかるそうで、それまで、駐車場の出口渋滞は続くようです。

 去年の秋頃、その時は、駐車場の発券機が故障しており、その時は発券できないため駐車場は無料開放されていました。
 これも、直ぐには修理できず、1か月以上続いたはずです。




最後に税金の話をもう少しだけ

 宮古島で聞いた話ですが、予約が取れないことで有名な小料理屋がありました。

 内地の老舗で修行を積んだ板さんがオーナーとなり、宮古島の繁華街の外れにあった、元々民宿だった場所を改修して店を開いたのですが、たちまち評判になり店は大繁盛。予約が取れないほどの人気店となりました。

 そのことを知った建物の大家が、家賃の値上げを示唆。「儲かっているからこれくらいいいよね~」。怒ったオーナーは、そこを出て行ったという顛末です。

 儲かっているから、いっぱい取っても大丈夫だろうというのは、いかにも沖縄的な発想のように感じますが、税金ともなると、そんな適当な話では済まされなくなります。

 
 税金に関して、かつて、神奈川県で黒歴史があります。

 都道府県が徴収する法人事業税という税金があります。これは、企業の利益に対して課税するもので、赤字の企業には課税されません。

 しかし、地方税法では、過去の赤字分の繰り越しができることになっており、現に企業活動を行い、利益を叩きだしていても、過去に赤字があれば、課税されないケースが生じます。

 それでは却って不公平だと考えた神奈川県は、そのような企業に対し課税できるよう、神奈川県独自の税目として「臨時特例企業税」を創設しました。

 新税導入に当たり、現行法上問題がないか検討するため、庁内の法律や税のエキスパート職員が集められました。

 外部の専門家の意見も聞き、許可権限を有する総務省(当時は自治省)とも十分な協議を行い、課税対象を厳格に絞り、周知徹底も図り、満を持して新税を施行したのですが、裁判を起こされ、最高裁で敗訴してしまいました。

 地方税法で定めた損失(赤字)繰越は、強行法規(違う取り決めを許さない)であって、地方自治体が条例で、繰越損失を実質的に無効にする新税を定めることは認められないというのです。

 結局神奈川県は、徴収した新税に利息を付けて返す羽目になりました。


 この判決(平成25年3月21日最高裁判決)は、有斐閣の「憲法判例百選」にも登載され、憲法を学ぶ者の教材となっています。


 例えば、街づくりであれば、地方の裁量が広く認められますが、こと税に関しては、地方が独自財源を持とうとすると、国の創った法律との整合性が厳密に問われます。

 儲かっているから、いっぱい取っても大丈夫だろう的な発想は、税制度には通用しません。
 訪問税にせよ宿泊税にせよ、現行の法制度をきちんと理解し、緻密な税制度設計をしないと、信頼を失ってしまうと思うのです。





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2024年1月20日土曜日

今宵も三線弾いて唄って踊って 沖縄と音楽 Ⅱ

 


 三線とは、14~15世紀頃中国から伝わったとされます。東南アジアのニシキヘビの皮が使われることから、本土では「蛇皮線(じゃびせん)」と呼ばれていましたが、「さんしん」が正しい呼び方です。
 (沖縄県HP 「沖縄の音楽」)


 14世紀末頃、明から、久米三十六姓と呼ばれる人達が琉球へ派遣されました。

 久米三十六姓とは、学問や航海などを司る職能集団で、久米村(現在の那覇市久米)に定住したことから、このように呼ばれています。

 三十六姓といっても、36人だった訳ではなく、大勢という意味だそうですが、この人達が、中国の三弦という楽器をその奏法と共に伝え、それが三線のルーツになったと言われています。


 今でも高級な三線にはニシキヘビの皮が使われますが、ワシントン条約(絶滅のおそれのある野生動植物の種の国際取引に関する条約)のため、養殖された物が使われるそうです。

 何処でニシキヘビを養殖しているの~ というツッコミはともかく、その一方で、終戦直後の物資不足の時は、空き缶に弦を張った、カンカラー三線もありました。





 沖縄音楽の特徴は、レパートリーが少なく、一団の沖縄定番ソングが、至る処で、三線で弾かれまくって、唄われまくって、流れまくっていることです。

 そして、もう一つ特徴的だと思うのは、地域差があまりなく、広い沖縄の何処でも同じようなことをしていることです。


 本島と八重山では三線の種類が違うとか、宮古ではあまり三線が好まれないみたいな話は聞いたことがありません。

 曲だって、島によって演奏される曲がガラッと違っても良さそうなのに、そんなこともありません。むしろ、こんな例もあります。


 沖縄民謡として最も有名だと思われる「安里屋ユンタ」は、竹富島の古謡でした。

 18世紀竹富島に実在した、絶世の美女安里屋クヤマに、琉球王府から来た下級役人が現地妻になれと言ったが、クヤマはそれを断った、という話を面白おかしく唄ったものです。

 元々は農作業中に歌われた労働歌で、ユンタとは結い唄から来ているそうです。結いとは、小さな集落のことです。


 1934年に「安里屋ユンタ」を基に改詞・編曲された、新「安里屋ユンタ」が沖縄中で流り、今では竹富島でも新「安里屋ユンタ」が普通に唄われています。



 言葉の違いは、文化の違いだとよく言われますが、沖縄は島によって言葉が違います。

 「ようこそ」という意味の沖縄方言(島言葉・うちなーぐち)は、「めんそーれ」ですが、これは本島の言葉で、宮古島では「んみゃーち」となり、石垣島では「おーりとーり」と、似ても似つかない言葉になります。

 同じく、「ありがとう」は、「にへーでーびる」、「だんでぃがだんでぃ」、「みーふぁいゆー」なのです。


 音楽も当然文化ですが、言葉だとこれほどまでに違うのに、音楽は何処でも同じというのは面白いですよね。


 民謡とは、民衆の、労働・儀礼などの集団の場において自然に発生し、伝承されてきた歌(デジタル大辞泉)です。
 「安里屋ユンタ」は、まさに民謡でした。

 ところが、沖縄県のHPによれば、「昔からある曲以外に、次々に新作が生み出されていることも、沖縄の民謡の特徴の一つです。」ということで、なんかテーゲーな。笑





 以前、ペンションぱいらんどのおばぁから聞いた話ですが、「三線が弾けて踊りができれば、女が一人でも生きて行ける。子供の頃母親からそう言われて、三線を習った。」そうです。

 おばぁが子供の頃とは、終戦直後のアメリカ占領下の時代です。

 三線演奏は、貧しく、苦しく、かつ、男社会の中で生きていくために、身につけておくべき芸だったのかも知れません。

 そんなおばぁも、おばぁの娘も孫達も、今では皆、楽しく三線を弾いて唄っています。



 沖縄で三線を弾いて唄うと言っても、神に奉納する伝統行事から、宴会の余興までボーダレスです。

 沖縄県のHPには、こうも書かれています。

 「琉球古典音楽は、限られた人達のための音楽でしたが、一般の人達が広めた民謡は、三線の伴奏にのり、暮らしの中に溶けこんでいきました。そして、現在も多くの人に歌われています。」



 沖縄と音楽という切り口で書き始めたのですが、今、よく耳にする沖縄の音楽とは、音楽そのものに特色があるというよりも、即興の伴奏と共に皆で楽しく唄うことに意味がある、つまり音楽は、楽しく過ごすためのツールであるということなのではないでしょうか。

 だからこそ皆が知っている曲、唄いやすい曲、伴奏しやすい曲が好まれ、定番ソング化していったのだと思います。


 そんな雰囲気が我々観光客にも伝播して、本当はよく分からない「安里屋ユンタ」や「芭蕉布」を聞いて、唄って、何だか楽しい気持ちになる、そんな気がしてきました。




P.S.

 今回の記事は、読者の方からのリクエストによるものですが、これはブログ開始以来初めてのことです。

 今まで、身内からのリクエストやヒントで記事を書いたことはあったのですが、今回はお初の方からメールをいただきました。

 音楽好きな方で、三線や沖縄音楽について、特に竹富島で奏でる三線について熱く語られていました。

 その上で、「沖縄と音楽」についてブログ記事を書くようにリクエストをいただいたのですが、楽器が弾けず、もちろん三線も弾けない自分には、音楽を語ることはほぼ無理でしたが、「沖縄で聞く」音楽については、日頃色々感じていることがあったので、記事にしてみました。

 振り返ってみると、音楽に関する記事はほとんどなく、かつて、竹富島のクヤマと安里屋ユンタについて書いたのがほとんど唯一で、しかも、2014年、つまり10年前のことでした。

 この記事は、多分リクエストの趣旨には適っていないとは思うのですが、今まで気が付かなかったテーマで記事を書くことが出来ました。ありがとうございました。



P.P.S.

 ついでに、「ブログに酒ネタ多いですかね」と聞いてみたら、「多いです」とのことでしたので、少し反省 ・・・

 しません。笑




 沖縄県のHPはこちら


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2024年1月15日月曜日

今宵も三線弾いて唄って踊って 沖縄と音楽 Ⅰ

 



 石垣島にあったペンションぱいらんど。

 夕食時には必ず、お客さんと宿の人がゆんたく。しばらくすると、おじぃ・おばぁが、三線を弾き始め、皆で唄って最後はカチャーシーを踊って・・・

 宿にお客さんがいる限り、一年中毎日繰り返される光景でした。


 沖縄の旅を続ける中で、沖縄の人は本当に三線が好きなんだな、音楽が好きなんだなと常々感じているのですが、今回は、そんなことを少し書かせてもらおうと思います。




 三線(さんしん)は、弦が三本の弦楽器です。内地の三味線と似た楽器で、沖縄三味線などと言う人もいます。

 諸説あるようですが、中国の三弦という弦楽器が起源で、奄美や沖縄に伝わったものが三線で、内地に伝わったものが三味線になったようです。



 それにしても、沖縄の人は本当に三線を弾いて唄うのが好きです。

 石垣港の離島桟橋を夜散歩していると、どこからともなく三線の音色と歌声が聞こえて来たりします。

 昼間、海を臨むちょっとした休憩所、四阿でも同じようなことがよくあります。普通の集落で、おじぃが家の縁側や庭の木陰で三線を弾いているなんてことも。

 墓前で三線を奏でることも普通にあるそうです。


 
 それなりの規模の街には、必ず民謡酒場があります。

 それは、三線ライブハウスというような立派な設備を備えている所もありますが、ただ小さなステージがあるだけ、という所も堂々と民謡酒場を名乗ります。

 演者が唄いながら、客の周りを歩いて回る店もありました。

 客は、観光客だけかと思いきや、意外にも島の人も飲みに来るのです。


 そして、最後は皆でカチャーシーを踊るのがお約束。

 カチャーシーは、テンポの早い曲に合わせて、皆で踊ることですが、頭上で手を振りながら進んでいくだけなので、誰でも見様見真似で踊れます。

 ちなみに、カチャーシーとは、かき混ぜることを意味する島言葉の、かちゃーすから来ているとのこと。頭の上で手を振ることが、かちゃーすしているように見えるからだそうです。 


 冒頭紹介した、ペンションぱいらんどのように、泊まれば必ず三線弾いて唄う宿は、最近は少なくなりましたが、それは、島の人が経営する民宿などの個人宿が減っているからで、三線が下火になった訳ではありません。

 はいさいおじさんで有名な喜納昌吉氏は、かつて参議院議員も勤めたのですが、初登院の際、三線を弾きながら入場するパフォーマンスを演じ、衛士に止められたというエピソードがあります。

 昨年、台風で飛行機が欠航し、お客さんが3日ほどホテルに閉じ込められるはめになったのですが、宮古島のホテルでは、慰労のための三線ライブ演奏会をしたそうです。




 三線好きに加えて、もう一つ、沖縄音楽で特徴的だと自分が思うのは、その曲が限られていることです。

 つまり、様々な曲がバラエティー豊かに演じられるわけではなく、レパートリーが広くない、有り体に言えば、ワンパターンなのです。


 その定番の曲としては、民謡系では、「安里屋ユンタ」・「芭蕉布」・「十九の春」・「てぃんさぐぬ花」・「娘じんとよー」・「谷茶前(たんちゃめー)」などが挙げられます。

 沖縄民謡まで知らない、という人でも、沖縄に行ったことがある人ならば、恐らくどこかで聞いているというほど、向こうではメジャーです。

 「安里屋ユンタ」などは、一度でも沖縄に行けば必ず何処かで耳にしていると思います。


 民謡といっても、「安里屋ユンタ」・「てぃんさぐぬ花」などは、昭和になって古謡を編曲したもので、「芭蕉布」・「十九の春」は、作曲者も明らかな昭和の唄ですが、民謡とされているようです。

 ヒット曲系もあります、「島人ぬ宝」・「オジー自慢のオリオンビール」・「三線の花」・「涙そうそう」・「花」・「島唄」・「ハイサイおじさん」などです。


 こうした特定の曲達が、沖縄定番ソングとして、沖縄の至る処で、三線で弾かれまくって、唄われまくって、流れまくっているわけです。

 これこそが沖縄の音楽文化の最大の特徴ではないかと、自分的には思うのです。



 ヒット曲系であっても、いわゆるオキナワンポップとは一線を画します。

 民謡酒場では、民謡だけではなく、「三線の花」・「涙そうそう」なども唄われますが、安室奈美恵さんの「CAN YOU CELEBRATE」や「HERO」が奏でられる訳ではありません。

 
 
 竹富島では、水牛車のガイドが、三線を弾きながら島の唄、安里屋ユンタを唄ってみせるのがお約束ですが、ゴミ収集車のメロディまでもが安里屋ユンタなのです。

 
 JTA(日本トランスオーシャン航空)では、以前は、着陸後ドア解放時に流す曲が「花」でした。

「♪ 泣きなさい~ 笑いなさ~い いついつまでも 花を咲かそうよ~」のメロディが流れると(唄はないけれど)、あぁ沖縄に着いたなと、テンションが上がる曲でした。

 最近では「空の声が聞きたくて」が流れているようです。
 

 ゆいレール(沖縄都市モノレール)では、発車メロディーや車内チャイムにこれらの定番ソングが使われています。

 那覇空港駅でゆいレールに乗ると、車内で最初に耳にする曲、あれが「谷茶前(たんちゃめー)」です。


 繁華街の居酒屋で流れる曲も、定番ソングです。
 観光客向けの演出としてではなく、地元の人しか行かないようなディープな飲食店でも同じです。

 オーナーの趣味でジャズを流すとか、70年代ロックをかける店は、内地に比べれば圧倒的少数派なのです。

 


 宮古島では「なりやまあやぐ祭り」、石垣島では「とぅばらーま大会」というイベントが毎年盛大に開かれます。

 「なりやまあやぐ」も「とぅばらーま」も、それぞれの島に伝わる民謡ですが、その一曲だけを競う、三線弾き語りののど自慢大会です。


 こうしたイベントは、沖縄以外の他の地域でも行われているのかも知れませんが、驚くのは、内地からわざわざやって来て参戦する人が少なくないことです。 

 沖縄が好きだと、沖縄の人の三線好きも伝播してしまうようです。


続く



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2024年1月10日水曜日

ヤドカリLOVE 新しいヤドカリ写真10連発

   


 当ブログがヤドカリ好きなことは、もうばれているかと思いますが、新年早々、衝撃的な出来事が続く世の中なので、少しノンビリゆったりしたい方がいいかな、ということで、今年もヤドカリに登場してもらいます。

 当ブログ未発表の新作写真10点です。





何故か二枚貝に集まるヤドカリ


何やら真剣に話し込んでいる風のヤドカリ達


枝サンゴのかけらにしがみつくヤドカリ


貝殻を敷き詰めたシェルビーチ?に佇むヤドカリ


 ヤドカリは小さいので、クローズアップ撮影になりますが、あまり近づくと警戒されるので、自分は望遠レンズを使っています。

 しかし、ヤドカリはノソノソと歩いているようで意外と早いのです。

 特に波打ち際にいるときは、直ぐに海中に入ってしまいます。また、ちょっとでも危険を感じると、文字通りに殻に籠もってしまいます。


 撮るときは夢中になって撮っているのですが、端から見ると、砂浜にしゃがみ込んで動かない怪しいオッサンに見えているかも知れません。汗



ヤドカリの上の載る小ヤドカリ


サンゴの化石の上に乗るヤドカリ


アダンの実の上に乗るヤドカリ(乗ってもらったんだけど)



遠目にはクレープかと思った落ち葉に乗るヤドカリ


 沖縄にいるヤドカリは、特別カワイイ。
 というわけではないと思いますが、カワイイです。

 ヤドカリLOVE! 



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2024年1月5日金曜日

竹富町が訪問税 なんと!1回2千円

  

 竹富島や西表島などに行こうとして乗船券を買ったら、税金分として2千円が上乗せされていた。そんなことが起こりそうなのです。

 しかも、早ければ2024年度中にです。




 新年早々嫌な話題ですが、我々観光客にとって無視できない話です。


【なにが起きているのか】

 琉球新報、沖縄タイムスなどの地元紙が報じたところによれば、竹富町は、竹富島、西表島など、竹富町に属する各島に行く人に対し、訪問税として一人1回につき2千円を課税することを検討しているというのです。


 そして、

・訪問税は、法定外普通税とする。
 (この法定外普通税というのがキーワードです。覚えておいてください。)

・徴収は、乗船券に税金分が上乗せされる形で行われる。

・町民は非課税とし、事情があって来訪する者には減免措置がある。

・町が設置した有識者による審議会で既に了承され、1月中にパブリックコメント(意見公募手続)を行い、3月までに条例化する。

・その後、所定の手続を経て2024年度中に実施したい。

 ということだそうです。理由については、オーバーツーリズム対策ということ以外、具体的には報じられていません。

 竹富町のホームページには、記載日現在、訪問税についての説明はありません。



【他市町村でも同じことをしているのか】

 沖縄県内では、伊是名村・伊平屋村・渡嘉敷村・座間味村が、使途を特定した法定外目的税として、環境税などを入域者一人1回につき100円を徴収しています。

 法定外普通税としては、安芸の宮島のある広島県廿日市市で、宮島訪問税1回100円が徴収されています。


 似たような例として、宿泊税を課している自治体は数多くあります。

 税額は、全国で一番高い京都市の場合でも、1泊5万円以上の宿泊に対して1000円となっています。東京都では、宿泊代金に応じて、最高200円が課税されています。


 このような横並びの比較では、そこに行くだけで2千円というのは、桁外れに高いということになります。


 竹富町が公表している年間の入域観光客数は、2019年が1,095,259人、2022年が730,250人となっています。

 これに単純に2千円を掛ければ、税収見込みは、コロナ前の2019年を基準に考えれば約22億円、コロナ後5類移行前の2022年を基準にしても約15億円となります。

 (課税によって観光客が減らなければ、という前提ですが。)


 ちなみに、竹富町の一般会計は、2021年度の決算では、歳入総額は約130億円で、そのうち町税収入は約4億6千万に過ぎません。




【船会社の反応は】

 訪問税は、石垣港で乗船券を買う際に上乗せされることになります。安栄観光、八重山観光フェリー等が、特別徴収義務者とされます。


 このことに関し、八重山毎日新聞によれば、

 「八重山観光フェリーの大松宏昭代表取締役社長は、『竹富島の往復船賃より高いなんてあり得ない。何かの間違いかと思った。0が1個多いと目を疑った。大変な額。利用者が納得して払うとは思えない。社としても容認できない』との考えを示した。」
 
 「安栄観光の森田安高代表取締役は、『とんでもない額だ。竹富町への観光客が減るだろう。そうなると、つぶれる観光事業者も出てくる。船会社は、燃油サーチャージで100円上げるだけで苦労しているのに、その20倍の訪問税を徴収することはできない。現実的な税額ではない』と疑問を呈した。」

 とのことです。


 そりゃそうでしょう。乗船券に税金分が上乗せされるのだから、苦情や不満は、船会社の窓口が引き受けなければなりません。

 その上、船を利用する観光客が減れば、燃油高や人手不足で、ただでさえ厳しい経営状況が益々悪化します。



 参考までに1月現在の運賃で計算すると、石垣から竹富島までの往復運賃は、1,520円から3,520円になります。

 同様に、西表島大原は、3,960円から5,960円に、波照間島は、7,830円から9,830円になります。





【訪問税に反対します】

 当ブログも、竹富町の計画している訪問税に反対です。理由は以下のとおりです。


2千円という金額は妥当なのか

 ほとんどの人が、直感的に2千円はあり得ないと感じると思います。もちろん自分もそうです。
 オーバーツーリズムの対策として、観光客もある程度の負担をすることは、現状やむを得ないとは思いますが、それこそ「0」が一つ多いと思います。


 しかし、もっと重要な問題があります。堅い話になって恐縮ですが、大事なことなのでお読みください。


 観光客が竹富町に行くことは、権利です。

 日本国憲法第22条は、移動の自由を保障しています。誰でも、日本中何処に行くのも、もちろん竹富町に行くことも、憲法で保障された人権なのです。

 訪問者に一人1回2千円の課税をすることは、自由であるはずの移動に実質的な制約を課すことになると考えられます。

 つまり、来訪者に負担を求めることの是非だけではなく、憲法で保障された人権を制約することもやむ得ないと言えるほどの強い必要性があるのか、ということが問題にされなければならないのです。


 もちろん、公共の福祉の観点から、移動に対して何らかの規制をすることが許されないわけではありませんが、その場合は、目的、手段の妥当性が厳密に問われます。

 例えば、島の自然や文化、住民生活などが破壊されてしまう、差し迫った現実の危機があり、かつ、観光客から1回2千円の負担を求める以外にそれを防ぐ方法がないといった場合には、訪問税もやむを得ないという結論になるでしょう。
  しかし、そんな緻密な検討内容は、まったく伝わって来ません。



 また、竹富町民であれば、他の場所に行って戻ってきても非課税なのは、町民と町民以外の差別にあたります。
 そんな大袈裟な、と思うかも知れませんが、逆を考えてみれば分かりやすいと思います。

 竹富町民が、石垣市に、那覇市に、東京都に行こうとした時に、それぞれの自治体から税金2千円を支払えと言われたらどうなるか、ということです。

 竹富町民が、飛行機に乗って羽田空港に行く場合、航空券の価格が都民より高ければ、町民は不満に思うでしょう。

 東京都民が竹富町に行く場合と、竹富町民が東京都に行く場合では、何がどう違うのか、その違いは一人1回2千円分に相当するのか、そこがきちんと説明されない限り、不公平な措置ということになります。


 町が内々に検討して、それを地元紙だけが報じているという現状ですが、町は、ホームページなどで堂々と目的や理由を説明するべきです。納税者は、町民ではなく、町民以外の全国民なのです。


 町のことだからといって、すべて町だけで決定できる訳ではありません。竹富町が日本国である限り、我が国の憲法や法律に従わなければなりません。

 
何故普通税なのか

 税金には、普通税と目的税があります。総務省のHPによれば、

 「普通税とは、その収入の使い道を特定せず、一般経費に充てるために課される税を指します。一方で、目的税とは、特定の目的のために課される税であり、その使い道はあらかじめ定められています。」

 ということです。伊是名村や伊平屋村などが導入しているのは、目的税です。徴収した税は、環境保護などの目的に限って使われます。


 一方、竹富町が導入を進めているのは、普通税です。町が自由に使えるサイフです。オーバーツーリズムへの対策といいながら、目的税にしないのは何故でしょうか。 



 沖縄タイムスには、

 「審議委員会の青木委員長は訪問税導入による観光への影響を踏まえつつ、財政難やオーバーツーリズムなどの持続可能な観光地づくりの課題を挙げ「将来的な投資が不可欠で2千円が妥当との結論に達した」と述べた。」

 TBS NEWS DIGには、

 「インフラや防災関連施設の整備といった来訪者を迎えるための安定的な財源の確保が課題となっています」

 などとさり気なく書かれていましたが、普通税であれば、観光客から徴収した税金で、観光とは無縁なハコ物施設を造ることだって可能になるのです。
 
 町の将来的な投資のためだとしても、何故それを観光客が負担するのでしょうか。



 嫌みを言わせてもらえれば、前竹富町長は、海底送水管の設置に関し、官製談合防止法違反、加重収賄などの罪で、懲役3年6か月の実刑を喰らっています。

 言うまでもないことですが、観光客の負担で、特定の者が潤うなどということは、絶対にあってはなりません。



 竹富町が観光客のための何らかの支出を強いられるとしても、それは、本来観光業に従事する者が享受する利益に課税して賄うのが筋です。

 ただ、急激に観光客が増加し、町の財政規模からして十分な対応が困難であって、放置すると島の自然や文化が破壊される恐れがある場合に、不足分に限って目的税として徴収したいというならば、話は別です。


 もしも、観光客は黙っていてもやって来るから、取りやすいところ取ればいいという発想であるならば、本当に、本当に残念です。





【竹富島の入島料】

 竹富島は、2019年から、来島者に任意で入島料300円の支払いを求めています。

 自分は、その趣旨に賛同し、竹富島に行った際には、日帰りも含めて欠かさず入島料を支払って来ました。

 島では、入島料を支払う観光客が想定より少ないということで、強制徴収できる税方式にしたいという声があることは承知していました。


 今回の訪問税は、行政主体としての竹富町が検討しているもので、竹富島とは直接関係ありませんが、もし竹富島公民館が訪問税に反対しないならば、自分は、今後、竹富島に行っても入島料を支払うつもりはありません。


 そして、訪問税が実施されたら、今までのように、時間があるからちょっと竹富島に日帰り、などという遊び方は止めて、長期滞在する場合に限り慎重に検討して、どうしても行きたいときだけ行くことにしようと思います。





【今後のスケジュール】

 報道によれば、今月中にパブリックコメント(意見公募手続)が行われます。町のホームページで公表されるでしょう。

 ただ、竹富町は、パブリックコメントに関しての条例を制定しておらず、都度、要綱を定めて実施しているようなので、詳細は分かりません。

 事柄の性質上、税負担者となる観光客の意見を広く聞くべきですが、意見は町内関係者に限られる可能性もあります。

 また、一般的には、「意見は聞くが聞き置くだけ」というケースが多いので、パブリックコメントでひっくり返る可能性は低いと思います。


 その後、町議会に条例案が諮られ、議決されると、次は総務大臣との協議が必要です。

 総務大臣は、地方財政審議会という第三者機関の意見を聞いた上で、同意するかどうかを決定します。

 同意が行われると、一定の周知期間を経て訪問税が実施されます。


 スケジュール的には、今年の夏には間に合わないと思われます。





 今年の夏は、竹富島や、西表島、波照間島などに気軽に行ける最後のチャンスとなるかも知れません。 


 石垣島まで行って、綺麗な海を求めて竹富島や波照間島まで行っていた人は、これからは宮古島を目指した方がいいかも知れません。

 宮古島も問題なしとは言えませんが、少なくとも来島者に税金を払えとは言っていません。

 波照間島のニシ浜級の綺麗な海が点在しています。人のいないプライベートビーチみたいな穴場もまだまだあります。


 それでは、離島のゆったりした雰囲気が味わえないという人は、粟国島なんかどうでしょう。那覇から行けるし、フェリー運賃は往復6,590円です。

 港に「環境協力金100円をお願いします」という募金箱があるだけです。

 ウーグ浜は、人のいない広くて綺麗なビーチです。





 もし本当に訪問税を導入するなら、「ゴミは持ち帰れ」なんて言わないでくださいね。ゴミ処理費用には十分すぎる負担を課す訳ですから。

 これだけの負担を求めるからには、休憩施設やトイレなどはきちんと清掃し、観光客がいつでも気持ち良く使えるようにしてください。

 壊れた標識や看板は、直ちに補修してください。歩きにくい歩道は即座に修繕をお願いします。草刈りもこまめに行ってくださいね。

 町民は率先して、自然環境を守ってください。ゴミのポイ捨てなんて論外です。まさか、立ちションするとか、タバコの吸い殻をそこいらに放り投げるなんて絶対にないですよね。

 
 観光客が減って、安栄観光や八重山観光フェリーが経営難に陥るかも知れません。また、影響を受ける観光業者が続出して、町が支援をする羽目になっても、国の補助金に頼らず町単独費でお願いします。


 何しろ、全国で唯一無二のやり方で自主財源を手に入れるわけですから。





 続報(R6.3)はこちらから。


 琉球新報の記事はこちら
 沖縄タイムスの記事はこちら
 八重山毎日新聞の記事はこちら


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2024年1月2日火曜日

新年のごあいさつ + 癒しの沖縄写真

  
 
(おめでたい鶴の飛翔・・・ではなく鷺)
 

  あけましておめでとうございます。



 本来ですと、「健やかに新春をお迎えのこととお慶び申し上げます」などの決まり文句でご挨拶をするところですが、元日早々、災害のニュースが飛び込んで来ました。

 被災された方々には、心からお見舞いを申し上げると共に、新年早々、それぞれの現場で復旧活動に携わられている方々に、敬意を払いたいと思います。


 
 年明けに当たり、くだらない話も含めて色々と雑談を書こうかと思っていましたが、ひとまず今回は、新年のご挨拶と、沖縄で撮った癒やし系の小動物の写真をご覧いただき、今年のブログ始めにしたいと思います。



 










 竹富島で綺麗なカタツムリを見つけたと思ったら、これは、アオミオカタニシというそうです。



 さて、令和6年が始まりました。本年も当ブログをよろしくお願いいたします。

 ところで自分は、いつまで沖縄に行き続け、いつまでこのブログを書き続けるのでしょうか。笑





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