2021年6月30日水曜日

下地島空港から路線バスで宮古島へ

 


 自分史上初!宮古島で路線バスの旅をしました。

 乗ったのは、中央交通の「みやこ下地島エアポートライナー」。
 下地島空港を発着する飛行機に連絡して運行される、下地島空港と、宮古島中心市街地・宮古空港・南部のリゾートホテルを結ぶ路線バスです。



 中央交通は元々観光バス会社。そのためか、運賃後払いではなく、出発前に乗車券を購入する方式でした。宮古空港までは800円。なんと、SuicaほかのICカードが使えます。
  


 ハイデッカータイプの大型バスです。トランクに大型手荷物を収容できます。一般の空港リムジンバスと一緒です。





 観光客のほとんどは、下地島空港でレンタカーを借りるし、島の人は駐車場に駐めておいたマイカーで戻っていきます。

 こんな時期だから飛行機はガラガラ。誰が路線バスに乗るのかとちょっと心配でしたが、それでも10人ほどが乗車し、11:25定刻に下地島空港を出発しました。



 レンタカーでは何度も通った道も、ハイデッカーのバスから眺めると新鮮です。
 せっかくなので最前列のかぶりつきの席に座りたかったのですが、コロナのせいで運転手近くの席は着席禁止でした。



 ただ今、下地島と伊良部島の間に架かる乗瀬橋を通過中。ちなみに、冒頭の写真は、翌日の同時刻に乗瀬橋でお迎えして撮ったものです。



 そして伊良部大橋を渡ります。
 言わずと知れた、伊良部島と宮古島を結ぶ約3.5㎞の長大橋です。自分で運転しないで乗っているだけだと、本当に長大橋だと実感します。



 4~5分走り、アップダウンを2回繰り返すと、徐々に宮古島が近づいて来ます。それでもまだあと1㎞くらい。



 ようやく、伊良部大橋を渡り、トゥリバーの埋め立て地付近で、同じ会社のバスとすれ違いました。



 そして、最初の降車場所となる「平良港」バス停に到着。ここまで約30分。何人かの乗客がここで降ります。




 「右手にご覧いただけますのは、大和食堂でございます♪ 大和食堂は、創業1969年の老舗で、長年地元民に親しまれて来ましたが、2015年にJTAの機内誌coralwayで紹介されてからは、観光客が列をなす店となってしまいました。最近は、コロナのおかげで少しは落ち着いてきたようです。」




 空港入り口の交差点。右折するとそこがもう宮古空港です。ちょうど共栄バスの空港経由与那覇行き路線バスと行き違いました。

 宮古空港にやって来る路線バスというのは、本数が少ないだけではなく、各方面行きのバスが途中立ち寄るだけで、飛行機の出発・到着には全く連動しません。



 宮古空港に到着です。
 いつもは、レンタカーの送迎車でやって来る場所ですが、バスで乗り入れるのは初めてで、なんか新鮮。



 宮古空港で、自分を含め残りの乗客が全員降りてしまいました。

 バスは、この先、東Q・シギラへと向かうことになっていますが、ここで運転打ち切りとなっておうちに帰るのでしょうか。

 このバスは、始発の下地島空港以外は、停車するバス停は全て降車専用なので、ここから先は乗客が乗ってくることはありません。

 それでも折り返し運転のため、無人のまま終着まで行くのでしょうか。




 「みやこ下地島エアポートライナー」は、中央交通の運行ですが、この路線は、宮古共栄バスとのダブルトラックです。

 こういう場合、普通は共同運行で、どちらに乗っても同じはずなのですが、この路線は違います。
 共栄バスは、もっと多くのバス停に小忠実に停車し、かつ、運賃も安い。整理券で車内精算する従来型のバスです。
 名前も「みやこ下地島空港リゾート線」といいます。



 と言うわけで、意外と楽しかったバス旅。

 ホンのちょっと前までは、宮古空港には路線バスの停留所すらなく、最寄りのバス停まで20分くらい歩かなければならないほど、宮古島はバス過疎地帯でした。
 下地島空港の営業開始以降、宮古島周辺も少しずつ路線バス網が充実してきました。

 石垣島のように本数が増えれば、宮古島や周辺の島もバスでの移動が楽になり、旅行者の選択肢も広がると思うのですが。





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2021年6月26日土曜日

今が旬! 宮古島・石垣島のマンゴー買い処

 

 
 とろ~り甘くて、微かな酸味があって、ねっとりと舌に絡まる食感。旬を迎える、沖縄フルーツの女王マンゴー。

 内地の高級果物店では、目の玉が飛び出るような値段のマンゴーが、沖縄では、目の玉も引っ込む値段で買うことができます。
 しかも、落下ギリギリで収穫された完熟品です。


 しかし、今年はコロナの影響で航空貨物が減便、配送業者もてんやわんやで内地への移出も滞りがち。それなのに、こんなときに限って例年よりも豊作で収穫時期も早めと、女王さま受難の年。
 そんな薄幸な女王さまをあなたの胃袋で救済してください。

 宮古島・石垣島でマンゴーを買えるお店のご紹介です。





農協のファーマーズマーケット(農産物直売所)

 宮古島の「あたらす市場」、石垣島の「ゆらてぃく市場」です。かなり前に当ブログでも紹介したことがありますが、どちらも健在です。

 これとほぼ似た形態ですが、宮古島には、個人経営の「ワイドー市場」という所もあります。


 箱入りの贈答用から、見かけ今イチの家庭用、訳ありお買い得品まで揃い、持ち帰りだけでなく発送も可能です。
 
 値段は、総じて他よりも安いといわれていますが、生産者が自ら値段を付けて商品を持ち込む方式なので、大きさも見た目も値段も、包装までもバラバラ。
 少しでも良い品を少しでも安くとなると、買う側の審美眼ならぬ審マンゴー眼が試されます。笑

 台風の直前、直後には超お買い得品が並ぶこともあります。





宮古島の「島の駅みやこ」

 宮古島で一番いいマンゴーはここに集まると言われており、贈答用の最高級品から訳あり品まで、品揃えは豊富です。シーズン中は「マンゴー共和国」を名乗る、質量共マンゴー充実の店です。

 また、出始め直後から、もうどこを探してもないというシーズン終了間際まで、長い間マンゴーが買えるのもここの特徴です。

 名前は道の駅っぽいですが、民間企業の経営する土産物屋です。
 

 一般的には、「島の駅」は物は揃うけれど値段は高い、という評判ですが、高級品もありますが探せばお買い得品もあり、また、配送料も、特別契約なのか、クロいネコに普通に頼むより安いこともあるので、一概に高いとも言い切れません。

 他の土産物もここで買えるので、そういう意味でも便利です。 


 ただ、コロナ以前は、団体さんがバスで乗り付け、買い物かご一杯に買い物をするといった阿鼻叫喚な光景を目の前にして、茫然自失ということもありました。
 正直、長時間並んででもお勧め、というほどではありません。





石垣島のユーグレナモール

 石垣市公設市場を中心として、土産物店や地元個人商店が並ぶアーケード街です。

 色々な店が雑多にあって、その中にある土産物店の一部で、マンゴーやパインなども扱っています。
 店の数も多く、値段も品揃えもバラバラですが、マンゴーを探しがてらブラブラ歩いてみるのも楽しいと思います。

 ただ、駐車場がないこともあり、マンゴーだけが目的の人は、「ゆらてぃく市場」の方が効率的です。




石垣島の離島ターミナル売店

 石垣港の離島ターミナルには、南北の端に売店が何軒かあり、飲料、弁当、菓子類など共に、シーズン中はマンゴーやパインがしれ~と並びます。

 最高級品ではなく、いわゆる家庭用クラスの品が、リーズナブルな値段で買えるといった感じです。

 船に乗る人にとってはとても便利なのですが、農産物販売には力が入っていないのか、シーズン中でも必ず物があるとは限らないのが難点です。
 また、発送を受け付けるケースもあるかも知れませんが、基本的には持ち帰り専用だと思ってください。

 なお、石垣島に関しては、離島ターミナル・ユーグレナモールは徒歩圏内なので、時間があれば両方見比べるといいかも知れません。
 「ゆらてぃく市場」は、少し離れますが、普通は歩いて行く距離です。

 



地元のスーパー・宮古島のAコープ

 マンゴーなんてさして珍しくないという島の人向けに、最盛期のみ店頭に並びます。見た目は今イチ、味は準最高級みたいな品がお買い得価格で売られます。

 大抵は、1㎏(2~3個)が無造作にネットや袋に入った状態で売られるので、お土産として持ち帰るためには、自分でエアパッキン(あのプチプチです)や、フルーツキャップを用意する必要があります。

 Aコープとは、簡単に言えば、農協の経営するスーパーで、石垣島にはこの形態の店はありません。





マンゴー農家の直売所

 宮古島や石垣島をドライブ中、「マンゴー直売 ○○農園」みたいな看板を見かけることがあると思います。

 こういう、マンゴー農家の直売所はハイリスクハイリターンなので、必ず、地元の人に聞いてから利用することをお勧めします。

 同じマンゴーでも、農家により作柄が異なります。年によっても違います。
 また、大抵は、㎏いくらの販売で、贈答用か家庭用かB級品かを選んだら、後はお任せみたいな感じになるので、自分で見て選んだり比較することができません。

 その一方、中間マージンがないため値段は安く、しかも、1㎏注文して2~3個を秤に乗せたら990㌘だったら「じゃあもう1個あげる」とか、秤から落ちちゃったので「これもサービス」、みたいな豪快な売り方をすることも多く、お得感は満載です。

 なので、地元の人から「あそこのは美味しい」「良心的」といった情報が得られれば、安心して買いに行くことができると思います。
 

 なお、令和の時代としてはコンプライアンス的に問題がありそうですが、お客さんが若い女性だと、さらにおまけのマンゴーが増えるといった、昭和なおじさんが居るのもこういった店の特徴です。




 
空港売店は・・・

 便利ではありますが、いいお値段ですから、よほど時間がない場合でなければ・・・
 特に那覇空港の売店では、既に半分ぐらい目の玉が飛び出てることも。

 ただごく希に、売れ残り品が、発送不可という条件で格安で販売されていることがあります。
 マンゴーは追熟するので、「残り物には福がある」かも知れません。



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2021年6月22日火曜日

緊急事態宣言下の宮古島に行ってみてわかったこと

 

 全国で唯一、緊急事態宣言が解除されなかった沖縄県ですが、ちょっとしたきっかけで、6月18日から21日まで宮古島と周辺離島に行ってきました。

 こんな時に何故行くのか、という意見も当然あろうかと思いますが、その点については後ほど述べるとして、自分の目で見て、人の話も聞き、肌感覚で感じた観光地宮古島の現状をお知らせします。





宮古島周辺の人出

 着いて最初に向かったのが来間島の猫の舌ビーチ。
 誰も居ないと思いきや、車を駐める場所を探すのに苦労するほどの盛況ぶり。しかし、よく見るとレンタカーではありません。

 遊びに来ているのは地元の子供達とその親。コロナで臨時休校中の子供達が大勢泳ぎに来ていました。
 これが現実の姿なのだなぁと、いきなりカルチャーショックもどきでした。


 観光客も、多くはなかったですが、そこそこいる、といった感じでした。

 下地島の17END、中の島は、駐車場に収まる程度にレンタカーが駐まっていました。いつもならば、溢れた車が周辺に路駐しているのですが、まあよく考えたらそっちの方が異常事態です。

 10~15年前の6月後半の宮古島は、確かこんなだったかな。その後、観光客が増え、人が多いのが当たり前になっていました。


飲食店の営業状況

 これには、ちょっと戸惑いました。営業時間の短縮までは想定していましたが、そもそも営業していない店が少なからずありました。

 元々、酒は出さずお昼しか営業しない食堂も、休業、あるいはテイクアウト専門で開けているところも。

 その一方で、時間制限ながらも堂々と飲酒OKみたいな店もチラホラ見かけました。


 その基準やら傾向やらも分からず、やっかいなことに、そういった情報はサイトには反映されていないので、店の前まで行ってみないと分からないのです。


 車さえあれば、広範囲に移動できる宮古島、石垣島はともかく、八重山や本島周辺の離島などコンビニもない島では、相当注意が必要だろうと感じました。




 
観光客が歓迎されていないわけではない

 沖縄県のホームページでは、来島自粛が呼びかけられていますが、実際に行ってみれば、いつもと変わらず暖かく迎え入れてもらえました。

 宿、レンタカー屋、飲食店・商店の人はもちろん、マンゴー農家のおとうさん・おかあさん、ビーチでわんこの写真を撮らせてくれたおねーさん、道端でヤシガニを自慢げに見せてくれたおじさん。カメラをぶら下げて観光客丸出しの自分が、冷たい視線を浴びたり、好奇の目で見られることは、まったくありませんでした。


 スカイマークの機内誌「空の足跡」6月号には、「New Hospitality Okinawa」と題した、沖縄県知事と県立中部病院の高山医師の対談記事が載っていました。

 これは「沖縄に行きたいけれど感染が心配」「沖縄に行っても歓迎されるのか不安」と戸惑っている人達に、沖縄への旅を安心して楽しむための県の取り組みについて話した、とされています。

 実際の対談は、緊急事態宣言の前にされたものでしょうが、今だに回収も訂正もされずに載っているところからも、沖縄県は、ルールとマナーを守れる観光客は、今までどおり迎え入れるというスタンスだと思います。


 記事の中で高山医師は、「沖縄には、人の少ないビーチなど感染リスクの少ない楽しみ方が沢山ある」「同居家族、同行者だけで過ごす旅行なら、感染対策に注意すれば心配ない」「3日前までにPCR検査受けておけばリスクを減らすことができる」「体調不良を感じたら旅行を延期してほしい」と言っています。


(「空の足跡」6月号より)



観光客に求められていることは

 この機内誌の記事や、空港で配られるチラシなどから、今、訪島観光客に求められていることは、次の点だと思います。

① 発熱などの体調不良があった場合無理に来ないこと
② 現地で体調不良になった場合外出を控え然るべき機関に連絡すること
③ 現地ではできるだけ同行者だけで過ごすこと
④ PCR検査を受けてから来ること

 このはか、公共の場ではマスクを外さない、といった全国共通のマナーを守ることは当然です。


 今回、自分も初めてPCR検査を受けましたが、思ったより手軽でした。
 航空会社のホームページから申し込み、カード決済を済ませると、検査キットが送られてきます。
 スマホで必要事項を入力し、唾液を採取し、説明書のとおりの手順で郵送すると、ポストに投函した日の翌日夜には、メールで陰性の通知が送られて来ました。

 宿で一緒だったお客さんも、PCR検査を受けてから来たと言っていました。求められるのであれば、この程度はマナーの一環として受け止めてもいいのかも知れません。



危険はコロナだけではない

 つい、コロナにばかり気を取られがちですが、その他の危険にも気を付けてください。

 特に、夏の沖縄では、水難事故には十分注意が必要です。
 つい先日も、石垣島でシュノーケリング中の死亡事故がありました。何が原因だったのかは、ざっとネットに目を通して程度では分からなかったのですが、現場は、リーフ内の足の着くような浅瀬だったそうです。

 その他、交通事故、熱中症などにも注意してください。コロナではなくても、医療機関に余計な負担をかけることは、今はちょっとまずいと思います。 



何故沖縄に行くのか

 それは、端的に沖縄に行きたいからです。

 ですが、自分が行きたいから周りの迷惑をも顧みずに行った訳ではありません。それなりの情報収集と準備をして、自分にとって、相手方にとってリスクを押さえられると判断した上での行動です。


 もちろん、遊びに行くのですから、気を遣うのは面倒だと感じる人は、無理して今行くことはありません。

 一方、行きたいけれど、何となく人の目が気になるという人は、もう一度、冷静に状況を分析して、自身で判断をされてみてはいかがでしょうか。


 観光客が来なければ経済が回らないという議論もあります。リアルに、観光客がやって来るのを心待ちにしている人達が、少なからずいるのも事実です。

 しかし、行く立場としては、経済を回しに行くんだなどという偉そうな態度では、嫌われるだけです。
 行きたいから行く、普通に行く、それで十分ではないでしょうか。





 沖縄は危険地帯ではなく、観光客はやっかいな嫌われ者ではありません。ただ、こんな時期だからいつもとは違う制約があるというだけのことです。

 行ってみれば以前と変わらない、うっとりするようなコーラルブルーの海と、旬の甘~いマンゴーと、暑い中キンキンに冷えたオリオンビールが待っていてくれました。



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2021年6月16日水曜日

穴場を超えたトリビア観光 黒島の超絶地味ビーチ

 


 コロナ以前から来島者は多くなく、船も減便傾向だった黒島。八重山諸島の中でも地味路線をひた走り、その分、コアなファンが足繁く通う島、といった感じです。

 それでも、仲本海岸、伊古桟橋には、日帰り客も含めて、シーズン中にはそこそこそれなりの人はやって来ます。
 当ブログとしては、西の浜や黒島港周辺の美しい海も押しです。


 そんな黒島ですが、今回は、穴場というよりも、もはや何でそんな所まで行くの?と言われかねない、超絶地味な、トリビアチックなビーチのご紹介です。


 まずは、黒島灯台横。



 無理矢理こじつけたとしか思えない、「恋愛成就のランドマーク」の黒島灯台。そのおかげかどうかは分かりませんが、灯台までは、少しの人が訪れます。

 草木に囲まれた灯台の奥には海が広がっていますが、敢えてそこまで行く人は、クロシママニアのみ。
 去年、一帯の草が刈られアクセスしやすくなりました。タコノキトンネルがいい感じ。




 ここでカメを見ることができました。これは、去年の7月に撮ったもの。いつもいるわけではないようで、そこが難しいところ。





 宮里海岸

 結構広い砂浜があるのですが、西の浜ほど海が綺麗なわけではなく、仲本海岸のようにシュノーケリングポイントが近いわけでもありません。

 ただここは、西向きのビーチで、近くに民宿やビジターセンターなどがあるため、夕日の沈む時間帯には、ポツポツ人がいます。
 それ以外の時間帯は、ただただ静かな海岸です。写真は、早朝の宮里海岸。






 保慶海岸

 島の西側。地理的には西の浜より西にあります。黒島研究所の更に奥に行く感じです。ここで見るべき物はこの岩。
 狛犬岩?それとも黒島だけに牛岩?




 キャングチ

 ここまでくると、何のために行くのか本当に分からなくなります。
 それでもクロシママニアとしては、「キャングチ知ってるよ。崩壊した桟橋がある所でしょ。近くに御獄があるから、狭いけれど駐車場もあるよ。」と言わなければならないのです。






 トリビア観光地

 人生には全く役に立たないムダな観光。 人はなぜ、ムダだと分かっている場所に行きたがるのでしょうか? 
 かのSF作家のアイザック・アシモフは、 「人間は無用な場所に行くことで快感を覚えることができる唯一の動物である」、とは言わなかったと思いますが、まあ、それに近いかも知れません。おっと、それは自分だけ?





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2021年6月12日土曜日

オリンピックだけ?安全安心な沖縄旅行の実現は?



 Gotoトラベルが中止になったのが、昨年12月。当初は2月には復活とか言われ、その後GW明けに伸び、最近はGotoの名前すら聞かなくなってしまいました。

 沖縄県のコロナ感染者数も、ピークは超えたようですが、5月末にはかなり増加してしまいました。
 
 まさか、こんなにしつこくコロナにつきまとわれるとは。


 政府は、安全安心なオリンピックの実現を目指すそうですが、安全安心な沖縄旅行の実現はどうなっちゃうのでしょうか。

 



航空券の価格が爆下がり

 例年なら、夏の沖縄行きの航空券は、入手に四苦八苦するのですが、今年は、夏直前なのにあり得ないことになっています。

 航空券は、75日前までの購入が一番安くなります。
 自分は、某大手航空会社全日本空輸株式会社の7月の羽田~宮古の直行便の航空券を、2月に予約購入しました。
 これは、例年どおりの行動なのですが、値段は、22,900円(片道)。ちなみに、普通運賃は、61,090円です。

 この時点では、連休などはもっと高い設定だったり、2月時点でも既に空席無し(その運賃としては)という日もありました。

 ところが、同社は、5月になって、スーパーバリューセールというのを始めます。7月14日までの石垣、宮古直行便の値段が、15,090円!

 更に5月の終わりのある日、当日の購入に限って、石垣、宮古直行便の値段が8,290円というお知らせが。
 しかも、適用期間は7月の全日。

 オーマイガー!


 キャンセル料を払って買い直した方が安いかと、真剣に計算しましたよ。もう、Gotoトラベルの割引なんて問題じゃありません。
 それも、大手航空会社の正規料金です。

 それにも拘わらず、土日連休を含め、ほぼ全日で空席ありだったのには驚きます。航空会社の苦境振りが窺えます。


 資本金4千6百億円の大会社ですらこれですから、経営体力のない地元の観光業者は、それはそれは大変なことになってしまっていると想像されます。

 



いずれワクチン効果が

 ただ、去年と違うのは、少し出口の灯りが見えて来たことです。

 ワクチンによる集団免疫獲得には、まだ数ヶ月かかるそうですが、社会全体としてはそうだとしても、既に2回目のワクチン接種を終えた人が、記載日時点で人口の約5%ほどいます。

 ほとんどは、医療従事者だと思いますが、今まで働き詰めだったこれらの人が、息抜きに沖縄の海を見に行くとしたら、大変結構なことです。
 まずは、先陣を切って、堂々と行っていただきたいと思います。

 つづいて、高齢者も序々に接種を終えるでしょう。高齢者といっても65歳以上ですから、元気に旅に出る世代も含まれます。


(八重山観光フェリーHPより)



PCR検査は当面の救世主か

 ワクチンがまだ受けられない人も、取り敢えず現状でコロナに感染していないことは、PCR検査で証明可能です。

 去年の今頃は、37.5℃以上の熱が4日間続いてから保健所に連絡し、それでも必ず受けられるかどうか分からなかったPCR検査ですが、民間に開放された今、誰でも受けられるようになりました。

 現在、那覇・宮古・下地島・石垣の各空港では、到着後に空港内でPCR検査が受けられます。那覇空港の場合は、最短当日に結果が通知されます。

 価格は、県外者の場合5千円ですが、これとは別に各航空会社では、航空券購入者を対象に、概ねこの半額以下でPCR検査の予約を受け付けるサービスを行っています。


 PCR検査は、完全ではないとされていますが、その時点で何らの症状もなく、かつ、PCR検査も陰性であれば、感染していない確率はかなり高いといわれています。

 ただ、PCR検査で陰性だったらから問題なしということではなく、そもそも、日ごろから感染リスクの高い行動を避け、その上で、PCR検査で確認してから行けば、自分自身も安心だし、胸を張って旅行に出られると思います。




沖縄の感染者数は増えたけれど

 5月の後半、都道府県別の人口当たりの感染者数が、断トツで全国一だった沖縄県。その原因は、GWに大勢の観光客が押し寄せたためだと盛んに言われました。

 しかし、新型コロナウイルスの感染者として発表されるのは、実際に感染した日から10日から2週間後。
 GWの観光客が原因であれば、4月29日から5月5日の、それぞれ10日から2週間後にピークが来たはずですが、沖縄県の感染者数は、初めて300人を超えたのが5月26日、最大は5月29日の335人でした。

 つまり、少なくとも、観光客だけが感染者数の増加の原因とは言えないはずなのです。


 自分も一観光客の立場としては、つい「人のせいにするなよ」と言いたくなりますが、問題は、原因は何にせよ沖縄では感染者が増えたという事実です。

 観光と無縁の生活をしている人にとって、観光客は、こんな時に来ないでほしい存在であることは、否定できません。
 合理的根拠もなく「観光客来るな」と言ってほしくはありませんが、行く方も慎重に行動し、「それみたことか」と言われないよう、心配りが必要ではないでしょうか。


(東洋経済オンライン「新型コロナウイルス 国内感染の状況」より)



オリンピックだけではなく安全安心を

 ビジネスであれ、観光であれ、沖縄に、特に閉鎖性の高い離島に行くのであれば、行く前から飲み会など感染リスクの高い行動を避け、可能ならばPCR検査も受け、現地でも感染リスクの高い行動を避けるのが、今時分の旅行者のマナーだと思います。

 島に行けばいつも唄って踊ってを楽しみにしている人、向こうで仲間同士盛り上がりたい人にとっては、まだまだ厳しい現実があります。

 でも、先が見えてきました。ワクチンによる集団免疫獲得までの辛抱です。それまではお互い、自主的に安全安心な沖縄旅行を楽しみましょう。

 



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2021年6月8日火曜日

宮古島東平安名崎の穴場絶景 保良漁港2021

 


 うみ・きれい・ですよね


 こればっかりですが、海綺麗です。ここも綺麗です。今年も綺麗です。宮古島の東平安名崎直下の保良(ぼら)漁港です。

 ここは、以前にも当ブログでご紹介したことがありますが、今年も変わらず美しい海が待っていてくれました。4月のことです。




 下の写真、海の色が違っている部分は、船が通行し易いように海底を浚渫しているからです。港ならでは、の光景でしょう。

 逆に言えば、漁船は、港を出入りするにはこの狭い部分しか通れないということ。航行にはかなり気を遣うのでしょうね。



 この日、外海は荒れていました。


 波をアップで撮るとこんな感じになります。



 一方、港内はこんなに穏やかです。

 漁港ですから泳ぐことはできませんが、ちょっともったいない。休漁日に、1日天然プール体験なんてダメですかね。




 ここが、保良漁港の入り口。東平安名崎の駐車場のすぐそばです。



 東平安名崎の駐車場に車を駐めても歩いて行ける距離ですが、漁港近くにも駐車場がありました。



 防波堤の外側の海。




 港の海が美しいというのは、当ブログでずっと取り上げているテーマですが、綺麗な港の海の中でも、ここはトップクラスです。

 宮古島に行く人は、東平安名崎に立ち寄ることも多いと思いますが、保良漁港は、メジャーな観光地に隣接する穴場です。

 ちょっと下に降りてみて、美しい港の海を堪能していってください。




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