2022年12月29日木曜日

2022年の〆は沖縄で撮った夕日の写真

 


 小浜島のゲストハウスパナパナの庭に咲いたハイビスカスに当たる強い西日。
 暑かった沖縄の夏の1日が、終わりを告げるひとときです。


 今年最後の記事は、例年どおり、沖縄で撮った夕日・夕景の写真です。




 鷺一羽 夕日に映える 与那覇湾


 宮古島の与那覇湾です。ラムサール条約の登録湿地ですが、サギが余裕で立っていられるくらいの遠浅の海が、夕日に輝いていました。



 一転して、こちらは、那覇市内の国場川に架かる明治橋です。



 振り返ると、ゆいレールの車体が黄金色に輝いてました。




 最後は伊良部大橋です。
 普通は、こんな感じで、ギンギンギラギラと夕日が沈んでいくのですが。



 これは、別の日に撮ったもの。
 なにやら凄いことになっていました。真っ赤な夕日の前を小舟が横切ります。 



 そして、沈みゆく太陽。本当に海に沈んでいくかのような瞬間でした。




 本年も当ブログをご覧いただきありがとうございました。

 皆様、どうぞ良いお年を。



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2022年12月25日日曜日

回顧沖縄ひとり旅2022 節目の年のサプライズ

 

 何回も沖縄に行けば、サプライズもあります。

 いつものように宮古島に行き、いつものように砂山ビーチに行ったら、こんな凄い人達に出会いました。


 良きにつけ悪しきにつけ、今年も色々あった沖縄旅行を振り返ります。





 それは今年一番の、というか、約20年の沖縄旅行の中でも、屈指の出来事だったかも知れません。


 宮古島の砂山ビーチで、女子2人が凄いポーズで写真を撮り合っていました。

 皆がよくやっている記念写真的なものではなく、体が弓のようにしなり、足が星雄馬のように高く舞上がってる(古すぎるネタですんません。(^_^; )。
 
 少し離れた場所にいたのですが、これは思わず目が行ってしまう。
 これ自分でも撮りたい。お願いしてみようかな。でも、声を掛けるのはちょっと勇気がいるなぁ。

 迷っているうちに、こっちが見ていることに、向こうも気が付いてたみたい。こうなっちゃうと、黙ってこのまま立ち去る方がむしろ怪しいかな。

 追い詰められたような状況で、さりげなさを装いつつもドキドキしながらお願いしたら、快諾してくれました。ありがたやありがやた。そして、凄い写真が撮れました。めでたしめでたし。

 
 結果オーライでしたが、その場では、オッサンの分際で若い女の子に「写真を撮らせてください」と声を掛けるのは、勇気がいるのですよ。




 これは、ポートレート写真のジャンルではなく、スポーツ写真です。動きがあるので、それを計算して撮らなければなりません。

 モデルは良かったのですが、肝心のカメラマンの方がモデルのポーズに着いていくのがやっと。もし、機会があれば、リベンジしたいです。

 ちなみに、二人はヨガのインストラクターで、これらは、ヨガのポーズだとのこと。

 
 


 観光客が増える一方の宮古・八重山にあって、行く人が減り、秘境の観光地化が進む黒島ですが、7月始め、いつもの民宿に泊まると、客は自分一人。

 えっ、ハイシーズンなのにここまで!? 

 と驚いたのですが、実は理由がありました。ここのオーナーが、なんと、竹富町役場の非常勤特別職に任命されたのです。

 それで、石垣島(竹富町役場は石垣島にあるのです。)と黒島を常時往復しなければならず、奥さん一人でも対応可能な少人数のみ、かつ、いざという時には「ゴメン、別の所に泊まってくれる?」と気軽に言えるような常連客のみ受け入れたそうです。


 この人は、関東地方から移住し、向こうで民宿を始めて20年ほど。長い間島で頑張った結果、島人らの信頼を得て、公職に推されたようです。
 
 名誉ある職ですが、町役場なので、職責のわりには多分ギャラは安いと思います。こんなかき入れ時にお気の毒と思いますが、小さな島ではそれも致し方ないことかも知れません。



 そんなわけで、公務のため石垣島に向かうオーナーを、客である自分が黒島港で見送るという、珍しい経験。




 前回記事に書いたとおりなのですが、今年は、天候にはあまり恵まれず(台風には恵まれ・・・)、雨に濡れた花の写真なんか撮っていました。


 8月末には、台風のせいで沖縄旅行が中止になったのですが、そのほかにも7月には、出発する日の朝、高齢の母が玄関先で転倒して救急車を呼ぶ騒ぎになり、急遽旅行をキャンセルしたこともありました。

 おかげさまで大事には至らなかったのですが、文字通りのドタキャンになってしまい、予約先には本当に迷惑をかけてしまいました。

 にもかかわらず、気持ち良くキャンセルを受けてもらい、却って心配してくれた宿とレンタカー屋の人達には、もう感謝しかありません。
 


 それだけ何回も行っているんだから、1度や2度中止になったっていいだろ!と言われそうですが、まあ、そうなんすけどねぇ~ でもねぇ~

 
 


 今年は、沖縄返還50周年の記念の年ですが、奇しくも、当ブログも節目の10周年を迎えました。

 年明けから、足かけ11年目に突入します。


 まだまだ見ていただきたい写真はあるし、ブログに書きたいことも次々涌いてくるのですが、一方、どうしてもマンネリ化は避けられません。

 いずれどこかで区切りを付けるのか、それとも偉大なるワンパターンを目指して頑張り続けるのか、(元)若者の悩みは尽きない2022年でした。



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2022年12月20日火曜日

回顧沖縄ひとり旅2022 雨が・・・台風が・・・

 


 3年振りに行動制限のなかった今年は、台風にとっても行動制限はなかったらしく、ご無沙汰~!とばかりに台風大活躍の年になりました。


 相変わらず当てにならない沖縄の天気予報、容赦なくやって来る突然の大雨、そして約20年間で4回目となる台風による中止を味わった、2022年の沖縄旅行を天気で振り返ります。


 
 当時もブログに書いてしまいましたが、8月末に発生した台風11号。出発2日前にはこんな進路予想だったのです。


 それが、翌日朝には、こんなに変わっていた。

 
 ギネス級台風進路予想外れ(当ブログ比)。

 広島付近に上陸すると思ったら、実は沖縄本島付近でしたって、しゃれにならん。ちなみに、広島ー那覇の区間マイルは739マイル(1,182㎞)です。
 
 結局この時は、旅行を丸ごとキャンセルする憂き目に。

 それにしても、たった1日で、というか18時間での予想激変で、自分は大混乱だったのですが、ほかの人達は、皆どうしたのでしょうかねぇ。



 天気予報が当たらないシリーズも、当ブログでお馴染みのテーマですが、今年も沖縄では、天気予報 vs リアル天気の仁義なき戦いが繰り広げられました。


 この時も台風通過直後だった7月4日。台風は去っても、天気は安定しません。石垣地方気象台は、こんな渋い予報でした。


 気象台より目立ちたい民間気象会社は、もっと煽ります。


 それをあざ笑うかのようなリアル天気。午前10時頃の竹富島。


 それを見て慌てて日和る気象台。当日11時の予報。


 さらにその上を行くリアル天気。午後2時過ぎの石垣空港。


 リアル天気の勝ちぃ~


 続いては、10月7日の宮古島。


 出発前の週間予報では、7日の天気は曇。
 でも、冬ならともかく、島で大人しく1日中曇っているわけがない。晴れるか降るかに決まっているだろうが。

 案の定、この日の午前中は晴れ。前浜の北の方です。


 11時過ぎ、これから伊良部島へと向かう途中の下里南交差点。
 トラックに影があるのでお分かりかと思いますが、この時点ではまだ晴れですが、前方には怪しい黒雲が。


 伊良部大橋の付け根にある駐車場まで来ると、こんなことになってしまいました。橋が途中で見えなくなるほどの豪雨、というか爆雨。

 マジで怖くなって、一旦ここで待避していたほど。

 短時間で雨は上がりましたが、それにしても凄まじい降り方でした。
 バケツをひっくり返したような雨、という表現がありますが、それを超えた、車で滝行をしたような雨でした。
 




 自分自身、去年も、一昨年も、沖縄で台風に遭遇することはなく、というか、かすりもしなかったのですが、沖縄県全体としても大きな台風に見舞われることはなかったので、まあ、ソロソロ、といえばソロソロのタイミングではあったのでしょう。

 台風も、コロナが流行っている地域からは、ソーシャルディスタンディングをしていたのでしょうか。

 ま、そんなこんなで、今年もブログネタをたっぷりいただきました。



 気象衛星は、12月からひまわり8号に替わって、ひまわり9号が運用に着いています。予報精度の向上が期待されていますが、あまり期待しない方がいいかも。

 来ては困るけれど、島にとっては来なくても困る台風。来年こそはお手柔らかに。





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2022年12月16日金曜日

宮古島市で水上バイク規制条例が成立

 

 宮古島市がようやく重い腰を上げ、水上バイクの規制に乗り出します。

 「上オートバイ等の安全な利用に関する条例」が、今月9日、宮古島市議会の総務財務委員会で可決され、今月末の市議会の最終日に可決成立する見通しとなりました。

 当ブログでは、これまでジェットスキーと呼ぶことが多かったのですが、ジェットスキーはカワサキ社の製品名なので、今後は水上バイクと表記することにします。




 条例の内容は、事故防止重点区域を指定し、緊急の場合等を除き、罰則付きで水上バイク等の乗り入れを禁止するというもので、来年4月1日からの施行を予定しています。

 そして、どこを事故防止重点区域にするのかというと、前浜と渡口の浜。
 前浜は東急ホテル前から前浜港の間、渡口の浜は全域で、砂浜から70~100メートル沖合までのエリアのようです。

 市では、9月頃から、前浜の沖合100メートルにブイを設置し、ブイの内側を遊泳区域として、水上バイクを乗り入れさせないようにする実証試験をしていました。その結果を踏まえての条例制定になったようです。


 普通に考えて、人が泳いでいるそばを、水上バイクがかっ飛んでいるのは危険だと思うのですが、調べてみたら、宮古島市では、平成22年頃から議会で問題視されていたものの、今まで強い対策を打ち出して来ませんでした。





 少し古いデータですが、国の運輸安全委員会が、平成21年から26年までの 6 年間に調査した全国の水上バイクの事故等は281件で、死傷者が発生した事故は243件、率にして86.5%で、これは、一般の船舶事故等の約3.5倍だそうです。

 加えて、一般の船舶事故と比べ、操縦者よりも、同乗者、遊泳者等の被害が多くなっているという特徴もあるそうです。


 宮古島では今年8月、バナナボートに乗っていた20代の男女3人が一時行方不明になるという事故が発生しました。

 ジェットスキーが牽引するバナナボートに8人が乗って航行中、途中で3人が振り落とされたとのこと。
 幸い3人とも無事発見、救出されましたが、海上保安庁の巡視船が出動する騒ぎになりました。


 バナナボートにはシートベルトはありませんから、振り落とされるということはあり得ます。だからこそのスリルも味わえるわけです。

 しかし、振り落としたのに操縦者が気付かず、そのまま行ってしまうというのは信じられません。
 8人中3人もいなくなれば、軽くなって抵抗力が減るので分かりそうなものだし、そもそも、そういうことがないよう十分注意を払うべきです。


 また、以前にも書きましたが、新婚カップルが前浜で声を掛けられ、波が高い中でジェットスキーを強行し、女性の方が具合悪くなり、病院に駆け込むということもありました。
 これは、警察に届け出ていないので事故にはカウントされていません。




 宮古島に限らず、沖縄では水上バイクやSUP(Stand up Paddleboard)を扱う業者が増えました。

 沖縄のマリンスポーツといえば、真っ先に思い浮かぶのは、ダイビングやシュノーケリングなのですが、増える観光客に対し、ダイビングスポット、シュノーケリングポイントは、減ることはあっても増えることはありません。

 そこで、海さえあれば楽しめる水上バイクやSUP、とりわけ、手軽な水上バイクが急増しているのです。


 なぜ、モーターのついた水上バイクの方が手軽なのか。
 それは、SUP(カヤックなどもそうですが)は、ガイドが自らボードを漕ぎ、初心者には扱いを教えつつ、ガイドもしなければならないので、相応の力量、体力、経験が必要です。

 その点、モーターの付いた水上バイクは、特殊小型船舶操縦免許があれば、すぐに始められます。

 つまり、業者側にとっては、手軽だということです。だから、バナナボート振り落とし事故のようなことが発生するのでしょう。




 条例では、規制対象を、水上オートバイ等とし、水上オートバイのほか、モーターボート、ヨット、セールボード、サーフボード、カイトボードなどが含まれるようです。

 サーフボードまで含めるのは、ちょっと驚きました。確かに、サーフボードも無防備の遊泳者からすれば、ぶつかれば怪我の可能性がありますが、水上バイクに比べれば、その可能性は小さなものです。

 また、この例示に、カヤックやSUPも含まれるのか、今のところ情報がありません。



 いずれにしても、自分は、この条例に期待しています。

 それは、単に、安全に海で遊べるようになるというだけではなく、商売っ気たっぷりで感じの悪かった前浜が、東洋一のビーチといわれる美しさに見合った品格を取り戻すきっかけになるかも知れないからです。


 実際にどうなるのか、来年以降注目して行きたいと思いますし、その様子をまた当ブログでご報告します。






 最後にうんちくをちょこっと。

 水上バイクを世界で最初に開発・製造販売したのは日本で、1970年~頃、川崎重工の子会社であるカワサキが、ジェットスキーを発売しました。

 また、ヤマハ製の水上バイクは、はマリンジェット呼ばれています。



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2022年12月12日月曜日

今振り返る 沖縄観光とコロナの傷跡

 

 「3年振りに行動制限のない夏」

 この言葉がマスコミに踊った今年の夏。3年振りに各地でイベントや行事が再開され、賑わう様子が報道され続けました。

 緊急事態宣言もマンボーも出なかった、2022年。宮古島も石垣島も、観光客で溢れましたが、3年前とは変わってしまったことも多かったようです。

 今改めて、宮古・八重山のコロナの傷跡を振り返ってみたいと思います。




八重山航路の減便

 コロナで一番ダメージを受けたのは、八重山航路、中でも安栄観光でしょう。

 安栄観光、八重山観光フェリー共、コロナ前から慢性的な人手不足に見舞われており、対応策として、船舶の大型化が進められて来ました。

 安栄観光は、以前は貨客船を除き、全て数十人乗りの小型船でしたが、近年、波照間航路に投入した210人乗りの「ぱいじま2」を始め、150人から200人乗りの中・大型船を全部で5隻を導入しています。

 中でも、昨年就航した「いりがじ」は、豪華な船として有名で、「いりかじ」が港に入るのを見たら、八重観ではなく安栄の乗船券を買うという島人もいる程です。

 そんな中でのコロナです。第1波の2020年前半、各島航路共1日2便にまで減便。乗客は、石垣島に用事のある島人のみで、観光客はほぼゼロ。

 緊急事態宣言解除後、石垣島には観光客が戻っても、八重山の島では受け入れ体制が整わないところも多く、航路の利用者は低調でした。

 
 少ない乗客のために燃費の悪い大型船を稼働させるわけにはいかず、結局は残っている小型船をフル稼働させる羽目に。
 大型船は、ポテンシャルを十分発揮できないまま、減価償却費や金利が重くのしかかります。


 竹富町からの支援はあったものの、焼け石に水。加えて社内でのゴタゴタを抱えてしまった安栄観光は、船はあっても、運航できない状態となっています。


 結局、2022年になっても増便できず、竹富島航路は以前の12往復から7~9往復に、西表島上原航路が9往復から6往復に、黒島航路が4~5往復から3往復になど、大幅減便を強いられ、復活できていません。

 同じ境遇ながらも、堅実に事業を進めた八重山観光フェリーにも水を空けられています。


 かつて、「安栄なら行ってくれる」と島人から絶大な信頼を受け、観光客にも人気だった安栄観光は、基礎疾患を抱えた人がコロナに感染し、重症化してしまったかのようです。




タクシー不足

 これは、笑い話としてしばしば語られるのですが、「島の人は50メートル先でもタクシーに乗ろうか真剣に考える」というのです。

 ほぼ全ての人が車を持っている島では、タクシーを気軽に使うものの、実際に乗るのは、飲んだときか自分の車を出すのが面倒なほどの短距離に限られます。
 空港や港から乗って、千円、二千円と払ってくれる観光客は、ドライバーにとって有り難い存在でした。

 ところが、クルーズ船の客が来るようになって、タクシーはウハウハ状態に。一般の観光客ですら眼中に無しといったタクシーバブルが業界を覆います。

 そんな中でのコロナです。第1波の頃は、1日流して売り上げが千円程という日もあったとか。


 これは全国共通だそうでうですが、元々タクシー運転手は高齢者が多く、年金をもらいながら、働いて年金の不足分を補う、みたいな感じの人も少なくありません。

 東洋経済オンライン(12月11日配信)の石垣島のタクシー運転手へのインタビュー記事によれば、「この島のドライバーは農業・漁業だけで食えない人、定年退職して小遣い稼ぎ目的の人、年金暮らしの人が大半。だから少し余裕があるからギスギスはしてないかな。」

 そんなこともあって、コロナ禍を機に退職したり、宅配需要の増大を背景に運送業に転職した運転手も多く、タクシー会社自体が資金繰りに困って減車したこともあって、島からタクシーが減り、2022年になっても回復していないということです。  


 11月時点で、沖縄県タクシー協会の八重山支部には289台、宮古支部には184台のタクシーが登録されているそうですが、現在、特に石垣島でのタクシー不足が懸念されており、宮古島でも来春の大型ホテルの開業を控え、この先どうなるのか心配です。




レンタカー不足

 レンタカー不足の問題は、以前にも当ブログに書きましたが、要するに、コロナで需要が減った → レンタカー会社は車検を迎えた車を売却した → 観光客が戻ったので新車を発注したが、世界的な半導体不足のため予定通り納車されない、ということです。

 GW頃から問題が顕在化し、夏になれば少しは状況が改善されるかと思われていましたが、あまり変わらないまま、今年のシーズンを終えました。

 宮古島では、夏以降一部の業者が大幅に値上げし、その結果、宮古島では金さえ出せば車が借りられる、といったイヤな状況となりました。
 その余波で、従来通りの価格で地道に経営している業者には、業務に支障が出るほど問い合わせが殺到するなど、10月まで騒ぎが続いたそうです。


 石垣島や宮古島に行きたくても、レンタカーも借りられず、タクシーも捕まらないから行けないとか、レンタカーがもの凄く高くててもう宮古島には行かない、などという人が出ないように、市や観光協会が対策を講じるべきだと思うのですけどねぇ。




バブル宮古島のホテルラッシュ

 バブルと言われた宮古島のホテル建設ラッシュ。コロナ期間中も建築工事は止まらず、ホテルだけは順調に増えました。


 その結果、具体的な名前は挙げにくいのですが、最近オープンした大型ホテルは、オンシーズンでも満室にはほど遠い状況だったと聞きました。

 別の大型ホテルは、系列ホテルと同程度の設備ながら、他のホテルよりも低価格で勝負をしているようです。
 

 ホテルが増えることは、観光客からすれば、むしろいいことです。予約は取りやすくなるし、結果として競争が激しくなれば、サービスも良くなるでしょう。

 ただ、宮古島の新旧ホテルがもしフル稼働するとなると、タクシー不足・レンタカー不足に拍車がかかるだけではなく、飲食店、ビーチや観光地の駐車場など、あらゆるものがも不足します。

 要するに、ホテルの客室数だけが増え、一方では、観光に必要なその他の施設・設備、加えてホテルで働く従業員すらも、以前と同じか、むしろ減少している状況なのです。


 コロナ前の需要が戻ってもまだ、供給過多という中、来春には、さらに大型のホテルの開業を控えています。




行政の対応は

 コロナ禍で残念なことが分かってしまいました。

 沖縄県も、石垣市も宮古島市も、観光が主要産業であるにも拘わらず、個々の観光客は大事にしないということです。

 行政のコロナ対応については、以前にも散々当ブログで書いてきたので、詳細は控えますが、ハッキリ書かせてもらうと、この2年間、県や両市が行ったことは、観光客をスケープゴートにした「やっている感」の演出だったと思っています。

 これはつまり、放っておいても、観光客はやって来るという自信の裏返しでしょう。

 確かに、自分も文句を言いつつ、石垣島、宮古島に行き続けている訳ですから、悔しいですが認めざるを得ません。

 観光地としても沖縄の魅力は、行政の対応への不満を遙かに上回ります。
 

 とっさのとき、人の本性が現れると言いますが、コロナ騒動の中で、残念ながら、沖縄県、石垣市、宮古島市の本性を垣間見てしまったようです。




 これは、自戒も込めて言うのですが、コロナ騒動から学ぶことはもの凄く多かったと思います。この経験を将来に活かすことができれば、行政も、団体も、個人も、今後訪れる新たな脅威にも合理的で適切な行動ができるようになるでしょう。

 でも、多分、のど元過ぎれば熱さを忘れます。

 自分自身も人のことは言えなさそうですが。



 レンタカー不足の話は、こちら

 行政のコロナ対応については、こちら


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2022年12月8日木曜日

蝶よ花よ 沖縄で花と戯れる蝶の写真2022




 モンパノキの花に留まるアゲハチョウ。背景には、沖縄の海。

 コーラルブルーの沖縄の海をストレートに撮るのもいいのですが、こういう写真も好きで、いつもチャンスを窺っていますが、なかなか撮らせてもらえません。

 蝶は、ゴチャゴチャした草むらの中が好きなようで、もしかしたら、写真嫌いなのかも。笑


 今回は、今年撮った花と戯れる蝶の写真をご紹介します。





 以前にも書きましたが、蝶は、ハイビスカスの花はあまりお好きでないようで、このようなシーンもなかなか撮れません。

 蝶と花の組み合わせとしては、ハイビスカスの花が最も沖縄らしいと思うので、好き嫌いを言わず、ハイビスカスの蜜も吸いに来てください。




 ランタナの花もあまり好きじゃないのか。なかなか留まってくれません。




 こちらは、蝶ではなく、蛾ですね。

 昔、蝶と蛾の違いは、なんて習ったような。
 蛾は羽を広げて留まるとか、夜行性だとか。でも、蝶と蛾の一番の違いは、いいイメージを持たれるか、持たれないかではないでしょうか。

 だからといって、蛾ッカリしないでくださいね。




 ついでに蜂の写真も。蜂は、蝶と比べると蝶高速、いや、超高速で移動するので、写真に撮るには難易度が高いのです。

 というか、超高速で花の蜜を吸って、むせたりしないのですかね。




 こちらは、団体でいます。この花の蜜はそんなに美味しいのでしょうか。(チャシノキの花でいいと思うのですが、自信ない。)




 蝶は、ヒラヒラと優雅に舞っているように見えるのですが、なにしろ小さいので、写真の被写体としては、案外難しいものです。

 普通は、望遠レンズで追いかけるのですが、蜂ほどではないにせよ、望遠レンズのファインダーの中では高速移動してしまうし、花に留まって蜜を吸っている時間も短く、なかなか思うようには撮れません。

 ですが、よく観察していると、中には、ゆっくり近くを飛び回って、こちらが接近してもあまり遠くには行かず、中望遠程度のレンズで楽勝に撮らせてくれるいいヤツもいるんです。





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2022年12月4日日曜日

17ENDとツートップ 伊良部島渡口の浜2022

 


 何のツートップかといえば、もちろん海の美しさです。

 ほかに、周辺で感じ悪く商売をやっている奴がいないという点でも高評価なのですが、当ブログでは毎年ご紹介している、伊良部島の渡口の浜です。

 今年も変わらず美しい姿を見せてくれました。




 早朝、といってもそんなに朝早いわけではなく、10月の朝9時前頃ですが、まだ日は低く、ビーチに人は出ていません。




 ここは、砂が細かく、また砂の層が分厚いので、行く度に様々な砂模様を見せてくれます。

 今回は、これ。風と波の力だけでできるのですから本当に不思議です。まだ、誰も人が歩いていません。ここを歩くのは気が引けるのでは・・・





 防波堤(導流堤)の先から、振り返って弓状のビーチを見渡すことができます。この海の色は、コーラルブルーというべきか、エメラルドグリーンというべきなのか。





 ただ、風が強いときは慎重に行動してください。過去に、死亡事故も起きています。

 ですが、晴れて、かつ、波が穏やかなときは、別世界というか、異次元のビーチです。
 東京から1,850㎞離れていますが、遙々やって来る価値があるというものです。




 空港管理区域隣接で、業者が入り込みにくい下地島の17ENDに比べ、ここは、普通のビーチです。

 でも、前浜や、かつての砂山ビーチのように、パラソルを並べて砂浜を占有したり、遊びに来た人にしつこく声を掛けて営業するような業者は見かけません。

 ビーチの東西に入り口に、常設の業者がデンと構えていることが、奏功しているのでしょうか。





 伊良部島の南岸には次々とホテルが開業していますが、その割には、ここはあまり変わりません。

 駐車場に駐められず、車が道路に溢れていることや、水上バイクが少し増えたのが気掛かりではありますが、いつまでも、沖縄離島らしい、のんびりしたビーチであって欲しいと切に願います。





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