2023年12月30日土曜日

続 素晴らしい夕日が SUNSET宮古島2023

 

 
 昨日に続き、宮古島からの夕日をご覧ください。

 トゥリバーから見た、伊良部大橋の向こうに沈む夕日です。橋に太陽が架かる瞬間に望遠レンズで追いました。





 ところで、下の写真は昨年撮ったものです。上の写真と同じ場所です。

 同じシチュエーションながら、上の写真と下の写真では全く見た目が違います。理由は、空気中の水蒸気です。
 簡単に言えば、下の写真ではごく薄い雲がかかっている状態なので、太陽の光は弱く、水面には反射しません。太陽自体も赤っぽく見えます。

 夕日写真は、その場に行ってみるまで何が撮れるか分かりません。 




 そして、再び今年の夕日です。




 変わって、当ブログ的夕日の名所。宮古島の川満漁港です。



 焼けた雲が水面に映ります。




 日没後約30分位経った後です。三脚を立ててじっくり撮影しました。





 さて、再びトゥリバーに戻って伊良部大橋です。太陽が海へと沈みゆく瞬間です。




 出ました!グリーンフラッシュ。拡大したので荒れていますが、微かな緑色が確認できると思います。

 見ると幸運が訪れると言われています。当ブログでは2回目の登場ですが、前回ご覧になって幸せになった人はいます? 笑

 縁起物ではないですが、1年の〆には相応しい写真だと思ったので。


 一年間当ブログにお付き合いくださいまして、本当にありがとうございました。新しい年も、「Blog宮古島の癒し・八重山の刺激」をどうぞよろしくお願いいたします。

 皆様、どうぞ良いお年を。





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2023年12月29日金曜日

でも素晴らしい夕日が SUNSET宮古島2023

 


 とある夕刻。カメラを抱えて宮古島の前浜に着いたら、いきなりこの眺めが。


 今年は、雨に降られることが多く、特に後半の9月・10月は、遠慮なくドシャドシャ降られたのですが、夕方になると天気も少し反省し、素晴らしい夕日を見せてくれました。


 そんなこともあり、夕日写真は豊作でした。今年は、既に当ブログで2回夕日写真の記事を書いていますが、まだ沢山あるので、2回にわけてお届けします。

 しかし、もたもたしていたら、もう年末。年始に夕日というのもなんなんで、当ブログ初となる(多分)2日連続のブログアップでSUNSET写真をご覧いただくことにします。




 前浜の砂浜に出ると、まさに海に沈まんとするまん丸の夕日。この場に居合わせた人は、ラッキーです。もちろん自分も。




 海に沈む夕日というのは、意外と少ないのです。
 日没前は快晴だった日でも、水平線近くには低い雲が立ちこめていることが多いからです。




 あと僅かで、日没です。騒がしかった前浜にも静寂が訪れます。




 日没後にもオプションがありました。夕日に染まった飛行機雲と極細の上弦の月。これもなかなかの光景だと思います。




 そして、夕焼け雲の中を、宮古空港に向かう飛行機が通過しました。




 明日に続く



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2023年12月25日月曜日

回顧沖縄一人旅2023 今年の漢字は雨?

  


 「♪ 窓の外は雨 雨が降ってる~」

 イルカの雨の物語という歌です。1977年の曲ですが、多くの歌手にカバーされているせいか、若い人にも案外知られています。

 そんな、窓の外は雨~ だった今年の沖縄旅行を振り返ります。


今年の漢字は「雨」

 個人的に、今年の漢字は雨です。

 今年は台風には当たらなかったのですが、雨には本当によく降られました。
 それも、シトシトではなくザーザーでもなく、ドッシャァァァ~!!!みたいな豪雨。

 だから、車の中やホテルの部屋から撮った雨の写真が沢山あります。笑


 沖縄の天気予報は当たらない、というのは相変わらずでしたが、今年は、当たるとか当たらないとかというレベルを超越した天気も経験しました。




 沖縄方言でかたぶい(片降り)と言うヤツですが、本当に局地的な雨です。こんな小さな雲が、大雨を降らせながら、短時間に移動します。これでは、宮古島の天気予報的には、晴と言っても雨と言っても、当たりであり外れです。





 ただ、昼間は雨~曇でも夕方から晴れた日が結構あったので、今年は、夕日写真は豊作でした。それを次回にお目にかけて、今年のブログ納めにしようと思っています。


 下の写真は、宮古島の前浜の駐車場です。突然の豪雨に、車が冠水しかけています。ビーチで泳いでいた人も結構いたはずですが、皆どうしていたのでしょうか。



複雑怪奇なホテルのチェックイン

 最近は、人手不足なのか、そういうのがかっこいいと思っているからなのか、やたら自動チェックインが増えています。


 某島の某ホテルにて。

 到着後フロントに向かうと、「チェックインは自動チェックイン機で」というでっかい案内看板が。
 ディスプレイに向かって、カタカナで氏名を入力すると、チェックインの日付けを要求された。

 あのさ~ ホテルのチェックインってこれから泊まるための手続でしょ。前日のチェックインなんて受け付けないでしょ。

 しかも、「このご予約は受付できません。係員にお申し出ください。」とか言いやがる(機械が)。

 じ○らん経由の予約は、人間対応なんだと。最初っから言えよな~ ブツクサブツクサ



 本島某所の新しく出来たっぽいホテルというか、コンドミニアムみたいな宿。これがまた、チョ~めんどくさいチェックインシステムなんです。

 まず、無人のフロント?に到着すると、モニターに「画面にタッチしてください」と表示される。
 てっきりモニター画面でチェックイン手続をするのかと思いきや、そこに表示された二次元バーコードを自分のスマホで読み取れと。そんで、自分のスマホで予約番号を入力せよと。

 ご指示のとおりに入力すると、他人分、過去分を含めたの予約一覧がドバッと出てきて、しかも、名前は記載されていないから、どれが自分の予約だか分からない。
 もう一度最初からやり直したけれど、結果は同じ。

 結局電話で人を呼んで、ゴチャゴチャとやって、その人の見ている前でスマホによるオンライン決済を済ませると、モニターの向こうに、別の人が現れて、手書きの6桁の数字が書かれたホワイトボードを示しながら、キーボックス操作方法が指示されて、やっと部屋の鍵がもらえるわけです。

 この間約20分。
 ハァ~ これってさ~、歳のせいでスマホ操作は苦手って次元じゃ絶対にないよな!


 笑っちゃうのが、これだけやって出てきたのは、今やホテルでは主流のカードキーではなく、昔ながらのガチャガチャ鍵。
 ちなみに返すときも、何処のキーボックスに入れるか、ご指示を仰ぐのです。 

 


全国旅行支援
 
 「おきなわ彩発見」という、いかにも、な名称の旅行支援が、沖縄県では7月の中旬まで続き、さらに9月から再開され11月まで続けられました。

 宿泊料金の割引のほかに、平日だと1日当たり2千円のクーポンがもらえます。
 一見もの凄くお得なイメージですが、一部ホテルではこれを見据えた便乗値上げっぽい価格設定があり、ちょっとなんだかなぁ~ という感じ。


 旅行支援といっても、行政サイドで全てやってくれる話ではありません。

 宿としては、まず、事務局に適用を申請します。
 承認されたら、今度は、お客さんが申請できるよう予約の仕様を整えて、Webでの申請の仕方を説明し、当日クーポンを印刷して渡し、事務局に割引分を申請したら後日振り込まれるという流れです。
 
 これで宿泊予約が大幅に増えればいいですが、元々割引なんかなくたって予約が埋まる人気宿は、ただ面倒な手続が増えるだけ。

 個人宿では、「ウチはそんな面倒なことはしたくない」というところも多かったようですが、敢えてお客さんのためにと、適用申請をしたところもありました。

 稼ぎは同じなのに、余計な手間だけが増えて入金も遅れる。しかも、問い合わせやら、キャンセルの場合の厄介な対応やらで負担も。


 税金をばらまいた割には、喜んだのは他県の客で、地元ではもう止めてくれという人も少なくなかったこの制度は、一体何のため?


 とか言いながら、自分は散々恩恵に与りました。関係者の皆様、本当に申し訳ございませんでした。


神様そりゃあんまりだ~ なエピソード

 那覇空港から宮古行きの飛行機にて。

 自分の席は、横3人席の窓側だったのですが、通路側2席には、既にお父さんと小学校低学年くらいの女の子の親子客が着席していました。

 「すみませ~ん」と声を掛けると、二人とも立ち上がって席に通してくれたので、礼を言い、特に女の子には顔を見て「ありがとう」と伝えました。

 小さい子供相手でもきちんと礼を言う。これは、教育上大変よろしいことだ。素晴らしい、さすがは自分。と思っていたら、何故か女の子の方が、緊張しまくりで今にも泣きそうな顔に。
 隣では、お父さんが吹き出しそうになるのを必至でこらえている。


 神様そりゃあんまりだ~ 泣





 コロナ騒動も終わったようです。

 3年間、当ブログではコロナ関連の記事を散々書いてきたのに、自分でも忘れそうになっています。

 一方、物価高の影響で、旅行に行くにも金がかかるようになりました。

 雨にも負けず、コロナにも負けず、物価高にも負けず、なんで自分はこんなに沖縄に行くのでしょうか。笑

 もう20年続いているのですが、1年ぐらいスパっと沖縄行きを中止にしてみたらどうなるのだろうか、なんて考えることもあります。

 まあ、多分来年も変わらず行っているでしょうけれど。
 


 物価高の中でも、安い物もありました。

 つか、これ安すぎ。百均で売っているセラミックのナイフを持参し、ホテルでいただきました。





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2023年12月19日火曜日

観光という視点で振り返る宮古・八重山2023

  

 「5類移行後初めての」というフレーズが、枕詞のように語られた2023年も間もなく終わりを告げようとしています。

 コロナ開けの宮古・八重山は、観光客が激増してグチャグチャになってしまうのではないかと心配していましたが、どうも意外な展開となりました。

 
 

観光客は思ったほど増えなかった

 宮古島市の今年の入域観光客数は、4月~9月の累計で485.275人でした。

 これは、昨年同期と比べれば、131.35%と約3割の伸びですが、コロナ前の令和元年と比べると、79.1%と2割ほど減っています

 同様に石垣市は、今年が630.292人で、対昨年比は128.2%、対令和元年比では77.3%と、こちらも同じような傾向です。

 全国的にこんなものでしょうか。もっと爆増するのではないかと思っていました。
 何しろ、コロナ直前は、国内外の観光客が島に溢れ、特に宮古島はバブルと呼ばれた建設ラッシュの真っ只中だったのですから。


 中国が、政治的理由で日本への団体観光客を制限したことが、理由の一つとして挙げられています。

 しかし、今年の日本全体の月別の訪日外国人数は、対令和元年比でみると、8月で約86%、9月で約96%と徐々に上がって来ており、10月ではついに逆転し話題となりました。

 そう考えると、中国の影響だけではないようです。


対策も取られたようだが

 全国旅行支援は、大半の都道府県で5月に終了しましたが、沖縄県では7月の中旬まで続き、さらに9月から再開され11月まで続けられました。

 JALもANAも、羽田・石垣、羽田・宮古の直行便を、それぞれ毎日2~3往復飛ばしていますが、両社共、9月の便から特売を始めました。
 販売期間限定だったり、会員限定だったりしたものの、いずれも片道当たり1万5千円以下と、普通運賃の20~25%という破格値でした。

 新幹線のぞみ号で東京から新大阪まで行く場合、会費無料の「スマートEX」で、一番安い早特28で買っても12,240円なので、航空券の安さが際立ちます。


 そうした状況下であっても、客が8割しか戻らなかったわけで、逆に言えば、だからこそ県は、旅行支援を続けざるを得なかった、と言えるかも知れません。

 航空機も、破格のセールがあったにも拘わらず、自分が乗った便はガラガラでした。
 
(青色が空席です。9月のとある平日の昼頃の宮古発羽田行き)



物価高と人手不足

 これは、沖縄に限らず今年のキーワードでした。

 まず、八重山離島航路の運賃が爆上がりしましたが、これは燃料の高騰が主原因ですからやむを得ません。

 石垣島では、バジェット~エコノミークラスのホテルの値段が、夏の一時期、かなり高くなりました。
 一括予約サイトを見たら、あんなホテルでも1万円超え~みたいな。

 もちろん、光熱費や人件費の高騰というやむを得ない理由もあると思いますが、実際それ以上の値上げです。

 一方、宮古島ではそれほどでもなかったように感じました。もしかしたら、ホテル建設ラッシュで、供給過多になったおかげかも知れません。

 宮古島では、コロナ以前と比べて、ホテルの客室数はかなり増加しています。


 人手不足の方は、過去記事にも書きましたが、飲食店に顕著な影響が出ています。その意味では、観光客がコロナ以前より増えていたら大混乱になっていたので、ある意味助かったのかも知れません。




レンタカー問題

 2022年は、半導体不足に端を発したレンタカー不足のため混乱し、一部の業者は、暴利を貪ったと言われても仕方がないような商売をし、逆に良心的な店には問い合わせが殺到する事態になっていました。

 今年になって、車そのものは補充されたのですが、前年の混乱に乗じて高額な料金を請求する業者が後を絶ちませんでした。

 例えば、レンタカー4泊5日限定でン万円といった設定が横行していました。この値段自体も高い上に、短い期間で借りたくても、値段は同じとするものです。

 そういうのを、一括予約サイトでも少なからず見かけました。


 さすがにレンタカー協会も対応に乗り出したそうですが、新興の業者には指導も難しいといったぼやきが報道されていました。

 沖縄旅行のベテランは、上手く立ち回った人が多かったようですが、宮古・八重山に初めて来たような人がカモにされたかと思うと、不快です。

 沖縄フリークは黙っていてもまたやって来ます。こういうビギナーツーリストこそ大事にしないと、沖縄観光の未来は暗いですよ。





 当ブログでは、分析的記事、評論的記事を書くことも多いのですが、時々自分でも、四の五の言っていないで、もっと純粋に美しい眺めを楽しめばいいのかなぁ、と思うこともあります。

 それでもやはり、宮古・八重山は、落ち着いた品格のある観光地であって欲しいし、何よりも沖縄の離島らいしのんびりとした空間であり続けてほしい気持ちが強いのですが、皆さんはどうお感じでしょうか。


 沖縄には、美しい海という素晴らしいポテンシャルがあるのだから、旅行支援とか言って、税金をばらまいて無理に集客しなくても、地道に人手不足対策、物価高対策、レンタカー対策をしてもらった方がよかったと思いませんか。





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2023年12月15日金曜日

♪ 都の西北~ではなく宮古の西北 世渡崎2023

 


 美しい海がてんこ盛りの宮古島ですが、最北端にあたる世渡崎(せとざき)の海も負けてはいません。




 宮古島の北端は、クワガタ虫の角のように細い岬が2本伸びています。

 その右側の角に道路を造り、そのまま池間大橋と繋げたため、車で走っているとずっと橋を渡っているような感覚ですが、陸地の終点、宮古島の最北端が世渡崎です。



 宮古島の、まさに最北端から臨む池間島と池間大橋です。



 この眺めが、ザ・世渡崎の海です。砂浜とコントラストをなす海の色に加えて、微妙な波模様が涼しげです。
 ボッーと眺め続けても、飽きることがありません。


 
 ここもおそらくは、池間大橋を建設したことで潮の流れが変わり、砂が堆積したのでしょう。
 池間大橋ができた1992年より前は、きっと違った眺めだったと思います。しかし、ここ10年、15年は安定してこの美しい海を見ることができます。
 2023年も同じでした。


 ただ、ここいら一帯は、流れが強いため、遠浅であっても泳ぐことはできません。


 池間大橋を挟んだ反対側、西側の眺めです。この時は午後だったので、逆光気味に海が輝いていました。



 世渡崎には駐車場があり、ちょっとした展望広場のような感じです。トイレもあります。




 世渡崎の美しい海の向こうには、神の島大神島が控えます。

 ガイド本などで紹介されることも少なく、世渡崎という地名も、あまりピンとこないかも知れませんが、池間大橋の直前ですから、分かりやすいと思いますので、是非足を運んでみてください。


 文章にすれば「宮古の海は美しい」で終わってしまいますが、その美しさは場所によってかなり違います。

 ここから見る東側の遠浅の海は、17ENDとちょっと似ているような、でもそれとも違う、ここならでは美しさです。



 (最後に、まったくもってどうでもいいネタですが、赤塚不二夫の「天才バカボン」に出て来る、バカボンのパパの出身大学は、バカ田大学です。

 校歌は、
 「♪ みやこの西北 ワセダのとなり~ バカ田 バカ田 バカ田 バカ田 バカ田 バカ田 バカ田~」
 というものですが、W大学からクレームがきたのか、当時としてもコンプラ的に問題になったのか、途中作からバカ田大学の名前が出て来ることはなくなりました。)



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2023年12月11日月曜日

宮古島のインギャーマリンガーデン2023




 宮古島周辺の各ビーチの今年の状況を色々と紹介して来ましたが、今回は、宮古島の南岸のインギャーマリンガーデンの近況です。




 インギャーマリンガーデンは、これまで当ブログでも何度も取り上げてきた、宮古の絶景ビーチの一つです。
 その美しさは、2023年も変わりありません。

 
 ここの海は、湾状になっているため、波も穏やかで流れもなく、比較的安全なビーチとして、泳いだり、SUP・カヌーなどのマリンスポーツをするのに適しています。


 敢えて人が写っていない写真を並べましたが、普段はもっと人が大勢います。




 湾状のインギャーマリンガーデンは、橋(インギャー橋)も含めて、グルッと一回りできる遊歩道があるのですが、行く人が少ないのか、手入れがされないのか、草木が茂り蜘蛛の巣も張っていたりで、残念な状況です。

 こちらは、あまり人が行かない対岸の四阿。



 そのインギャーマリンガーデンですが、周辺にホテルが建ち、駐車場も満車であることが多くなっています。

 シュノーケリングやSUPのお客さんを乗せたショップの車も目立ちます。

 道路には路駐されないようにコーンが並べられていますが、それでも無視して路駐するショップとおぼしき車も見かけます。



 
 その一方で、ビーチ周辺で商売をやっている輩は見かけません。もちろん客引きもいません。
 人が増えても、この程度ならば許容範囲というか、とやかく言う筋合いではないと思います。




 高台の展望台から外洋の眺め。こちらも変わらず綺麗な海です。



 毎年秋口に行われる、民謡「なりやまあやぐ」を唄い競う「なりやまあやぐ祭り」の会場としても有名です。

 

 宮古島がバブルと言われるようになってから、自分自身ビーチに行っても、どうも斜に構えてしまうことが多くなってしまいました。
 ここは人が増えたとか、ここはあまり変わらないとか。
 
 もっと純粋に海の美しさを楽しめば良かったかなと、今になって思っています。





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2023年12月5日火曜日

どうする波照間空港・・・続報

 

 先日記事にした、波照間空港に関して動きがありましたので、続報をお伝えしておきます。




 先日の記事で、「2022年4月30日から波照間・石垣間の定期航空便再開と琉球新報などが報じ、ついに念願の波照間空路復活かと思いきや、何事も起こらず現在に至っています。」と書いたところ、12月4日付けでNHKが「来年1月から運航開始の方向で調整」と報じました。

 当ブログの記事を読んで、慌てて決めたんだろう、と言いたくなるくらいタイミング良く、と言うか、タイミング悪く発表があり、もう笑うしかありません。

 同ニュースによれば、1月から、週数日1日一往復運航されるそうです。


 この話は、当ブログの記事とはもちろん関係ありませんが、有事を想定した「公共インフラ整備」とは関係ありそうです。


 第一航空は、NHKの取材に対し『運航を始める正式な日程は決まっておらず、お答えすることはできない』としています。」となっています。

 同社のHPにも、「改めてお知らせします」と書かれたままで、本日現在変更はありません。


 また、石垣・多良間便も同時に運航が開始され、両航路で、年間1億3千万円の赤字が見込まれるため、公費により補填されることも、併せて報じられています。




 関連して、前回記事の補足です。

 滑走路延長に関しては、既に竹富町は、自衛隊の訓練を受け入れることとし、滑走路の延長を申し出ている旨、10月6日の八重山毎日新聞が報じていました。


 また、波照間空港では、新日本航空(NJA)という、第一航空とは別の会社によるチャーター便の運航も行われていたようです。



 それにしても、定期便は本当に飛ぶのでしょうか。一時的に飛んだとしても、来年の夏シーズンまで飛んでいるでしょうか。

 これまでの経緯から、どうも疑心暗鬼になってしまいます。

 来年の夏、「波照間行きの飛行機に乗りました。」という記事をというブログに載せられればいいのですが。


(旧空港ターミナル:H12年)



 NHKニュースはこちら


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2023年12月2日土曜日

定期便はお預けのまま・・・どうする波照間空港

 


 定期便が飛ぶっていうから、当ブログでも紹介したのに、ドタキャンされてそれっきり。

 波照間空港の話です。


 波照間島にある波照間空港は、2007年までは石垣行きの定期便が、2008年までは不定期便が発着していましたが、普通に乗れる飛行機は、かれこれ15年近く飛んでいません。


 それが、2022年4月30日から波照間・石垣間の定期航空便再開と琉球新報などが報じ、ついに念願の波照間空路復活かと思いきや、何事も起こらず現在に至っています。

 運航予定だった第一航空のHPには、こんな記事が載ったきり、一切の続報もなく早1年半。



 そんな波照間空港に、寝耳に水の大ニュースです。


 朝日新聞11月26日配信によれば、

 「防衛力強化のために全国の空港と港湾の整備を進める『公共インフラ整備』の原案が政府関係者への取材でわかった。自衛隊などが使いやすいよう延伸や拡張する候補地として、全国の空港14施設と港湾24施設の計38施設を選定している。」

 とのこと。そしてその14空港の中に、沖縄県の那覇空港、宮古島空港、下地島空港、与那国空港、久米島空港と共になんと波照間空港の名が。


 この記事によれば、

 「政府は、平時も訓練などで使うことを目指しているが、地元住民の理解が欠かせないため、空港などを管理する自治体が受け入れるかどうかが焦点となる。」

 「整備をするには、空港や港湾を管理する自治体の申請や合意が必要なため、水面下で自治体との協議を始めている。」

 と続きます。

 

 ということは、既に地元には話があるということですよね。これに対して、竹富町、波照間公民館はどうする!?




 波照間空港は、沖縄県が管理する第三種空港です。

 今回名前が出ている、久米島空港、与那国空港は、中型機の離発着も可能な延長2000メートルの滑走路を有し、現に1日数本の定期便が飛んでいます。

 それに対して、波照間空港は滑走路延長は800メートルしかなく、航空機の離発着が行われていません。
 
 定期便の再開を期してターミナルの建て替えが行われました。

 新ターミナルは2015年に竣工しましたが、完成後もまだ一度も定期便が飛んだことはなく、緊急着陸用飛行場(主として救急患者輸送用)として職員が駐在しているものの、文字通りの宝の持ち腐れが続いています。


(旧空港ターミナル)


 事柄の性質上、詳しい内容が発表されるのはしばらく後でしょう。

 推測になりますが、「自衛隊などが使いやすいよう延伸や拡張」とあります滑走路の延長と航空管制圏への組み入れが行われるのではないでしょうか。


 今、波照間空港は、航空管制圏外にあります。

 どういうことかというと、航空管制圏では、航空機の離着陸の順序・時期、飛行経路などが指示され、気象状況や地上の状態など航空機の運航に必要な情報が提供されます。

 それがない波照間空港は有視界飛行です。パイロットは自分の目で見て離着陸を判断しなければ張りません。


 着陸のとき、パイロットはまず、滑走路と直角方向に上空を飛行し、風向きを見ながら滑走路のどちら側から着陸するかを判断するそうです。

 当然ですが、少しでも悪天候になると、着陸はできません。


(旧ターミナルでの搭乗手続:H12)


 自衛隊の基地になるわけではないですから、自衛隊は非常時と訓練時以外にはやって来ません。
 普段は、民間飛行場として活用することになります。

 それを国の予算で整備してくれるのだから、波照間空港にとっては、間違いなくいい話です。


 問題は、波照間島にとっていい話であるかどうかです。空港が立派になっても、民間機が飛んでくるかどうかは別の話です。

 現在、定期便の再開がストップしているのも、運航主体の問題で、波照間空港の施設が原因ではありません。

 万一中型のジェット機が飛んで来たとしても、受け入れるキャパが島にはありません。

 空港施設は国費で整備されても、関連施設の維持管理の問題が残ります。例えば、空港に繋がる道路の管理費用の負担はどうなるのでしょうか。

 それ以外にも、喩え少額であっても、将来にわたって町(島)が負担しなければならない費用が発生することはないでしょうか。

 財政力の小さい離島にとっては、こういう小さな問題がボディブロウになるものです。


 また、ここまでは考えなくてもいいことなのかも知れませんが、万が一の有事の際には、敵軍の標的となる可能性が今より高まります。逆に、有事の際に自衛隊の輸送機が物資を運んできてくれるかも知れません。




 どうするかは、第一義的には島民が判断すべきことですから、当ブログかがとやかく言う筋合いでないことは理解しているつもりです。


 ただ、少しだけ言わせていただきたこともあります。

 これを機に定期便を誘致し、リゾート開発を夢見るなどという発想が必ず出てくると思います。

 ニシ浜の前に高級リゾートホテルを建設して、海外の富裕層を呼び込む、なんて某大手不動産会社が言い出しそうなセリフです。

 でも、それが波照間島の将来にとって本当に相応しいことなのか、そもそも実現可能なのか、よく考えていただきたいと思います。
 工事さえ受注できれば後は知らん、というのが本音かも知れませんよ。



 人口450人程。「果てのうるま」が語源とされる波照間島。うるまとは珊瑚礁のことです。

 自衛隊が絡むと、それだけで政治問題になりやすいものですが、美しい海に囲まれた静かでのんびりした島が、政治問題で騒がしくなるのは、観光客の立場としては有りがたいものではありません。

 どうする波照間島!





 波照間空路再開かも、の記事はこちら

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