2018年5月31日木曜日
”ほとんど沖縄”の徳之島はこんなところだった
鹿児島県に属する奄美群島は、鹿児島市からは遙かに遠く、むしろ、沖縄・那覇市に近いというロケーションです。
奄美大島から与論島まで続く奄美群島の中程に、徳之島があります。
外周80㎞。人口2万2千人程。
観光地としては、マイナーですが意外と大きな島です。
徳之島へは、鹿児島か奄美大島から飛行機で行きます。
奄美大島からの空路があるのは、奄美大島が奄美群島(大島郡)のメインアイランドだからでしょう。
石垣島と竹富町のような関係だと思います。
奄美・徳之島便に就航しているのは、サーブ340Bというプロペラ機。36人乗りです。
着陸後、CAが手作業でタラップを降ろします。
徳之島空港到着。滑走路をのんびり歩いてターミナルに向かいます。
空港の建物は、平屋。昔の石垣空港のようです。
子宝空港!?
最近全国各地に、キラキラ空港名が蔓延していますが、ここは、「徳之島子宝空港」。
市町村別の特殊出生率の上位を独占するのが、徳之島の3町だからだそうで。
そう言えば、かつて、男性の長寿世界一でギネスにも載った(後に取消し)、泉重千代さんもこの島の人です。何となく、健康長寿的なイメージですな。
空港には広い駐車場がありますが、ガラガラ。もちろん無料です。
レンタカーにカーナビがなかった!
徳之島で、島民が暑くなるイベントが闘牛です。
こちらでいう闘牛は、牛同士が戦うもの。闘牛士が牛と戦うスペインのような闘牛とはルールが違います。
こちらが闘牛さん。スゲー強そう。
サーロイン牛さんとはあまりに違います。
何気にびっくりぽんな立て看板がありました。闘牛を海岸で散歩させるのでしょうか。それともトレーニング?
ちょっと遠巻きで見てみたいような。
沖縄との文化の違いの一つが酒。
奄美の酒は、沖縄でよく飲まれる泡盛ではなく、黒糖を原料とする黒糖焼酎です。
かつては、奄美でも泡盛が造られていましたが、戦後、沖縄と奄美が分断され、泡盛の原料であるタイ米の入手が困難になったため、黒糖を原料に酒造りが始まりました。
黒糖のような含糖物質から造られる酒は、税法上税率の高いスピリッツ類となりますが、黒糖焼酎は、麹を使うことを条件に、特例として、税率の安い焼酎として扱われています。
黒糖焼酎は、こうした経緯から、奄美群島でのみしか製造されません。
琉球政府時代に製造が始まったオリオンビールも、奄美では見かけません。代わりにこんな物がありました。
民家の塀からはみ出さんばかりに咲くブーゲンビリア。沖縄離島と何ら変わることのない風景に心が安らぎます。
沖縄の島との比較で、徳之島の魅力の一つは、観光客が少ないこと。
それは、見るべき場所が少ないからではなく、単に知られていないからのようです。
前々回の記事で畦プリンスビーチを取り上げましたが、ほかにも色々見所がありますので、今後、ご紹介して行きます。
島の南部にある面縄港。海の色も沖縄と一緒です。
2018年5月27日日曜日
記事500本記念 【提案】宮古・八重山の将来に向けて
いきなりエラそうなタイトルですみません。
ブログを始めてから、これで500本目の記事となりました。
その記念に、というわけではないのですが、思いの丈をぶつけます。
宮古諸島、八重山諸島、その他沖縄離島は、とてもとても魅力的な所です。ですが、どんどん変わっています。
便利になったことも多いです。
しかし、ほとんど人が居なかった場所に観光客が殺到していたり、何もなかった場所で商売をやっていたり、小さな駐車場が大型バスで埋まっていたりと、不安要素を挙げていくと枚挙に暇がありません。
このままのペースで進めば、10年後、15年後どうなってしまうのでしょうか。
昔はよかったと嘆くだけではなく、何とかいい方向にならないか考えた結果、微力ながらある提案をさせてもらいます。
過去に学ばない開発業者
宮古島で、石垣島で、周辺離島でホテルの建設ラッシュが続いています。
かつて、リゾート法(総合保養地域整備法)という法律に基づいて、全国各地でリゾート開発が進められましたが、多くの所では見るも無惨な結果に終わりました。リゾート法は破綻したという見解を、日本弁護士連合会が発表したほどです。
失敗の理由は、環境を破壊する、地域振興に繋がらない、ニーズに合っていない、画一的あるなどとされています。
今、各島で建設中のホテルはこれに学んでいるのでしょうか。地域との対話はできているでしょうか。どの場所に、どのクラスのホテルが何室必要か、ニーズは的確に把握されているのでしょうか。他のホテルとの差別化は図られているのでしょうか。
ホテル経営は、ハードだけではなくソフト面も重要です。一流ホテルには、料理人も含めて一流のスタッフが必要です。
日本中が人手不足の中、どうやってスタッフを確保し育成していくのか、ビジョンはできているのでしょうか。
沖縄は、観光地としては季節波動が大きく、沖縄のホテルは、年の半分しかフル稼働できません。オンシーズンの台風のリスクも小さいものではありません。
そんな中でも優秀な人材を貼り付けておくには、経営体力も必要です。
立派な箱を作っても、中味がなければ、ただの宿舎です。
既に、石垣島の某リゾートホテルでは、フロントに、時給いくらのアルバイトを置いています。宮古島の某リゾートホテルでは、フロントに「21時以降不在」と堂々と書いてありました。これって、旅館業法的に大丈夫?
どちらも、某旅行会社の「当社基準Aクラスホテル」ですよ。
八重山の某離島に、場違いな立派なホテルが建ちました。ただ、ここは、議員の口利きで必要な法定手続を怠っているとの噂が絶えず、開業後すぐに閉鎖されました。
後に再開するのですが、部屋はとてもゴージャスで、一流のリゾートホテルと遜色ない造りでありながら、一歩部屋を出ると研修施設並みに何もなく、一旦ホテルを出て、近くの共同売店まで行かなければ、ビール1本買えないという有様です。
業者は自己の利益のみを考えます。それは当然のことですが、その結果、場当たり的な開発が繰り返されます。そこに行政の出番があるのではないでしょうか。
よそ者の無責任な批判
よほどのことがない限り、ビーチサイドに新しいホテルなど造ってほしくはありませんよね。それは自分も同じです。
しかし、それが違法ではなく、また、自分の権利を侵害しないものならば、それを阻止することは、残念ながらできません。
にも拘わらず、ホテルなどの建設計画が発表されると、反対の声がネットに溢れます。中には、感情的な非難、無責任な誹謗中傷、無関係な事実の指摘などが含まれていることも多く、これらは大抵匿名で行われます。
反対は、意見表明です。意見表明は誰でも自由にやって構いません。しかし、非難をするのであれば、根拠に基づいた正当なものでなければなりません。
まして、許可を行った行政を非難するのは筋違いです。「法律による行政の原理」という大原則があります。行政にはできることとできないことがあります。
例えば、開発行為(一定規模以上の土地の区画形質の変更)は、都市計画法の許可が必要ですが、この法律には、許可の条件が様々規定されていますが、それらを全部満たせば許可しなければならないという規定があるのです。
この場合、行政にできることは、法適合性のチェックだけで、ホテル建設の是非を審査する権限はありません。
何かを造る以上は、少なからず自然に賦課をかけます。まして、珊瑚の海に囲まれた小さな島ならなおさらです。しかし、それが法律の認める範囲内であれば、ストップはかけられません。
それに耐えられないならば、選挙権の行使を通じて、法律を改正するしかないのです。
景観が台無しになるなどという指摘もよく耳にします。しかし、それを主張できるのは、法律上の眺望権を有する地元の一部の人だけです。我々ができることは、お願いだけなのです。
市町村が条例を作って規制をかけることも、法律の範囲内に限られます。
民間事業者が行う開発行為は、行政が税金を使って施策を進めることとは訳が違います。
批判をするならば、お互いにもっと勉強しましょう。やみくもに反対するだけでは、何の歯止めにもならず、誰のためにもなりません。
行政は何をすべきなのか
しかし、行政ができることをすべてやり尽くしたとは、到底思えません。
宮古・八重山の主産業といえば、誰もが真っ先に観光を挙げるでしょう。その柱は、言うまでもなくコーラルブルーの美しい海などの自然です。
今までは、何もしなくても、あるいは、多少何かしちゃっても、懐深い自然はそれを受け入れてくれたかも知れません。
しかし、この貴重な観光資源を未来永劫守り抜くには、いい加減アクションを起こさなければ手遅れになります。
何もしていないとは言いません。しかし、今の行政の対応では、とても間に合わないと感じます。
石垣島・宮古島では外国人を中心に、観光客が激増しています。それに伴い、車やバス、飲食店、土産物店が無秩序に増加しています。そして、ホテルの建設ラッシュと続くのです。
新幹線が走った後を自転車で見回るような対応では、とでも間に合いません。
今潤っても、気が付かないうちに大事な何かを取り崩していたら、いずれ崩落現象が起こります。
自然環境の保全だけではありません。訪島観光客が安心して遊べる環境も必要です。
宮古島では、ずっと以前から、海浜地を占有して商売をするという問題が生じています。何処かで問題になって、それが治まると、また別の場所で始まるといったことが繰り返されてきました。今でも、シーズン中は、前浜や砂山にパラソルやデッキチェアが「常設」されています。
こうしたことは、他の離島と比べ、残念ながら宮古島が突出しています。
海岸は国有地です。自由使用が原則です。占有には許可、一時使用には届出が必要です。
その宮古島ですが、海岸管理が県から宮古島市に移管されます。市条例の制定も検討中とのことなので、是非共この機会に、違法営業を根絶し、誰もが安心して遊べる海を取り戻してください。
竹富島方式が手本になるのでは
竹富島では、竹富島憲章を作って、伝統集落を守って来ました。
不便であっても道路を舗装せず、海から砂を運んで毎朝掃いています。敷地が狭くても平屋です。屋根には昔ながらの赤瓦を葺いています。ぶつかると簡単に崩れてしまう石積みの塀です。花を沢山植えています。
大勢の見ず知らずの他人=観光客が、細い路地まで押し寄せ、塀越しに写真を撮ります。プライバシーも厳しいところですが、島人はそれを受け入れています。
このような、将来を見据えた計画と、日々の努力と苦労の結果、外周8㎞の小さな島に年間50万人もの観光客がやってくるのです。
もし、竹富島が、舗装道路とよくあるコンクリート製の家ばかりだったら、誰が水牛車に乗って集落を巡りたいと思うでしょうか。
これは、とても参考になると思います。
守るべきもの、するべきことが明確で、確実に成果も現れているからです。
他の島、市、町でもやってみてはどうでしょうか。
提案します
美しい海を守り、観光産業を未来永劫支えて行くために、規制手段がなくても、行政サイドとしてできることがあると思います。
それは、きちんとした方針を立てて、それに向けて様々な手段を講じて誘導していくことです。
そのためにはまず、各島単位で、あるいは、市、町として、竹富島憲章に習い、基本構想を策定する必要があります。
その際は、リゾート法の失敗に学ぶべきです。
自然を保護すること
特に、沖縄離島ではこれは必須条件です。
地域経済に資すること
地域振興に繋がらなければ、島人の協力は得られません。また、外部資本だけに頼ると、あちらさんの都合で撤退されたときに対応が難しくなります。
ニーズを把握すること
観光客は何を求めているのか、地域として受け入られるキャパはどれくらいなのか、全体を見据えたプラン作成は、まさに行政にしかできない役割です。
他地域との差別化を図ること
沖縄離島では、温泉・グルメといった王道の観光要素がありません。それを求める人はよそに行ってもらう位の覚悟で、南国パラダイス沖縄の、独自の魅力を発信すべきです。
よくありそうな、「観光と農・漁業振興の調和のとれた持続的で発展的な島づくり」なんていう総花的なスローガンではダメです。これではクソの役にも立ちません。
観光が主産業であることをきちんと認識し、その資源である海を徹底的に守り、成熟した現代の日本の社会に相応しい、上品で上質なおもてなしで訪島客を受け入れる。これは、高級な、という意味ではありません。また来たくなるような満足を提供するという意味です。
島人であってもえげつない商売は排除し、観光業に従事しない人にも、環境保全に最低限の協力をしてもらわなければなりません。
行政は、それに協力する事業者、団体、個人を積極的に支援するべきです。
支援の具体的方法は、公表、広報、認定、表彰、便宜の供与などが考えられます。補助金の交付までできるともっといいでしょう。
反対に、基本方針に反する個人や事業者には、法的規制をかけることが難しくても、広く啓発活動を行い、個別には、方針に沿うよう粘り強く行政指導を続けるのです。
その根拠となる条例や指導要綱といったものを、議会で議決しておくべきです。
ビーチに出るために私有地を通らなければならない場合、そこを有料とするのは自由ですが、適正価格というものがあります。わずか数十メートルを人が歩いて通過するだけで何百円は暴利です。
あたかも、ビーチ全体の使用料のように見せかけて、しかも、それを「協力金」などと銘打って任意の寄付であるかのように誤解させるのは、えげつない商売であり、観光地の質を落としめます。
ここは、行政が飛んで行って、粘り強く指導すべき場面です。
なお、くどいようですが、海岸は国有地です。
海にゴミを捨てることが恥ずかしくなるような、これはもちろん観光客も含めてですが、マナーの醸成も重要です。
これらは、地味で、手間も時間もかかる方法ですが、長い目で見れば、島人にも観光客にも支持され得ると考えます。
是非、市長に、町長に、公民館長に、その旗振り役を務めていただきたいと思います。
沖縄は、かつては歴史に翻弄され、今も基地問題に揺さぶられています。
しかし、恵まれている点もあります。
基地対策のため、国から交付される補助金・交付金は他地域より潤沢です。少子高齢化が進む我が国で、合計特殊出生率全国一は沖縄県です。しかも、移住希望者も多い。
今なら、ある程度の人的・物的資源の投入も可能だと思われます。国の財政が破綻する前に、超高齢化が進行する前に、将来のために必要な手を打っておくべきではないでしょうか。
お調子者のブロガーのひとりごと
普段は、筆致の軽いテキトーな文章を書いておきながら、時々真面目ぶって正論を吐いても説得力はないかも知れません。
でも今回は、分をわきまえず、一方的に言いたいことを書かせてもらいました。
ブログを始めて、これが500本目の記事です。手前味噌ですが、これだけ続いた記念に、読んでくれた人に役に立つ情報でないのですが、敢えて言いたいことを書きました。
失礼の段、お許しください。
次回から、また普通の記事に戻ります。
もし、
かつてシュノーケリングをした珊瑚の海が、ただの岩だらけの海になっていたら、
かつて美しかったビーチに行こうとしたら、リゾートホテルの脇の道を遠慮がちに歩かないと行けない場所になっていたら、
かつて誰も居なかった海岸に駐車場ができていて、そこで客引きに合ったら、
それでも。宮古・八重山に通い続けますか?
沖縄はもういいかな、と思いますか?
それとも、さらに奥地の荒らされていない島を目指しますか?
2018年5月23日水曜日
沖縄? いえ、徳之島の畦プリンスビーチです
プリンス何とかといえば、真っ先にあの西武系のプリンスを思い浮かべますが、こちらは、本物のプリンスからネーミングされました。
徳之島の北西側にある美しいビーチ、畦(あぜ)海岸。
天皇陛下が皇太子だった頃、ここを訪れたことから、以来「畦プリンスビーチ」ということに。
奄美大島のさらに南側に位置する徳之島は、観光地としてはマイナーです。「聞いたことはあるけれど・・・」といった程度の人が多いと思います。
しかし、行ってみると、のんびりとした、しかし、見所満載の南の島。
徳之島自体のご紹介は、改めて記事にしようと思っていますが、今回は、徳之島にもあった、沖縄離島ばりのコーラルブルーのビーチについてです。
途中の道がまたいい雰囲気で。
ビーチに隣接して、ちょっと小高い場所があるのです。ビルなら、4~5階くらいに相当するでしょうか。海を真下に見下ろすことができます。
そして、この海の色です!
リーフエッジで、海の色が変わっています。これも沖縄で見慣れた海と同じ。あそこまでは、珊瑚のリーフが発達しているということです。
沖縄に行くのは、美しい海が見たいから。でも、自然に境界はなく、コーラルブルーの海は、沖縄をはみだして奄美群島にもありました。
この地は、「沖縄本島北側の宮古・八重山」かも知れません。しかも、沖縄よりは圧倒的に観光客が少なさそうです。
今年のGWにたまたま思い立って、沖縄ではなく、約15年振りの奄美大島と初めての徳之島に行ったのですが、ちょっとはまりそうです。
2018年5月19日土曜日
沖縄? いえ、奄美大島の倉崎海岸です
鹿児島県に属する奄美群島。
沖縄と奄美は、歴史に翻弄され、文化的には似て非なるものとなっていますが、自然は一体です。
コーラルブルーの海と、タコノキ。
沖縄離島と全く変わらない美しいこの眺めは、奄美大島の倉崎海岸です。
これぞまさにコーラルブルー。5月初旬でしたが、泳いでいる人もチラホラ。
珊瑚由来の白砂のビーチも同じです。ここの沖には、珊瑚礁がありそうです。
よく見ると、見慣れた宮古・八重山の海とはビミョーに違うようにも見えます。強いて言えば、ケラマの海に感じが似ているかも知れません。
倉崎海岸に向かう道の途中に、ショートカットできる遊歩道がありました。
パパイヤの木の脇をすり抜けるように進むと、眼下に、沖縄の海と同じように美しい奄美の海が飛び込んで来る絶景です。
2018年5月14日月曜日
夏近し! 宮古・八重山の雲のある風景
上:下地島17ENDに迫り来る黒雲。
下:ハイビスカスの背景となった、のどかな夏雲@石垣島。
関東地方は、5月にして7月並みの気温になったり、3月並みの気温に戻ったりと、暑さ寒さが繰り返しやってきて、毎日何を着て出かければいいのか迷いますが、沖縄は、もう夏です。
そんな沖縄に想いを馳せて、宮古・八重山の夏の雲色々です。
雲特集は以前にもやっていますので、その後撮った、まだご覧いただいていない(はずの)写真で、夏気分を味わってください。
思わず写真に撮りたくなるような、いい感じの雲。典型的な「青い空白い雲」ですなぁ。石垣島にて。
小さな積乱雲です。これでも真下はスコールのはず。こちらは宮古島。
夏らしい、沖縄らしい光景。青空ですが、雲が多い。でも、こういう白い雲は、なかなか迫っては来ません。恐らく、上空の高い所にあるのでしょう。同じく宮古島です。
変わりダネ。彩雲です。太陽に薄雲がかかるとこんな感じに見えることがあります。とは言え、カメラのファインダーをまともに見ると目をやられてしまいます。
これは、超広角レンズ(12mm相当)を使い、モニターを見ながら撮影しました。デジカメって便利ですな。鳩間島です。
いわゆる飛行機雲なのですが、海から飛んで来た?
実はこの日、北朝鮮がミサイルを発射した日だったので、イージス艦による迎撃ミサイル発射のミサイル雲かと、結構マジで心配しました。昨年9月の伊良部島です。
夏の雲と秋の雲が同居しています。夏も終わり秋の気配・・・っぽい光景ですが、これを撮ったのは、夏真っ只中の8月19日。
実は、台風が接近していて、風の強い不安定な天候でした。黒島にて。
「ポカン」と浮いているような雲です。誰も人が写っていませんが、これは竹富島のコンドイ浜ですよ。
2018年5月10日木曜日
石垣島の未踏のビーチ ”奥”米原海岸 Ⅱ
前回の続きです。米原海岸の西側の未踏のビーチを歩き始めてから30分ほど。
段々と砂浜が少なくなって、岩場が迫ってきます。
洞窟というほどではありませんが、岩の中に小さな穴がありました。海水に浸っていますが、干潮時間帯だったので、なんとか泳がずに中に入れます。潮が満ちていて波が立っていたら、ちょっと怖くて近寄れなかったかも知れません。
ヒンヤリとして気持ちのいい場所です。これぞ瞬間避暑地。
この穴が、奥米原海岸の終着点なのでしょうか。
潮が引いている間に戻らなければならないので、時間的にもそろそろ。元来た方に向かって歩き始めます。
相変わらず波が立たず、池状態の海に雲が映ります。
おっ、人がいた!何処から来たのでしょうか。外国人の親子連れのようです。
自分が戻っていくのと逆方向に進んで行きました。付いて行けば、何処かに辿り着けるのかも。迷いましたが、潮が満ちてくるとヤバイので諦めました。
だいぶ戻って来ました。開けた海岸です。人の泳いでいる辺りまであと少し。
途中で偶然見つけました。お分かりですか?これはシャコ貝です。ルリスズメダイと比べるとかなりの大物です。
こんな浅瀬なのに、誰も採らない。本当に人が来ないようです。
遠浅の海で、風が吹かないとまるで池のように海面が穏やか。しかも、誰も来ない。この雰囲気、何処かで記憶にあるなと思って考えていたのですが、鳩間島の北側の海に似ているのです。
スタートから1時間30分近く。皆が泳いでいる米原海岸に戻りました。
これは、米原海岸から望遠レンズで沖の方を撮ったものですが、そこは、もう川平です。
情報もほとんどない、どういう光景なのかほとんど分からない未踏の場所に一人で行ってみるのは、ちょっとした冒険気分でした。
こんなことができるのは、石垣島以外には、あまり思いつきません。
人にオススメできるかどうかは、何とも言えませんが、離島フリークを自認する人は、チャレンジしてみてもいいかも知れませんね。
ただし、満潮時間帯を選んで慎重に行動してください。何かあっても、すぐに助けに来てくれる人はいません。
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