2018年5月10日木曜日

石垣島の未踏のビーチ ”奥”米原海岸 Ⅱ




 前回の続きです。米原海岸の西側の未踏のビーチを歩き始めてから30分ほど。
 段々と砂浜が少なくなって、岩場が迫ってきます。




 洞窟というほどではありませんが、岩の中に小さな穴がありました。海水に浸っていますが、干潮時間帯だったので、なんとか泳がずに中に入れます。潮が満ちていて波が立っていたら、ちょっと怖くて近寄れなかったかも知れません。

 ヒンヤリとして気持ちのいい場所です。これぞ瞬間避暑地。

 この穴が、奥米原海岸の終着点なのでしょうか。 



 潮が引いている間に戻らなければならないので、時間的にもそろそろ。元来た方に向かって歩き始めます。

 相変わらず波が立たず、池状態の海に雲が映ります。



 おっ、人がいた!何処から来たのでしょうか。外国人の親子連れのようです。
 自分が戻っていくのと逆方向に進んで行きました。付いて行けば、何処かに辿り着けるのかも。迷いましたが、潮が満ちてくるとヤバイので諦めました。
 


 だいぶ戻って来ました。開けた海岸です。人の泳いでいる辺りまであと少し。



 途中で偶然見つけました。お分かりですか?これはシャコ貝です。ルリスズメダイと比べるとかなりの大物です。
 こんな浅瀬なのに、誰も採らない。本当に人が来ないようです。




 遠浅の海で、風が吹かないとまるで池のように海面が穏やか。しかも、誰も来ない。この雰囲気、何処かで記憶にあるなと思って考えていたのですが、鳩間島の北側の海に似ているのです。




 スタートから1時間30分近く。皆が泳いでいる米原海岸に戻りました。
 これは、米原海岸から望遠レンズで沖の方を撮ったものですが、そこは、もう川平です。




 情報もほとんどない、どういう光景なのかほとんど分からない未踏の場所に一人で行ってみるのは、ちょっとした冒険気分でした。
 こんなことができるのは、石垣島以外には、あまり思いつきません。

 人にオススメできるかどうかは、何とも言えませんが、離島フリークを自認する人は、チャレンジしてみてもいいかも知れませんね。
 ただし、満潮時間帯を選んで慎重に行動してください。何かあっても、すぐに助けに来てくれる人はいません。



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