2024年5月16日木曜日

石垣島3泊4日を完全キャッシュレスで過ごせるか

 


 前に当ブログでもお伝えしましたが、3月から、石垣島のバス会社、東運輸・カリー観光で、クレジットカードによるタッチ決済が可能となりました。

 宮古島では、以前から現金をあまり使わない旅をしていますが、石垣島では、これまではいきなり空港連絡バスで現金を使わざるを得ませんでした。

 それでこれを機に、石垣島でキャッシュレス旅行が何処までできるか、チャレンジしてみようと思い立ったのです。
 もちろん、意味のない単なる遊びです。


 使うのは、クレジットカード、交通系ICカード、電子マネー犬印で、何とかペイは入れていません。



 まず、航空券は、事前にネット決済で購入済みです。

 次に、家から羽田空港まで、電車を3本乗り継がなければならないのですが、これは、交通系ICで問題なし。

 昼発の便だったので、空港のロビー内売店で弁当を買い、自販機でお茶を買いましたが、こちらも、交通系ICが使えました。

 石垣空港に着いてバスに乗ります。ここが今回の一番のポイントですが、カードによっては、タッチ決済不可のものもあるので、注意です。




 ホテルにチェックインします。3泊分を前払い。ここはクレジットカードで。

 また、ここでレンタカーも借りました。軽自動車でしたが、2日で4000円という格安価格。これもクレジットカードで。


 初めて泊まったこの宿は、なかなか楽しいところでした。

 予約案内のHPには、食事なし、朝食はパンとコーヒーサービス、とだけ書いてあったのですが、実際に行ってみると、ロビーにはファミレス並のドリンクバーがあり、各種飲料が飲み放題。

 さすがに酒類は有料ですが、氷、水、炭酸ソーダ水もフリー。さらに、レンジ・オーブン・コップや食器類も自由に使えます。

 それに加え、ジューシー(炊き込みご飯)、バナナ、おやつ類もあったりして、時には、オーナー家の平飼い鶏の有精卵ゆで卵、なんていう高級品もご自由にどうぞ、みたいな。

 しかも、スーパー・コンビニが徒歩圏内。これはもう外食をやめて、夜も家呑みならぬ宿呑み決定。

 そうすると、買い物はすべて電子マネー犬印で済みます。




 翌朝、レンタカーで出発します。

 既にほぼ夏の石垣島では、ペットボトル飲料は必須。コンビニに立ち寄り、電子マネー犬印で支払います。

 お昼です、20年以上前からやってる老舗のそば屋でゆし豆腐そばを食べました。
 ここはダメかな~と思っていましたが、クレジットカードのタッチ決済ができました。

 その後、ターミナル売店で、ソフトクリームも食べましたが、こちらも交通系ICでOKでした。




 離島ターミナルの駐車場。ここでは、交通系ICが使えました。ちょっと使いにくかったので、元々現金仕様だったところ、無理してカードを追加したのかも知れません。




 3日目の昼。
 繁華街にある、前には見かけなかった気がする新しい(ぽい)店に入り、ラフテー丼セット1080円を頼みます。

 若い人がやっている新しい店だから、当然カード類が使えるだろう・・・


 と思ったら、Oh No! ここで命運尽きた!笑



 最後に、クレジットカードでガソリンを満タンにして、レンタカーを返車。

 最終日は帰るだけなので、カードタッチでバスに乗り、空港で交通系ICを使ってそばを食べお土産を買い、羽田に着いてからは交通系ICで電車を乗り継ぎ帰宅しました。



 というわけで、今回の石垣島旅行では、4日間で現金支払いは3日目の昼食の1080円のみという結果でした。

 キャッスレス可能な店を選べば、完全キャッスレス旅行は十分可能です。

 一方、キャッシュレスに対応はしていても、使い勝手の悪いところもあり、それでも現金は絶対に使わないぞ、という信念をもって旅するかは別問題でしょうね。





 都市部だけではなく、地方にもどんどん広がるキャッスレス化ですが、これでも、世界的にみれば、日本は現金大国らしいですね。

 中小の事業者では、色々な事情でキャッスレスに対応はしていても、内心では「現金Welcome」なところも多いそうです。

 理由は、手数料。カードや何とかPayの手数料は意外と高いのです。

 手数料が2.5%だとすると、1000円の物を電子マネーなどで売ると、25円が手数料として引かれます。

 1000円のうち25円くらい、と思いますが、900円で仕入れて1000円で売るような薄利多売の店では、25円は結構痛いそうです。



 となると、現金払いを誘導することは、ポイントを貯めたい人相手では難しいけれど、小銭のやり取りが面倒だからカード類を使う人に対しては、工夫次第で可能な気がします。

 支払額が780円税別とか、960円税別だったりすると、瞬時に税込み額を計算できなかったり、レジ前で小銭をジャラジャラ探すのは面倒だったりします。

 店員や背後に並んでいる人の、「もたもたするな」という視線を感じることもあるし、近頃は、1円玉・5円玉をおつりにもらっても困るし・・・

 だったら、カードでピッと払っちゃた方が楽でスマートです。


 逆に、支払額が、税込み800円、1000円、5000円とかであれば、少なくとも税込み価格が明示されていれば、レジに並ぶ前にサイフを確認して、「じゃあ今回は現金で払おうか」という人も増えると思うのですけが、どんなもんでしょうか。





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