フクギの小さな花が散って、辺り一面絨毯のようです。
ここは、石垣島にあって、昔ながらの沖縄の風情が残る白保の集落です。
4月の下旬、フクギの花が満開で、散った花びらが路上に散らばっていました。
沖縄の何処にでもあるフクギですが、白保の集落には、今でも数多くのフクギが植えられています。
フクギは福木です。
葉っぱが小判のような形をしていて、縁起がいいからだという説もありますが、フクギは木の幹が堅牢で葉っぱが密集するので、庭に植えておけば、防風林・防潮林になり、火事の際の延焼防止にも役立つため、昔の人達にとって文字通りの福木でした。
ただ、花のうちはいいのですが、やがて実が成り、道端にボトボト落ちると大変なことになります。
フクギの実は、ガソリンの臭いがするという人すらいるのです。
白保の集落は、石垣空港から市街地に向かう国道の脇に広がる集落です。空港が今の場所に移転してからは、空港から車で5分ほどの一等地になりました。
大袈裟に言えば、臨空都市ということになるのですが、そんなことは知らんとばかりに、今でも昔ながらの沖縄らしい街並みが残されています。
集落内を細い路地が縦横に広がり、まるできちんと区画された市街地のようですが、道幅は狭く、見通しもよくないので、車の運転には細心の注意が必要です。
よく観察すると、庭先に面白いものが置いてあったりします。
ここで写真を撮っているとよく話しかけられます。見かけない怪しいオヤジがウロチョロしているからでしょうか。
でも、その割に話が長く、花の名前を教えてもらった後、「えっと、違う。なんだっけ、え~と」みたいな展開になって、なかなか終わりません。笑
集落内に小学校・中学校もあり、子供も多いような印象です。
沖縄らしい静かな街並みには、チャライ観光客もおらず、中心市街地と比べ、同じ石垣島とは思えないほど落ち着いた雰囲気を醸しだしています。
白保の街並みは、当ブログで以前にもご紹介しています。謎の出雲大社があるのもここ白保ですが、フクギの花が咲き乱れる4月は、いつもと微妙に違った景観を楽しめました。
最後に超余談ですが、本日、当ブログの通算ビュー数が「777777」に達しました。
しかも、たまたま見たらそういう数字が並んでいて、別に意味はないのですが、もの凄くラッキーな気分です。
当ブログは、この記事で通算991本目となり、7月中に1000本目の記事をリリース出来そうです。
初期の頃には、1本と数えるのはおこがましいような、簡単なお知らせも記事もありますが、まあ、それでも、自己満足には十分な数字です。
8月には12周年となります。今しばらくブログを続けるつもりですので、引き続き、どうぞよろしくお願いいたします。
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