2019年5月4日土曜日

石垣島バンナ公園で蛍の撮影にチャレンジしてみた




 沖縄で蛍はそう珍しくありませんが、石垣島、西表島には、夏前のこの時期、蛍(ヤエヤマヒメボタル)が乱舞する場所があります。

 今回は、その中で最も簡単に行ける、石垣島バンナ公園のホタル街道に行って、蛍の写真撮影にチャレンジしたのですが・・・



 蛍の写真を撮るのは難しい!


 蛍の写真を撮るということは、つまり、蛍の放つアノ光を撮るということです。
 蛍の光はホンの僅か。なので、星空を撮るのと同じように超高感度、長時間露出の設定でトライします。

 しかし、蛍が飛び始める直後の時間帯は、周辺まだ薄明るく、露出オーバーになってしまいます。暗くなってから、蛍が飛ぶのを止めるまで、写真撮影に適した時間は、10分程度しかありません。
 
 蛍が光っている場所に狙いを付けてシャッターを押しますが、10秒とか20秒の露出中、蛍がカメラの前を飛んでくれるとは限らないのです。
 
 その上、ここは結構人も多い。中には、無粋に懐中電灯を照らしながらやって来る奴もいます。「今撮影中だぁ、やめてくれぇ~!」



 ヤエヤマヒメボタルが現れるのは、3月~5月と言われていますが、年によって時期や出現数が異なるようです。
 今回は、4月下旬に行ったので最盛期かと期待しましたが、今年は数が少なかったようです。2年前の5月末に行った時の方が沢山光っていました。

 蛍が光り出すのは、一般には日没後30分間と言われますが、日没直後ではなく、10分位たってから光り始めます。待ちきれずに帰っちゃった人もいたので、焦らず待っていてください。

 バンナ公園は、港から車で10分ほど。ホタル街道には、西口から入ります。

 蛍狙いの人で、駐車場が混雑します。初めて行くときには、下見もかねて少し早めに到着するようにするといいと思います。

 ホタル街道は、木製の遊歩道で、段差も多く、しかも真っ暗の中を歩くので、足下には十分注意してください。

 懐中電灯は必需品ですが、蛍の活動に悪影響を与えるので、足下のみ照らすか、できれば、蛍が反応しない赤いセロファンを巻き付けて持参するなどの工夫をお願いします。
 
 暗く、ジメジメした場所ですから、長袖長ズボンで行くか、虫除けスプレーをあらかじめ塗っておく方がいいと思います。
 


 駐車場近くの「森と空の橋」という場所からは、夕日も臨めました。日が完全に沈んでから、ゆっくりホタル街道に向かって歩き始めれば、十分間に合います。




 写真としては、この程度のものしか撮れませんでしたが、その場はとても幻想的でした。真っ暗になってから、自分にまとわりつくように舞う蛍がいて、一瞬我を忘れます。
 

 車さえあれば割と簡単に行けるので、ここはオススメです。業者の蛍ツアーもありますが、この場所に関しては、自力でも大丈夫です。
 
 自分も作戦を練り直して、絶対に再チャレンジしなければ。



 (この後ホテルに戻り、車運転のため飲めなかった缶ビールをプシュッ ♪ )



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2 件のコメント:

  1. 虫避けスプレーしたら、ホタルにも害があると思います。
    書き換えて頂けますか?

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    1. コメントありがとうございます。

      虫除けスプレーは、殺虫剤とは違い、あらかじめ人にスプレーしておくと、その成分を嫌う蚊などが寄りつかないというもので、蛍に害はないと思います。

      念のため、検索してみましたが、環境への影響があるとする記事は見つかりませんでした。

      ただ、その現場でスプレーしてしまうと、飛び散った成分が環境に影響を与える可能性はゼロとは言えないと思うので、あくまで、『あらかじめ』の使用をお願いします。

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