2019年5月30日木曜日

沖縄でよく見かけるトリ アジサシ




 アジサシです。
 青空をバックに、白いトリが羽ばたく姿は、とても絵になります。
 コーラルブルーの海を背景に佇む姿も素敵です。



 沖縄でよく見かける・・・といっても、アジサシは、世界中を飛び回る渡り鳥で、日本中に生息します。
 沖縄には、4月~8月頃にやって来るので、沖縄オンシーズンによく見かけるトリなのです。

 風景の一部としてアジサシが写っている写真は、当ブログでも相当ご覧いただいていますので、今回は、アジサシそのものに焦点を当てて、「沖縄の空・海 × アジサシ」をご覧ください。




 アジサシは、カモメ科に属します。海にいる白いトリという点では同じですが、カモメとは違う感じす。

 何と言うか、もっと、スマートなイメージです(カモメさんゴメン)。


 
 鳩と同じくらいの体長ですが、こうしてみると羽がでかい。やはり、長距離を移動する渡り鳥なんですね。


 

 アジサシの名前は、「鯵刺し」から来ています。

 海面に急降下して餌となる魚を捕らえます。それがまるで刺すように鋭いのです。
 
 こんな風に、海上スレスレを大勢で飛んでいるときは、そこには魚の群れがいるということです。



 レッドデータブックの準絶滅危惧種ということになっていますが、その割にはよく見かけます。

 今回の写真も、宮古島、大神島、黒島、水納島など色々な所で撮っています。


 ただ、営巣地は荒らさないように気を付けてください。
 沖縄では、メジャーなビーチ以外にはあまり人が行かないせいか、思いもよらない場所で堂々と巣を造っています。

 もし、アジサシが威嚇してくるように向かってきたら、近くに巣があるので、それ以上あまり近付かないよう配慮をお願いします。


 近くに巣がないときは、案外おっとりしていて、人が1近づくと自分も1遠ざかる、みたいな感じで移動していきます。 
 




 アイラインばっちりな目元に純白のお姿。
 結構イケテルと思いませんか。




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2019年5月26日日曜日

沖縄でよく見かける花 琉球朝顔(オーシャンブルー)




 この花を忘れていました。琉球朝顔(オーシャンブルー)です。

 当ブログでは、何年か前、「沖縄でよく見かける花」という記事をシリーズで書いていました。ゆうな、ハマユウ、グンバイヒルガオ、アラマンダ、沖縄三大花なんかの写真をご覧いただきました。
 ハイビスカスや、ブーゲンビリアなんかは、ほぼ毎年載せています。


 ところが、他の花と比べて、よく見かけている率はとても高いはずながら、地味なもんであまり気に留めなかったのがこの花です。



 改めて、琉球朝顔です。

 和名は、野朝顔(ノアサガオ)、別名、琉球朝顔、西表朝顔とも言われます。園芸植物としては、オーシャンブルーと呼ばれているようです。

 
 せっかくなので、本家西表島でも撮ってきました。琉球朝顔というか、西表朝顔というか、です。
 


 琉球朝顔は、よく見かける西洋朝顔と花の形は似ていますが、生命力が強く、何と越冬します。多年草なのです。
 弦や葉は枯れますが、根が残っていれば、翌年また芽を出します。
 ただし、霜が降りる地域では越冬できません。その点、南国沖縄はピッタリ。
 
 また、種を残さないという変わりダネでもあります。


 早朝は青色、午後にかけて紫色に変化します。



 弦を長く伸ばして近くのものにガンガン絡みつくのも特徴。十数メートルも弦を伸ばします。ちゃっかり、ほかの花と共演も。

 「愛情の絆」が花言葉。分かるような分からないような。




 沖縄でよく見かける花。気を付けていると、確かによく見かけました。皆さんも、見かけているはずです。そう言えば、「朝顔いっぱい咲いてた」と思った人手を挙げて。笑


 沖縄でわざわざ園芸用にこの花を育てている家はあまりないと思いますので、ほとんどが自生です。

 暑さに強く、繁殖力が強く、日当たりがよければ次々に花を付ける。沖縄でよく見かけるのも、当然と言えば当然な花です。




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2019年5月22日水曜日

石垣島のフサキビーチの隣 ”フサキヨコ”




 石垣島のフサキビーチは、ホテルの正面にあるビーチ。

 もちろん宿泊客でなくても利用できますが、プール、スパ、テラスなどと一体となったリゾートビーチです。

 それは、ちょっと離島の海に求めるものとは違うぞ、と仰る人は、ちょっとお隣のビーチまで足を伸ばしてみてはいかがでしょうか。



 こちらは、有名な「エンジェルピア」。これはフサキビーチの施設であり、ビーチの南端。海に向かって左端になります。



 そのエンジェルピアよりさらに南側(左側)の海岸が、今回ご紹介する”フサキヨコ”ビーチです。



 大勢の人が泳いでいるビーチとはまるで別世界です。離島で普通に見かける、自然のままの海岸です。
 フサキビーチと、地形的には一体です。ホテルが管理しているビーチかどうかの違いだけなのですが。 



 これは、観音崎の灯台です。
 エンジェルピアから、400メートルほどしか離れていません。灯台のすぐ手前まで砂浜が続いて、歩いて行くことができます。



 フサキビーチから歩くのもいいのですが、唐人墓の駐車場に車を止めて、フサキ方面に向かって歩いて行く方が、ノンビリゆったりできるかも知れません。

 国道を挟んで駐車場の斜め向かい辺りに、海に続く未舗装の道があります。



 フサキビーチのホテルは、現在拡張工事中。その影響で、管理ビーチが広がり、”フサキヨコ”が狭くなってしまうかも知れません。
 まあ、どっちがいいと一概には言えませんが。


 ところで、フサキは、漢字で書くと「冨崎」。フサキビーチより冨崎海岸の方が雰囲気があっていいように思うのですが、どうでしょうか。




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2019年5月18日土曜日

これ ちょっと あの・・・ 西表島某海岸のわんこが・・・




 美しく穏やかな海で、涼しげに泳ぐわんこ。

 ここは、西表島の某海岸です。
 正面には、島の中心に灯台がある某島が見えます。

 泳いでいる人間は少ないのですが、珊瑚礁やカメ遭遇ポイントもあると聞きました。



 写真を撮りながら砂浜を歩いていたら、スゲー人懐こいわんこが待っていました。
 本当に待ってましたと言わんばかりに、しっぽを振って近寄ってくるのです。



 「わおぉぉぉ~ん」「わぉん」「わぉん」
 いきなり吠えられてしまいましたが、威嚇しているようには見えません。
 吠えながら、自分の周りをゆっくり廻っています。
 もしかしたら、海に泳ぎに連れて行けと言っているのかも。

 でも、よく見ると首の廻りにあるべきものがない。リードもないし。辺りに飼い主らしき人も居ない。

 でもでも、野良犬がこんなに人懐っこいわけはないし。
 このコは、一体何者?



 そんなわけで、ここが何処かを書くのは、何となくはばかられまして。笑

 入口は、こんな感じの海岸です。



 早朝だったらこんな光景も。




 しばらくしたら、自分をおいて、一人でサッサと泳ぎに行っちゃいました。



 沖縄では、飼い犬を海で泳がせている人を結構見かけます。でも、一人で勝手に泳いでいる犬は初めてかも。

 カメラを持って沖縄を歩いていると、思いがけず色々なことに出くわします。

 でも、このわんこ、本当に人懐っこいのです。

 あ~ こんなわんこを飼ってみたい!





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2019年5月14日火曜日

石垣島市街地で駐車場難民にならないために


 新空港になってから、バス移動は面倒だし、安いレンタカーもあるので、石垣島滞在中はレンタカーを借りっぱなしという人が増えています。

 しか~し、石垣島の中心市街地は、意外と駐車場が少ないのです。
 駐車場くらい何とかなるだろうと気軽に繁華街に向かうと、思いがけず駐車場難民になってしまうかも知れません。

 これは、ガイド本にはあまり書かれていない、石垣島観光の要チェックポイントです。




 元々、石垣島の中心市街地には駐車場が少なかったのですが、観光客の増加と、レンタカーの増加で益々厳しくなってしましました。
 

 公営駐車場が次の場所にあります。



① 離島桟橋第1(ターミナル正面)    50台
② 離島桟橋第2(ターミナル屋上)   100台
③ 新栄公園東側             60台
④ 市役所第2(一般利用可)       70台
⑤ 八島第2(さらに海側に第1がある) 200台

 何処も1時間100円(夜間50円。新栄公園のみ最初の1時間が200円)です。

 その他、国道390号線の旧道とバイパスの間の通りに約50台駐車可能な民間駐車場があります。ほかにも民間駐車場が若干ありますが、駐車台数が少なかったり、値段が高かったりします。


離島桟橋から船に乗るとき

 車で離島ターミナルに行く場合、①の離島桟橋第1を利用するが便利なのですが、便利な分、朝から満車になります。
 しかも、利用者の大半はそのまま船に乗って離島に行くので、一旦満車になってしまうと、入庫待ちをしてもほとんど空きが出ません。
 午後になると、離島から帰ってくる人の分がポツポツと空きますが、すぐに埋まってしまうので、運がよければといったところです。

 第1が満車の場合、すぐに②の離島桟橋第2に向かってください。第2は、第1よりスペースが広いので、入庫できる可能性が高いのですが、目の前にあるのに入口が分かりにくいので、まごまごしているうちに他の車に先回りされてしまうかも知れません。

 第2は、ターミナル前の一方通行の道を経由しないと入れないので、730交差点側から向かった場合、遠くから見て第1に「満車」の表示が出ているようであれば、第1まで行かず、その手前の道をターミナルに向かってに左折してください。
 ターミナルを半周すると第2の入口があります。
 なお、ここは、契約車の入庫があるので、一般車の入庫待ちはできません。

 第1、第2共満車ならば、他の駐車場に回るしかありません。いずれも、離島ターミナルまで徒歩10分位の距離です。
 どこでもいいのですが、最も空車の可能性が高く、かつ、道に迷いにくい八島第2がお勧めされています。

 こうしたこともあるので、車で離島ターミナルに向かう場合は、プラス15分程度の余裕をもって出発することをお勧めします。
 

 

夕食を食べに市街地に行くとき

 石垣島の有名な飲食店は、ほとんどが730交差点の北側にあります。
 そうすると便利なのは、③の新栄公園東側か④の市役所第2ですが、島の人も利用するため、どちらも夏場は大体、日没前から入庫待ちの列ができます。

 できるだけ早めに行くしかないのですが、ダメだったら、夕方は、②の離島桟橋第2が狙い目となります。もし、①の離島桟橋第1に空きがあればなお、ラッキーでしょう。

 離島第2もダメだとなると、結局⑤の八島第2に行くことになるのですが、この辺りは飲食店の数も少ないので、お目当ての店までかなり歩くことになるかも知れません。

 新栄公園、市役所は、入庫待ちであったとしても、朝の第1よりは短時間で出ていく車が多いので、待っている車の台数が少なければ、八島に行くか、入庫待ちをするか迷うところではあります。

 
ホテルを予約するとき

 離島ターミナルや市役所周辺にある、「便利なホテル」には、専用駐車場がない所も少なくありません。ホテルなんだから、行きゃなんとかなるだろうと思っていると、フロントで案内されるのは、上記の公営駐車場です。
 それで駐車場難民になってしまっては、「便利なホテル」に泊まる意味がありません。

 駐車場があっても、客室数に比べて駐車台数が少ないホテルも要注意です。到着が遅くなると駐車場が満車の可能性が高いからです。
 一概には言えませんが、別途駐車場料金がかかるホテルも、駐車台数少なめです。


 市街地から遠いホテルでは、駐車場の心配はありませんが、比較的市街地に近い八島町周辺は、元々埋立地であったこともあり、あまり駐車場の心配をしなくてよいホテルが複数あります。
 遠くから来て、わざわざ⑤の八島第2に車を駐めるくらいなら、始めから、八島周辺に泊まるのも手です。ここいらのホテルであれば、離島ターミナルや食事に出る場合でも、すぐ近くとは言いがたいものの、何とか徒歩圏内です。

 レンタカーを借りる予定の人は、ホテル予約する際には、必ず、駐車場もチェックポイントに加えてください。



 
最後に朗報です

 離島ターミナルに隣接する、りゅうせきの石油タンク跡地に、市が駐車場整備を進めています。予定では駐車台数が約450台なので、料金や使い勝手まではまだ分かりませんが、完成すれば、少なくとも駐車場難民にならずにすみそうです。

 ただ、残念ながら、今年の夏には間に合いそうにないのです。来年は、状況が変わっている可能性もありますが、今年の夏は、駐車場難民にならないよう上手く作戦を立てて、何とかやり繰りしてください。


 りゅうせき跡地の駐車場ですが、一部(170台分)が4月26日から、離島桟橋第2臨時駐車場として暫定開業しているそうです。
 料金は、他と同じです。




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2019年5月9日木曜日

初夏の竹富島 白砂の道は花街道




サァ 竹富よいとこ一度はおいで
(サァユイユイ)
春夏秋冬 ヤレホンニ 花が咲く
(マタ ハーリヌチンダラ カヌシャマヨ)


 竹富島発祥の民謡「安里屋ゆんた」の替え歌です。本歌を1番から一通り歌い終わった後に、これを付け加えるのがお約束。


 本当に、春夏秋冬と1年中花の咲く竹富島。冬は雪に閉ざされ、春にようやく芽吹いて花が咲き始めるといった、内地のような四季の移ろいはありません。

 そんな竹富島にあって、一般に初夏といわれる4月~5月には、それでもよ~く観察すると、この時期ならではの花が咲いているのが分かります。


 グラジオラス

 赤いテッポウ百合(多分)

 月桃

 テンニンギク



 ハイビスカスなど、1年中咲いている花も、台風がまだ来ないこの時期は、沢山の花を付けています。

 上から、ハイビスカス、ブーゲンビリア、ランタナ、コダチヤハズカズラです。


 竹富小中学校の門前。いつも花に彩られていますが、入学式の後しばらくの間は、特に沢山の花で美しく飾られます。




 「山笑う」は春の季語。「山滴る」は夏の季語ですが、沖縄の草木は、いつも笑っていつも滴っているかのようです。
 初夏といっても、真夏ほどは暑くない夏、みたいな感じです。


 それでも、花を愛でながら、沖縄なりの微かな季節の移ろいを感じるなんて、素敵じゃないですか。




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2019年5月4日土曜日

石垣島バンナ公園で蛍の撮影にチャレンジしてみた




 沖縄で蛍はそう珍しくありませんが、石垣島、西表島には、夏前のこの時期、蛍(ヤエヤマヒメボタル)が乱舞する場所があります。

 今回は、その中で最も簡単に行ける、石垣島バンナ公園のホタル街道に行って、蛍の写真撮影にチャレンジしたのですが・・・



 蛍の写真を撮るのは難しい!


 蛍の写真を撮るということは、つまり、蛍の放つアノ光を撮るということです。
 蛍の光はホンの僅か。なので、星空を撮るのと同じように超高感度、長時間露出の設定でトライします。

 しかし、蛍が飛び始める直後の時間帯は、周辺まだ薄明るく、露出オーバーになってしまいます。暗くなってから、蛍が飛ぶのを止めるまで、写真撮影に適した時間は、10分程度しかありません。
 
 蛍が光っている場所に狙いを付けてシャッターを押しますが、10秒とか20秒の露出中、蛍がカメラの前を飛んでくれるとは限らないのです。
 
 その上、ここは結構人も多い。中には、無粋に懐中電灯を照らしながらやって来る奴もいます。「今撮影中だぁ、やめてくれぇ~!」



 ヤエヤマヒメボタルが現れるのは、3月~5月と言われていますが、年によって時期や出現数が異なるようです。
 今回は、4月下旬に行ったので最盛期かと期待しましたが、今年は数が少なかったようです。2年前の5月末に行った時の方が沢山光っていました。

 蛍が光り出すのは、一般には日没後30分間と言われますが、日没直後ではなく、10分位たってから光り始めます。待ちきれずに帰っちゃった人もいたので、焦らず待っていてください。

 バンナ公園は、港から車で10分ほど。ホタル街道には、西口から入ります。

 蛍狙いの人で、駐車場が混雑します。初めて行くときには、下見もかねて少し早めに到着するようにするといいと思います。

 ホタル街道は、木製の遊歩道で、段差も多く、しかも真っ暗の中を歩くので、足下には十分注意してください。

 懐中電灯は必需品ですが、蛍の活動に悪影響を与えるので、足下のみ照らすか、できれば、蛍が反応しない赤いセロファンを巻き付けて持参するなどの工夫をお願いします。
 
 暗く、ジメジメした場所ですから、長袖長ズボンで行くか、虫除けスプレーをあらかじめ塗っておく方がいいと思います。
 


 駐車場近くの「森と空の橋」という場所からは、夕日も臨めました。日が完全に沈んでから、ゆっくりホタル街道に向かって歩き始めれば、十分間に合います。




 写真としては、この程度のものしか撮れませんでしたが、その場はとても幻想的でした。真っ暗になってから、自分にまとわりつくように舞う蛍がいて、一瞬我を忘れます。
 

 車さえあれば割と簡単に行けるので、ここはオススメです。業者の蛍ツアーもありますが、この場所に関しては、自力でも大丈夫です。
 
 自分も作戦を練り直して、絶対に再チャレンジしなければ。



 (この後ホテルに戻り、車運転のため飲めなかった缶ビールをプシュッ ♪ )



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