2016年12月29日木曜日
今年の最後は渾身の力作を投入 SUNSET宮古島
宮古島の川満漁港。
この場所は、干潮時は干上がり、満潮時は海と一体化します。その中間、適度に潮が満ちてきたタイミングで風がなければ、海面が鏡となります。
今年8月、日が没む時刻は、まだ潮が満ちてくる途中。その20分ほど後、消えゆく直前の夕照と、ようやく満ちてきた海面とがシンクロした一瞬。
この場所は、宮古島の与那覇湾に面した川満漁港。
漁港整備に併せて、防波堤より海側にマングローブが植えられました。公園の延長のような、人工的に造られた場所ですが、夕日と海面のマジックで、悠久の大自然にでも遭遇したかような錯覚に陥ります。
絶景百選でも取り上げたこの写真も、まさにこの場所。これが宮古島の底力なのか。
昼間の、潮が同じような条件の時に行ってみましたが、綺麗ではありますが、普通の沖縄の風景でした。
やっぱり、あれは、夕闇マジック?
今年最後の記事は、宮古島の夕景です。
大袈裟なタイトルで釣りやがって、と思われた方もいらっしゃると思いますが、でも、今回はそれなりの自信作です。
それも、全くの偶然ではなく、ある程度予測して狙いに行って、上手く仕留めることができたもので、自分としては達成感もあります。
こちらも、その一つ。
伊良部大橋の夕景。
伊良部大橋は、弧を描くように曲がっていますが、宮古島側の付け根付近では、ほぼ西の方向を向いています。
真西に日が沈む秋分の日に近い9月のある日、今の時期なら、伊良部大橋の向こうに日が沈む瞬間が撮れると思い、車を飛ばしました。
着いてみると、太陽の位置は橋の正面とは若干ずれている、でも、橋もカーブしているので、少し歩けば何とかなりそう。
そこで路側帯を歩き始めます。日没が迫っているので、走らないと間に合わないかもしれない。生憎ビーサンでしたが、走りました。かっこ悪くペタペタと。笑
お~ 間に合ったぜ!やった!
♪ チャララ~ もう、頭の中で太陽に吠えろ!のテーマソングが鳴りっぱなし。(←知らない人すんません。)
本年も、当ブログをご覧いただき本当にありがとうございました。
新年は、1月1日の更新予定です。
皆様、どうぞ良いお年を。
2016年12月25日日曜日
沖縄離島旅行2016年回顧 一人旅・天気・ブログ
4種類から選べるオーダーメイドのサンドイッチ、一つ200円也@黒島
2016年も残り一週間ほどですが、今年も、4月下旬から10月中旬までの間計7回、沖縄離島旅を満喫しました。
2016年の沖縄旅行のキーワードは、変な天候と、特に思い出深い一人旅です。
沖縄の変な天候
今年は、とんでもない年で、台風の心配はなかったのに、行ってみたら、曇りや雨ばっかりという、夏の沖縄の天気ではなく、まるで冬のパターン。
7月上旬と9月下旬の宮古。例年ならば、台風が来なければ基本晴れの天気のはず。
それが、正味4日のうち、晴れたのは1日だけ。それも、後半の3日目とか4日目にやっと晴れると、それまで貯まっていた欲求不満のマグマが爆発します。
まず、定番の前浜を撮って、急いで渡口の浜に行こう、いや、その前にちょっと伊良部大橋際に車を駐めて周辺を撮って、あ、先に17ENDに行って、大夫時間経っちゃたけれど、渡口の浜をじっくり撮って、ああ、腹減ったけど食べに行く時間も惜しいし、後でコンビニで何か買ってきゃいいか・・・
という感じで、写真撮りまくりなのですが、こんなことをしていると、すぐに体力の限界となり、3時過ぎには「もういいかな、帰ってシャワーを浴びて昼寝してビールかな。」と悪魔の囁きが。
9月上旬の八重山。波照間島滞在予定が、荒天による船の欠航で2泊から1泊となり、しかも、着いたら雨。石垣島に戻って、最終日にようやく晴れたと思ったら、いつものようなコーラルブルーの美しい海がない。
連日の雨で土砂が海に流れ出し、海水が濁ってしまったようです。
これは、吹通川河口付近。こんなのが海に流れ出すんだから、綺麗なはずはないよね。
天候不順は、夏だけではなくその前から続いていたらしく、冬の開花時に天候が悪かったため、マンゴーは生育が悪く、6月末になっても、八重山には出回らず。7月10日頃の宮古島では、あるにはあったけれど、味も価格も今イチ。
毎年楽しみにしてるんですけどね~。ハァ~。
10月の黒島。昼前の便で島に渡り、着いてからお昼を食べる予定でした。
ところがこの日、結願祭の奉納芸能の日に当たり、ただでさえ少ない食堂がすべて休み。宿のお客さんから、サンドイッチの移動販売車が近くにいる、とありがたい情報。
早速・・・と思った矢先。雨がドシャドシャ降り出したのです。ビビッていると、早く行かないと車が帰っちゃうかも、と助言され、意を決してお昼を買いに。
しかし、傘を差していても濡れるような大雨で、戻ってからまず着替えないと、食事もできないほど。
いや~ほんとエライ目に遭いましたわ。冒頭の写真が、どえりゃー苦労の末、やっと買えたサンドイッチ。
(だ、だったからといって、昼間からビールなんて飲んでな、いぞ。)
一人旅
その黒島ですが、いつも泊まる民宿は、部屋数が7室。
1人でも気軽に受けてくれることから、一人旅の人が多いですが、このときは何と、全部屋が一人旅。これも珍しい。
夕食時、7人衆が揃います。男3人、女4人。当然初対面なのですが、酒を飲みながら話が弾みます。
その中の女子1名、とても大人しい人で、周りとあまり馴染めず、小1時間ほどで部屋に戻ってしまいました。
みな、それなりに気を遣って話しかけたりもしたのですが、無理に引き留めるわけにいかず、「まあ、しょうがないよね。」、ということで、残りのメンバーで宴会続行。
ところが、しばらくして、その彼女が缶チューハイを抱えて戻ってきてくれたのです。
初めての沖縄民宿泊で、こういう展開を予想せずに戸惑っていたけど、やっぱり楽しそうだから仲間に入ると。
こういう流れは嬉しいです。
その後も宴会は続き、食堂の消灯時間と決められている深夜12時、未練を残しながら解散しました。
自分は常に一人旅ですが、今年は、横浜在住の友人と石垣島で落ち合い、ドライブして現地飲みもしました。
初石垣だというのに、生憎、例の土砂流出の日で、日が射しても海が今イチ綺麗でない。本当はもっともっと綺麗なんだよぉ~。これに懲りずに是非また行きましょう。
また、去年与那国島で知り合った人と、今年は日程が被るよう調整して、竹富島で再会。でも、双方竹富島での定宿が決まっているので、お互いそこは譲らず。笑
さらに、去年小浜島で知り合った人が、なんと石垣島に移住し、ホテルに就職したと聞いていたので、そのホテルに泊まってフロントで再会、なんてこともありました。
一人旅といっても、決して孤独旅ではありません。
が、宮古島ではこんなエピソードも。
8月の宮古旅行は、割と急に決めたので、いつもの宿が1泊しか空いてない。
ホテル連泊もつまらないので、ネットで、良さげな「ゲストハウス」をあまり調べずさっと予約しました。ところが、行ってみるとそこは、旅好き女子御用達の宿。
その日の客は、自分ともう1人の男を除き、全員20代と思しき8人の女子達。
そりゃね、若い女の子がいると嬉しいですよ。でもここまで極端だとちょっと浮きます。
しかも、もう一人の男子、こいつが、いや、この人が、自分と2人でビール飲んでいた時は、結構饒舌だったくせに、周りに女の子達が集まって来たら、急に無口になりおって。
9時過ぎには、どっか出て行っちゃうし。
「ずいぶん飲みますね。」とか言われたけれど、ゲストハウスで部屋にはテレビもないし、おっさんとしては、共用スペースで酒飲んでるしかないじゃないすか。
楽しくなかったということはないのですが、しかし、この状況ではやはりリラックスできません。やはり何事もほどほどが一番。
教訓:宮古島慣れているから、なんて思い上がらず、最低限の下調べをしてから宿を予約しましょう。(逆「なりやまあやぐ」か。)
そしてブログ
この記事もそうですが、最近長い文章の記事が多いですよね。
元々、写真ブログなのですが、時々、どうしても書きたいことがあるときや、何か書き始めて、気分が乗ってくると、次々に色々なことを付け加えて、大論文を書いてしまいます。
文章が長くなるときは、2回に分けてアップしたほうがよいでしょうか。
そのブログも年が明けると、足掛け5年目に突入です。
本当にいつもいつもご覧いただき感謝です。
年内にあと1回更新します。
新年は、例年通り1月1日更新予定です。
これからもお見限りなく、よろしくお願いします。
2016年12月20日火曜日
波照間島に生息する天然ヤギs
「コリコリ」「あ~もうちょっと上。」
道路上ですよ。何やってんですか。
あ~ちょっと君たち、ここは公道です。路チュー禁止ですよ。
横断するときは、車に気をつけてください。ねーちょっと聞いているんですか!?
沖縄でヤギは珍しくありませんが、ここ波照間島には、特に大勢のヤギがいます。
飼い主がいるんだかいないんだか、放し飼い状態。草むらや畑だけでなく、道路や民家の庭など、所構わず、自由気ままに生活しているようにみえます。
野生というより、天然。天然ヤギs
子ヤギもいますねぇ。
夏の日中、木陰でお昼寝 ♪ こりゃ気持ち良さそう。一緒に寝転がってもいいかな。
調節池の草むらで、思い思いに寛いでいます。ヤギs自由形。
ヤギは、犬猫のような愛玩動物ではなく、むしろ食用。カワイイ姿を見て癒やされる、なんて言ってみても、それは、観光客の勝手な思い込みに過ぎません。
沖縄の田舎では、ちょっと前までは、海で魚を釣り、庭で野菜を育て、豚やヤギを飼い、金を出して買うのは米と調味料と酒だけ、みたいな、半自給自足の生活が当たり前に行われていました。
今でも、ヤギを締めて食べる習慣は当然ありますが、波照間島には、もし、食用だとしても、とても食べきれるはずはないと思うほど沢山のヤギが、自由気ままに島を闊歩しています。
2016年12月15日木曜日
宮古島まもる巡査部長伊良部大橋際に転勤しました
「宮古島警察署交通課所属、巡査部長の宮古島まもるです。」
「平成28年4月、伊良部島伊良部大橋際交差点勤務を命じられ、過日着任いたしました。」
「本官は、平成8年に入隊し、以来交通畑一筋に歩んでまいりました。配属された当初は、『キモい』などと揶揄されることもありましたが、最近では『カワイイ』と言われることもあり、ちょっと照れくさく思っております。」
「おかげさまで、今年4月、巡査長から巡査部長に昇進することができました。」
「本官の勤務場所は、眺めが最高です。同僚の多くは、見通しの悪いうーじ(サトウキビ)畑の中の交差点に勤務しており、その点、本官は恵まれております。」
「本官との記念撮影を希望される観光客の方も多くいらっしゃいますが、職務に支障のない限り、応じております。」
「ただし、本官のところにおいでになる場合は、車は駐車場に駐めて、左右の安全をよく確認してから、横断歩道を渡って来てください。」
「都会と比べてば交通量は少ないですが、決して油断せず、安全運転を心がけてください。宮古島でのドライブが、皆様のよき思い出となりますよう。」
(ここだけの話でありますが、宮古島署では、飲酒運転の取り締まりを随所で行っております。特に朝です。前日の飲み過ぎ運転の車を検挙するのが目的です。それも未明とか早朝でなく、堂々と朝8時・9時に行うことが多いので驚きますが、さらに驚くのは、それでも捕まる人が居るということです。皆さんも、レンタカーを運転される際は、取り締まりに、もとい、飲み過ぎに注意してください。)
2016年12月10日土曜日
来間漁港ヨコビーチ もう少しいい名前はないのか
コーラルブルーというのか、エメラルドグリーンというのか。
美しい色の海、裸足で歩きたくなる細かく白い砂のビーチ、青空と夏の雲も添えると、これぞまさに、イメージする沖縄の海そのものではないですか。
車があれば簡単にアクセスできる場所なのに、ほとんど人が来ません。プライベートビーチぽくって、その点でも、これぞ沖縄!な場所です。
どこかといえば、来間漁港ヨコビーチ。来間島の来間漁港の西側に隣接するビーチです。
だから、来間漁港ヨコで正解なんですけれど・・・
こんな綺麗なビーチなのに、もう少しましなネーミングはないんでしょうかね。
ネットで色々調べてみたのですが、「来間漁港ビーチ」、「来間漁港ヨコ」なんてのしか出てこないし。
潮が引いてくると、砂の段々模様がクッキリ見えて来ます。結構、イケてると思いません?
奥に見えるのが漁港、そして、来間大橋です。ま、確かに来間漁港ヨコなんだけれど。
それにしても、海のグラデーションがとても綺麗です。
絶景100選でも取り上げた写真。どうすれば、こういう海ができるの?
もしかしたら、ここは元々浜辺ではなく、来間大橋、来間漁港を建設したため、砂付きが変わって、こんな砂浜になったのかも。だから昔ながらの名前がないのかな、なんて想像ですけれど。
詳しいことご存じの方は、コメントいただけると嬉しいです。
10月のある日の夕方近く。
台風が去り、ようやく日が射してきたものの、まだ風は強く、普段は穏やかな来間漁港ヨコの海に白波が立っていました。
2016年12月5日月曜日
沖縄の絶景 ではなく珍十一景 2016
珍一景 気づけばアインシュタイン
「ある朝、グレゴール・ザムザが気がかりな夢から目ざめたとき、自分がベッドの上でアインシュタインに変ってしまっているのに気づいた。」
てなことになるのでしょうか。頑張って読書しましょう。
珍二景 シーサー失踪事件
この屋根にいたはずのシーサーが忽然と姿を消した。なお、当局は、シーサーの行方について何も発表していません。
珍三景 小学生がイメージする沖縄
シーサー?と赤瓦の屋根に三線。そして、傍らにあるのがオリオンの「麦職人」とは、観察が細かい。お父さん、子供の前では、第三のビールではなく、ビールを飲みましょう。
珍四景 この渋滞はなんだぁ!
これは、マジでビックリです。
駐車場ができたのですが、そこをはみ出した路駐の車で、走行する車まで渋滞しています。どこかと言えば、何と下地島の中の島。伊良部大橋開通前のこの場所をご存じの人は、卒倒するかも!
珍五景 シーサー?カエル?
モデルは、この店のおばあなんだそうで。(オレが言ったんじゃないからな~)
珍六景 まじめな珍
珍といっても、チンクシャではありません。
この短足犬は大東犬。現存20頭程度の希少種。
大東諸島に入植したときに持ち込まれた犬が、近親交配を繰り返すうちに、このような容姿になったと考えられていますが、台風に飛ばされないように足が短く進化したとの珍説も。
珍七景 天望台?
竹富島のなごみの塔が、老朽化のため使用禁止になり、代わりに、お向かいの家に突如現れた「天望台」。
この名称をどう考えるかについて、世論調査によれば、
しゃれた当て字を考えた・・・12%
書き間違えた・・・77%
分からない・・・11%
続いて行きます。
珍八景 おい、何処見とるんだ!
珍九景 置物ではなく態度のでかいリアルカラス
珍十景 永遠の明日
珍十一景 池間食堂は休みなのでしょうか営業中なのでしょうか?
珍おまけ
宮古島、石垣島のコンビニといえば、ココストアでしたが、すべてファミリーマートに代わってしまいました。
昨年に続いて、沖縄の珍十一景をお届けしました。
MV珍はどれだったでしょうか。
面白いものを探しあるいているわけではなく、まっとうな写真のシャッターチャンスを狙っているのですが、そういうときに限って、思わず撮りたくなるレアものを見つけてしまいます。
本家のナニコレ珍百景が終わってしまい、来年はこのネタを使えるかどうか分かりませんが、それでは皆様、良いお年を・・・にはまだ早かった。
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