2014年8月27日水曜日

海は綺麗なのに 何とも地味な宮古島西平安名崎


 西平安名崎から見た池間島と池間大橋。


 宮古島の北側は、クワガタムシの角のように二本の岬が付きだしていますが、東側を行けばそのまま橋を渡って池間島へ、そして、西側に進めば西平安名崎(にしへんなざき)に到着します。



 宮古島には、こちらの東平安名崎という超有名観光地があるのですが・・・



 それに比べると、西平安名崎は、訪れる観光客も少なく何とも地味なのです。
 周辺の海は、綺麗なんですよ。

 東側、池間大橋側の眺めです。

 西側は、伊良部島方面。
 
 ノッチ(キノコ岩)があります。何年も前から、そのうち壊れるんじゃないかと思って見ていますが、意外と丈夫。


 沖縄電力の風力発電の巨大な風車があります。

 岬に行く途中には、県の天然記念物宮古馬の放牧場も。



 以前、「宮古島のプライベートビーチは?」という記事でご紹介した「西の浜」も、この近くです。

 http://miyakoyaeyama.blogspot.jp/2014/03/blog-post_20.html
 


 これだけあっても、人があまり来ないということは、宮古島は、他に見るべきところが色々あるということでしょうね。

 でも、ここは、東平安名崎のような団体さんはまず来ないし、風に吹かれてノンビリと海を見下ろすには、なかなか捨てがたい場所です。海の色だって、東平安名崎とはまた違う色合いのグラデーションですし。

2014年8月22日金曜日

小浜島アカヤ湾のマングローブ林


 マングローブ好きだろって?

 分かります? 当ブログによく登場しますからね。
 今回ご紹介するのは、小浜島のアカヤ湾という所の、マングローブ群生地です。

 マングローブのハイライトは、この奇妙な形が海に映る姿です。

 マングローブは、海水に浸る波当たりが強くない土地で生育します。こういった場所は、干潮時は干上がり、満潮時には木がかなり水没しますので、潮がほどよく、ひたひたとマングローブの足下に海水が広がってきた辺りのタイミングがベストです。

 そして、逆さマングローブが海面に映るのには、空は晴れているけれど、その場は雲に隠れているとか、朝夕で日差しが弱いとか直射日光が当たっていないこと、風が弱いことが条件です。

 さらに、雲も映ってくれるといいのですが、このように色々な条件が揃ってくれないとイメージどおりの写真にはならないので、その場に行ってみるまでは、当たるも八卦は当たらぬも八卦みたいな・・・


 
 こちらの写真は、いい天気で綺麗なのですが、その姿は海面には映りません。



 アカヤ湾は、小浜島の西側にあります。湾のさらに西側は、幅500㍍程度のヨナラ水道を挟んで西表島です。なので、波が立ちにくく、海中であってもマングローブの生育に適しています。


 大岳の麓辺りからアカヤ湾を見下ろしたところ。海の向こうはもう西表島です。

 小浜島に関しては、「何もない」というスタンスでいつも紹介しています。先月ご紹介した細崎に関しても言えることなんですが、「是非ここに行ってみて」という場所がこの島にはあまりありません。

 今回のアカヤ湾についても、よほど運がよくなければ、たいして印象に残らない光景だと思います。

 小浜島は、いや、他の沖縄離島もそうなのですが、その分普段はのんびりした空気が流れていて、たまに素敵な光景をチラッと見せてくれる感じなのです。


 効率的に観光ポイントを廻る旅には適さないのですが、まずはとにかく「来てみなはれ」とでも言っているかのようです。

2014年8月17日日曜日

こういう雰囲気はお好きですか? 黒島のただの集落


 人口わずか200人。人の数の15倍の牛がいる黒島。
 海は綺麗ですが、集落は、沖縄の離島としてはごく普通の佇まい。

 このごく普通の集落の写真を見て、何だかホッとする、安らぐ、癒やされると感じたら、貴方は、相当な沖縄中毒では?(笑)


 昔のポストが現役ですねぇ。


 赤瓦の屋根。竹富島のように、島を挙げて積極的に保存に取り組んでいるわけではありませんが、そこここに残っています。


 集落内といえども、歩く人は滅多にいません。たま~に車が通るか、観光客が自転車で通過するか。



 島で唯一の売店。「たま商店」。
この「冷し物一切」という表現、不思議ですよね。おおっ、こんな離島に何か特別なものがあるんだろうとかと期待しますが、あるのは、アイスクリームとか、冷えた清涼飲料水とか、ごくごく普通のものばかり。
  「冷し物一切」という表現は、沖縄では普通に見られます。



 何年か前の夏のある日、お店に臨時休業の貼り紙がありました。泊まっていた宿の人に、「何かあったんですかね。」と聞いたら、「今日は、甲子園で沖縄が出るからじゃない。」とのお答えでした。


 八重山の各島は、近年整備が進んで良くも悪くも便利になり、観光客が行きやすくなっていますが、黒島は、ほとんど変わらず、いや、数年前と比べて船の本数が減ったりしてむしろ不便なっています。

 そんな黒島の小さな集落には、平凡な沖縄の風景が残っています。こういう雰囲気はお好きですか? 



2014年8月12日火曜日

美しき宮古島前浜の夏のある一日



 2014年7月15日晴れ。


 もうこのブログでも何回も取り上げましたが、宮古島、ひいては沖縄を代表する美しいビーチ、与那覇前浜。
 過去何十回と行って写真を撮ったこの場所。でも、またまた夢中になってシャッタ-を押してしまいました。
 今回は、この日に撮った前浜の写真だけを並べてみました。

 
 前浜港の桟橋から西向きに海岸方面を撮ったもの。これは午前中。

 こちらは、昼を少し回ってから。ほぼ同じ位置、同じ方向ですが、太陽の位置によって海の色が微妙に変化しています。




 こちらは、波が砕ける瞬間。


 コンパクトデジカメを防水ケースに入れ、高さ2~30㎝の小さな波が砕ける辺りに寝転んで撮りました。
 実際、ファインダーがほとんど見えないので、めくらめっぽうシャッターを押します。ほとんどは訳の分からないものが撮れていますが、何十枚の中に1枚か2枚面白いのがありました。
 どんな写真が撮れているか見てみるまで分からないので、結構楽しかったです。
 


 潮が退いてくると、段々遠浅になります

 さらに干潮時になると、砂が細かいため、こんな感じで雲を映すことがあります。

 遊歩道が整備されていて、タコノキの合間から海を覗きます。



 こうしてみると、なんかの看板みたい。誰かが砂に書いた文字が、一波洗われてこうなったようです。砂浜を歩いていて見つけました。 



 確かに、沖縄離島としては、人が多く俗っぽい感じもありますが、それにしても海も浜も美しい。もっと、もっと、皆に行って、見てもらいたいと思うのですけれどもね。 

 

2014年8月7日木曜日

出来たときはビックリだった 石垣港離島ターミナル

  八重山の各離島に向かう船はすべてここから出発します。八重山の拠点、ターミナルの石垣港。

 その石垣港の超豪華待合所「石垣港離島ターミナル」。完成したのは、割と最近の2007年。そりゃもうビックリしましたよ。


 こちらは、石垣島が生んだスーパースター。



 何しろ、広っろい!

 当時の一番のビックリはコレ。

 空港並みじゃん。


 広い割には、椅子の数が少ない。しかも、プラスチック製の堅い椅子だし。
 でも、何となく分かる気がします。
 空港のロビー並みに快適な椅子を揃えると、ここで食事をしたり寝にきたりする人が多発するんでしょうな。(笑)


 ターミナル内に、ATMあります。コインロッカーあります。売店色々あります。食堂もあります。広くて綺麗なトイレもあります。何よりも冷房の効いたゆったり空間があります。

 以前は・・・
 何も無かったんです。アスファルトの上にテントのような簡易屋根があり、その下に椅子が少々。それだけ。乗船券は、道路を跨いだビルの一階に各社の窓口があってそこで買っていました。コインロッカーや売店は、その並びにポツポツと。

 それが、いきなりこんな豪華な施設が出来たのですから、そりゃもうビックリ。

 昔ながらの狭くゴチャゴチャした感じの方が、いかにも旅情を誘うという人もいるでしょうけれどね。


 しかし、台風で船が欠航の時は、しっかり戸締まり。



 ターミナルの中をうろうろしていると、時々油断ならないものを発見します。
 じゃじゃーん!
欲しい人大勢いるでしょ。現地価格よりかはちょっと高いけれど・・・


 シーズン中には、こんなのも。1コ150円。



 ターミナル利用に関して、ちょっとしか役に立たない情報をお伝えしておきます。

 安永観光、八重山観光フェリーの発券窓口では、何とEdyとWAONが使えます。

 コインロッカーは数カ所にありますが、夏の間は、午前中ですべて使用中になってしまうことがあります。そんなときは、各社の発券窓口で預かってもらえます。有償ですが、コインロッカー並みの値段です。
 中央付近のロッカー横には、千円札両替機がありますが、メンテが行き届いていないのか「使用できません」状態の時が結構多い。

 駐車場は、1時間100円ですが、正面の第一駐車場は満車率が高い。少し離れた第二駐車場に駐められるかどうかといったところです。 

 ターミナルから空港行きのバスは、30分に1本ですが、徒歩2分程度のバスターミナルに行けば、15分間隔で空港行きがでています。
 


 ところで、初期の頃は、この広いターミナルの隅っこに、今は無き波照間海運の事務所がひっそりとあったのです。




2014年8月3日日曜日

ブログ2周年 & 10万アクセス

 ありがとうございます。
 

 おかげさまで、本日、ブログ「宮古島の癒し・八重山の刺激」は、スタートから丸2年。しかも、花を添えるように、夢の10万アクセス到達です。

 本日8:59現在のアクセス状況です。(Googleですので、グリニッジ標準時で表示されます。)

  
  今日のページビュー
253
  昨日のページビュー
253
  先月のページビュー
8,232
  全期間のページビュー履歴
100,000



 今までご覧いただいた方に本当に感謝いたします。



 タイトルを「宮古島の癒し・八重山の刺激」とした理由なのですが、自分の撮った写真を見て、「癒やされる」と言ってくれる人が割と多かったのです。(お世辞かも知れませんが。)

 そう言ってもらって、もちろん嬉しいのですが、一方、自分としては、「この写真を見た人が思わず沖縄に行きたくなる」そういう写真を撮りたいとずっと思っていました。

 それを「刺激」という言葉で表して、その気持ちをタイトルに込めました。
 もちろん、宮古は癒やされるけれど、八重山は刺激的という意味ではありませんよ。(笑)

 
 最近ネットで読んだ記事に、人が癒しを感じる絵や写真とは、花や動物、広い空や海を描いたものだということが書いてあったのですが、であるならば、自分が撮った沖縄の写真で癒されると言ってくれる人がいれば、単純に喜べばいいわけですよね。

 そこで、今回は、ちょっと意識して「癒し」系な写真を集めてみました。









 
 いかがでしょうか。抽象的に「癒し」といっても、やはり難しいものですね。まあ、そういうことはあまり気にしないで、自分がいいと思う写真を撮りたいと思います。




 ブログを始めてからの2年は、しかし早いです。もうそんなに経ったの?というのが率直な感想です。
 ネタはまだ尽きないと思いますが、時々スランプになり、何を書こうか閃かない、というか気分が盛り上がらないこともありました。

 とにかく続けることを第一目標に掲げ、そのため縛りは緩くなってもしようがないと思っていますので、その点はご容赦ください。

 それにしても、まったくの素人が思いつきで始め、頑張っても週2回の更新がやっとのブログに、延べ10万回もアクセスがあったことは、本当に驚きであり感激でもあります。

 
 来年の今日、また、3周年の記事を書けるように頑張りますので、引き続きよろしくお願いします。 








 「おい、オレこそ癒しだ。分かってんな。オレを見て癒やされろよ。」