2014年8月22日金曜日
小浜島アカヤ湾のマングローブ林
マングローブ好きだろって?
分かります? 当ブログによく登場しますからね。
今回ご紹介するのは、小浜島のアカヤ湾という所の、マングローブ群生地です。
マングローブのハイライトは、この奇妙な形が海に映る姿です。
マングローブは、海水に浸る波当たりが強くない土地で生育します。こういった場所は、干潮時は干上がり、満潮時には木がかなり水没しますので、潮がほどよく、ひたひたとマングローブの足下に海水が広がってきた辺りのタイミングがベストです。
そして、逆さマングローブが海面に映るのには、空は晴れているけれど、その場は雲に隠れているとか、朝夕で日差しが弱いとか直射日光が当たっていないこと、風が弱いことが条件です。
さらに、雲も映ってくれるといいのですが、このように色々な条件が揃ってくれないとイメージどおりの写真にはならないので、その場に行ってみるまでは、当たるも八卦は当たらぬも八卦みたいな・・・
こちらの写真は、いい天気で綺麗なのですが、その姿は海面には映りません。
アカヤ湾は、小浜島の西側にあります。湾のさらに西側は、幅500㍍程度のヨナラ水道を挟んで西表島です。なので、波が立ちにくく、海中であってもマングローブの生育に適しています。
大岳の麓辺りからアカヤ湾を見下ろしたところ。海の向こうはもう西表島です。
小浜島に関しては、「何もない」というスタンスでいつも紹介しています。先月ご紹介した細崎に関しても言えることなんですが、「是非ここに行ってみて」という場所がこの島にはあまりありません。
今回のアカヤ湾についても、よほど運がよくなければ、たいして印象に残らない光景だと思います。
小浜島は、いや、他の沖縄離島もそうなのですが、その分普段はのんびりした空気が流れていて、たまに素敵な光景をチラッと見せてくれる感じなのです。
効率的に観光ポイントを廻る旅には適さないのですが、まずはとにかく「来てみなはれ」とでも言っているかのようです。
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