2020年6月29日月曜日

沖縄旅行が台風で中止になる確率 ver 2.1


※ 最新版に書き換えました。こちらから。


 「沖縄旅行が台風で中止になる確率 Ⅱ」 という記事を、2年前の8月に書いたのですが、その後、さらに何度か沖縄に行った(中止の憂き目にも遇った)ので、その分のデータを更新しました。


 ちょっと手抜きですが、台風シーズン到来前に、データ数字のみを取り急ぎ置き換えました。
 文章には手を加えていないので、タイトルは、「ver 2.1」です。笑


 あくまで個人の体験ですが、そこそこ回数が多いので、これから台風シーズンの沖縄旅行計画の参考にしていただけるかと思います。




 対象は、台風シーズンである6月から10月までに計画した沖縄旅行(奄美・与論各1回を含む。)計112回です。

 沖縄に行った:109回
 台風のため中止した:3回

 予定していた沖縄旅行が台風で中止になる確率は、2.7%(3/112)でした。

 これは、意外に少ない。2%くらいなら、他地域だって悪天候で旅行が中止になることもあるでしょう。


 ただし、

 ただしなのです。
 沖縄に行くには行ったけれど、台風のため日程の短縮を余儀なくされたことがあるのです。
 このうち、出発日を1日遅らせた、または、那覇で足止めされ、最終目的地の宮古空港、石垣空港に辿り着けたのが翌日だった、ということが全部で9回ありました。

 そこまでして行かない、ということであれば、旅行中止の3回を加えて12回、その確率は、10.7%(12/112)に跳ね上がります。

 
 出発予定日に、台風のため航空機が飛ばないとか、その可能性がある場合には、手数料無しでキャンセル又は予約便の変更を受け付けてくれます。

 翌日の便に変更できれば、1日遅れで沖縄旅行に出発ということになるのですが、希望の時間帯に変更できるか、変更した便がちゃんと飛ぶかなど不確定です。場合によっては、空港窓口で臨時便への変更手続きや、空席待ちもしなければならないかも知れません。

 フツーそこまでしないだろぉ~!という人も少なくないでしょう。また、基が2泊3日程度の短期の旅行だったら、出発を1日遅らせると現地滞在時間がほとんどなくなってしまうので、それならもうキャンセルということもあると思います。


 そうすると10回に1回くらいは、沖縄旅行が中止のピンチに見舞われるということになります。

 この数字をどう判断するかですよね。


 ただ、個人的には、これでも案外少ないと感じています。それは、台風の心配無しに沖縄旅行の準備を進められたことの方が少ないからなのです。

 夏の太平洋には、台風や、台風に発達しそうな雲の塊が何処かにあり、その進路や発達具合はどうしても気になってしまいます。

 その結果、10回に1回、それも粘れば何とかなる可能性も多く残されているわけですから、いつも心配しすぎなのかな、とさえ感じました。


 もう少しみていきます。

 このほかに、台風接近で、予定を繰り上げて1日早く帰ったことが3回ありました。
 この3回を加えると、中止又は日程短縮は、13.4%  (15/112)の確率で起こり得るということになります。

 沖縄は晴れていたけれど、羽田空港が台風接近のため繰り上げ帰宅が1回ありますが、これはカウントしていません。




 さらに、日程短縮ではないものの、台風接近のため、同じ日の早い時間帯の便に変更して帰ったことが1回、石垣島から先の船が欠航し、宿泊予約をしていた島に渡れなかったことが2回(うち1回は、繰り上げ帰宅と重複)、逆に、予定を切り上げて取り敢えず石垣島・宮古島まで戻ったことが2回あるので、これらを足すと、何らかの計画変更を強いられたことは16.9%(19/112)でした。

 これ以外にも、行程自体は当初の予定どおりだったのですが、現地でモロに台風をお迎えしてしまい、宿に閉じ込められたという経験が2回あります。
 それも加えると、18.8%(21/112)です。



 そうなると、台風でドタバタする確率は、2割近くになり、心配性な人にはちょっと気になる数字かも知れません。

 やはり、夏の沖縄にとって台風は無視できない存在です。




 月別に見ると、

 旅行中止:8月1回 9月2回
 出発遅れ:7月2回 8月3回 9月3回 10月1回
 繰上帰宅:8月2回 9月1回
 宿の変更:7月1回 8月1回 9月1回 10月1回
 現地遭遇:7月1回 10月1回

 こうしてみると、やはり、8月と9月が多いようですが、10月になってもまだ油断はできないということになります。


 以前書いた、台風8号によるドタバタ記のとおりなのですが、自分は、台風が接近していても沖縄行きが諦めきれず、色々悪あがきをします。

 無理して行っても、いい結果に繋がるとは限りませんが、そうしたことも、後になってはいい思い出になります。

 小さな子供連れ、高齢者同伴とか、激務の間を縫っての旅行で一切の日程変更ができない、といったケースを除けば、台風が接近し、沖縄旅行計画がピンチになっても、あっさり諦めないで、ギリギリまで粘ってもいいかなと思うのですが、そこはそれぞれの考え方、価値観の違いになるので、やはり最終的には、各自でご判断いただくことになります。





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2020年6月27日土曜日

今年の夏は沖縄に行きませんか よくある質問編 


今年の夏は沖縄だ!

 というテーマで、石垣島編・宮古島編・八重山編をお届けしましたが、今回はその番外編として、よくある質問(FAQ)です。

 もう行っても大丈夫?というお悩みにお答えします。


※ 本当は、FAQ(Frequently Asked Questions = 頻繁にある質問)ではなく、OLQ(Only a Little Questions)なのですが、まあ、細かいことは気にしないでください。笑



Q 島は観光客を受け入れてくれる?

 石垣市は、「ようこそ!石垣島へ!<観光客の皆様へのお願い>」と題した、観光客向けのサイトを公開しています。

 その中では、マスクの着用、三密を避ける等一般的な注意事項のほか、チェックアウト3日後に、宿泊先から発熱の有無などを照会することがあるとしています。
 理由もきちんと書いてあり、ルールを守ってくれれば歓迎するというアピールのようでで、何というか、攻めの姿勢を感じます。

 一方、宮古島市は、6月1日に、市民向けメッセージとして、観光客の受け入れを再開する旨を表明しただけで、観光客向けのメッセージは見つかりませんでした。

 この緩さ、自分は好きです。笑



Q 飛行機は復活している?

 JALグループ、ANAグループ共、6月はまだ減便が多く、また、直前の運休決定や時刻の変更もあり、かなりの混乱ぶりでした。

 7月以降は、沖縄路線に関しては、まだ一部の便に運休があるものの、ほぼ復活という感じです。
 ただ、かなり前に夏の便の予約をした人は、便の変更、時刻の変更をされる可能性が少しあるかも知れません。

 LCC(ピーチ・ジェットスター)も6月中に復活しています。



Q 八重山の高速船・空港連絡バスは?

 八重山各島を結ぶ高速船は、7月以降はかなり回復しますが、それでも例年と比べ減便となっていますので注意してください。

 特に、竹富航路はほぼ半減。西表大原航路、小浜島航路も大幅減便となっています。

 これは、団体客の減少を見込んだものと思われます。その一方、元々観光客の少ない黒島航路は、例年夏期間に増便される1便が今年は増便されないといった程度に止まっています。


 空港連絡バスに関しては、現時点では、東運輸は、市街地経由でターミナルまで行く4系統は平常どおり、ホテルを経由する10系統の一部が運休、カリー観光は、大幅減便という状況です。

 ただ、バス2社は、ホームページで事前予告してくれないので、7月以降の復活の可能性はあると思います。


(安栄観光HPより)


Q ホテル・ショップ・食堂などは?

 ある程度以上の規模のホテル等は、ほぼ通常営業しています。ただ、館内施設やレストランなどがまだフル稼働していない所はあるようです。
 
 個人経営の宿、飲食店、マリンショップなどは、まだ一部お休み所もあるようです。
 ただ、これらは、感染症対策で休みというよりは、お客さんが来ないからとか、その他個人的事情によるものが多く、把握仕切れません。

 総じて言えば、特定の宿・店にこだわらなければ、観光には差し支えないレベルに戻っていると思います。



Q 価格的には高いの安いの?

 正直に言えば、こんな時だから安く行けないかな、なんて思ってしまいますよね。

 オリンピックが延期になり、外国人観光客も激減している中では、コロナの影響でツアー代金が却って高くなるということは考えにくいと思います。
 
 ネット販売するツアー、ネット予約のできるホテルなどは、今後の予約状況次第では、お得なプランが出てくる可能性の方があると思います。

 面倒でも、こまめにチェックするといいことがあるかも知れません。

 個人経営のところは、価格はあまり変わりません。ですが、心情的にはむしろそういうところを応援したいと、個人的には思っています。
 まあ、そこはどう割り切るかの問題ですが。


 また、何かと悪評高い政府のGO TOキャンペーンですが、上手く使えば価格的に有利だと思います。ちゃんと実施されれば、ですが。




Q 海外に行けない人が殺到して却って混雑するのでは?

 そんな風に言われることもありますが、一部の関係者の期待値込みの話で、今のところそういった傾向は見られません。
 むしろ、現時点では出足は鈍く、お盆の真っ只中でも、航空券の空席が沢山ある状態です。

 確かに、「ハワイには行けないから沖縄に行こう」と考える人もいるかも知れませんが、それ以上に、「今年は近場で」と考える人が多くなるような気がします。



Q 特に気をつけるべきことは?

 日常生活と同じですが、熱中症には気をつけてください。向こうでもマスクを着用する場面が、今しばらくは続きそうです。
 積極的な水分補給や適度の休憩が必要です。
 
 また、例年以上に体調管理が重要です。
 せっかく予定した沖縄旅行なのだから、熱があっても這ってでも行く!なんて、♪24時間働けますか~ 的なビジネスマンみたいなことは言わないでくださいね。
 
 参考:コロナ症状チェックリスト(%は発生頻度)

 発熱…64%
 副鼻腔痛…50%
 咳…46%
 嗅覚障害…44%
 痰…32%

(Yahoo!ニュース| 聖路加国際病院坂本史衣氏より)  



Q 本当は歓迎されないのでは?

 そこですよね~ 一番気になるのは。
 今回のコロナ騒動で、図らずも、今まで隠れていたものが表に吹き出しました。

 もともと、観光に依拠しないで生活している人にとっては、観光客は来てくれなくて構わない存在だし、ましてこんな時には、というのが本音でしょう。
 一方、観光業に直接・間接に関わっている人にとっては、死活問題ですから、何が何でも観光客に来て欲しいとなるわけで、地域によっては、島人の間で微妙な空気が流れているやに聞いています。

 ただ、我々としては、現時点での常識的なマナーを守る以外には、特別に気を遣う必要はないし、反対に、行ってあげる、お金を使ってあげるという姿勢でもなく、堂々と、普通に楽しめばいいと思います。

 



          石垣島編    宮古島編   八重山編



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2020年6月23日火曜日

夏雲のある沖縄の風景 雲多めだけれど




 沖縄で見た夏の雲。

 夏の雲といっても、入道雲(積乱雲)だけではありません。というか、あまり科学的ではないけれども、夏の沖縄でよく見かける雲のある風景、いや、雲が目立ちすぎる風景です。



 黒島でシュノーケリング中、顔を上げると目の前に大きな雲。
 でも雲は白いし、まだ遠くにある。こういうときは、余裕で「あ~夏!」みたいな気分に浸れます。




 一方、こちらは、サトウキビ畑の向こうから迫る迫力の夏雲。
 歩いていたり、自転車に乗っている時にこういうのに来られると、ちょっとビビリます。小浜島にて。 




 濡れた砂浜に映る雲。伊良部島の渡口の浜です。
 砂浜が太陽に直接照らされていると、こんな風に綺麗に映ることはありません。晴れていて、かつ、雲が多い日の、干潮時間帯のみの光景です。




 もっと雲多過ぎ。これでも、曇りではなく晴れなのは、雲がもの凄く低いところにあるからでしょう。
 これは、海に囲まれている上、山がない宮古島周辺ならではの光景。下地島にて。




 こういうのが、ちょうどいい感じですね。青空で、雲の形自体に特徴もあるし。波照間島の集落にて。




 ポカンと浮かぶ雲。
 石垣島からの高速船で移動中。本当にこれひとつポカン。




 素人目には、入道雲っぽいけど、こんな低いところにあるはずはない、モクモクな雲。
 飛行機の機窓ならではの眺めです。渡嘉敷島上空です。




 沖縄の夏雲というテーマは、過去にも何度か取り上げました。

 いい感じで雲があると、絵になりやすいし、海や青空をも引き立てます。

 雲だから、都会でも沖縄離島でも変わらないはずですが、それでも、沖縄で雲が映えるのは、空気が澄んでいるからでしょう。
 逆に、雲ひとつない快晴、といった天気は、沖縄ではなかなかありません。

 やはり沖縄には、夏の雲が似合います。
 

 これは、間違いなく入道雲でしょう。最南端波照間島の夏です。




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2020年6月18日木曜日

沖縄旅行と共に 我がデジカメ20年



 今からちょうど20年前の平成12年(2000年)6月、ほぼ衝動買いをしてしまったデジタルカメラ。

 自分の沖縄依存症は、デジカメのおかげでさらに悪化したのは間違いありません。




 とある土曜日、♪ま~るいみどりの山手線 な家電量販店に、除湿器を見に行ったところ、1階のカメラコーナーで「デジカメも300万画素の時代へ!」のポスターが踊っていました。

 画素とは、コンピュータで画像を扱うときの、色情報の最小単位のこと。つまり、一つの絵をいくつに分割して表現するかというもので、数が多いほどリアルな絵になるということです。

 デジカメは、その数年前頃から、サラリーマンの手が届く価格帯のものが発売されていましたが、性能的にはまだまだでした。

 しかし、300万画素ともなれば、A4でプリントアウトしても十分鑑賞に耐えられる。こりゃ欲しい~

 一応その日は家に帰り、でも、結局翌日買いに行ってしまったのです。



 それがこれ。オリンパスCAMEDIA C-330というカメラ。
 3倍ズーム・1/1.7サイズのセンサー・334万画素。今では、スマホのカメラでもこれより遙かに高性能ですが、当時としてはこれでも画期的だったのです。



 デジカメは、海の中で本領を発揮します。

 水中カメラは、当時、ニコノスというフィルム式のものがありました。

 しかし、ニコノスは、デカイ、重い、高い。水中では、マスク越しにファインダーを見ることはできないから、フレーミングは大雑把。
 そして何より、フィルムを使い切ったら、陸に上がって、フイルムの装填をやり直さなければならないのです。

 水中写真は、相当の覚悟と経験と資金がなければ撮れない代物でした。

 ニコノスからグッと落ちて、「写るんです水中」というのも当時はありましたが。


 その点、デジカメは、水中でも、マスク越しに背面モニターを見ながら写真が撮れる上、メモリと電池がある限り、何枚でも撮り続けられます。
 なので、付属品として防水ケースが売られている製品も少なくありません。

 水中写真が一気に大衆化したとも言えるでしょう。
 海に潜って写真を撮るという、今まで出来なかったことが、そんなに苦労なくできるようになったのです。

 これは、もう楽しかったですね。
 沖縄の海では、シュノーケリングで簡単に珊瑚や熱帯魚を見ることができ、デジカメで簡単に撮ることもできるわけですから。



 また、水中でなくても、水に濡れる場面で気軽に写真を撮ることができます。

 これは、カヌーをしながらの1枚。びちょびちょ水しぶきを浴びてしまうカヌーでは、防水ケースに入れておかなければ、カメラは連れて行けません。

(西表島浦内川)



 もちろん、水中だけではなく、陸上でもデジカメは威力を発揮します。

 フィルムカメラは、現像するまでどんな風に撮れているか分かりません。一方、デジカメならば、モニターを見ながら、どう写るか確認しながら撮ることができます。

 フィルム代、現像代も不要です。気兼ねなくドンドン撮れます。沢山撮れば、写真も上手くなるというものです。



 こんな風に、露出を決めるのが難しい写真も、デジカメなら楽勝です。

 昔だったら、少しずつ露出を変えながら同じ写真を何枚も撮る必要がありました。カメラマンの先生ならば、傍らの助手に指示して露出計で測光させたのかも知れません。

 デジカメのおかげで、失業しちゃった業界の人も多かったことでしょう。




 新しいものに対しては自分は、よく言えば慎重、悪くいえばトロイのですが、元々カメラ好きということもあって、デジカメにはあっという間にはまりました。

 デジカメは、当時は日進月歩で、短期間にドンドン新製品が出ました。そうなると、どうしても新しいものが欲しくなってしまいます。


 初デジカメから5年くらいでこんなになっちゃいました。笑




 以前から写真好きで、平成11年に行った初石垣島は、フィルム式の一眼レフを持って行きました。

 でも、一度デジカメの使いやすさに味をしめると元に戻れません。それでも、当時は、アナログ(フィルム式)の方が味がある、なんていう人もいたんですけれどね。


 最初に買ったデジタル一眼レフは、600万画素。しかし、センサーがコンパクトカメラより大きい(APSーCサイズ)ので、画質はもの凄く向上しました。
 このクラスならば、A3プリントでも遜色ありません。


 そのデジタル一眼レフも、既に4代目に突入しています。




 沖縄で写真を撮っていると、本当に夢中になってしまいます。
 3分くらいしか撮っていないのに、時計を見たら30分経っていた、みたいなこともままあるのでます。

 こんなことがあるから、何度も何度も沖縄に行きたくなるのです。もし、この世にデジカメがなかったら、今頃何をやっていたのですかね~ 笑
 

(星空写真もデジカメの得意分野)



 今年買ったコンパクトデジカメと専用の防水ケース。1.0サイズのセンサーに、何と1/32000秒という高速シャッター。

 凄いですよね~。
 初めてカメラを買った頃は、ちょっと手の出ない高級機には、1/2000秒という高速シャッターが付いていて羨ましかったのですが、今や、1/32000秒という、超超超高速シャッター付きのカメラが、自分にも買えちゃう値段で売っているのですから。


 コロナのおかげで、未だ沖縄デビュー戦を飾ることができません。1日も早く、コーラルブルーの海に連れ出したいところです。





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2020年6月13日土曜日

今年の夏は沖縄に行きませんか 竹富島他八重山諸島編



今年の夏は沖縄だ! 

 石垣島編、宮古島編に続き第3弾は八重山諸島編です。



実は個性豊かな八重山諸島

 石垣島のさらに先に散らばっている、こぢんまりした島々。いずれも竹富町という行政区画に属します。

 ですが、実際は、島の大きさも、形状も、生業も、観光地としても魅力や見所も、難易度も、結構違う個性豊かな島々の集まりです。

 今回は、石垣島から船で行ける竹富島・小浜島・西表島・黒島・波照間島・鳩間島をご紹介し、定期船の出ていない新城島(パナリ)と、普通船では行かない与那国島(与那国町)は除きました。
 

竹富島 手軽に行けるザ・沖縄

 伝統的な沖縄の街並みが残る、花咲乱れる美しい島。古き良き沖縄の雰囲気を残し、それ故、沖縄の顔のような役割を担っています。
 
 石垣島から船で15分という手軽さもあって、この小さな島には年間50万人もの観光客が押し寄せます。
 
 石垣島がメインの観光でも、気軽にちょっと足を伸ばせる島です。


 着いてから、自転車を借りて廻るのが、この島の王道観光です。ほかには、水牛車に乗るというアトラクションもあります。
 集落内の、島人が普通に生活する道路を水牛車がゆったり通過していきます。こんな光景は、日本広しといえどもこの島だけでしょう。


 伝統的な街並みが残るといっても、単に古い建物を保存しているだけではありません。いにしえの精神文化そのものを引き継いで守っているのです。
 しかも、島人は、そのことに並々ならぬ情熱とプライドをもっています。

 そんなことを知って竹富島を歩いてみると、より思い出深い旅になるかも知れません。


 また、素敵な海もあります。コンドイ浜は、八重山屈指の美しいビーチです。

 超遠浅なので、泳ぐというより水遊び程度しかできませんが、その分、SUP、ボート、ジェットスキーなど飛び道具を使う人がいないので、静かでのんびりした贅沢空間です。


 竹富島では、島の自然・祭事・習慣・伝統工芸や町並みを未来へ残すためとして、来島者に入島料300円の支払いを求めています。
 支払いは任意なので、寄付のような位置付けですが、趣旨に賛同いただければ幸いです。

 石垣港と竹富港のターミナルに、券売機が設置されています。



小浜島 何でもあるけど何もない島

  この島には、リゾートホテルが2つもあるのですが、その割に、ここという観光名所がありません。

 そこそこ綺麗な海に囲まれ、そこそこのどかなサトウキビ畑や牧草地が広がり、そこそこ沖縄らしい集落が残っていて、決してつまらない島ではないのですが、何というか、決め手に欠くのです。

 だから、ベストビューは自分で探してください、みたいな感じで、実は、中・上級者向け観光地かも知れません。


 サイズ的には自転車で廻るのがちょうどいいのですが、山坂あるためちょっと辛い。かといって、レンタカーやレンタバイクではあっという間に一周できてしまう、この中途半端さが、また何とも小浜島らしいところです。

 かつて、NHKの朝ドラ「ちゅらさん」のロケ地になったことから、20年近く経った今でも、団体さん向けにはちゅらさん絡みの観光案内がされているようです。

 
西表島 ジャングルのある沖縄で最もユニークな島

 石垣島よりも、宮古島よりも大きいのに、人口は2千人程度。ほとんどが亜熱帯のジャングルで、島の大部分は人の立ち入れないエリアです。
 海沿いを東回りで半周するだけで50㎞以上の距離がありますが、島の西側には行くこともできません。

 大河川があり、滝があり、マングローブが群生し、時に大量の鳥が空を舞う、大自然を満喫できる島です。もちろん、美しい海もあります。


 この島では、ダイビング、シュノーケリングのほかにも、カヌーで川を上る、滝壺で泳ぐ、滝上から海を見下ろすといった、他の島ではできないアクティビティが楽しめます。

 のんびりするというより、アクティブに遊び回る島です。何日いても飽きることはありません。
 何処で何をするか、明確な目的を決めてから行った方がいいと思います。

 石垣島から日帰りする場合は、現地でレンタカーを借りる必要があります。もしくは、ツアーを予約しておいて、業者に向かえに来てもらうかです。


 西表島は大きいので、大原港と上原港の2カ所が入り口となります。その両方に石垣島から船が出ています。


 この島では、石炭が採れたことから、古くから他地域からの入植者が多く、その分他島と微妙に雰囲気が違います。
 都会的、と表現するのは適当ではないのですが、何というのか、沖縄独特のユルさとはちょっと違う空気感を感じます。 
 エコツーリズムにも早くから取り組んで来ました。


 仲間川遊覧、由布島に渡る水牛車といった、団体旅行の定番コースに組み込まれている場所もあります。


 この島では、大原港のあるエリアを東部、上原港のあるエリアを西部と呼びますが、どう考えても南部と北部なのですが・・・



黒島 観光に依存しない牛の島

 見渡す限り平坦な牧草地に、人口の15倍いるという牛の島、黒島。
 沖縄のほとんどの地域、ほとんどの島が観光を生業としているのに対し、この島は、牛を飼うことを主産業としています。

 元々、綺麗な海とのんびりした牧草地以外何もない島ですが、そんなこともあって、観光客向けの施設はほとんどなく、下手をすると、昼食をとる食堂を探すことすらも苦労します。

 またこの島には、民宿しかなく、ホテルも、おしゃれなペンションもありません。
 船の本数も少なく、訪れる観光客は、他の島に比べて少なめですが、その分、黒島にはまる人は、惚れ込んで何度も通っています。


 仲本海岸はシュノーケリングポイントとして有名ですが、潮の流れの関係で、干潮前後の数時間しか泳ぐことができません。


 石垣島から日帰りの場合は、島に着いて自転車を借りるのが一般的です。真っ平らな島なので、自転車で滑走するのはとても快適です。



波照間島 難易度の高い最南端のパラダイス

 八重山通の間で、最も行ってみたい島として挙げられるのが波照間島です。有人島としては日本最南端の島です。

 波照間島と言えば、ニシ浜(北浜)です。沖縄のビーチの人気投票では、いつもトップクラスの人気を誇ります。


 夏期間は、ニシ浜目当てに石垣島からやって来る日帰り海水浴客で、朝一便の船が満席となります。

 しかし、波照間島は遠く、石垣島からの乗船時間は80~90分。
 しかも、波照間航路は、強い南風が吹くとすぐに欠航になってしまい、無事運航されても、波の高い日は、ネタになるほど揺れます。

 その分、晴れて穏やかな日のニシ浜は、この世の天国かと思うほどです。



鳩間島 地味ながら渋く人気の孤島

 波照間島に次いで難易度が高く、八重山通の間で人気が高いのが鳩間島です。
 
 西表島のすぐお隣にある、外周4㎞ほどの小さな島で、人口は50人ほど。上原(西表島)行きの船が1日3回程度立ち寄ってくれるだけです。

 特に何があるというわけではありませんが、ご多分に漏れず美しい海に囲まれています。島が小さい分、歩いて1周するのも楽勝です。

 
 八重山諸島の中では北側にあるため、波照間島とは反対に、北風の時に欠航しやすいという特徴があります。



八重山離島を結ぶ高速船

 八重山各島へは、石垣港から出発する高速船を利用します。

 安栄観光と八重山観光フェリーの2社があり、かつては、ライバル同士激しくデッドヒートを繰り広げていた(常に安栄観光が勝っちゃっていた)のですが、いつの間にか仲良し?になり、今では共同運航が行われていて、チケットも共通です。


 離島航路は、基本石垣島と各島を往復するもので、各島を直接結ぶ便は、小浜島・大原(西表島)、大原・竹富島など限られた路線に1便程度。しかも予約制です。

 各島の人にとって、石垣島は生活圏なので頻繁に行き来しますが、他の島に行くことは滅多にないのです。


 石垣発着便は、予約もできますが、予約無しでも乗れます。
 客が多く乗り切れない場合は、後続便を出すなど臨機応変に対応してくれています。


 チケットは、石垣港で往復券を買うと若干安くなります。

 乗り放題のフリーパスがあります。3日券・4日券・5日券とあり、また、波照間航路を含むか含まないかなど細かい値段設定となっているので、よく作戦を練ってから購入してください。

 観光プラン付き(往復乗船券+観光バス、往復乗船券+レンタサイクルなどなど)もありますが、別々に買うより安いか微妙な価格設定もあるので、必ずしもお勧めしません。


 今年の夏は、コロナショックの影響で、例年より本数が削減されるかも知れません。必ず、今年の運航状況を確認してください。



さてどう巡りましょうか

 八重山が初めてであれば、石垣島観光をメインに、1日はどこかの島に行ってみるといったプランがいいかと思います。
 
 いずれの島も石垣島から日帰りが可能です。

 このうち、駆け足で見て廻るならば(あまりお勧めはしませんが)、半日程度で何とかなるのは、竹富島・小浜島・黒島です。
 
 鳩間島、波照間島は、丸1日コース。西表島は、ワンデードライブでは、廻りきれません。


 業者のツアーに参加するか、西表島でレンタカーを借りる場合は、あらかじめの予約が必要となりますが、そうでなければ、事前に計画を立てずに、行き当たりばったりの旅もいいでしょう。

 石垣島を拠点に、連日違う島を巡ることもできます。一方、あまり頑張らずに、どこかの島でのんびりするのも魅力的です。


島に泊まる

 もし、許されるのであれば、島に泊まってみることをお勧めします。

 どの島にも、石垣島のような繁華街はありません。
 ただただ、静かで、場所によっては、こんなところまで来ちゃったんだという心細さを感じるかも知れません。

 夕食が済めば、波の音、風の音を聞き、晴れていれば星を眺め、時季によっては道端に小さく光る蛍を探し、後は、酒を飲むことくらいしかすることがありません。

 ですが、これが楽しい、居心地がいい、快感だと感じてしまったら、間違いなくあなたは沖縄依存症に感染しています。


 この病気にワクチンはありません。治療薬もなく、健康保険も使えません。手洗いやマスク着用でも防止できません。笑
 
 
 

 

 3回に渡ってお届けした、「今年の夏は沖縄に行きませんか」シリーズ。まだ行ったことないという人も、興味をもっていただけたでしょうか。


 思いもかけないコロナ騒ぎで、夏休みがなくなってしまった人もいるかも知れません。強いストレスに見舞われた人、生活が苦しくなった人も多いと思います。
 脳天気に沖縄旅行なんて考えている余裕はない、と言われてしまうかも知れません。


 ですが、沖縄の、特に離島は、金をかけてゴージャスに楽しむだけのリゾート地ではありません。綺麗な海のある、ある意味究極の田舎です。

 ハイテンションで行くのもいいのですが、癒やされに行くにも適した場所です。

 興味を持っていただいたら、何とか都合を付けて、一度命の洗濯をしに行ってみてはいかがですか。






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2020年6月9日火曜日

今年の夏は沖縄に行きませんか 宮古島編



 今年の夏は沖縄だ! 第2弾は、宮古島と周辺離島編です。




伊良部島など周辺4島を含めて宮古島

 石垣島と違う宮古島の大きな特徴は、周辺の島と橋で繋がっていることです。
 なので、宮古島・伊良部島・下地島・池間島・来間島は、観光客の感覚的には実質1島です。そして、全部が宮古島市です。

 したがって、 “宮古島” は案外広いのです。見所も、各島に点在しており、とても1日では廻りきれません。

 このほかに、船でしか行けない小さな島、大神島も宮古島市です。

(伊良部大橋)


宮古の海は日本一・・・ だけど

 海はもの凄く綺麗だけれど、海しか見るべきところがない。宮古島の特徴を簡単に言うとこうなります。一点豪華主義みたいな島です。

 もともと沖縄は、美しい海がウリですが、全沖縄の中でも宮古島は、この特徴が特に顕著です。


 宮古の海が美しい理由は砂です。
 珊瑚由来の白くて細かい砂が、宮古島周辺では特に豊富です。白砂の海底の海は、エメラルドグリーン、コーラルブルーといわれる独特の色に輝きます。

 砂の層が厚いので、潮の干満によっても美しさがあまり変わりません。


 宮古の海は日本一という人も少なくありません。与那覇前浜は、東洋一だとも。

 もちろん、八重山にも、本島や本島周辺の離島にも、沖縄には美しいビーチが沢山あります。
 ただ、ここにも、あそこにもと、美しいビーチがてんこ盛りだという点では、間違いなく宮古の海は日本一だと思います。


(東洋一かどうかはともかく絶景の与那覇前浜)


宮古島観光はレンタカーがないと厳しい

 宮古島観光は、レンタカーが便利です。というより、それしか手段がないに等しいといってもいいくらいです。

 路線バス網は、石垣島のように充実していません。それも、完全に島民の足で、本数が少ない上に、観光地に直結するバス停もあまりありません。

 そもそも、お勧めする絶景ビーチは、大型車では近寄れない場所も多いのです。

 観光タクシーはもちろんありますが、いいお値段なので気軽に利用しにくいと思います。


 では、運転免許を持っていない人は、どうすればいいのか。

 あちこち見て廻るのではなく、業者の主催するシュノーケリング、ダイビング、SUPなどのツアーに参加して、海遊びに徹するというのはどうでしょうか。

 ほとんどのショップは、ホテルまで送迎してくれるので足の心配はないし、ショップによっては、行き帰りにある程度の観光に連れて行ってくれるところもあります。


泳いだり砂浜を歩ける絶景ビーチ

 まあ、何はともかく、日本一かも知れない海の美しさを自分の目で確かめてください。

 与那覇前浜・砂山ビーチ(宮古島)、長間浜・猫の舌ビーチ(来間島)、渡口の浜(伊良部島)、17END(下地島)、フナクス(池間島)。
 以上は、当ブログ認定の宮古セブンです。

 そのほかにも、西浜崎・真謝海岸・間奈津海岸・西の浜・保良泉(ぼらがー)ビーチとか色々あるのですが、全体のレベルが高いので、どうしても後回しになってしまいます。
 

 シュノーケリングをしたい場合は、ビーチエントリーでシュノーケリングのできるビーチとしては、フナクスのほか、吉野海岸、新城海岸(宮古島)、中之島(下地島)などがあります。
 
(新城海岸ではこんなこともあった)


高台から眺める絶景ビーチ

 砂浜には降りられない、展望台などから見下ろす海も素敵です。

 インギャーマリンガーデン・東平安名崎、比嘉ロードパーク(宮古島)、竜宮城展望台、農村公園(来間島)、牧山展望台、フナウサギバナタ、サバ沖井戸(伊良部島)など、こうした場所も何箇所もあります。


 東平安名崎は、宮古島を代表する景観地であり、宮古島の観光ポスターに、過去何度も登場しています。
 岬全体を見渡せる場所は、ちょっと行き方が難しいのですが、こちらの記事を参照してください。


 そのほかに、高台ではないのですが、眺める系海ポイントとして、世渡崎(せとざき)・西平安名崎(宮古島)も捨てがたい場所です。


 そして、当ブログでは、何度も記事にしているのですが、その割には?有名にならない夕日の隠れ名所が、川満漁港です。

(川満漁港の夕景)


橋を渡る爽快ドライブ

 これぞ宮古島ならではのオンリーワンのお楽しみ。

 伊良部大橋、来間大橋、池間大橋は、日本一かもの海に架かる長大橋です。それが、宮古島には三つもあるのです。

 是非、レンタカーで駆け抜けてください。大都市周辺にこんな場所があったら、渋滞は必至です。


 それぞれの橋は、歩道や路側帯があるので、歩くことも可能です。車で通過すると見ることができない、橋の直下の眺めもなかなかです。


 各橋の袂付近には駐車場があります。
 そこに車を駐めて、全線でなくとも、少しだけでも歩いてみたらどうでしょう。風が強いので、帽子を飛ばされないように。

 なお、来間大橋の来間島側の駐車場は、若干距離があります。


 橋の途中で路駐している車も見かけますが、全橋共駐停車禁止です。違法であるだけではなく、大変危険なので止めてください。

 橋は、アップダウンがあって見通しが悪い場所があり、しかも、運転手が景色に見とれていて、路駐車の発見が遅れる可能性もあります。


(池間大橋直下の眺め)


海以外では・・・

 海しかない宮古島では、晴れたら最高。でも、その分天気が悪くなると一気にテンションが下がります。

 海中展望台、熱帯植物園など、観光施設的な場所も探せば色々ありますが、まあ~ちょっと、あの、その~ですね。


 宮古島には何故か温泉施設が2カ所あります。

 シギラ温泉は、水着で入るレジャー温泉です。雨は降っていないけれど海で泳ぐにはちょっと、な天候のときのお助けになるでしょうか。

 宮古島温泉は、褐色の塩泉です。名湯かどうかは別として、広い湯船に浸かれる場所は沖縄ではあまりありません。

 特に帰る日は、泳いだ後でもさっぱりしてから飛行機に乗れるので、重宝します。


宮古島と石垣島の掛け持ちは?

 宮古島と石垣島は、一っ飛び30分くらいの距離なので、両島を一度に廻ってしまおうと思う人も多いようですが、長期滞在ならともかく、滞在期間が4~5日程度かそれ以下ならば止めておいた方がいいと思います。

 飛行時間は短くても、空港での搭乗手続きや、レンタカーの返却にそれなりの時間がかかるので、手際よくやっても半日は潰れます。
 その分宮古島、石垣島の滞在時間も短くなるので、慌ただしくなってしまいます。

 人の少ない広大で美しい海でのんびりすることこそ、沖縄離島観光の醍醐味ですから、名の知れた観光スポットを短時間で効率よく見て廻る旅行スタイルは、当ブログとしては、お勧めしません。

 
その他諸々 そして空港

 予約の方法、雨に降られた、台風に遭った場合などは、石垣島と同じですので、前回記事を参照してください。



 宮古島の入り口は、宮古空港と下地島空港の2カ所です。

 ほとんどの人は、宮古空港利用だと思いますが、昨年開港した下地島空港も、成田と関西から、LCCが飛んできます。


 宮古空港は、石垣空港よりもこぢんまりしていて、混雑すると手狭に感じますが、土産物はひととおり揃うので、便利です。

 また、ちゃんとしたレストランがあるので、出発前の食事や乾杯も、石垣空港よりは落ち着いてできると思います。


 順序が前後しますが、宮古空港でも、到着後空港の観光案内所で、オールカラーの観光ガイド、フリーペーパーを忘れずに入手してください。
 結構役に立ちます。ぺらぺらめくっているだけでも、楽しいですよ。





 



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2020年6月4日木曜日

今年の夏は沖縄に行きませんか 石垣島編



 緊急事態宣言が解除され、街中に活気が戻って来たました。いつの間にか日差しも強くなり、もうすぐ夏がやって来ます。

 よし、今年の夏は沖縄だ!というのが今回のテーマです。




 (夏の旅行の話なんて早すぎる、まだそれどころではない、と叱られるかも知れないので、少しトーンダウンして「落ち着いてきたら、今年の夏は沖縄に行きませんか。」くらいなら、よろしいでしょうか。)


 ともかく、オリンピックが延期となって、懸念された空港の混乱や厳戒態勢はなくなります。
 大都市周辺では、今年は海水浴場が開設されないというニュースもチラホラ。

 密にならない沖縄離島の海で、思いっきり夏の太陽を浴びて、心の消毒をしませんか。
 

 宮古・八重山の美しさ楽しさ居心地の良さをお伝えすると宣言している当ブログですが、長く続けているうちに、マニアックというかピンポイントの記事も多くなっていました。
 小浜島の道とか、椰子の木のある風景とか、沖縄のカタツムリとか・・・

 そこで今回は、シンプルに沖縄離島旅行への誘いです。まずは、石垣島から。


 
そんなわけで石垣空港に飛んできました

 島内観光がメインという人、宿泊先が市街地ではない人は、ここでレンタカーを借りてしまうのが一番便利で、しかも安上がりです。
 
 離島観光がメインの人、ダイビングなどが目的で一般的な島内観光はしない人、そもそも運転免許を持っていない人は、路線バスで市街地に向かいましょう。
 石垣空港連絡バスは、そこそこ本数も多く便利です。

 ホテルによっては、無料送迎バスを出しているところもあるので、HPなどで確認してください。

 空港の観光案内所には、オールカラーの観光ガイド、フリーペーパーが置いてあるので、忘れずに入手してください。



石垣島の見るべき観光スポットは

 まずは、ミシュラン三つ星観光地の川平湾・川平公園、高台から海を見下ろす絶景である、御神崎(うがんざき)、平久保崎、玉取崎辺りが石垣島では必見です。

 これらの場所は、ネットやガイド本に必ず載っていますから、詳しくはそれらを参照してください。
 
 その他、観音崎、唐人墓、バンナ岳公園、白保集落などは、必見とまでは言えないでしょうが、実際に行ってみればそれなりに楽しめるところです。
 
 観光施設的な場所としては、石垣やいま村、石垣島鍾乳洞、みんさー工芸館などがあります。
 ただ、晴れている限り、海などの自然景観を優先して楽しむことを当ブログとしてはお勧めします。


 経験上、案内すると意外に喜ばれる穴場的場所が、吹通川(ふきとおがわ)河口です。詳しくはこちらをご覧ください。


(平久保崎からの眺め)


綺麗な海で泳ぎたい

 せっかく夏の沖縄に来たのだから、是非泳いでください。

 そのつもりはなくても、夏の晴れた日、目の前にあんな綺麗な海があれば、思わず飛び込みたくなっちゃうかも知れません。
 念のため、水着をお持ちになった方がよろしいかと。


米原(よねはら)海岸
 シュノーケリングで珊瑚や熱帯魚を見てみたい人には、石垣島でイチオシです。
 シュノーケリングまではしなくても、水泳用のゴーグルを付けて海の中を覗いてみるだけでも結構楽しめます。

 珊瑚の保護と、自身の安全のため、掲示されている注意事項は守ってください。

(米原海岸)


底地浜(すくじはま) 
 白砂の砂浜が何処までも続く、広くて遠浅の海。しかも、ほとんど人が居ない。これぞ沖縄の海!というイメージそのもののビーチです。
 もちろん、ボーッと眺めているだけでもいいですよ。

 ただ、底地浜が美しいのは満潮時間帯に限られます。超の付くほどの遠浅なので、干潮時には、海は遠い彼方で、広大な砂浜に僅かに水溜まり、みたいなことになってしまいます。


南ぬ浜(ぱいぬはま)
 石垣港の近く、サザンゲートブリッジを渡った先にある、近場のお手軽ビーチです。
 管理された人口ビーチですが、そこは何といっても石垣の海。美しいコーラルブルーであることには変わりありません。 

 長い時間遊ぶには物足りないですが、昼過ぎに着いて夕方まで何もしないのはもったいないとか、今日帰るけれど出発まで少し時間がある、みたいなニッチな時間帯に、遊べるビーチとして重宝します。
 
 市街地のホテルから、自転車で、場所によっては、歩いて行けなくもないという立地も魅力です。
 人出もあまりありません。

(南ぬ浜)


真栄里(まえさと)海岸
 ANAホテル前に広がるリゾートビーチです。といっても、石垣市指定の海水浴場であり、誰でも遊べます。
 
 ここも、長時間いると飽きるかも知れませんが、ホテルの真ん前だけあって、南ぬ浜よりリゾートチックな海遊びができます。

 島の西側にあるフサキビーチも似たような感じです。


アクティビティは

 ダイビング、シュノーケリングなど、海で遊ぶ系のショップが、石垣島には何十軒とあります。
 最近は、SUP(Stand up Paddle Board)も人気のようです。

 業者を探すには、空港でもらった観光ガイドが役に立ちます。もちろん、ネットでも情報を拾えます。


 吹通川や宮良川では、マングローブの川でカヌーができるツアーもあります。
 これは、沖縄では、石垣島、西表島と本島の一部でしかできません。

 石垣島では釣りをする人も多いです。

 石垣港から、他の離島に渡ってから参加する日帰りツアーも色々あります。


石垣島ワンデードライブ

 石垣島は、主なポイントを1日かけてドライブするにはちょうどいいサイズです。

 朝、市街地を出発する場合、時計回りに一周するのがいいと思います。
 順光線(太陽が背中の方向にあること)の方が海が綺麗に見えるので、午前中に西側、昼は北側、午後は東側の海を見るような行程を考えてみてください。
 もちろん、そんなに神経質になる必要はありませんが。


 ただ、各ポイントを効率よく見て廻ろうといった計画は、あまりお勧めしません。

 必見の観光ポイントといっても、どのみち海を眺めるわけですから、スタンプラリーのように一つ一つ制覇するより、気に入った場所があったら、そこでゆっくりのんびりする方が、沖縄離島の過ごし方に合っているような気がします。

 大雑把な計画だけを立てて、後はそのときの気分で、みたいな贅沢な時間の使い方を楽しんでください。

 午前中はちょっと泳いで、午後は適当にドライブ、という人も多いようです。


 都会と比べれば、車は少ないですが、思いの外アップダウンやカーブが続くので、運転は慎重にお願いします。


(川平湾)


夜の遊び方

 といっても「接待を伴う飲食店」の話ではありません。

 石垣島の国立公園エリアは、日本初の星空保護区に指定されました。星空保護区とは、人工の光の影響が少なくて、星空が綺麗な場所や地域として指定されるものです。

 なので、夜は満天の星空を見に行くというのはいかがでしょうか。


 さすがに市街地では無理ですが、バンナ岳公園は、市街地から割と近い星空観測ポイントです。
 車でないと行けませんが、タクシーで行っても許容範囲です。

 星空観測ツアーを行っている業者もあります。また、石垣島展望台は、予約制の観測会をやっている日があります。

 ただ、当然のことですが、月夜の晩は星はあまり見えません。沖縄旅行に行くに当たって、月齢まで調べて行く人はあまりいないと思いますので、まあ、運次第ということになりますが。



雨に降られたら

 これは正直難問です。当ブログでは、この点に関して何度か記事にしましたが、最終的には、残念ながら「できることはあまりない」という結論に達しました。

 詳しくはこちらをご覧ください。

 雨どころか、台風に遭っちゃった場合はこちらをご覧ください。


何泊する?何処で予約するのがいい?

 2泊3日でも、十分楽しめますが、できれば余裕をもって3泊以上することをお勧めします。
 休みの関係でどうしても無理ならやむを得ないのですが、早朝発深夜着の2泊3日より、ゆっくり出発して早めに戻る3泊4日の方が安いことも少なくありません。

 
 予約に関しては、出発まで1ヶ月を切るような場合、JAL・ANAのネット専用予約、ダイナミックパッケージ(ANAの旧名称は旅作)は使えます。

 これは、航空券と宿泊をセット予約するものですが、空席状況に連動して価格が設定されるため、思わぬ掘り出し物があります。

 特に、「基準便」と表示される、航空会社お勧めの時間の便を利用すれば、航空券単体で買うより安いといったことも珍しくありません。

 また、1泊以上ホテルの予約があればOKなので、例えば、全行程3泊4日のところ、1泊4日として予約することも可能です。さらに、那覇に前泊するといった設定も可能です。

 欠点は、日程と行く先を入力して検索するまで価格が分からず、常に安価とは限らないこと、価格が逐次変更されるので、後日照会したら高くなっていた、逆に購入後にさらに安くなっていたなど、ギャンブル的要素があることです。

 なお、同じ日程、同じ行き先、同じホテル利用なのに、JALとANAで価格が違うこともあります。

 予約は、通常は、出発7日前までです。

 
(米原海岸)

 

最後に石垣空港に戻ってきました

お土産
 新空港になってから、土産物店が充実しました。お菓子類など、定価の決まっているものは、最後にここで買うと荷物にならなくてすみます。種類も豊富です。

 マンゴー、パインなどをお土産に買って帰りたい場合は、物は揃っていますが空港値段なので、作戦を考えた方がいいと思います。

 泡盛をお土産にしたい場合、酒に詳しい人ならば、市内の大きな酒屋を物色する方が、面白いものが見つかる可能性があります。


食事
 石垣空港の1階ロビーには、海鮮も石垣牛もそばもジェラートも日本最南端のスタバもありますが、食べる場所は、フードコートみたいなフリースペースだけです。

 早めに空港に着いて、ゆっくり食事をしようとか、一杯やってから飛行機に乗ろうという人にとって、残念ながら、石垣空港はイマイチです。


手荷物預け
 石垣空港では、日によって時間帯によって、搭乗の際の手荷物預けに長蛇の列ができてしまうことがしばしばあります。
 
 搭乗客数が増えたにも拘わらず、空港の施設が対応できていないためと思われます。特に、機材の大型化を進めるANA側で顕著です。

 あまりの人の多さに、手荷物を預ける前に出発してしまうのではないかと不安になりますが、所定の時間に列に並んでいれば、係員から指示がありますから、焦らなくても大丈夫です。 




 ♪ ハァー 石垣よいとこ 一度はおいで~ (サァユイユイ)  

 




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