今からちょうど20年前の平成12年(2000年)6月、ほぼ衝動買いをしてしまったデジタルカメラ。
自分の沖縄依存症は、デジカメのおかげでさらに悪化したのは間違いありません。
とある土曜日、♪ま~るいみどりの山手線 な家電量販店に、除湿器を見に行ったところ、1階のカメラコーナーで「デジカメも300万画素の時代へ!」のポスターが踊っていました。
画素とは、コンピュータで画像を扱うときの、色情報の最小単位のこと。つまり、一つの絵をいくつに分割して表現するかというもので、数が多いほどリアルな絵になるということです。
デジカメは、その数年前頃から、サラリーマンの手が届く価格帯のものが発売されていましたが、性能的にはまだまだでした。
しかし、300万画素ともなれば、A4でプリントアウトしても十分鑑賞に耐えられる。こりゃ欲しい~
一応その日は家に帰り、でも、結局翌日買いに行ってしまったのです。
それがこれ。オリンパスCAMEDIA C-330というカメラ。
3倍ズーム・1/1.7サイズのセンサー・334万画素。今では、スマホのカメラでもこれより遙かに高性能ですが、当時としてはこれでも画期的だったのです。
デジカメは、海の中で本領を発揮します。
水中カメラは、当時、ニコノスというフィルム式のものがありました。
しかし、ニコノスは、デカイ、重い、高い。水中では、マスク越しにファインダーを見ることはできないから、フレーミングは大雑把。
そして何より、フィルムを使い切ったら、陸に上がって、フイルムの装填をやり直さなければならないのです。
水中写真は、相当の覚悟と経験と資金がなければ撮れない代物でした。
ニコノスからグッと落ちて、「写るんです水中」というのも当時はありましたが。
その点、デジカメは、水中でも、マスク越しに背面モニターを見ながら写真が撮れる上、メモリと電池がある限り、何枚でも撮り続けられます。
なので、付属品として防水ケースが売られている製品も少なくありません。
水中写真が一気に大衆化したとも言えるでしょう。
海に潜って写真を撮るという、今まで出来なかったことが、そんなに苦労なくできるようになったのです。
これは、もう楽しかったですね。
沖縄の海では、シュノーケリングで簡単に珊瑚や熱帯魚を見ることができ、デジカメで簡単に撮ることもできるわけですから。
また、水中でなくても、水に濡れる場面で気軽に写真を撮ることができます。
これは、カヌーをしながらの1枚。びちょびちょ水しぶきを浴びてしまうカヌーでは、防水ケースに入れておかなければ、カメラは連れて行けません。
(西表島浦内川)
もちろん、水中だけではなく、陸上でもデジカメは威力を発揮します。
フィルムカメラは、現像するまでどんな風に撮れているか分かりません。一方、デジカメならば、モニターを見ながら、どう写るか確認しながら撮ることができます。
フィルム代、現像代も不要です。気兼ねなくドンドン撮れます。沢山撮れば、写真も上手くなるというものです。
こんな風に、露出を決めるのが難しい写真も、デジカメなら楽勝です。
昔だったら、少しずつ露出を変えながら同じ写真を何枚も撮る必要がありました。カメラマンの先生ならば、傍らの助手に指示して露出計で測光させたのかも知れません。
デジカメのおかげで、失業しちゃった業界の人も多かったことでしょう。
新しいものに対しては自分は、よく言えば慎重、悪くいえばトロイのですが、元々カメラ好きということもあって、デジカメにはあっという間にはまりました。
デジカメは、当時は日進月歩で、短期間にドンドン新製品が出ました。そうなると、どうしても新しいものが欲しくなってしまいます。
初デジカメから5年くらいでこんなになっちゃいました。笑
以前から写真好きで、平成11年に行った初石垣島は、フィルム式の一眼レフを持って行きました。
でも、一度デジカメの使いやすさに味をしめると元に戻れません。それでも、当時は、アナログ(フィルム式)の方が味がある、なんていう人もいたんですけれどね。
最初に買ったデジタル一眼レフは、600万画素。しかし、センサーがコンパクトカメラより大きい(APSーCサイズ)ので、画質はもの凄く向上しました。
このクラスならば、A3プリントでも遜色ありません。
そのデジタル一眼レフも、既に4代目に突入しています。
沖縄で写真を撮っていると、本当に夢中になってしまいます。
3分くらいしか撮っていないのに、時計を見たら30分経っていた、みたいなこともままあるのでます。
こんなことがあるから、何度も何度も沖縄に行きたくなるのです。もし、この世にデジカメがなかったら、今頃何をやっていたのですかね~ 笑
(星空写真もデジカメの得意分野)
今年買ったコンパクトデジカメと専用の防水ケース。1.0サイズのセンサーに、何と1/32000秒という高速シャッター。
凄いですよね~。
初めてカメラを買った頃は、ちょっと手の出ない高級機には、1/2000秒という高速シャッターが付いていて羨ましかったのですが、今や、1/32000秒という、超超超高速シャッター付きのカメラが、自分にも買えちゃう値段で売っているのですから。
コロナのおかげで、未だ沖縄デビュー戦を飾ることができません。1日も早く、コーラルブルーの海に連れ出したいところです。
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