当ブログも、最近は影が薄くて・・・という話ではありません。本当の影が消える話です。
地面から垂直に立つ物体に、真上から光を当てると影はできません。
朝夕に長い影ができるのとは反対に、日中は日陰が少なく、アチィ~と思うことがあるでしょう。
でも、北半球の中緯度辺りに位置する日本では、真上に太陽が昇ることはないので、真っ昼間でも多少影ができるのです。
ところが、南国沖縄では、夏至前後の昼頃、影が消えるのです。
正確には、ほとんど影がなくなると言うべきなのですが、毎年、沖縄の夏の風物詩として語られます。
向こうのローカルニュースでも、必ずといっていいほど取り上げられるトピックです。
地軸(地球が自転する軸)は、太陽(地球の公転軌道)に対して垂直ではなく、約23.4度傾いています。
そのため、北半球では、北緯23.4度付近で、夏至のときに太陽が頭の真上を通過します。
これを北回帰線というのですが、日本は、沖の鳥島などごくごく一部を除いて、北回帰線より北にあるので、太陽が真上を通過することがありません。
しかし、北回帰線に近い沖縄では、完全ではないものの、ほぼ頭上に太陽が昇るので影が消える、というわけです。
北回帰線より南にあるハワイでは、この現象を、ラハイナ・ヌーン(Lahaina Noon)と名付けました。
ラハイナ・ヌーンという言葉は、他の地域でも使われているとのことなので、当ブログも便乗させてもらいました。
改めて、ペットボトルで確認してみました。よく見ると、ホンのわずか影ができていす。んんん。惜しい!
こんな風に葉っぱが生い茂る木の場合は、どうなるのでしょうか。
葉っぱの形そのままの影ができていました。これも珍しいシーンだと思います。
(よ~く見ると、この写真は、筆者(部分)近影です。笑)
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