黒島の西の浜。
西の浜の美しさについては、当ブログで何度も取り上げましたが、行き方が分かり難いことや、黒島自体がメジャーでないこともあって、訪れる人はあまりいません。
こんな道を通って辿り着きます。これでも、昨年9月よりは、草が刈られ歩きやすくなっているのですが。
この入口より南側、つまり海に向かって左側には、美しい白砂の砂浜が広がります。
一方、北側、海に向かって右側は、天然の砂浜ではなく、コンクリートの護岸でガッチリ固められています。
なので、ただでさえ訪れる人が少ない西の浜なのに、北側まで足を伸ばす人はほとんどいません。
この場所には貯水タンクがあります。黒島には、川もなければ池もなく、生活用水は、全て西表島からの送水に頼っています。
台風や高波から、この貯水タンクを守るため、コンクリートの護岸が造られました。
これが送水管。西表島から、パナリ島を経由して水が送られてきます。
この細い管が、200人余の島民と3000頭の牛の生活を支えます。もちろん、観光客も恩恵にあずかっています。
波打ち際辺りには、カラフルな巻き貝がビッシリ。
こちらは、ミジュン(鰯)の群れを見下ろしたところ。
海に境界があるわけではありません。砂浜であろうとコンクリート護岸であろうと、目の先にある海は本当に綺麗です。
昨年も当ブログで書きましたが、宮古島、石垣島では、恐ろしい勢いで観光客が増えて、街の様相も激変していますが、一方、この黒島は、あまり変わらず、むしろ数年前より不便になっていることもあり、入り込み観光客数も減っています。
流れがあるため泳ぐことはできませんが、この美しい海を眺めている人が、ほとんど自分だけ、という贅沢は、他に代えがたいものがあります。
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