2018年6月16日土曜日

徳之島の絶景「犬の門蓋」 ちょっと悲しい歴史も


 
 またまた徳之島からです。
 これは、犬の門蓋(いんのじょうぶた)という変わった地名の観光名所にある、通称めがね岩。

 隆起珊瑚の石灰岩が、波に浸食されてできたのだとか。



 うぉ!人が歩いている。 

 
 ならば自分も。昇り口と思われる場所からの眺め。結構危なっかしい。 


 近くで見るとまさに蓋です。


 蓋の上からの眺めです。あんな危なっかし所だと思うとちょっと怖い。風も結構強かったし。


 犬の門蓋というのは珍しい地名ですが、門を「じょう」と読む読み方は、沖縄から伝わったそうです。蓋のある門がある場所ということで、まさにそのとおり。

 そして、周辺は荒々しい海です。
 

 

 犬の門蓋と言われるのは、かつて、島が飢饉に見舞われたとき、人や家畜を襲った野良犬を捕まえて、ここから海に投棄したからだとされています。

 このことは、現地の解説版にも観光協会のHPにも書いてあるのですが、いつ頃のこと?というのがよく分からない。

 聞いた話では、そんな大昔のことだけということでもなく、一度だけでもないらしいということでした。

 長い間海が荒れたり、雨が降らなかったりすると、たちまち生活に影響する絶海の孤島。そんな時に人や、飼っている鶏を襲う野犬は、否応なしに駆除しなければ生きていけない、厳しい環境だったのだと思います。
 




0 件のコメント:

コメントを投稿