またまた徳之島からです。
これは、犬の門蓋(いんのじょうぶた)という変わった地名の観光名所にある、通称めがね岩。
隆起珊瑚の石灰岩が、波に浸食されてできたのだとか。
うぉ!人が歩いている。
ならば自分も。昇り口と思われる場所からの眺め。結構危なっかしい。
近くで見るとまさに蓋です。
蓋の上からの眺めです。あんな危なっかし所だと思うとちょっと怖い。風も結構強かったし。
犬の門蓋というのは珍しい地名ですが、門を「じょう」と読む読み方は、沖縄から伝わったそうです。蓋のある門がある場所ということで、まさにそのとおり。
そして、周辺は荒々しい海です。
犬の門蓋と言われるのは、かつて、島が飢饉に見舞われたとき、人や家畜を襲った野良犬を捕まえて、ここから海に投棄したからだとされています。
このことは、現地の解説版にも観光協会のHPにも書いてあるのですが、いつ頃のこと?というのがよく分からない。
聞いた話では、そんな大昔のことだけということでもなく、一度だけでもないらしいということでした。
長い間海が荒れたり、雨が降らなかったりすると、たちまち生活に影響する絶海の孤島。そんな時に人や、飼っている鶏を襲う野犬は、否応なしに駆除しなければ生きていけない、厳しい環境だったのだと思います。
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