蜘蛛の子を散らすという表現がありますが、まさにそんな感じ。でも、正体はクモではなくカニです。
2~3㎝の小さな白いカニ、ミナミスナガニです。
とにかく足が速い。調べてみたら、甲殻類最速らしい。
最高時速は16㎞にも達するんだとか。換算すると、秒速4.4メートルでっせ。あの小さな体で。
そんな時は、すべての脚が地面から離れる瞬間があるそうです。つまり、飛んでるってこと!?
アメリカでは、ゴーストクラブという愛称で呼ばれるているそうな。一瞬で消えてしまうからだとか。
変身の術。砂浜の色に合わせて、体の色も変える・・・
わけではありません。
これは、単に撮るときに露出を変えただけです。沖縄の強い日差しの下では、上の写真のようのカニも砂も白く見えるのですが、本当はもう少しベージュがかった色をしています。
まるで、潜望鏡のように目だけを出しています。向こうからは、こちらはどのように見えているのでしょうか。
白いカニは、白砂のビーチに紛れて姿を消します。これぞまさにゴーストクラブ?
カニ穴を掘った後の砂団子。こんなに整然と並ぶと綺麗ですよね。ここにゴーストクラブは何百匹、いや、何千匹いるのでしょうか。
小さいし逃げ足は速いし、写真に撮るのはなかなか大変です。
望遠レンズは必須ですが、少しでも近づいて撮りたいので、逃げられないように、静かに静かにそぉ~っとしゃがんで、その体制から一歩、二歩とゆっくり近づきます。
いい歳して、こんな無理な姿勢を続けていると、すぐに足腰がしびれたりして大変なのですが、何だかんだ結構夢中になってしまいます。
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