2024年5月21日火曜日

沖縄地方梅雨入りに関して

  

 気象庁は、本日5月21日、沖縄・奄美地方が「梅雨入りしたとみられる」と発表しました。




 沖縄では平年より11日遅い梅雨入りとなりました。平年は、梅雨入りが5月10日、梅雨明けが6月21日となっています。

 
 本日5月21日の天気図です。前線が沖縄の真上に鎮座しています。これぞ梅雨!


(気象庁HP)


 ところで、下の天気図は、自分が石垣島にいた4月25日のもの。

 どーちがうんじゃぁ!

(同)


 実際には、3週間前から梅雨入りのような気圧配置になっていたようです。

 GW前後に晴れた日もありましたが、4月に梅雨入りして、その後梅雨の中休みがあったとしてもよかったのでは?とまあ、素人的は思うのです。


 今回の発表は、速報値と呼ばれるものです。確定値は、9月頃に発表されます。

 なお、梅雨入り、梅雨明けは、休日には発表されません。働き方改革で、梅雨前線は休日にはお休みするからでしょうか。笑


 気象庁が発表する季節現象というものがあります。春一番とか、桜の開花とか、初霜・初雪・初冠雪などなど。
 梅雨入り梅雨明けは、季節現象の一つです。

 梅雨とは、気象庁のHPによれば、晩春から夏にかけて雨や曇りの日が多く現れる現象、またはその期間、となっており、今日から雨、今日から晴れとハッキリ分かれる訳ではありません。

 ただ、平年の梅雨入りの頃に雨が降ると、外野から「それ梅雨入りだ!」とプレッシャーがかかるので、予報官も大変でしょうね。

 また、沖縄に関しては、沖縄本島地方が基準となるようで、今回も、石垣島では2日前から梅雨入り状態でした。

 逆も同じ。昨年はこちらのような梅雨明けシーンに遭遇しました。




 太平洋高気圧が頑張って、前線を押し上げ始めると、前線の南側にある沖縄には、前線に向かって強い南風が吹くことがあります。

 これを沖縄では夏至南風(カーチバイ・カーチーベー)と言います。読んで字の如く、夏至南風が吹くと間もなく夏になるのです。

 また、沖縄では、旧暦の5月4日(ユッカヌヒー)に梅雨が明けるとされ、この日に海神祭が行われます。
 今年の旧暦の5月4日は、新暦の6月9日ですが、果たしてどうでしょうか。


 そして、梅雨の時期は、沖縄の観光業者がホッと一息つく期間です。梅雨が明けると10月まで、長い夏のシーズンが到来します。
 今のうちに休んでおこうという業者も少なくありません。
 

 梅雨来たりなば夏遠からじ。今年も、沖縄がもっとも輝く季節があと僅かでやって来ます。でも、梅雨明けと共に、沖縄には台風シーズンもやって来ちゃうんですよね~。





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