なかなか明けなかった沖縄の梅雨。
6月20日の那覇空港は、どんよりとした雲に覆われていました。
週間天気予報では、沖縄本島地方は梅雨らしい曇り・雨の天気が続いていたものの、宮古島地方は晴れ続きでした。
一口に沖縄といっても、本島と宮古島の間は約300㎞。この距離は、東京からだと名古屋を超えて岐阜辺り。
これだけ離れていれば天気が違って当然。宮古島地方はもう事実上の梅雨明けでは。
天気図を見ると、梅雨前線は沖縄本島の北側、奄美地方辺りにあります。
ということは、那覇はまだ前線の影響を受けるとしても、宮古島に向かう途中で前線の雲は途切れているかも。
(上記3点は気象庁HPより)
そんなわけで、期待を込めて飛行機に乗り込みます。
全日空1725便は、雲の那覇空港を、定刻の14:15に、宮古空港に向け離陸しました。
少し経つと、雲に隙間が。これはひょっとして海が見えているってこと?
(ANAフライトマップ)
15:00分、飛行機は、予定より5分早く宮古空港に着陸。宮古島は、期待したとおりの晴れでした。めでたしめでたし。
梅雨とは季節現象を差す言葉であって、「ここからここまでが梅雨エリア」と明確になっているわけではありません。
今回は、たまたま梅雨前線による雲の固まりが、那覇・宮古間で途切れている状態にあり、それを機窓から眺められたので、このような、「ここから梅雨明け!」みたなドラマチックな瞬間に遭遇できたわけです。
滅多にない、ラッキーな空の旅でした。
こちらは、翌22日の雨雲の状況です。沖縄本島地方、奄美地方は、まさに梅雨末期の大雨に見舞われましたが、その後25日に梅雨明けとなりました。
(気象庁HP)
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