2021年6月30日水曜日

下地島空港から路線バスで宮古島へ

 


 自分史上初!宮古島で路線バスの旅をしました。

 乗ったのは、中央交通の「みやこ下地島エアポートライナー」。
 下地島空港を発着する飛行機に連絡して運行される、下地島空港と、宮古島中心市街地・宮古空港・南部のリゾートホテルを結ぶ路線バスです。



 中央交通は元々観光バス会社。そのためか、運賃後払いではなく、出発前に乗車券を購入する方式でした。宮古空港までは800円。なんと、SuicaほかのICカードが使えます。
  


 ハイデッカータイプの大型バスです。トランクに大型手荷物を収容できます。一般の空港リムジンバスと一緒です。





 観光客のほとんどは、下地島空港でレンタカーを借りるし、島の人は駐車場に駐めておいたマイカーで戻っていきます。

 こんな時期だから飛行機はガラガラ。誰が路線バスに乗るのかとちょっと心配でしたが、それでも10人ほどが乗車し、11:25定刻に下地島空港を出発しました。



 レンタカーでは何度も通った道も、ハイデッカーのバスから眺めると新鮮です。
 せっかくなので最前列のかぶりつきの席に座りたかったのですが、コロナのせいで運転手近くの席は着席禁止でした。



 ただ今、下地島と伊良部島の間に架かる乗瀬橋を通過中。ちなみに、冒頭の写真は、翌日の同時刻に乗瀬橋でお迎えして撮ったものです。



 そして伊良部大橋を渡ります。
 言わずと知れた、伊良部島と宮古島を結ぶ約3.5㎞の長大橋です。自分で運転しないで乗っているだけだと、本当に長大橋だと実感します。



 4~5分走り、アップダウンを2回繰り返すと、徐々に宮古島が近づいて来ます。それでもまだあと1㎞くらい。



 ようやく、伊良部大橋を渡り、トゥリバーの埋め立て地付近で、同じ会社のバスとすれ違いました。



 そして、最初の降車場所となる「平良港」バス停に到着。ここまで約30分。何人かの乗客がここで降ります。




 「右手にご覧いただけますのは、大和食堂でございます♪ 大和食堂は、創業1969年の老舗で、長年地元民に親しまれて来ましたが、2015年にJTAの機内誌coralwayで紹介されてからは、観光客が列をなす店となってしまいました。最近は、コロナのおかげで少しは落ち着いてきたようです。」




 空港入り口の交差点。右折するとそこがもう宮古空港です。ちょうど共栄バスの空港経由与那覇行き路線バスと行き違いました。

 宮古空港にやって来る路線バスというのは、本数が少ないだけではなく、各方面行きのバスが途中立ち寄るだけで、飛行機の出発・到着には全く連動しません。



 宮古空港に到着です。
 いつもは、レンタカーの送迎車でやって来る場所ですが、バスで乗り入れるのは初めてで、なんか新鮮。



 宮古空港で、自分を含め残りの乗客が全員降りてしまいました。

 バスは、この先、東Q・シギラへと向かうことになっていますが、ここで運転打ち切りとなっておうちに帰るのでしょうか。

 このバスは、始発の下地島空港以外は、停車するバス停は全て降車専用なので、ここから先は乗客が乗ってくることはありません。

 それでも折り返し運転のため、無人のまま終着まで行くのでしょうか。




 「みやこ下地島エアポートライナー」は、中央交通の運行ですが、この路線は、宮古共栄バスとのダブルトラックです。

 こういう場合、普通は共同運行で、どちらに乗っても同じはずなのですが、この路線は違います。
 共栄バスは、もっと多くのバス停に小忠実に停車し、かつ、運賃も安い。整理券で車内精算する従来型のバスです。
 名前も「みやこ下地島空港リゾート線」といいます。



 と言うわけで、意外と楽しかったバス旅。

 ホンのちょっと前までは、宮古空港には路線バスの停留所すらなく、最寄りのバス停まで20分くらい歩かなければならないほど、宮古島はバス過疎地帯でした。
 下地島空港の営業開始以降、宮古島周辺も少しずつ路線バス網が充実してきました。

 石垣島のように本数が増えれば、宮古島や周辺の島もバスでの移動が楽になり、旅行者の選択肢も広がると思うのですが。





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