下地島空港の西側の海、通称17ENDは、ひょっとしたら日本一かも知れないという美しい海を背景に、飛行機が離発着するという絶景ポイントですが、逆にこの海を飛行機から眺めたいものだとずっと思っていました。
下地島空港の旅客化後も、運航便は、成田発、関空発と神奈川県在住の自分にとってはハードルが高かったのですが、昨年10月から空印航空が那覇発、羽田発の便の運航を開始。
そんな訳で、那覇空港から下地島空港に向かうことにしました。
右側の窓側席をゲット。これ重要なのです。
機内はガラガラでした。特に後方席には人が居ません。
そして、飛行機は那覇空港を出発。一路下地島空港へと向かいます。
しかし、晴れてくれなければ、せっかく頑張っても企画倒れ。
この日、沖縄本島地方には、梅雨前線の雲が架かっていました。しかし、当てにならない沖縄の天気予報では、宮古島地方は晴れのち曇り。
これが梅雨前線の雲の端だったらいいな、と思いつつ窓を見詰めます。
何となく、幸運を予感させる青い海が窓の外に広がります。
キタァー! 17ENDだ!
おー これだよこれ!
と思っているうちに、あっという間に着陸。本当にあっという間でした。全部で何秒あっただろうか。
考えてみたら、飛行機は着陸直前でも時速200~300㎞で飛んでいるわけで、歩いても行けるような距離を新幹線並のスピードで通過したのだから、あっという間に終わってしまうわけです。
興奮冷めやらないまま、飛行機からタラップで降り、歩いてターミナルへと向かいます。こんなのは、旧石垣空港以来かも。
飛行機に乗るだけで、こんなにワクワクしたのは初めてだったかも知れません。しかし、ショーはホンの一瞬で終わってしまいました。
飛行機が、滑走路のどちらの方向から着陸するかは、そのときの風次第なのですが、下地島空港に関しては、飛行機が北側から進入しなければ、17ENDの海はよく見えません。
そうなると、乗るときに飛行機の右側の、それも翼の横ではない窓側席が確保できて、飛行機が北側から進入してくれて、なおかつ晴れという条件が重ならないとこの景色は見られないのです。
しかし、これらの難関をクリアしても、お楽しみ時間はあまりにも短いので、人にお勧めできるかといえばちょっとビミョーです。
降機後、最後にこんな庭みたいな通路を通って、下地島空港初上陸と相成った次第です。
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