宮古島の南岸。インギャーマリンガーデンから2㎞ほど東にあるムイガーです。
以前ご紹介した伊良部島のサバウツガーと同様、この下は水源地。かつて井戸があった場所です。
高台から海を見下ろすビューポイントである点も、サバウツガーと同じです。
「ガー」は、宮古の言葉(みゃーくふつ)で井戸の意味です。
美しい海を眺めばがら、遊歩道を降りていきます。
これが昔の井戸。他の井戸より水量が豊富であったことから、後に簡易水道の水源としても使われました。
その施設の名残を今でもみることができます。
まるでアルプスの清流みたいに清々しい。隆起珊瑚の宮古島は、水捌けのよい土壌で、降った雨がこうして染み出して来るのです。
今ここに貯まっている清流は、数日前に降った雨なのでしょうか、それとも数年前のものなのでしょうか。
そして、この眺め。前は湧き水、振り向けば眼下に海、なんてちょっとない光景です。
ここが、一番高い展望台。最上部から見下ろす眺めは素晴らしいの一言。
彼方に東平安名崎と灯台が臨めます。
道路脇に駐車場が見えますが、そこから降りていくと、井戸があり、さらに海に近いところまで降りられますが。登り道を行くとここに辿り着きます。
この辺りは、珊瑚のリーフが発達していないため、太平洋の荒波が直接押し寄せます。
それにしても、水を汲むために急な坂を上り下りしなければならなかった先人達。
いや~、現代人に生まれてよかった、と単純に思っちゃいますよね。
この記事を投稿した7月22日現在、沖縄地方に大型で強い台風が接近しています。この台風6号は、速度がとても遅く、大雨、強風、高波が長く続く恐れがあります。
被害が少しでも小さくて済むよう、お祈り申し上げます。
今回の記事の写真は、以前に撮ったものをまとめて編集してアップしたもので、荒れる海に無理して行った訳ではありませんので、ご心配なきよう。
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