石垣島から船で約30分。
周辺の竹富島、小浜島より若干広い面積ながら、人口はわずかに200人ほど。
その代わり、牛が約3000頭の牛の島、それが黒島です。
平坦で、牧草地が広がる光景から、沖縄の北海道なんて言われることもあります。
八重山諸島の中でも地味で、「何も無い島」といわれることもあります。
もちろん、本当に何も無いわけではないですが、この一言で黒島の雰囲気が伝わるのではないでしょうか。
訪れる観光客も、西表島、竹富島、小浜島に比べて少なく、波照間島のような熱烈なファンが多いわけでもありません。静かで、ノンビリした島です。
この島は、山がなく平坦。
同じく山のない竹富島と比べててもさらにアップダウンが少なく、サイクリングには最適です。
というかですね、港に着いたら、民宿を予約している人は迎えに来てくれますが、それ以外は自転車をレンタルするしか移動手段がないのです。
牛の島ですが、周りの海は当然綺麗です。
代表格は西の浜。
ただ、残念なことに流れがあってここでは泳げません。
泳いでも大丈夫なのはこちら。
仲本海岸。
八重山全体の中でも有名なシュノーケリングポイントの一つです。
仲本海岸でシュノーケリングをするために、石垣島から日帰りでやってくる観光客も少なくありません。
島でほとんど唯一の名の知れた観光ポイントです。簡単なシャワー、更衣室、トイレと売店があります。
ここで泳ぐ場合は、潮の満ち干に注意し、干潮時間帯を選んで遊んでください。満潮時は流れや波の影響を受けやすく危険も伴いますが、干潮時は、一帯が巨大なプールと化します。
登録有形文化財である伊古桟橋については、こちらからどうぞ。
http://miyakoyaeyama.blogspot.jp/2012/12/blog-post_23.html
こちらもご覧ください。黒島の動物たち。
http://miyakoyaeyama.blogspot.jp/2012/08/blog-post_29.html
4~5年前だったか、倉科カナ主演のNHKの朝ドラ「ウェルかめ」に「ウミガメラボ黒島」という施設が登場しましたが、モデルになったのは、実在する黒島研究所。
本当にカメの研究をしています。
施設見学も出来ます。
時期によっては、深夜のウミガメ産卵見学ツアーが行われます。
で、これは地元名産?の「カメロンパン」。
宿は10軒ほど。すべて民宿で、ホテルはなく、ペンションやゲストハウスを名乗る宿もありません。
以前は、リゾートホテル(コテージ)や、これ以上汚いと保健所の許可が下りないと噂されながらも、ごく一部の熱狂的ファンがいた有名民宿があったりしたのですが、残念ながら今はなく、宿の個性もやや希薄化してきました。
ダイビングやシュノーケルツアーを扱うショップ、食堂が共に3~4軒、売店は1軒のみです。
この島では、早い時期から牛の飼育による畜産業を生業としていたので、観光にはあまり力を入れていないような感じなんですね。
その分、海や牛を眺めてノンビリしたい派には、楽園かも知れませんよ。
灯台の写真、空がめっちゃキレイですね!!
返信削除牛越しの夕日とか、サイコー。
この海でシュノーケリングしてみたいです!
灯台の写真は、台風襲来の2~3日前に撮ったものです。
削除台風直前にはとてもいい天気になることがあるそうなんです。