2020年6月29日月曜日

沖縄旅行が台風で中止になる確率 ver 2.1


※ 最新版に書き換えました。こちらから。


 「沖縄旅行が台風で中止になる確率 Ⅱ」 という記事を、2年前の8月に書いたのですが、その後、さらに何度か沖縄に行った(中止の憂き目にも遇った)ので、その分のデータを更新しました。


 ちょっと手抜きですが、台風シーズン到来前に、データ数字のみを取り急ぎ置き換えました。
 文章には手を加えていないので、タイトルは、「ver 2.1」です。笑


 あくまで個人の体験ですが、そこそこ回数が多いので、これから台風シーズンの沖縄旅行計画の参考にしていただけるかと思います。




 対象は、台風シーズンである6月から10月までに計画した沖縄旅行(奄美・与論各1回を含む。)計112回です。

 沖縄に行った:109回
 台風のため中止した:3回

 予定していた沖縄旅行が台風で中止になる確率は、2.7%(3/112)でした。

 これは、意外に少ない。2%くらいなら、他地域だって悪天候で旅行が中止になることもあるでしょう。


 ただし、

 ただしなのです。
 沖縄に行くには行ったけれど、台風のため日程の短縮を余儀なくされたことがあるのです。
 このうち、出発日を1日遅らせた、または、那覇で足止めされ、最終目的地の宮古空港、石垣空港に辿り着けたのが翌日だった、ということが全部で9回ありました。

 そこまでして行かない、ということであれば、旅行中止の3回を加えて12回、その確率は、10.7%(12/112)に跳ね上がります。

 
 出発予定日に、台風のため航空機が飛ばないとか、その可能性がある場合には、手数料無しでキャンセル又は予約便の変更を受け付けてくれます。

 翌日の便に変更できれば、1日遅れで沖縄旅行に出発ということになるのですが、希望の時間帯に変更できるか、変更した便がちゃんと飛ぶかなど不確定です。場合によっては、空港窓口で臨時便への変更手続きや、空席待ちもしなければならないかも知れません。

 フツーそこまでしないだろぉ~!という人も少なくないでしょう。また、基が2泊3日程度の短期の旅行だったら、出発を1日遅らせると現地滞在時間がほとんどなくなってしまうので、それならもうキャンセルということもあると思います。


 そうすると10回に1回くらいは、沖縄旅行が中止のピンチに見舞われるということになります。

 この数字をどう判断するかですよね。


 ただ、個人的には、これでも案外少ないと感じています。それは、台風の心配無しに沖縄旅行の準備を進められたことの方が少ないからなのです。

 夏の太平洋には、台風や、台風に発達しそうな雲の塊が何処かにあり、その進路や発達具合はどうしても気になってしまいます。

 その結果、10回に1回、それも粘れば何とかなる可能性も多く残されているわけですから、いつも心配しすぎなのかな、とさえ感じました。


 もう少しみていきます。

 このほかに、台風接近で、予定を繰り上げて1日早く帰ったことが3回ありました。
 この3回を加えると、中止又は日程短縮は、13.4%  (15/112)の確率で起こり得るということになります。

 沖縄は晴れていたけれど、羽田空港が台風接近のため繰り上げ帰宅が1回ありますが、これはカウントしていません。




 さらに、日程短縮ではないものの、台風接近のため、同じ日の早い時間帯の便に変更して帰ったことが1回、石垣島から先の船が欠航し、宿泊予約をしていた島に渡れなかったことが2回(うち1回は、繰り上げ帰宅と重複)、逆に、予定を切り上げて取り敢えず石垣島・宮古島まで戻ったことが2回あるので、これらを足すと、何らかの計画変更を強いられたことは16.9%(19/112)でした。

 これ以外にも、行程自体は当初の予定どおりだったのですが、現地でモロに台風をお迎えしてしまい、宿に閉じ込められたという経験が2回あります。
 それも加えると、18.8%(21/112)です。



 そうなると、台風でドタバタする確率は、2割近くになり、心配性な人にはちょっと気になる数字かも知れません。

 やはり、夏の沖縄にとって台風は無視できない存在です。




 月別に見ると、

 旅行中止:8月1回 9月2回
 出発遅れ:7月2回 8月3回 9月3回 10月1回
 繰上帰宅:8月2回 9月1回
 宿の変更:7月1回 8月1回 9月1回 10月1回
 現地遭遇:7月1回 10月1回

 こうしてみると、やはり、8月と9月が多いようですが、10月になってもまだ油断はできないということになります。


 以前書いた、台風8号によるドタバタ記のとおりなのですが、自分は、台風が接近していても沖縄行きが諦めきれず、色々悪あがきをします。

 無理して行っても、いい結果に繋がるとは限りませんが、そうしたことも、後になってはいい思い出になります。

 小さな子供連れ、高齢者同伴とか、激務の間を縫っての旅行で一切の日程変更ができない、といったケースを除けば、台風が接近し、沖縄旅行計画がピンチになっても、あっさり諦めないで、ギリギリまで粘ってもいいかなと思うのですが、そこはそれぞれの考え方、価値観の違いになるので、やはり最終的には、各自でご判断いただくことになります。





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2020年6月27日土曜日

今年の夏は沖縄に行きませんか よくある質問編 


今年の夏は沖縄だ!

 というテーマで、石垣島編・宮古島編・八重山編をお届けしましたが、今回はその番外編として、よくある質問(FAQ)です。

 もう行っても大丈夫?というお悩みにお答えします。


※ 本当は、FAQ(Frequently Asked Questions = 頻繁にある質問)ではなく、OLQ(Only a Little Questions)なのですが、まあ、細かいことは気にしないでください。笑



Q 島は観光客を受け入れてくれる?

 石垣市は、「ようこそ!石垣島へ!<観光客の皆様へのお願い>」と題した、観光客向けのサイトを公開しています。

 その中では、マスクの着用、三密を避ける等一般的な注意事項のほか、チェックアウト3日後に、宿泊先から発熱の有無などを照会することがあるとしています。
 理由もきちんと書いてあり、ルールを守ってくれれば歓迎するというアピールのようでで、何というか、攻めの姿勢を感じます。

 一方、宮古島市は、6月1日に、市民向けメッセージとして、観光客の受け入れを再開する旨を表明しただけで、観光客向けのメッセージは見つかりませんでした。

 この緩さ、自分は好きです。笑



Q 飛行機は復活している?

 JALグループ、ANAグループ共、6月はまだ減便が多く、また、直前の運休決定や時刻の変更もあり、かなりの混乱ぶりでした。

 7月以降は、沖縄路線に関しては、まだ一部の便に運休があるものの、ほぼ復活という感じです。
 ただ、かなり前に夏の便の予約をした人は、便の変更、時刻の変更をされる可能性が少しあるかも知れません。

 LCC(ピーチ・ジェットスター)も6月中に復活しています。



Q 八重山の高速船・空港連絡バスは?

 八重山各島を結ぶ高速船は、7月以降はかなり回復しますが、それでも例年と比べ減便となっていますので注意してください。

 特に、竹富航路はほぼ半減。西表大原航路、小浜島航路も大幅減便となっています。

 これは、団体客の減少を見込んだものと思われます。その一方、元々観光客の少ない黒島航路は、例年夏期間に増便される1便が今年は増便されないといった程度に止まっています。


 空港連絡バスに関しては、現時点では、東運輸は、市街地経由でターミナルまで行く4系統は平常どおり、ホテルを経由する10系統の一部が運休、カリー観光は、大幅減便という状況です。

 ただ、バス2社は、ホームページで事前予告してくれないので、7月以降の復活の可能性はあると思います。


(安栄観光HPより)


Q ホテル・ショップ・食堂などは?

 ある程度以上の規模のホテル等は、ほぼ通常営業しています。ただ、館内施設やレストランなどがまだフル稼働していない所はあるようです。
 
 個人経営の宿、飲食店、マリンショップなどは、まだ一部お休み所もあるようです。
 ただ、これらは、感染症対策で休みというよりは、お客さんが来ないからとか、その他個人的事情によるものが多く、把握仕切れません。

 総じて言えば、特定の宿・店にこだわらなければ、観光には差し支えないレベルに戻っていると思います。



Q 価格的には高いの安いの?

 正直に言えば、こんな時だから安く行けないかな、なんて思ってしまいますよね。

 オリンピックが延期になり、外国人観光客も激減している中では、コロナの影響でツアー代金が却って高くなるということは考えにくいと思います。
 
 ネット販売するツアー、ネット予約のできるホテルなどは、今後の予約状況次第では、お得なプランが出てくる可能性の方があると思います。

 面倒でも、こまめにチェックするといいことがあるかも知れません。

 個人経営のところは、価格はあまり変わりません。ですが、心情的にはむしろそういうところを応援したいと、個人的には思っています。
 まあ、そこはどう割り切るかの問題ですが。


 また、何かと悪評高い政府のGO TOキャンペーンですが、上手く使えば価格的に有利だと思います。ちゃんと実施されれば、ですが。




Q 海外に行けない人が殺到して却って混雑するのでは?

 そんな風に言われることもありますが、一部の関係者の期待値込みの話で、今のところそういった傾向は見られません。
 むしろ、現時点では出足は鈍く、お盆の真っ只中でも、航空券の空席が沢山ある状態です。

 確かに、「ハワイには行けないから沖縄に行こう」と考える人もいるかも知れませんが、それ以上に、「今年は近場で」と考える人が多くなるような気がします。



Q 特に気をつけるべきことは?

 日常生活と同じですが、熱中症には気をつけてください。向こうでもマスクを着用する場面が、今しばらくは続きそうです。
 積極的な水分補給や適度の休憩が必要です。
 
 また、例年以上に体調管理が重要です。
 せっかく予定した沖縄旅行なのだから、熱があっても這ってでも行く!なんて、♪24時間働けますか~ 的なビジネスマンみたいなことは言わないでくださいね。
 
 参考:コロナ症状チェックリスト(%は発生頻度)

 発熱…64%
 副鼻腔痛…50%
 咳…46%
 嗅覚障害…44%
 痰…32%

(Yahoo!ニュース| 聖路加国際病院坂本史衣氏より)  



Q 本当は歓迎されないのでは?

 そこですよね~ 一番気になるのは。
 今回のコロナ騒動で、図らずも、今まで隠れていたものが表に吹き出しました。

 もともと、観光に依拠しないで生活している人にとっては、観光客は来てくれなくて構わない存在だし、ましてこんな時には、というのが本音でしょう。
 一方、観光業に直接・間接に関わっている人にとっては、死活問題ですから、何が何でも観光客に来て欲しいとなるわけで、地域によっては、島人の間で微妙な空気が流れているやに聞いています。

 ただ、我々としては、現時点での常識的なマナーを守る以外には、特別に気を遣う必要はないし、反対に、行ってあげる、お金を使ってあげるという姿勢でもなく、堂々と、普通に楽しめばいいと思います。

 



          石垣島編    宮古島編   八重山編



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2020年6月23日火曜日

夏雲のある沖縄の風景 雲多めだけれど




 沖縄で見た夏の雲。

 夏の雲といっても、入道雲(積乱雲)だけではありません。というか、あまり科学的ではないけれども、夏の沖縄でよく見かける雲のある風景、いや、雲が目立ちすぎる風景です。



 黒島でシュノーケリング中、顔を上げると目の前に大きな雲。
 でも雲は白いし、まだ遠くにある。こういうときは、余裕で「あ~夏!」みたいな気分に浸れます。




 一方、こちらは、サトウキビ畑の向こうから迫る迫力の夏雲。
 歩いていたり、自転車に乗っている時にこういうのに来られると、ちょっとビビリます。小浜島にて。 




 濡れた砂浜に映る雲。伊良部島の渡口の浜です。
 砂浜が太陽に直接照らされていると、こんな風に綺麗に映ることはありません。晴れていて、かつ、雲が多い日の、干潮時間帯のみの光景です。




 もっと雲多過ぎ。これでも、曇りではなく晴れなのは、雲がもの凄く低いところにあるからでしょう。
 これは、海に囲まれている上、山がない宮古島周辺ならではの光景。下地島にて。




 こういうのが、ちょうどいい感じですね。青空で、雲の形自体に特徴もあるし。波照間島の集落にて。




 ポカンと浮かぶ雲。
 石垣島からの高速船で移動中。本当にこれひとつポカン。




 素人目には、入道雲っぽいけど、こんな低いところにあるはずはない、モクモクな雲。
 飛行機の機窓ならではの眺めです。渡嘉敷島上空です。




 沖縄の夏雲というテーマは、過去にも何度か取り上げました。

 いい感じで雲があると、絵になりやすいし、海や青空をも引き立てます。

 雲だから、都会でも沖縄離島でも変わらないはずですが、それでも、沖縄で雲が映えるのは、空気が澄んでいるからでしょう。
 逆に、雲ひとつない快晴、といった天気は、沖縄ではなかなかありません。

 やはり沖縄には、夏の雲が似合います。
 

 これは、間違いなく入道雲でしょう。最南端波照間島の夏です。




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