2025年7月3日木曜日

外国人だらけの那覇はもはや ”ニセコ” なのか

 


 外国人が多いなんて今さらニュースにもならない話ですが、それにしても外国人が多かったのが、那覇空港とその周辺です。


 マジで日本語を話している観光客が少ないんですよ。この時期修学旅行生の団体もいるのですが、その存在が目立たないのです。

 空港も、ゆいレール車内も、国際通りも松山周辺までも。目立つのは外国人ばかりです。

 


 今やオーバーツーリズムの代表格みたいな北海道のニセコ。

 ニセコに外国人が増え出したのは15年くらい前でした。リゾートホテルが次々に外資に売却されました。

 でも、10年前くらいまでは、値段は安かったのです。

 リゾートホテルに泊まる航空券の付いたツアーが、こちらが申し訳なく思うほど安かったのです。

 せめて、少しは北海道経済に貢献しようとか何とか言っちゃって、友達とビールを飲みまくっていました。笑


 今や、カツ丼が3000円・味噌ラーメンが2000円の世界になってしまいましたが、外国人が増える → 物価が上がる → 日本人は行かなくなる、という流れだと思います。


 あまり考えたくはありませんが、那覇が、沖縄がそんなことになったらどうしよう。




 那覇空港にて。
 好きで以前からよく食べていたゆし豆腐そば。今年の値段は遂に税込み1087円!

 レストランではなくフードコートです。これで千円超えなら、那覇空港で千円以下で食べられる食事はないかも。




 ゆいレールの1日乗車券も1000円に上がっていました。去年まではずっと800円で、消費税が10%になったときも値上げはなかったのに。 




 市内の飲食店の看板には「A5和牛」の文字が目立ちます。

 A5等級とは要するに、「商品となる牛肉がたくさん取れて、脂肪の色と質、牛肉の色や締まり、きめ細やかさに優れ、脂肪が多く細かい」ということです。
 必ずしも肉の旨さとは関係ないと言われていますが、値段は間違いなく高いです。

 ですが、今や那覇には「A5和牛」を食べたい人が沢山いるのでしょう。




 ちょうど路線価の発表がありました。

 沖縄県内の調査地点の平均は、6.3%と11年連続で上昇し、上昇率は東京都に次ぎ全国で2番目だそうです。

 県内で路線価が最も高いのは、那覇市久茂地3丁目(国際通り)で156万円(㎡)、去年に比べて4%上がっています。



 こんな風に、じわじわじわじわ物価が上がって、やがて那覇は日本人が寄りつかない観光地になってしまう、なんてことは絶対に避けて欲しいと思いませんか。





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2025年6月29日日曜日

宮古島前浜2025 海は綺麗だった

 


 「海は綺麗だった」というのは、少々毒のある言い方ですが。間違いなく海は綺麗です。宮古島の前浜です。

 
 近年、水上バイクがかっ飛んでいたり、女性の観光客にしつこい営業をする輩がいたり、クルーズ船の観光客がバス数十台に分乗して大挙して押し寄せたりと、残念なビーチになりつつあります。

 でも、人のまだあまりいない朝、といっても早朝ではなく9時頃に、昔のイメージのままの美しいビーチが佇んでいました。




 前浜港の桟橋です。ここは車両規制の効果が現れてスッキリしました。



 その桟橋の左側、南東方向です。同じく綺麗な海が続きます。この辺りは、時間帯によっては業者がひしめいていますが、この時は無人でした。



 桟橋を挟んで遠方のビーチを望遠レンズで撮りました。海は綺麗ですが、正面のバナナボートなどは、ちょっと気になりますよねぇ。




 2022年には、この場所に「BEACH PAVILION MAEHAMA」なんていう施設がありました。

 建物は仮設でしたが、木を伐採し重機を入れて整地をしたのに、わずか1年ほどで跡形もなく消えてしまいました。


 どうなったのか、ググって見ても何も出てきません。一体何をしたかったのでしょうか。



 そして、やはりあった残念な光景。




 こちらは夕刻。西日に照らされて来間大橋がオレンジ色に輝いています。前浜港からの眺めです。

 こんなシーンにも遭遇できます。




 東洋一美しいと言われた宮古島の前浜。海は本当に綺麗です。




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2025年6月23日月曜日

竹富町と安栄観光・八重山観光フェリー

 



 最近、竹富町のHPにこんなお知らせが掲載され、ネットで話題になっています。でも一体何が問題なのでしょうか。

 


【町民の皆さまへ 旅客船の利用についてのお願い】

 石垣空港の国際線定期便が再開され、今後、観光客の入域数が大幅に増加することが見込まれています。

 それに伴い、島発着の船便が混雑し、特に土日や連休などは事前予約等で満席になるケースが増える可能性があります。

 竹富町では、町民の皆さまが通院・通学・買い物など、日常生活のために船を利用しており、多くの方が当日に乗船券を購入されています。

 しかしながら、観光客の予約が増える中で、当日に乗ろうとしても満席で乗れない事態が懸念されています。

 町では、町民の皆さまの大切な生活交通を確保するため、余裕を持った乗船券を購入していただくようお願いしております。




 竹富島、西表島、小浜島など竹富町の各島の住民は、生活のため、船に乗って石垣島に行かなければなりません。

 スーパーも、銀行も、高校も、大きな病院も石垣島にしかありません。竹富町役場ですら、石垣島にあるのです。

 石垣港と各島を結ぶ八重山航路は、竹富町民にとってまさしく生命線です。船が観光客で溢れて町民が乗れなくなったら大変なことになってしまいます。

 でも、そんな一大事なら、町として船を増便してくれとか、町民優先枠を設けてくれといった要望をするべきでは?と思いますよね。




 八重山航路は船ですから、もちろん定員があります。

 ただ、コロナ以前は便数も多く、また、並んでいる人が多ければ後続の便がでるなど融通が利いたので、通勤電車感覚で気軽に乗ることができました。

 予約のシステムは以前からありましたが、夏の波照間行きの朝1便のような人気便でなければ、町民はもちろん、一般の観光客でも、あらかじめ船を予約して乗るという発想はほとんどなかったと思います。


 それが近年、スマホで簡単に予約ができることになったことや、現金決済を嫌う外国人がネット予約に走るなど、あらかじめ予約をして船に乗る人が増えてきました。

 加えて、船会社も人手不足などで減便し、多客時の後続便も以前ほど柔軟に運航できなくなっています。


 上記の竹富町のお知らせでは、余裕を持った乗船券を購入していただくようお願いしております。」とあるのですが、「余裕を持った乗船券の購入」と言われても、何をすればいいのかよく分かりません。

 これは要するに、町として打つ手がないということでしょう。

 増便や町民優先枠の要請をしたけれど、聞いてもらえなかったのかも知れません。




 八重山航路を担うのは、安栄観光・八重山観光フェリーの2社で、いずれも民間会社です。

 沖縄本島と、慶良間諸島、粟国島、伊江島、伊平屋島などを結ぶ航路は、それぞれの島(村)が運営する公営です。
 
 町民の生命線である八重山航路が、民間会社によって運営されているのは、それだけ利用客が多いからでしょうが、これは竹富町の財政にとってはもの凄く有り難いことです。


 町にとっても、町民にとっても、安栄観光さまさま・八重山観光フェリーさまさまなはずです。
 行政の役割として、両社と緊密で良好な関係をキープすることが極めて重要だと思います。


 もしかしたら、訪問税の徴収を巡って両社との間にしこりができたのでしょうか。





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