宮古島、石垣島、八重山諸島と聞いて、高級ホテルが建ち並ぶビーチリゾートを思い浮かべる人が結構多いそうです。
最近は、そういう広告やステマ広告が多いですからね。
でも自分に言わせれば、宮古・八重山は、失礼ながら、リゾートホテル「も」ある田舎です。
そこに都会基準の癒しや刺激を求めても、なかなか難しい。
田舎である島には、島ならではの楽しみ方があるのです。
宮古・八重山の魅力はなんといっても海です。逆に、海以外の見るべき、遊ぶべきポイントがあまりありません。
例外は、西表島の川と竹富島の伝統集落くらいしか思い浮かびません。
ですから、眺めるにしろ、泳ぐにしろ、写真を撮るにしろ、SUPをするにしろ、ダイビングをするにしろ、海を満喫できれば、宮古・八重山旅は大成功ということになり、海で楽しめなければ、残念な旅でしたいうことになるのです。
宮古・八重山には、文化財も、温泉もほとんどなく、グルメを探求したくてもここならではという名産品もあまりありませんが、そんなハンディキャップをはるかに上回る魅力が海なのです。
海を楽しむことこそ、宮古・八重山旅の醍醐味であって、いかに海を楽しむかいう点を基準に旅の計画を立てるべきです。
宮古・八重山の海にはいくつか特徴があります。
一つは、何といってもその美しさです。コーラルブルーなどと言われる独特の海の色は、南国ならではのものです。
これは、海の透明度とは関係ありません。美しさの秘密は砂です。
サンゴ由来の白砂は、それ自体美しい砂浜を形成するだけでなく、海の底の白砂は、本来無色透明であるはずの海の水を、コーラルブルー、エメラルドグリーンと言われるような鮮やかな緑色に輝かせるのです。
さらに、海中に発達した珊瑚礁は、熱帯のカラフルな魚たちを引き寄せます。
宮古・八重山の海は、広大な珊瑚礁に囲まれ、そこから無尽蔵に供給される白砂は、絶景ビーチを形成するのです。
二つ目は、アクセスのしやすさです。
宮古・八重山では、西表島のジャングルなど少数の例外を除けば、絶景ビーチに車で簡単に行くことができます。狭い道を長時間走ることも、山道を歩くこともありません
石垣島・宮古島では、空港でレンタカーを借りればほとんどの場所に30分以内で到着します。
八重山の島ならば、港に着いてから自転車で、頑張れば歩いてでも行けるビーチがいくつもあるのです。
その反面、17END(下地島)、渡口の浜(伊良部島)、砂山ビーチ(宮古島)、川平湾(石垣島)、コンドイ浜(竹富島)、西の浜(黒島)、イダの浜(西表島)など、各島を代表するような絶景ビーチには、ビーチサイドのリゾートホテルはないのです。
ビーチサイドホテルは数あれど、宮古島の前浜にある老舗ホテルを除けば、もっと綺麗な海が別の場所にあったりするのです。
あと一つは、自然である海と人工物が一体となった絶景があるということです。
伊良部大橋のように美しい海に架かる橋だったり、下地島空港のように美しい海に隣接する滑走路だったり、島人の生活に欠かせないインフラが美しい海と共存しています。
竹富島の東港とか、黒島の黒島港、波照間島の波照間港などでは、船から降りた瞬間、いきなり絶景がお出迎えしてくれるのです。
その一方、海=自然相手なので、天候には勝てません。宮古・八重山では天気が悪いとほとんどやることがなくなってしまいます。
このことは別記事で詳しく触れているので、そちらも読んでいただきたいのですが、ネットでググると雨の日の楽しみ方を解説するページや動画がゴマンと出てくるのです。
でも、いくら盛ったところで、それらは晴れた海の代用品に過ぎません。沖縄旅行のベテランに聞くと、雨の日は昼寝をするとか、昼からビールを飲むなんていう達観している人達が多いのです。
これも別記事で詳しく触れましたが、沖縄とは、冬を中心に年の半分は冴えない天気が続き、晴れる可能性の高い夏シーズンは、同時に台風シーズンでもあるという、結構面倒な場所なのです。
だからこそ、最高に美しい海に巡り会えたらその虜になってしまい、再びそれを求めて何度でも島に通い続ける人が多いのだと思います。
醍醐味とは、元は仏教用語で、最上で真実の教えのことですが、転じて、物事の本当のおもしろさ、深い味わさといった意味で使われます。
オシャレなカフェも、人が並ぶそば屋も、オリジナルグッズを売る店も、ホテルのプールやジャグジーも、リラクゼーションの店も、あれば楽しいと思いますが、これらは都会にもありますよね。
むしろ、都会の店の方がレベルが高かったりしませんか。
でも、コーラルブルーの美しい海はここ以外には存在しません。オンリーワンなのです。
オンリーワンを求めて行くのが、宮古・八重山の旅の醍醐味です。醍醐味を外して本末転倒になってしまうのは、もったいないと思います。
あまり欲張らず、でも、海だけは欲張って島旅に出てください。万一天候に嫌われても、また次を目指しましょう。
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