2025年5月30日金曜日

夜の石垣港お散歩




 酔い覚まし?腹ごなし? まあどっちでもいいのですけれど、夕食後、真っ直ぐホテルに戻らず、 夜の石垣港界隈を散策してみました。

 風に吹かれて。8時を回る頃にはもうほとんど人がいません。


 手前にあるのは、安栄観光の船です。離島ターミナルから少し離れた所に停泊しています。
 


 水面に映るホテルの灯り。



 人気のない夜の桟橋。文字どおりの静寂。



 と思ったら、何故か人が歩いている。

 これは、竹富島の「星のや竹富島」の従業員です。ホテル周辺には従業員宿舎がなく、チャーター船で石垣島から通勤しているのです。



 夜の離島ターミナル。

 既に施錠されて立ち入ることはできませんが、煌々と灯りが点いています。よく見ると人影も。
 残業でしょうか。お疲れ様です。



 店の灯りに浮かび上がった椰子の木もいい感じでした。




 風に吹かれて♪

 というか、海なので本当に風が強いのですが、日中の暑さが収まった心地よい風です。

 
 昼間の喧噪が嘘のように寝静まった夜の石垣港。夜景というほど綺麗なわけではありませんが、ちょっといい感じです。

 せっかくだから、少しブラブラ歩いてみませんか。

 

 下の写真は、ちょっと面白いなと思って撮ったのですが、フラッシュを使いました。こんなに明るく見えているわけではありません。




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2025年5月25日日曜日

求む! 沖縄の夏空

 


 沖縄がようやく梅雨入りしました。5月22日のことです。

 例年よりも12日遅く、九州南部よりも遅い梅雨入りでした。

 4月に石垣島に行ったときは雨で、もう梅雨入りしたかと思ったのに、あの時の前線と雨は何だったんだ。


 
 どうも最近ツイていない。昨年9月は台風、10月は雨、今年4月も雨と、しばらく沖縄で青空を見ていない。

 早く沖縄の夏を見たい! 求む青い空。白い雲。コーラルブルーの海!



 地味に綺麗な海。この青空があってこそ。


 人気のない海。でも、ジリジリと太陽に照らされます。



 パラグライダー。
 こんな所でやって欲しくはないけど、この天気で見下ろす海は素敵だろうなと。



 早朝のビーチ。青空に虹。


 うーじ畑にも虹。


 青空だけでも十分魅力的です。



 「雨でも楽しめます」なんて言ってみたところで、所詮戯れ言。晴れてギンギンの太陽があってこその沖縄です。

 
 毎年、何度も行っている沖縄ですが、やはりこの眺めは格別です。そして、しばらくこれを見ないと禁断症状が出てしまいます。沖縄依存症。笑
 



 そういえば、今日まで台風はまだ一つも発生していないんですよね。






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2025年5月19日月曜日

宮古島のフジレンタカーが廃業しちゃった

 

 宮古島がバブルなんていわれる遙か前からあった、ゆる~いレンタカー屋、フジレンタカー宮古島店が、残念なことに今年1月に廃業していました。




 フジレンタカーというのは、那覇に本社があるレンタカー会社で、沖縄本島と宮古島・石垣島に営業所がありました。

 といっても、各営業所はフランチャイズ方式なので、資本関係はありません。


 フジレンタカー宮古島店の特徴は、何といってもその安さ。軽自動車が夏シーズンでも24時間4000円。しかも免責込み。
 オフシーズンは、それが2960円まで下がります。


 値段が安いだけではなく、これまで様々なエピソード、ブログネタも提供していただきました。笑

 以前の記事では「Fレンタカー」なんて書いていましたが、今回は、本名?で書かせてもらいました。


 初めて借りたのは、もう20年以上前の平成14年(2002年)でした。

 車を借りて、営業所に返して、その後空港に送ってくれるものだと思ったていたら、「帰りは、空港の駐車場の空いてるところに駐めて、どの辺に駐めたか電話ちょうだい。ドアは施錠せず、キーはダッシュボードに入れておいてね。じゃあ気をつけて行ってらっしゃい。」

 「はぁ~」としか言いようがなかった。

 実は、この”スーパー返車システム”は、当時は宮古島でも石垣島でも結構あったのですが、自分はこのとき初めて経験し、ぶっ飛びました。


 空港に着いたのに、お向かえがいないということも数回に1回の割合であります。
 忙しくて送迎が間に合わないから常連客は後回し、ということもあったようですが、その挙動から「マジで忘れてただろ~」ということも。


 宮古空港に向かえに来てもらったとき、空港にたまたま知り合いがいて、「一緒に乗っていく?」みたいなことがありました。

 それは構わないのですが、そのとき車は宮古空港の横断歩道上。そこに車を駐めて知り合いを乗せようとしたところ、背後からパトカーに警告されるし。

 関係ないこっちがハラハラしましたよ。




 フジレンタカーは、自動車整備工場が本業でした。中古車を仕入れ、自社で整備して安く貸すのがビジネスモデルでした。

 そのため、値段は安いけれど、10年くらい前には新車だったような車が多く、中には、ドアを開けるのにコツがいる車とか、エアコンが爆音を響かせる車とか、スマホをくっつけたのかと思うような、小さなカーナビしかなかった車もありましたっけ。


 他の車は全部出払っていたので、貨物用のバンを借りたことがあります。



 30年振りくらいに乗ったパワーウインドウなしの車。当然カーナビはありません。




 一方で、台風で思わぬ予定変更があっても、いつも気持ち良く受けてくれました。到着便が遅れて空港で長時間待たせてしまったことも。

 どんな時でも、何事もなかったかのように「はいは~い」と対応してくれました。台風の時など、こっちはバタバタなので、このゆるさは本当に有り難かったです。


 3年前、半導体不足のため、全国で新車の納入が遅れるという騒ぎがありました。

 沖縄のレンタカー業界も、その余波を受けてレンタカー不足し、値段が相当上がりました。
 それに乗じて、普通車が24時間数万円というぼったくり業者も次々と出現しました。

 さすがに、Tヨタなど全国チェーンの大手はそんなことはしませんでしたが、それでも5割程度の値上げをしています。

 そんな中、元々安いフジレンタカーは1円も値上げしなかったのです。





 レンタカー担当は、A子さんという女性。有り体に言うと、これぞ「ザ・沖縄のおばちゃん」という人でした。
 まあ、言うなればこの人がフジレンタカーのゆるさの元凶、いや、源です。


 若い人を雇っても、次から次に辞めてしまうのが長年の悩みだと言っていました。

 あるとき、新潟県から移住した若い女性を雇ったところ、マジメに一生懸命働くので今度こそ定着するかと思いきや、

 「それがね~ こっちで彼氏が出来て妊娠しちゃって、そうしたら彼氏がとんずらして、彼女は一人で子供を産むと言って実家に帰っちゃって。もう若い子は何考えてるか分かんないよ。」

 いやいや、そんな話しオレが聞いちゃっていいんですか。


 なんてこともあったのですが、数年前からは、Yすださんという若い男性が定着し、A子さんもホッと一息だったはず。


 ところが、開業時からずっと頑張ってきたA子さんが、3年前に突然辞めてしまいました。Yすださんによれば、何の引き継ぎもなく本当に突然だったそうです。

 一人残されたYすださんは、孤軍奮闘していましたが、昨年8月、「もうレンタカーは辞めるかも知れません。社長に言われているんです。」なんて寂しい話をしていました。

 気になっていたので、夏シーズンを前に聞いてみたら、本当に辞めちゃったとのこと。



 本業の自動車整備工場に加え、近年は不動産貸し付けも好調で、競業者が多くコスパの悪いレンタカー事業からは手を引いたようです。

 経営者の判断としては妥当だったのかも知れませんが、ユーザー、というか一沖縄好きとしては何とも寂しい限りです。


 もう、A子さんともYすださんとも会うことはないのでしょうか。





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2025年5月15日木曜日

沖縄で出会ったファンタスティックな人達 Ⅲ

 


 場所は・・・伏せておきます。

 宮古島か周辺離島の何処かとだけ書いておきます。理由は後ほどお話します。

 今回のファンタスティックな人は、民宿のオーナー。「おとうさん」です。




 「おとうさん」は、地元の名士。元は偉い人でした。そこをご理解いただかないと、ファンタスティックさが伝わらないのです。


 「おとうさん」は、元沖縄県庁の職員でした。総務課長を経て、最後は民営化前の下地島空港管理事務所の所長を勤めたそうです。


 一般に、都会と違い地方では、社会・経済において行政の占める割合が大きいのですが、特に沖縄県では、離島を含む広大なエリアを抱えている上、基地問題やそれに起因する国との特殊な関係などから、県庁の存在は一際大きいものがあります。


 総務課というと、縁の下の力持ち、雑用係りのイメージをもたれがちですが、役所の総務課とは、国や他自治体、議会などとの総合調整を担う重要なポジションであって、言ってみれば、行政の屋台骨。

 沖縄県の総務課長ともなれば、広範な調整業務を担い、重責を負う重要ポストです。

 下地島空港管理事務所長のポストは、「最後は地元で」と希望したそうですが、そうした希望を聞いてもらえるのは、トップクラスの管理職だけです。


 そういう役職を経験した人ですから、それも当時だったら、定年退職後も好条件での再就職、有り体に言えば天下り先が用意されていたはずですが、なんと、それを辞退して、民宿を始めたというのです。

 「おとうさん」曰く。「天下りをして、退職金の二重取りをするような生き方は、オレの性に合わないんだ」と。

 かっけー!




 もっとも宿の常連さんの解説によれば、民宿を始めたのは、退職後も若い人と毎日一緒に飲めるからだとか。

 思わず納得しそうになりましたが、それであってもファンタスティックだと思うのです。


 天下り先は、まあ、全てではないでしょうが、役所の補助金で運営されている団体や、役所との人脈を切らさないために退職者を受け入れる民間企業が多いのです。

 なので、報酬の割に責任の軽い名誉職的なポストが用意され、しかもこの頃は、天下り先を退職する際に、再び退職金がもらえるのが当たり前でした。


 それを断ったのです。

 民宿の「おとうさん」になって、毎日お客さんと一緒に食事をして一緒に飲むという生活を選択したのですから、これはとてもイケてるじゃないですか。


 だからという訳ではないでしょうが、宿の常連さんも、いつも夕食前から食堂に集まって楽しそうに飲んでいました。

 
 建物はなかなかユニークで、客室部分と食堂の間に謎の土間があったり、2階の部屋には謎のベッドルームがあって、窓を開けると屋根の上だったり。

 居心地はいいのですが、ただ、あのちょっと、建築基準法的に・・・でして。

 ま、そんな訳で場所は書きにくいですねぇ。


 民宿なのに、生ビールサーバーがあるのです。

 10リットルの樽を1万円で仕入れ、それを500ミリリットルのグラス1杯500円で売るから、もうけは泡の分しかない、なんてドヤ顔で語っていました。




 自分が最後に泊まったのは、もう10年くらい前になってしまいました。

 その時は10月の連休だったのに、何故か客は自分一人。

 「おとうさん」に連れられて、島の寄り合いに参加し、ビールでの「おとーり」という恐るべきイベントに付き合わされたりしました。


 その後理由は分かりませんが、休業で電話も繋がらない時期があり、復活したという話を聞いたので、また泊まりに行こうかと思っていた矢先、コロナ時代に突入。結局そのままになってしまいました。


 今、ネットでググってみても、口コミを含め情報はコロナ前のものばかり。Googleマップによれば、建物はまだあるようなのですが。



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2025年5月11日日曜日

石垣島が雨なら雨の写真を




 石垣島にて。

 「今にも泣き出しそうな空」とはこんな空なんだなぁと、文学的思索に耽っていたら・・・




 本当に泣き出しちゃって、こっちも泣!




 宮古島にしろ、八重山にしろ、雨に降られたら、することは花の写真を撮ること一択。そんなわけで今回も、雨に濡れた花の写真を撮りまくりました。



 極小のカタツムリが、雨の中花の蜜を吸っているみたいに見えます。奴らは普段何処にいて、どうやってここまで来たのでしょうか。



 シジミチョウも。雨の日の蝶々ってあまり見かけませんが、羽が濡れちゃっても大丈夫なのかな。



 百合の花。季節感の乏しい沖縄にあって、この花は初夏の時期にだけ咲きます。雨が似合う花でもあります。



 定番のハイビスカスですが、雨に濡れていじけちゃったみたい。



 赤いのはデイゴの花びら。雨に濡れて一際鮮やかでした。



 デイゴの木はこんな感じ。4月下旬でしたが、今年は花の咲くのが遅かったようです。




 雨に降られてしまった場合、石垣島では、宮古島も同様ですが、何もすることがありません。
 当ブログでは、ずっとそう言い続けてきました。


 今回、改めてネット調べてみたのですが、雨の石垣島で出来ることがてんこ盛りで紹介されています。

 しかし、そのおよそ3分の1が、泳ぐ、カヌーをする、SUPをするといったもの。どうせ濡れるんだから天気は関係ないという趣旨ですが、本当にそれで楽しいのでしょうか。


 残り3分の2は、施設見学やシーサー造りなどの体験系。

 例えば宮良殿地(みやらどぅんち)。琉球王国時代の士族の邸宅で、国の重要文化財ですが、 駐車場もなく、どこかに車を駐めて傘を挿して歩いて行かなければなりません。
 その割に小さな施設なので5分もあれば見学完了。

 本当に自信を持って、雨の日の過ごし方としてお勧め出来ますか?

 粘土をこねてシーサー(もどき)を造って、本当に楽しいと思う人は何人いるのでしょうか?


 何だか腹が立ってきたので、1日花を求めて車で島内を彷徨いました。笑 





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2025年5月7日水曜日

石垣島が曇りなら曇りなりの写真を

 



 先日の石垣島。朝起きて外を眺めたら、これぞ「ザ・曇り」という天気。



 それでもめげずにカメラを抱えて島を一周しました。



 ここは、川平湾の対岸です。干潮の砂浜に1本だけぽつんとマングローブの木が生えていました。


 
 微妙な色合いの川平湾。川平公園とは反対側からの眺めです。




 吹通川河口です。

 晴天時とは違った、マングローブ林の荘厳さ、というと大袈裟ですが、静けさみたいなものが表現できているでしょうか。




 シオマネキは、炎天下よりむしろこういう天気の方が、動きが活発になるようです。




 白保の集落です。

 この奥には御獄がありますが、御獄自体を撮るのは失礼に当たるので、鳥居だけを浮かび上がらせました。

 これは、光の廻りにくい曇天で却って良かったかも知れません。



 おまけに、イケメンヤギのポートレート。




 晴れでなければ、眺めても写真を撮っても今イチ、いや、今二今サンなのが沖縄離島の風景です。

 曇りの日にはそれなりの風情がある、とか言ってみたところで、しょせん負け惜しみ。晴れたらもっとテンションが上がることは間違いありません。


 それでも、敢えて曇りの日ならではの写真、晴れた日の代用品ではない写真を撮り、しかもそれが独りよがりではなく、見る人に共感してもらえるかどうかは、難しいチャレンジです。





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2025年5月2日金曜日

沖縄離島のオーバーツーリズム問題を考える Ⅲ

 

 先日石垣島に行きました。

 そして、前回記事でも紹介した、石垣牛ランチの5千円、1万円などという看板を見るにつけ、沖縄離島でも「ニセコ化」が進行しているのではないかと心配になったのです。





 そもそも、オーバーツーリズムは何故発生するのでしょうか。

 まず、インバウンドを主力とする観光客の急増です。観光地の受け入れ能力の限界を超えた観光客が押し寄せるのです。

 そうすると、インフラや規制の不備も顕在化します。

 急激な観光客増加に対応できる交通網が整っていなかったり、それまでは規制をかけずとも保たれていた秩序が崩壊します。

 さらに、経済依存がこれに拍車をかけます。観光収入を重視するあまり、弊害を顧みず観光客を次から次に受け入れようとするのです。

 結果として、自然、文化、生活環境が破壊される、これがオーバーツーリズムです。


 
 それが分かっているのに、何故阻止できないのでしょうか。それは、インバウンドの増加で潤う人達がいるからです。

 それどころか、国もほとんどの自治体も、インバウンドは大歓迎。オーバーツーリズムになっちゃ困るけど、対症療法くらいしかできませんという立場です。

 端的に言えば、外国人には日本で沢山金を使って欲しい、自然や文化や生活環境が破壊されないよう、一応ピンポイントでの対策は考えましょう、ということなのです。


 しかし、思うとおりに事が運ばないのは、他の観光地の例を見ても明らかです。

 観光客にたっぷり金を落としてもらいつつ、自然も文化も生活も守る。それはガラス細工を造るが如く、高度な技術を要する精緻な作業です。





 バブルと言われる宮古島市。コロナ直前の2019年、RBCニュース次のように報じていました。

 「一見、経済は潤っているように見えますが、市民に実感はありません」「家賃や物価の高騰でも給与は上がっておらず」「住民が置いてきぼりの現状に頭を抱えています」

 それに対しては、

 「観光業はトータル産業。自分に直に関係あるないよりも、回り回って自分のところにくる」と宮古島市副市長


 あれから6年。回り回って宮古島市民は皆豊かになったでしょうか。沖縄で一番土地が値上がりし、家賃も上がったのではなかったですか。




 オーバーツーリズムに賛成という人はいないと思いますが、インバウンド需要で儲かるならば、先のことは気にしない、構わないという発想の人はいるでしょう。


 果たしてそれでいいのか。島に住んでいる人は、選挙権を行使することで、意思表示をすることが可能です。

 特に若い人は、ニセコや京都が今どのような状況になっているのかをよく見て、自分達の島の将来を真剣に考えていただきたいと思います。

 

 では、選挙権のない我々島外の人間は、声を上げることはできないでしょうか。必ずしもそうではないと思います。
 



 石垣島のサザンゲートブリッジは、2019年から夜間ライトアップを行っていましたが、いつの間にか終わっていました。

 これには、内閣府の離島活性化推進事業として、事業費7600万円のうちの8割に国費が投入されています(八重山日報)。

 約6千万円もの金を使ったおかげで石垣島が活性化したか否か、一納税者として監視し声を上げる権利はあると思います。


 国費を使ったほかの事業が、宮古・八重山のオーバーツーリズムに繋がらないかについても、同様です。





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