2025年2月3日月曜日

宮古・八重山島旅ガイド 旅行費用を抑える方法

 

 宮古・八重山のリゾートホテルの広告を見たら意外と安い!そう思ってクリックすると、それはオフシーズンの平日4名1室の1人当たりの値段で、自分が行きたいときの値段はその3倍だった、なんてあるあるですよね。

 でも、そんな釣り広告に乗っからずに、リーズナブルに行くことは可能です。年に何回も行っている自分としては、向こうでやりたいことに特化して金を使うことで、旅行費用を捻出しています。

 航空券に関しては、前回記事でお伝えしたとおりですが、今回は、航空券を除く旅行費用を、どうしたら抑えることができるかというテーマです。 

 


 そうは言っても、旅先で徹底して節約に励むというのも、現実的ではないと思います。

 せっかく宮古・八重山まで行くのに、ストレスを感じる程の貧乏旅行は避けるべきです。
 個人差は当然あると思いますが、宮古・八重山、さらには沖縄旅行で、一般的で現実的な旅行費用の抑え方を提案します。



ホテルに金をかけない

 安宿に泊まって宿泊費を節約しようという話ではありません。リゾートホテルに泊まらなくてもいいんじゃね、ということです。

 宮古・八重山では、ホテルの立地がビーチサイドでなくても、周辺にもっと綺麗な海があります。プールがあっても、実際に泳ぐのはもっと綺麗な海でしょう。
 
 逆に言えば、ビーチサイドのリゾートホテルに泊まったところで、目の前の海より綺麗な海があればそこに行きますよね。

 アクティブに外で遊びたい人ならば、泊まる所は、そこそこ綺麗で最低限の設備が整っていれば、あまり不足は感じないと思います。 

 なお、前回記事で書いたダイナミックプライシングを利用する場合、あちらさんの都合で価格が決まるので、運が良ければコスパの良い掘り出しホテルが登場することもあります。


食べるものに金をかけない

 せっかく来たのだから、多少高くても旨いものを食べたいと思いがちですが、冷静に考えると、沖縄には高い金を出してでも食べたいものは、トロピカルフルーツくらいしか思い浮かびません。

 沖縄ならではの高い酒(泡盛の30年古酒とか)を飲みたいと思っても、まず見つからないでしょう。

 だったらそこは割り切って、普通の飲食をすればいいのです。そんな中で、B級グルメを開拓するのも楽しいと思います。(詳しくはこちら。)


 10年以上前なら、石垣牛が安く食べられる店なんかがありました。よそより安いか、よそより旨いなら是非食べてみたいと思いますが、同じなら、帰って来てから別の機会に食べに行ってもいいですよね。

 
レンタカーに金をかけない

 狭い車は嫌だ、トロイ車もちょっと、と思われる向きもあろうかと思いますが、宮古・八重山では、年季の入った軽自動車で十分なのです。

 レンタカーで走るとすれば、石垣島、西表島や宮古島周辺だと思うのですが、ここでは車は単なる移動手段です。ドライブを楽しむようなシーンは、伊良部大橋を渡るときなど僅かしかありません。

 狭い島内では、長時間連続して運転することもなく、高速道路を走行することも、峠を攻める的な走りをすることもありません。

 むしろ、小型車の方が、狭い道を走りやすい、狭い駐車場に駐めやすいといったメリットもあります。


土産に金をかけない

 旅行に行ったら、買い物することを楽しみにしている人も多いと思います。楽しいのなら我慢する必要はないですが、惰性でお土産を買うのはちょっと考えたら、という話です。

 オリオンビールTシャツや宮古島まもる君Tシャツは、帰ってからも着ることがありますか。
 泡盛は、内地で飲んでも本当に旨いですか。
 そのお菓子は、そこいらのコンビニで買えるスイーツよりも美味しいですか。
 置物や飾り物は、部屋のインテリアになりますか。

 土産物代は、あまり旅行費用として意識されにくいのですが、その割に出費が大きくなりがちです。土産物代も旅行費用と意識して、合理的な買い物をすることをお勧めします。


航空機の時間帯をずらす

 短い休暇を目一杯楽しみたい、だから、朝早くから行って最終日もなるべく向こうで過ごしたい、というのが一般的だと思いますが、皆がそう考えるため、航空会社も行きの午前便、帰りの午後便は価格を高目に設定しがちです。

 特に、ダイナミックプライシングではその傾向が顕著です。逆に、行きの午後便、帰りの午前便はリーズナブルな価格設定が行われることが多いのです。

 例えば、3泊4日で行くとして、初日と最終日はゆとりをもって移動し、その分2日目3日目は朝からガンガン遊ぶという選択肢もあっていいのでは。


航空マイルを貯めておく
 
 これは、何度も沖縄に行く上級者向けです。

 JAL・ANAの航空マイルを貯めておくと、急遽沖縄に行けることになった時に、本当に助かります。

 来週休暇が取れることになった。沖縄に行きたい、でも今から航空券を買うと片道ン万円、ど~しよう、なんてときです。


 今時は、何処で買い物しても「ポイントカード・アプリありますか」としつこく聞かれ、ポイントポイント合戦に嫌気が差している人も多いと思いますが、航空マイルは、乗った距離に応じて貯まるので、会員登録をしてネットで航空券を購入又は登録するだけ。しかも、航続距離の長い沖縄線は有利です。

 クレジットカードを作るなどの有料オプションを付けることで、さらに貯まりやすくなります。

 自分は、クレジットカード、それもJALカード、ANAカードを両方持っていて、セッセとマイルを貯めています。
 カード会費は、初期投資と割り切っています。




 では、実際のところどうなのか、自分の旅行費用をさらけ出しますので参考にみてください。こういうこともあろうかと、ブログ開始以来ずっとメモをとっていました。


 ここでお示しするのは、航空券代を除いた旅行費用の1日当たり額です。

 八重山 10,276円/日
 宮古島 13,846円/日

 でした。

 これは、直近10回の八重山旅行・宮古旅行の平均額を滞在日数で割り返したものです。したがって、宮古島3泊4日なら、平均して5万5千円程度ということになります。


 宮古島の方が高くなっている一番の理由はレンタカーです。宮古島では、空港到着直後から出発までレンタカーを借りるので、その分オンされます。ガソリン代もです。

 石垣島や西表島でレンタカーを借りることもありますが、終日借りることはありませんでした。
 また、定宿にしている黒島の民宿は、2食付きで自転車も貸してくれるため、この島に行くと昼食代とビール代(泡盛は宿のサービス)くらいしか金の使い道がないことも理由の一つです。

 一方、八重山には宮古島にないものとして、船代・バス代があります。


 この費用には、宿泊代や食事代はもちろん、自宅から羽田に向かう交通費など、航空券以外の旅行中の一切の費用を含みます。土産物代も含みます。

 すべて含めての平均額です。航空券とホテルをセットで購入したケースや、旅行支援で割引きがあったケースはここでは除外しました。




 これは、どちらかと言えば貧乏旅行の部類かもしれません。ほかの人はもっと金を使っているように見えます。でも、敢えて言わせてもらえれば、自分は十分満足しています。

 自分が宮古・八重山に行く一番の目的は、綺麗な風景をカメラに納めることですが、これに関しては、これ以上金をかけてもどうなるものでもありません。

 カメラを抱えてひたすら歩くしかないからです。

 食事に金をかけないといっても、値段で妥協している訳ではありません。
 コスパは考えますが、B級C級グルメを満喫しています。コンビニおにぎりで済ませることもありますが、それは時間がないとか、夜の宴会に備えて敢えて軽くしておくとか、そんな理由です。笑

 夜の部では、ビールと泡盛もそこそこそれなりに・・・です。安宿を選んで泊まっている訳でもありません。

 土産物はあまり買いませんが、6月~7月に行けば、マンゴーやパインは必ず買って帰ります。
 

 ダイビングをする人は無理でしょうが、こんな旅なら、往復航空券が4万円(格安ではないがまあまあの価格)だったとすれば、10万円あれば八重山なら4泊5日、宮古なら3泊4日でお釣りが来ます。

 運良く航空券が2万円程度で買えたならば、5万円ほどで八重山2泊3日が可能です。

 これは一人旅価格ですから、2人以上で行けば、レンタカー代などはスケールメリットで多少安くもなります。


 要は、向こうでしか楽しめないことに特化して金を使うということです。いかがでしょうか。





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2 件のコメント:

  1. こんばんは。昨今の高騰している旅行代金に島が遠くなり、ため息ばかりでしたが、視点を変えたら諦めなくてもいいかなと思えてきました。
    とても参考になりました。
    tyuraでした

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    1. お役に立てるといいのですが。
      いつもありがとうございます。

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